アシタバ

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アシタバ
Angelica keiskei leaves.jpg
アシタバ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: シシウド属 Angelica [1][2]
: アシタバ A. keiskei [3]
学名
Angelica keiskei (Miq.) Koidz. (1930) [3][4]
和名
アシタバ
アシタバの花序
AshitabaJI1.jpg
アシタバ(生)[5]
100 g (3.5 oz)あたりの栄養価
エネルギー 138 kJ (33 kcal)
炭水化物 6.7 g
- 食物繊維 5.6 g
脂肪 0.1 g
- 飽和脂肪酸 0 g
- 一価不飽和脂肪酸 0 g
- 多価不飽和脂肪酸 0 g
タンパク質 3.3 g
水分 88.6 g
ビタミンA相当量 440 μg (49%)
- βカロテン 5300 μg (49%)
ビタミンB1 0.10 mg (8%)
ビタミンB2 0.24 mg (16%)
ビタミンB3 1.4 mg (9%)
パントテン酸(ビタミンB5 0.92 mg (18%)
ビタミンB6 0.16 mg (12%)
ビタミンB12 (0) μg (0%)
ビタミンC 41 mg (49%)
ビタミンD (0) μg (0%)
ビタミンE 4.3 mg (29%)
ビタミンK 500 μg (476%)
カルシウム 65 mg (7%)
鉄分 1.0 mg (8%)
マグネシウム 26 mg (7%)
リン 65 mg (9%)
カリウム 540 mg (11%)
塩分 60 mg (3%)
亜鉛 0.6 mg (6%)
 %はアメリカにおける成人向けの
栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

アシタバ(明日葉、Angelica keiskei)はセリ科シシウド属植物日本原産で、房総半島から紀伊半島伊豆諸島の太平洋岸に自生する。伊豆諸島伊豆半島三浦半島および房総半島の個体は、古くから自生している個体であるが、紀伊半島の個体は近年紀伊大島に移植された株である。種小名は、明治時代の植物学者伊藤圭介1803年 - 1901年)への献名

別名八丈草(ハチジョウソウ)。明日草(あしたぐさ)。明日穂(あしたぼ)

形状及び性質[編集]

草丈1メートル前後に育つ。多年草であるが、2-3年で黄色の傘形花序をつけ、その後に扁平な楕円形果実をつける。開花結実すると枯れてしまう。にも色を保つが、寒さにやや弱い。は2回3出羽状複葉で、根生して大きく、鋸歯がある(写真参照)。を切ると淡い黄色の汁が出る。は地上部に比すると太く、旺盛に伸張する。

伊豆大島系と八丈島系の系統が存在しており、伊豆諸島でも島毎に多少形状が異なるとされる。茎の色で伊豆大島産のものを「赤茎」、八丈島産のものを「青茎」と呼ぶ。また、御蔵島産のものは他の島に比べ、茎が太いとされる。

野菜としてのアシタバ[編集]

葉と茎を食用にする。味に独特のクセがあるため、天ぷらやバター炒め、おひたし、マヨネーズ和え等、多少クセを殺す調理法がとられる。特に伊豆大島では、アシタバを椿油で揚げた天ぷらが名物料理になっている。

伊豆諸島では農協やスーパーの店頭で野菜として通年販売されている。また、伊豆諸島で土産品を開発する際は、取り敢えずアシタバの粉を混ぜてみるのが定法であり、いわゆる健康食品だけでなく、ケーキ蕎麦焼酎こんにゃくアイスクリーム、アシタバの根入りドリンク等が販売されている。伊豆諸島の属する東京都がアシタバ生産高全国第1位となっている。

その他の利用法[編集]

便秘防止や利尿・高血圧予防・強壮作用があるとされ、緑黄色野菜としてミネラルビタミンも豊富なことから、近年健康食品として人気が高まっている。特徴的な成分としては、カルコン類(キサントアンゲロール)やクマリン類を含み、これらは抗菌作用を持つ。中国でも薬用に用いられており、古くはの時代に編纂された薬草辞典にその名が見られる。また、枯れる前に掘り起したは薬用として朝鮮人参代用品に利用されている。収穫時期及び生育年数や系統により、含有している成分や構成比には差異がある。

雑知識[編集]

和名の由来は「夕べに葉を摘んでも明日には芽が出る」と形容される、強靭で発育が速いことから来ている。

なお、近縁種のハマウド (A. japonica) は、関東および中部地方以西の海岸に分布し、アシタバとよく似ているが茎を切ったときに出る汁の色が薄いので区別できる。ハマウドは有毒植物ではないが食用にはしない。

脚注[編集]

  1. ^ 米倉浩司 『高等植物分類表』 北隆館、2010年、重版。ISBN 978-4-8326-0838-2
  2. ^ 大場秀章(編著) 『植物分類表』 アボック社、2010年、第2刷。ISBN 978-4-900358-61-4
  3. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Angelica keiskei (Miq.) Koidz.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2012年8月4日閲覧。
  4. ^ Missouri Botanical Garden. “Angelica keiskei Koidz.”. Tropicos. 2012年8月4日閲覧。
  5. ^ 五訂増補日本食品標準成分表

関連項目[編集]

外部リンク[編集]