アインハンダー

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アインハンダー
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 プレイステーション[PS]
開発元 スクウェア
発売元 スクウェア
人数 1人
メディア CD-ROM1枚
発売日 1997年11月20日
価格 6,090円(税込)
  

アインハンダー』(Einhänder) は1997年11月20日スクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売された横スクロールシューティングゲーム

ファイナルファンタジー以降は主にロールプレイングゲームを数多く手がけて来た関係上、このジャンルにおける数少ないスクウェア製の完全なオリジナルシューティングである[1]

開発担当はスクウェア大阪でコナミからの移籍スタッフ(同社の本社東京移転に反発して離れたメンバー)が中心になって制作された。また本作発表の数ヶ月前にスクウェアから『ザウバー』というプレイステーション用STGが発表され、ゲーム雑誌にスクリーンショットも掲載されていたが、こちらは本作と入れ替わるように発売中止となっている。

作品名の『アインハンダー』はドイツ語で「一本腕」を意味しており、その名前は機体の腹部に設けられた一本のマニピュレータに由来している(実際には「Einhänder」では「アインハンダー」とは発音しない)。以前は公式サイトもあったが、後にスクウェア・エニックスの誕生に伴う公式サイトリニューアルに伴い消滅し、現在はアーカイブとしてのソフト紹介のみである。

家庭用シューティングゲームとしては出荷数が多かったため、発売以来10年以上再発売されなくても[2]比較的入手が簡単だった。2008年6月25日ゲームアーカイブスPSP/PS3向けにダウンロード販売が開始された。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ストーリー(並びに前日談及び月戦争へ至るまでの経緯)

21世紀最初の年である2001年、世界では限界に差し掛かっていた地球上における人口と資源の問題を解決すべく、宇宙開発の活性化を全世界に呼びかけるものとしてフロンティア2001共同宣言が特別サミットにて発表された。その後20年以上の歳月を経て、2022年宇宙船新アポロ4号が月面着陸に成功する。1972年アポロ17号月面着陸以来、実に半世紀振りとなる人類のへの帰還である。

その後も月面開発は加速度的に進行し、月面帰還から今度は20年足らずの2041年には月面の南極にアルテミス基地を建造する。更にそれから4半世紀経った2066年、先に建造されていた月面都市において1号モジュールが完成すると地球から月への第一次入植が開始され、人類はアームストロングが月へ一歩を踏み出してから1世紀を待たず、地球外の場所での生活を開始した。

月面都市は順調に地球からの入植が進み、1世紀後の2169年には国連から「自治区」としての行政承認を受けるまでとなった。このまま更に繁栄を続けるかと思われた月であったが、3年後に状況は一変する。月自治区がが月に存在する地球のいち「自治区」から地球と肩を並べる「国家」としての独立を提案したのである。しかし宇宙における自らの権益が失われることを恐れた地球側の諸国は、これを国連総会にて否決する。これに反発した月側との間で紛争が発生する。

初めはあくまで宇宙空間における月と地球という分かり易い小競り合いでしか無かったが、やがて地球側から月の独立を支援する国家が現れると同時に瞬く間へと戦場の舞台は地球へと移る事となり、2184年、遂に3度目にして惑星と衛星の星間戦争という人類史上類を見ない大戦へと発展する。「第一次月戦争」の勃発である。

互いに独立と権益を賭けた熾烈な争いは、地球の生存圏が僅か8%にまで減少する程に焦土と化すまで続いた。しかし、結局は両軍の疲弊により決着をみないまま終結した。そして戦後の2187年、月面都市は「セレーネ」を称して国家としての独立を宣言する。その4年後には地球側の残存国家諸都市がこれに対抗すべく連合して、人類の歴史上初の世界国家となる「ゾードム帝国」を建国した。これにより人類の枠組みは単純かつ明確に、またこれまでで最も大きな範囲で二極化し、両者は最悪の形で袂を分かつ。[3]

2235年に入り、ゾードムはセレーネに対して経済封鎖を開始。特に生命が生存するために欠かせない要素である窒素の供給を絶つ事で月側が音を上げるのを狙った。これによりセレーネは自国民への窒素供給の直接的手段を絶たれ、国家存亡の危機的な状況を迎える。地球側の目論見通り月での窒素の供給は数年で限界を迎えるため、月はこのまま地球の軍門に降るかと思われた。ところがセレーネ上層部は国民の不満をこの問題から逸らすために、2240年に打開策として「聖地・地球の奪回と復興」をスローガンに掲げ、防衛軍内において主戦場を地球に想定した攻撃用軍隊「地球奪回軍」(リコンカスターズ)を創設、国民の機運を高めてゆく。

