アオゾウ地帯

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アオゾウ地帯

アオゾウ地帯(Aouzou Strip) は、チャド北部、リビアとの国境地帯。幅100kmの細長い地区である。

リビアは、この地域に豊富なウラン鉱脈があるとして、1973年に侵攻した。これは当地域がオスマン帝国領民の移住地であることや1935年の批准はされなかったもののイタリアフランスの協定に基づくものであることも主張していた。1976年にはリビアへの併合も宣言している。

チャドはこれに反発し、両国の境界は1955年のフランスとリビアの協定に基づくものと主張した。1986年から1987年にかけてのトヨタ戦争時にチャド軍は攻勢を行い、リビア軍をほぼ撃退した。1987年に停戦となり、1994年国際司法裁判所の裁定により、この地域はチャド領とされた。これを受け、残存リビア勢力も国際連合アオゾウ帯監視団(UNSOG)の監視の下、リビアに撤退している。