アウガ

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アウガ
AUGA
AUGA.JPG
情報
用途 市場・店舗、図書館、男女共同参画センター
設計者 久米設計
施工 清水・東海・奥村・阿部重建設工事共同企業体
建築主 青森駅前再開発ビル(株)・青森市
事業主体 青森駅前再開発ビル(株)・青森市
管理運営 青森駅前再開発ビル(株)
構造形式 CFT・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造
敷地面積 9,686m2
建築面積 7,114m2
延床面積 54,505m2
階数 地上9階・地下1階・塔屋1階
着工 1999年9月
竣工 2001年1月
所在地 030-0801
青森県青森市新町1丁目3番7号
位置 北緯40度49分38.1秒
東経140度44分9.2秒
座標: 北緯40度49分38.1秒 東経140度44分9.2秒
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アウガ(AUGA)は、青森県青森市新町1丁目3番7号(青森駅東口前)に立地する地下1階、地上9階の複合施設である。正式名称は「Festival City AUGA(フェスティバルシティ・アウガ)」。再開発によって青森市などが中心となって建設された。

概要[編集]

2001年1月開業。青森市が、殺風景だった駅前の整備や空洞化した「新町商店街」に賑わいを取り戻すために、再開発の一環として建築した。地下1階が「アウガ・新鮮市場」、1階から4階までが商業施設、5階から6階が「青森市男女共同参画プラザ・カダール」、6階から9階が「青森市民図書館」(9階は書庫)となっている。

商業フロアには地下の「新鮮市場」、有名ファッションブランド、100円ショップなどが出店している。また、そのユニークな外観から青森駅前のランドマークにもなっている。正面はニワトリをイメージしている。

青森市の「コンパクトシティ」構想のモデルであり、路面電車を活用している富山市とともに全国的にコンパクトシティの先駆けとして印象づけている。

アウガの開発によって中心市街地への来客数が増加し、再開発の成功例とされているが、後述の債務問題や計画を大きく上回る赤字の発生など、経営の問題が深刻化している[1]新町も参照。

開業までの経緯[編集]

1977年、青森商工会議所が青森地域商業近代化実施計画を策定したことから始まる。1980年代後半にはダックシティ(現・さくら野百貨店)、その後西武百貨店がキーテナントとして開業する予定だったが、ダックシティの親会社であるマイカル(現・イオンリテール)は出店断念、西武百貨店は出店を辞退した。

商業エリアの主なテナント[編集]

2009年11月現在の出店状況。

地下1階
「新鮮市場」フロア。アウガが開発される前にあった「駅前市場(市場団地)」がそのまま地下に入ったような感じである(これが成功要因の一つとされる)。さらにレストラン街も開業した。
詳細情報は公式サイト「地階フロアガイド」を参照
  • レストラン エリアコンプレックスをはじめレストラン・食堂全6店舗
  • 鮮魚全40店舗
  • 塩干物・乾物・加工品全31店舗
  • 野菜・果物・惣菜全6店舗
  • 包装材・衣料品全4店舗
  • 酒店(酒) - 青森県内の地酒(豊盃など)が定価で購入できる。
1階
「CITY FASHION」フロア。女性向けファッションの店舗を中心に、カフェ・レストランなども出店している。
詳細情報は公式サイト「1階フロアガイド」を参照
2階
「CASUAL & BEAUTY」フロア。小物雑貨や靴下専門店、美容室、エステなどが出店している。
詳細情報は公式サイト「2階フロアガイド」を参照
3階
「ACTIVE FASHION」フロア。雑貨、古着ショップや、ネイルアートショップなどが出店している。
詳細情報は公式サイト「3階フロアガイド」を参照
4階
「KIDS & FAMILY & IT」フロア。ゲームセンターや100円ショップ、青森市情報プラザの「アイ・プラザ」、JTBトラベランド、レストランなどがある。AugA PRESTOは、2009年3月現在、新町商店街唯一のゲームセンターである。
詳細情報は公式サイト「4階フロアガイド」を参照
  • 100円ショップシルク(100円ショップ)
  • AugA PRESTO(ファミリーアミューズメント)
  • アイ・プラザ(青森市情報プラザ)

名前の由来[編集]

Attraction(引きつける力)、Upbeat(上昇、陽気)、Gusto(心からの喜び)、Amusement(娯楽、楽しみ)の四つの英単語の頭文字からつけられ「いつも笑顔と喜びにあふれ、多くの人びとが引きつけられる魅力的な場所」をイメージしている。

また、日本語の「会う(Au)、うれしい(Uresii)、げんき(Genki)、あたたかい(Atatakai)」の頭文字や、津軽弁の「会うが」(標準語で「会おうよ」)も含まれている。

「カダール」の由来[編集]

青森市ホームページから引用、加筆

市民からの公募で決定。津軽弁の「仲間になる」という意味の「かだる」と、共に語り合うという意味が込められており、男女が共に参画し、語り合う場である「男女共同参画プラザ」の目的をわかりやすく表した親しみのもてる名称である。

周辺[編集]

CM[編集]

「アウガのバーゲン、アウガのバーゲン・・・」のフレーズが、青森県内のCMで流れる。

イメージキャラクターは、ネコの「ニャン」。手書き風のタッチで、癒し系のキャラクターである。CM内では、何度も声優が変わっている。

その他[編集]

  • 5階の「インナーパーク」と呼ばれるガラス張りの広場には水車時計が設置されており、そこの周りにあるテーブルでは、青森駅に発着する列車を待つ学生や休憩する人が多い。また、待ち合わせ場所としてもよく利用され、デートスポットにもなっている。
  • 正面入口の前には噴水のモニュメントがあり、そこも待ち合わせ場所としてよく利用される。冬期は凍結防止のため、水が止められている。
  • 2010年4月1日、エレベーター口付近の青森駅方面車線に青森市営バスの「アウガ前」停留所が設けられた。

経営状況[編集]

2008年5月、アウガを運営する第三セクターの「青森駅前再開発ビル」が多額の債務をかかえ厳しい状況に陥っていることが判明した。店舗の売り上げが予想に反して伸びなかったのが原因で、筆頭株主である青森市は23億円ある債務を8億円で買い取る案を金融機関に提示。当初金融機関は事実上の債権放棄になるため難色を示していたが、最終的には買い取り案を受け入れた。

2012年度上半期(4月-9月)は通常ベースで初の黒字(525万円)を計上した[2]が、2013年度上半期は1501万円の赤字となった[3]

脚注[編集]

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  1. ^ 再建進まず抜本改革も/アウガ”. 東奥日報 (2010年12月31日). 2010年12月31日閲覧。
  2. ^ 青森「アウガ」上半期で初の黒字47NEWS 2012年10月23日 東奥日報
  3. ^ 駅前商業施設「アウガ」赤字転落1500万円…青森読売新聞 2013年11月21日

関連項目[編集]

  • AOSSA(アオッサ) - アウガ開業から6年後の2007年に開業した福井駅前の再開発ビル。アウガをモデルに開発されており、名前の由来(「アオッサ=会おっさ」も福井弁で「会おうよ」の意味)、商業施設と公共施設が一体になった構造など共通点が多い。
  • ラジオシティアウガ-エフエム青森2013年開始のラジオ番組。月曜から木曜にかけてはアウガのサテライトスタジオから公開生放送をする(祝日に当たる場合は放送休止)。

外部リンク[編集]