2242年2月、セレーネがゾードムに対して宣戦布告。ゾードムも月との決着をつけるべく軍備を整え始め、「第二次月戦争」として二度目の星間戦争が始まる。6月、奪回軍は地球侵攻作戦を開始し、衛星軌道上から編成した地上部隊を降下させ、本格的な戦争の火蓋を切った。
第一次月戦争以来からの旧式兵器に頼って編成されていたゾードム軍に対して、大戦後も高度な軍事技術を保持し続けて来たセレーネという大きな差があったのか、開戦当初の間はゾードム軍は奪回軍の敵ではなく、月側の大攻勢によってゾードムの諸都市は次々と陥落、僅か2ヶ月で帝国13都市の内、9つまでを制圧するという快進撃を見せる。

だが、月の直径の4倍程もある地球上にて、降下させた勢力のみで攻勢を続けるには戦線が拡大し過ぎていた。奪回軍の勢いにも陰りが見え始めてきた10月頃、それまで劣勢であったとはいえ元々兵力と物量に決定的に優れるゾードム軍は全戦線にわたって同時反攻作戦を開始、奪回軍の補給線を各地で寸断するなど反撃に転ずる。
少ない戦力で決着を急ぎすぎたセレーネ側はこれ以降守勢に回り、圧倒的な戦力差を前にして逆に追い込まれた奪回軍は各地で惨敗を喫する。そして4ヶ月後の2243年2月、遂に奪回軍の地上部隊は壊滅し、セレーネは地球からの撤退を余儀なくされる。

セレーネ上層部はこの状況に至り、9月には当初の短期決戦方針を破棄、現在の方針を転換し今後の戦略に大幅な変更を加える事を決定した。その前準備ともいえる時間稼ぎとして、新開発した戦術戦斗機によるゾードム軍拠点への奇襲降下作戦を目的とした「特別機動隊」と称される決死隊の編成を開始する。
12月、特別機動隊は初陣となった降下攻撃作戦において、ゾードム陸軍の一個機甲師団をたった3機で殲滅させるという衝撃的な戦果を挙げた。その後2年にわたって繰り返し実施された同様の奇襲作戦は、局地的にだが多大な戦果を上げていく。特に月から降下してくるを持った戦術戦斗機の降下部隊による、自殺行為としか思えない勇猛な戦斗機動はゾードム軍の将兵に多大な心理的動揺を与えた。いつしかそのコードネーム『アインハンダー』は、戦えば必ず殺される死神の代名詞とされ、特別機動隊は「アインハンダー隊」と俗称されるようになった。

2244年10月、作戦の次段階として月のセレーネ本国から奪回軍を指揮するため、無人指令衛星のヒュペリオンが進宙、地球静止軌道への移動後に本国から地上作戦の全権を委任される。

1年後の翌2245年11月に奪回軍は作戦の全容として、ゾードム帝国壊滅作戦「オペレーション・ジャッジメント」を発動させる。国力でゾードムに対してはるかに劣るセレーネが一体いかなる方法でかの国を「壊滅」させるのかという疑問もある中、作戦発動後の12月12日、奪回軍はオペレーション・ジャッジメントの陽動のために特別機動隊(アインハンダー隊)を再び編成、「帝都ゾードムの強行偵察」を初期作戦目標として3機の戦術偵察機をいつも通り地球に降下させた。

それが、アインハンダーによる最後の降下作戦となった。

[編集] ゲーム内容

強制横スクロール型(一部静止)のシューティングゲームである。自機の標準武装としては弾数無限の機銃が搭載されているほか、このゲームの最大の特徴である、自機に備えられた一本の腕がある。敵機を撃破するとその敵が装備していたオプション兵装「ガンポッド」を奪い取り、自分で使用可能である。ガンポッドには弾数制限があり、戦局にあわせて交換したり、節約したり、同種を取り続けて弾数を溜めたりとリソース運用ゲームの要素もある。ガンポッドマウント(この機体を象徴する)は無敵で攻撃判定もある。そのためガンポッドを装備していないときの最後の手段として腕で攻撃する、といったことも可能である。さらにガンポッド自体にも耐久度が設定されており、敵弾を避けきれない時にこれで防ぐこともできる。更には速度調整時にスラスターから漏れ出るバックファイアにも攻撃判定が存在しているので、これを活用し敵を攻撃するという荒技も出来なくはない。
ゲームオーバー後に過去のプレイとの統計比較が表示されたり、ギャラリーモードが存在したり、一定条件を満たすと隠し機体が使用可能になるなどのやり込み要素もある。

自機の当たり判定が大きいことや初見では見切りにくい敵の攻撃が多いことなどで、全体の難易度はやや高く発売した当時は趣向の変化もあり評価が低かった。その後、評価の見直しがされ、ガンポッド運用による戦略性の高さ、珠玉の演出の数々、人間臭い敵の挙動、シーンにぴたりハマった福井健一郎の音楽の魅力などは、非常に高く評価されている。また、3D系横スクロールシューティングとしては、プレイ中に「横方向に傾けて奥行きを出す(ハーフサイドビュー)」という珍しい演出がある。

[編集] 機体の種類

ゾードム軍との膠着した戦況を打破すべくセレーネ軍によって新たに開発された、大気圏内外での両用による運用が可能な戦闘機。「アインハンダー」とは先述の通りその姿を見たゾードム軍が付けたコードネームであり、セレーネ軍による正式名称はそれぞれ「エンディミオン」と「アストライアー」の2つ。大別して戦闘偵察攻撃機のFRS(Fighter/Reconnaissance/Strike)シリーズと戦闘対地攻撃機のFGA(Fighter/Ground Attack)シリーズに分けられる。[4] 戦術戦闘機として強行偵察・対空戦闘・対地攻撃等の幅広い運用を目的としたのがFRS、そのFRSシリーズの対地・対空戦闘用途を更に攻撃的に特化させたのがFGAである。

[編集] 通常の機体

エンディミオンFRSマークII(Endymion FRS MK.I)
FRSシリーズの先行量産型である多機能戦闘機。FRSマーク1(Endymion FRS MK.I)の直系機種であり、戦闘機としての高速移動時における機体制御に可変式の反重力ユニットを初めて採用したことで、同世代の有人戦闘機としては類を見ないフレキシブルな運動性能を獲得した。マウント、オプション併せてガンポッドの搭載数が3機のうちで最も多く、侵攻しながらパイロット自身によって多機能戦術戦闘機として様々な運用が可能である。ゾードム軍のコードネームはEinhänder TYPE2。
装備中のガンポッドに加え、予備のガンポッドを2つ、合計3つのガンポッドを携行可能だが、初期装弾数は7割ほどに減少する。
戦況に応じてガンポッドを切り替えることで多彩な戦術を編み出す事ができ、ゲームシステムに慣れていけば、どんなプレイヤーにも扱いやすい機体となる。
エンディミオンFRSマークIII(Endymion FRS MK.III)
戦争も後期の2245年に開発、投入されたFRSシリーズの最新主力機種。セレーネ軍は第一次、第二次の長期にわたる月戦争によって熟練パイロットが多数戦死し、慢性的なパイロット不足に悩まされていた。そのため、訓練不足の未熟なパイロットでも充分に扱えるように、他のFRS、FGAに比して『操縦の簡略化』を最優先として開発していた機体である。FCSをパイロット依存からコンピュータ制御に移行したことや、火力をガンポッドのみに頼らず固定武装の強化にも求め、コンセプト通り負担軽減には成功したが、その代償としてマークⅡにあった多機能戦闘機としての戦術的多様性は大きく後退した。
ゾードム軍のコードネームはEinhänder TYPE4。
ガンポッドは1つしか装備できないが、その代わりに初期装備の機銃が強化された機体。
攻撃における複雑な操作をほとんど必要としないため、本ゲームに慣れるのに最適の機体といえる。しかし、予備のガンポッドが持てない分他の機体よりやや火力不足となり、安定したクリアは狙いにくい。
アストライアーFGAマークI(Astraea FGA MK.I)
FRSマークIIIの開発より前の2244年に試作的に開発・生産された特殊仕様型戦闘機。 機体上部にガンポッドマウントが1基新設され、ガンポッドを1度に2種同時に扱うことが可能となり攻撃機としての能力が向上。FRSマークIIとは違う形で様々な戦術を取ることが出来る。しかし、この機体のコンセプトはFRSマークIIIとは相反しており、性能を引き出すためにはパイロットの力量への依存が大きい。そのため、熟練パイロット不足に陥っていたセレーネ軍では機体の効果的な運用が難しく、結局一部のエースパイロットへの支給に止まり、生産は短期間で中止された。
ゾードム軍のコードネームはEinhänder TYPE3。
1度に2つのガンポッドを装備可能な機体。戦況に応じて、使い分けたり、同時に発射することができる。
他の2つの機体に比べ火力集中が可能な為、テクニック次第で高得点を狙う事が出来るが、その分扱いが難しいのでまさに上級者向けの機体と言える。

以上の3機は開始直後から使用可能。ゲーム中では全機共青と黄の塗装と同じ外見で判別し難いが、設定画ではそれぞれの頭部装甲形状の若干の差異がみられる他、FRSマークIIは頭部カメラがツインアイ形式、マークIIIはこれがゴーグル形式である。またFGAマークIは、カメラはFRSマークIIと形状は異なるが同じくツインアイ形式。しかし塗装は黒と赤を基調としており、ゲーム中との印象は幾分異なる。


[編集] 特殊機体

コックローチ(Unknown Fighter Type.I)
ゾードム治安警察の巡回車として帝都に標準で配備されている機体。その内セレーネ軍に鹵獲されたものがセレーネの技術陣によって様々な改良が加えられた。本来は、帝都に潜入させ偵察機として使用される計画だったらしい。
デザイン等の変更は加えられておらず、1面に登場する敵、シャーべと全く同様の姿をしている。故に他の自機よりも小さいので、被弾しにくい。
ガンポッドの取得では無く、メインショットの強化によってゲームを進めるという点では従来のシューティングゲームの機体に近い存在。ガンポッドを取得した場合には通常のショットが強化され、最大20段階までパワーアップするようになっている。この時5レベル毎に正面へ発射されるメインショットが強化される。丸い形のサブショットは直前に取得したガンポッドによって発射方向が変わり「ワスプ」「モスキート」を取得した後だと敵に向かいホーミングする。撃墜されてリスタートする際にはレベルが最低にまで戻ってしまう為、ガンポッドが殆ど入手できないエリアや、ボス戦などでミスしてしまうと苦戦を強いられてしまう。
攻撃・防御判定のある腕は持っておらず、その代わりに車体に備え付けのパトランプを点灯・回転させる事が出来るが、特に何かしらの判定や意味がある訳では無い。
本作にて従来型のシューティングを行いたいユーザー向けへの機体と言える。
アストライアーマークII(Unknown Fighter Type.II)
ガンポッドを2門同時に装備できるアストライアーの次世代型。機体色は真紅に塗られている。
アストライアーマークⅠと同様にガンポッドを2門同時に装備可能。最大の特徴は、どのガンポッドを取得しても初期弾数が最大数となるシステムが実装されている点。アストライアーの性能を限界まで高めたと言える極めて攻撃的な機体だが、次世代主力機を巡る開発競争において無人機「エーオース(EOS UFG MK.IX)に敗れた為に量産されず実戦テスト機1機しか存在しない。
ガンポッドの弾数が自動で最大まで装填されるというシステムにより、ジュノーやフラッシュと言った強力なガンポッドを搭載した場合はゲームバランスを完全に壊す性能を発揮する機体。その他ワスプやグレネードといった一般的なガンポッドでも弾数を気にせず連射出来る為、ガンポッドの特性を保持したままシャーベとは別の意味でリソース運用を放棄したプレイを行える。
しかし、取得条件にハードモードが絡んでいる為、別に初心者救済用という機体では無くあくまでゲームクリア後のおまけ的な存在である。
ユーザーからは「赤アスト」の通称で呼ばれる。

以上の機体はゲームを特定の条件に基づいてオールクリアすると使用可能となる。それぞれ
 難易度にかかわらず各ステージに存在するシークレットボーナスを計15個以上取得してクリアする(コックローチ)。
 難易度ハードをコックローチ以外の機体でコンティニュー3回以内にクリアする。(アストライアーマークII)。
となっている。また、この2機でゲームを進める場合は劇中のムービーがカットされる。

どちらも初心者のユーザーには困難な条件と言えるが、実はチョコボの不思議なダンジョンに付属する不思議なデータディスク内の本ゲーム用データを使う事で一発で出す事も可能(その場合、ユーザー名が「KAZ」となる)。

[編集] ガンポッド

ガンポッドは世界共通の兵装モジュール[5]で、敵機はその所有するガンポッドの特性に応じた攻撃を仕掛けて来るし、自機の追加武装ともなる。敵の装備するガンポッドを破壊せず敵を撃破すると、マニピュレーターでその敵が装備していたガンポッドを奪うことが出来る。ガンポッドは、上下に持ち替えることが可能で、 それによって性能の変化するものもある。エンディミオンマークIIおよびアストライアーは複数のガンポッドを携行可能。

各ガンポッドにはそれぞれ決まった数の弾が込められており、使用して残弾がゼロになるとガンポッドは投棄される。ダイナマイト刑事のような攻撃判定は無い。すでに持っているガンポッドと同じものを取得すれば、弾を追加することができる。また、ガンポッドには耐久力があり、敵機や敵弾、地形との接触で低下し、最終的には破壊される。耐久力は新しいガンポッドを取得すると最大まで回復する。

ガンポッドを選択していないときは、マニピュレーターを伸ばして攻撃することも出来る。このマニピュレーターは絶対に破壊されないため、盾の代わりとしても使える。

一度取得したガンポッドは、次回から出撃時に初期武装として選択でき、復活時もそれを持ってのリスタートとなる。本作では実質的な自機の火力はガンポッドに依存するため、場面に応じた換装がゲームのキモとなっている。

[編集] 通常のガンポッド

カッコ内はゲーム内での略称。

バルカン(V) 30mm GATLING GUN
最も一般的な武器で、コストが安いため多くの機体に装備されている。
弾数と連射性に優れる反面、威力が低い。雑魚から中型機に有効。
自機の前後移動にあわせて射角が変化する(アストライアーは固定)。上に装着すると上10度から下10度、下に装着すると正面から下45度まで射角が変化する。
他ガンポッドと比べると攻撃性能の面で劣る。射角が広いため小型雑魚やミサイルの迎撃時に初期機銃を補うか、敵弾を防ぐ盾として用いる。
解説と異なり、実際のゲーム中での入手機会はカノンやワスプに比べ少なめ。他のガンポッドと同時に出現する場面も多いが、武器としての性能を考えるとバルカンを選択する意義は薄い。
カノン(C) 120mm CANNON
バルカンに次ぎ普及している武器。旧式の武器であったが、自動で最適な弾種を装填する機能の開発により、有効な兵器として返り咲いた。連射は利かないが弾速が速く高威力。弾数は少なめ。
装甲の薄い敵なら貫通し、中型機も上手くコアに直撃させれば一発で撃墜せしめられる。
一部の中型機に対して反動を与えることもでき、敵機の攻撃モーションを中断して封殺することも可能。
上に装着すると正面から上45度間で射角が変化し、下に装着すると真正面に向けて固定される。
1発撃つごとに「リロード」の演出がありこの間は発射できないが、自機がアストライアーで上に装備した場合は演出を省略でき(画面上から弾が消えた直後に次弾を発射できる)、零距離で連射することにより恐るべき威力を発揮する。
注意すべきは、後発ガンポッドに比べ装甲破壊能力で大きく劣り、意外に総火力が低い点にある。特にボス戦ではコアを狙った正確な射撃が必要。
ワスプ(W) 127mm M/R LAUNCHER
上部装着時は連射の利く高性能追尾ミサイルを発射、下部装着時は前方直線攻撃のロケットを発射する両用多目的ランチャー。
威力はロケットのほうが高いが、ミサイルは使い勝手が良く、画面手前・奥の敵への唯一の攻撃手段でもある。また、ロケットは発射距離が近いほどダメージが増えるため近距離戦で使える。
入手機会が多く、あらゆる局面でお世話になる強力なガンポッド。
カノンと同様、中型機に対して反動を与えるという特殊な性質を持っている。場合によっては敵に攻撃させないまま破壊が可能。
唯一の弱点はスコア16倍を狙いにくい所。
スプレッダー(S) 105mm CANISTER
いわゆるショットガン。
高速の5WAY弾を発射し広範囲をカバーするが、弾の判定が小さめで大量のザコ敵の撃墜は難しい。
弾数はそこそこあり、1回で5発の弾を発射するが消費弾数は1。そのため費用対効果は良い。
上に装着すれば後方に、下に装着すれば正面へ発射する。
発射した弾が画面から全て消えなければ次弾を撃つことが出来ないが、その特性を利用して超至近距離に限り高速連射が可能で、これまた恐るべき威力を発揮する。
グレネード(G) 155mm GRENADE LAUNCHER
放物線を描いて飛ぶ高威力の炸裂弾を発射。弾速はやや遅め。
炸裂弾と言っても攻撃範囲はそれほど広くない。魅力は一発あたりの威力で、敵機コア近くに着弾すれば装甲ごとコアを破壊することもあるほど。
画面上に2発まで存在でき、スプレッダーほど近距離でなくとも連射が効く。これにより、地味な見た目からは想像できない程の(通常ガンポッドでも最高クラスの)火力を瞬間的に叩き込める。
武器の特性上、ザコ敵の迎撃には向かない。
上に装着すると正面に、下に装着すると後方へ発射する。
ヘッジホッグ(H) FLARES DISPENSER
真上ないし真下に暫時滞空する炸裂弾を放つ弾幕兵器。もともとは防御兵器だったのが転じて攻撃兵器になった。
威力はそれなりだが、特性上使いどころは限定される。入手機会も少ない。持続的にダメージを与えられるため、厚い装甲を持つ敵に有効。敵の多く出現する地点にあらかじめ「置く」使い方も出来る。
上下ともに真下よりの斜め方向に射撃する。
フレアに見た目は似ているが、ミサイル等に対する欺瞞能力は無い。
出現直後のザラマンダーの遊泳中に撒いておくと、コアに直撃して第一形態をスキップできる。
ブレード(B) 968tp LASER BLADE
いわゆるビームサーベル。射程はかなり短かく運用には危険が伴うが、威力は高い。
撃ち始めてから伸びきるまで少々時間が掛かり、また伸びきった後に撃ち止めると縮みきるまでにも少々時間が掛かる。
ボタンを連打をすることにより、弾数を節約できる。
エンディミオンならガンポッドの上下切り替えで後方に斬撃を浴びせる事も出来る。また、十字キーを↓↘→(いわゆる波動拳コマンド)と素早く入力することにより、一瞬だけ射程を3倍前後まで伸ばすことができる。弾を激しく消費し、連続入力すれば息をつく間も無く使い尽くしてしまうが、その間に与えられる強烈な威力は破格の一言に尽きる。
入手する機会は比較的多く、意外な局面で入手できるため、上記のコマンドを含め上手く使いこなせると心強い。3面、5面などで瞬間火力の補助として視野に入れておきたい。
ライオット(R) 2300mq ELECTRIC CANNON
砲身から放電する電撃兵器。敵機のどこに当ててもコアに直接ダメージを与えることができ、威力も高い。
装甲そのものを貫通する為、あらゆる敵に有効で、さらにスコア16倍も狙いやすい逸品。
弾数を余分に消費するが、ボタンをしばらく押して充電してから発射すれば射程が伸びる。威力は変わらないので、あえて充電せず残弾を節約するのも有効で、この場合使用回数が飛躍的に増える。
エンディミオンの場合は上下どちらとも斜めに向けられる。
アストライアーでは上に装着すると正面に向かって撃つことができる。

[編集] 特殊ガンポッド

特殊ガンポッドはいわゆる隠し武器で、特殊な条件を満たさなければ出現しない。そのため、弾数の補給が難しい。

ジュノー(J)40mm GATLING CANNON
ガトリングカノン。その重量と発射時の反動ゆえに装備できる機体は限られている。
分かり易く言えば、バルカンの強化版である。その威力はバルカンとは桁違いに高く、密度も高いため取りこぼしが極めて少ない上、ザコの数が充分であればスコア16倍も容易に狙える信頼性の高いガンポッド。そのかわり弾数がやや少ない。
その使い勝手の良さから、アストライアー使いには副兵装として愛用されている模様。
出現位置は3箇所で、1面ボス/4面中ボス手前/7面の三つ。
1面・・中ボス「グライフ」の脚部を破壊して地下ルートを通ると、ボスの「ドラッヘ9号機(機体が青く、09のマーキングがある)」が低確率で使用するので破壊して奪う。
4面・・中ボス手前の潜水艦「ポットヴァール」の本体を破壊し、離脱した艦橋部を破壊すると出現。
7面・・シークレットボーナス取得で出現。赤いEOSを2機倒すと出現する、3体目の赤いEOSが所持している。
フラッシュ(F)RAIL CANNON
いわゆるレールガン。運用コストが非常に高いため少数しか生産されていない。
高初速・高威力・高い連射力を誇り、どんな敵や地形も貫通する。ここまでのガンポッドとは次元の違う火力を持っており、ドラッヘならば数発で沈む。
弾数は少なくは無いが、連射するとすぐに使い尽くしてしまう。
総合的には全ガンポッド中最強との呼び声が高いガンポッドだが、ゲームに慣れてきた者からの異論は多い。まずスコア16倍を狙いにくい、そして武器の耐久力が低い、弾の当たり判定が小さい、連射性能の割には判定の発生している時間が短く当てにくい、弾数が少なく総火力で劣る、汎用性に欠ける等。また、安易に付けられた「最強」の名を好まない者も多く、派手な見た目とは裏腹に不遇を呈しやすいガンポッドである。
自機の移動に伴って弾道も移動する。また、レールガンではあるが貫通武器であるために、判定発生中に命中している時間によって威力が大きく変動する。有効に使うには接近戦での発射が有効(ただし判定が消えるまでその場で待機が必要)。
上に装着すると正面に、下に装着するとバルカンと同じ射角に変化する。
出現位置は3面中ボス後、5面中ボスの2箇所
3面・・・縦穴降下中、上から迫ってくる昇降機を破壊し、そこから落下する艦載機「フロー」を40機すべて破壊する。
5面・・・中ボス「ゲシュテル」の両手/頭/顎/足のうち4パーツを破壊後、落ちてくる赤いコンテナの中にある。
モスキート(M)GUIDED MISSILE
高威力の誘導ミサイルを発射。誘導はレーザー誘導方式ということになっており、自動では誘導しない。
射出後、パッドで操作することができる。自機の制御と同時に行うため、注意が必要。
画面上に3発まで射出可能。発射後は弾速が徐々に上昇していく。
扱いにくさではパイソンと同等かそれ以上で、特徴を上手く生かせる機会はほとんどない。しかし、その有り余る威力は生半可なボスなら瞬殺してしまうもので、接近戦で叩き込めば他のガンポッドを寄せ付けない鬼火力を発揮する。難易度ハードのシュヴァルツガイストですらA.L.S.起動前に撃墜できてしまうほど。
出現箇所は2箇所でいずれも4面(地下工場)。
一つは中ボス後の工場地帯突入直後、最下段後方のコンテナ。スプレッダー等の後方攻撃手段が必要。
もう一つは工場地帯終盤に出てくる斜面を移動する人型戦車「パルツィファル」を破壊すると低確率で出現。出現する確立はプレイ回数に応じて増え、初期の1/256から最大の1/6まで変動する。
パイソン(P)CHAIN BOMBSHELL
ワイヤーで接続された5発の数珠繋ぎ爆弾を射出。敵をからめ大ダメージを与えることを目的に作られた有線ロケット。
発射された5つの爆弾は空中を浮遊し、敵機・地形に接触するか一定時間が経過すると連鎖して爆発する。
発射中に自機を移動させると、爆弾が移動方向と逆方向に移動する。射出中にうまく自機を動かして敵に全弾命中するよう設置すれば、大型機も簡単に撃破することが出来る。
グレネードに匹敵する威力を持つ爆弾を5発連続発射するため、運用方法によっては非常に強力。
上に装着すると正面、下に装着すると正面の斜めに向ける。
出現箇所は1箇所のみ。5面(空港)前半のクレーン地帯手前、画面奥の大型トレーラー「スフィンクス」(ワスプの誘導ミサイルでしか攻撃できない)を破壊すると出現する。

[編集] シークレットボーナス

シークレットボーナスは、各ステージに3個ずつ、全21個ある。

大抵の場合、赤くカラーリングされた特殊な敵を撃破することで得られ、特殊ガンポッドの取得条件になっている場合や、隠しルートへの突入条件になっている場合もある。

一つ取得するごとに10000点が加算(難易度フリーを除く)され、各ステージにある3つのシークレットを全て入手するとステージセレクトでそのステージが選べるようになる。
シークレット入手後にミスをし、シークレットのある場所の前まで戻された場合はそのシークレットを再度入手する必要がある。

[編集] ステージ構成

地球侵攻作戦を指揮する無人指令衛星ヒュペリオンの指示の下、様々な作戦を遂行していく形を1面から6面までの構成に分けて扱っている。 最初の内は上層部の真の目的が分からぬままストーリーが進行していくが、進むにつれて、上層部の無謀な作戦指令の目的が終盤で明らかとなる。

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

[編集] 1面

夜。月からのセレーネ軍来襲に備えるべく造られた、9本の巨大な高射砲塔が聳え立つ帝都ゾードムへ単身潜入。強行偵察を兼ねながら軍と共に帝都を警備する部隊であるユーバーファルコマンド(Überfall-Kommando,ゾードム治安警察特殊機動隊)と戦闘を行う。
高射砲塔とサーチライトを背景に降下し、繁華街・旧市街地・アウトバーンの4つの場面(ボスを除く)を進んで往く。雑多なネオンといった繁華街の多国籍風景にはブレードランナーの影響が見られる。これ等4つの場面にそれぞれ曲が割り当てられている。途中街路で中ボス「グライフ」と戦闘がある。中ボスの倒し方によって、繁華街からそのままアウトバーンへ向かうか、繁華街から帝都の地下に沈む旧市街地を経由してアウトバーンへ向かうかが変わる。そのまま脱出し、郊外でのボス「ドラッヘ」と対決。
旧市街地には、前大戦時に撃ち込まれたが不発弾の状態となったICBMが突き刺さったままとなっており、治安警察による脱走者の処刑や「異教徒狩り」[6]を逃れて地下に潜伏して済む者達の不安定な生活を象徴している。

[編集] 2面

夜半過ぎ。ゾードム軍補給基地を探索・補給路を絶つという指令に基づき、ゾードム鉄道警備隊が率いて荒野を疾る全30車両構成のパンツァーシュヴェーベツーク(Panzer-Schwebezug,装甲滑空列車)を追跡。砂漠と山間の2つの場面を跨ぎながら途中で列車の追跡を阻む中ボス「ガルネーレ」と戦闘。尚も侵攻し、トンネル内にて列車を牽引していた先頭車両「シュピンネ」と対決する。
中ボス登場の場面時には画面と曲のイメージが同期し、印象付ける演出となっている。この手法は3面~5面でも同様に使われており、具体的には中ボス登場直前に1曲目がフェードアウト、登場と同時に2曲目の演奏開始、となっている。1曲目は中ボス前までにはフェードアウトが自然に聴こえる曲想になっており、2曲目の印象的なイントロとの対比を為している。
2面~5面は静かなステージ冒頭と、中ボス登場で一転して躍動的になるステージ後半とでメリハリをつけた映像演出となっており、曲もそれに合わせて作られている。

[編集] 3面

機関車両を破壊して補給路を絶ったものの、次いでトンネルの出入り口が閉鎖、退路を遮断されてしまう。その先の補給基地の偵察の為、地下深く、18号と19号2つのミサイルサイロ内を降下しながら内部を警備するシュテッツプンクトガルニゾーン(Stützpunkt-Garnison,基地守備隊)と戦闘を行う。
サイロ同士を繋ぐ途中の通路で中ボス「ゲッコー」と戦闘。下降するエレベーター内にて投下されたボス「グスタフ」と対決。
ここからはゾードム軍の施設を本格的に叩く事になり、4面終盤までは外の天候や様子が分からなくなる。

[編集] 4面

ヒュペリオンが敵軍のセキュリティコード解除に成功する。敵基地内原子炉を捜索・破壊せよとの指令が下ると同時に地下基地の下層部から直接繋がっていた地下貯留ダムに到達する。アインハンダーを察知したマリーネインファンテリー(Marine-Infanterie,ゾードム軍海兵隊)と交戦しながら前半はダムの地下試験プールを進んで往く。
途中、最奥部の兵器試験場にて地下ドックで配備されていた潜水艦等「ザラマンダー」と対峙。ダムを突破し、後半は場面が大きく変わって複雑に内部が入り組んだ工場内部を襲撃、いくつかのルートから一つを選び先を目指すことになる。工場地帯を抜けると原子炉を発見。一気に地上へと脱出。
明け方、炎を吹き上げる基地の上で追跡してきたボス「バイン」と応戦に駆けつけた「フリューゲル」、両ボスが合体した「シュトゥルムフォーゲル」と対決。
なお、工場内最下段ルート選択時のみ炉心上に出現する敵を破壊することで指令通り簡単に炉心を破壊できる。

[編集] 5面

夜明けと共にヒュペリオンから新造の戦略宇宙艦が発進準備中との報告を受け、空軍基地を襲撃して友軍主力部隊が降下するまでゾードム軍を攪乱せよとの指令が下る。陽動としてルフトシュテッツプンクトガルニゾーン(LuftStützpunkt-Garnison,空軍基地守備隊)と攻防を繰り広げながら空軍基地を進んで往く。
基地内で中ボス「ゲシュテル」と戦闘後、ステージ後半は朝焼けのカタパルト区域に突入する。宇宙艦が今しも離陸しようとするのを阻止せんとカタパルトへ向かい、カタパルト上でボス「デューラー」がプレイヤーを迎撃しに現れる。
5面クリア後には短いデモムービーが入り、6面での任務が表示される。
このステージの後半部分はゲーム中に於いて4面前半と並ぶ高難易度を誇っており、特に武装選択が限られるエンディミオンマークⅡでは正攻法での突破そのものが困難と言える程。

[編集] 6面

宇宙艦を追跡してカタパルトから成層圏へ。宇宙艦護衛の為随行するルフトヴァッフェ(LuftWaffe,ゾードム帝国空軍)の戦闘機等を蹴散らしながらの戦艦「ガイアー」のブースター破壊をする。時間内にブースターを破壊できないと専用のバッドエンディングとなってしまう。
脱出したボス「シュヴァルツガイスト」と雲海を抜けた先、熱圏で対決。ある部分を破壊してボスを倒した場合、隠しボス「モニター」が出現する。
6面クリア後にはメッセージにて上層部の裏切りが知らされ、味方側の無人機がプレイヤーを抹殺しようと来襲するデモムービーが流れる。

[編集] 7面

1ヶ月後。地球に潜伏していたパイロットがアインハンダーに宇宙空間用ブースターを取り付けてオペレーション・ジャッジメントの最終段階へ入ったリコンカスターズへ叛逆を起こす。
ヒュペリオンの警告を無視し宇宙空間へ進出、最新鋭無人戦闘機群と死闘を繰り広げ、数十機と交戦した処でヒュペリオン(最終ボス)が直接手を下しに顕れる。
撃破するとエンディングとなり、結末とその後が語られる。

[編集] ボス

ボスは全7面の内、最終面(7面)を除く各一ステージに中ボスとステージボスの併せて2体ずつが出現。 場所によって装甲の耐久度が違っており、破壊する順番によって行動や後のステージ進行が(多少)変化するボスもいる。

[編集] 1面

グライフ(SPJ15 GREIF、独語で「グリフォン」の意)
ゾードム軍の機動装甲戦闘機を特殊機動隊用に改装した機体で、人型機の汎用性と戦闘機の機動力を併せ持つ。背部ウエポンベイに搭載されている155mmレールカノンを使った狙撃は強力で、帝都の市内を縦横無尽に動き回りながら多数の射撃で敵を消滅させる姿から「街頭の狙撃手(スナイパー)」の異名を持つ。頭部には折り畳み式の通信補助用ブレード型アンテナを備えており、シャーベやフレーダーマオス等とのスムーズな通信を可能としている。
通常は機体上部を折り畳んで下半身のラムジェット式エンジンで高速飛行するが、戦闘時には半人型に可変する。戦闘形態では両手の汎用マニピュレーター(三本指ではあるが)を用いて、メインフレームのレールカノンを初めとしてショットカノンやマシンカノン等の様々な武器を行使する。また、これら銃器での狙撃以外にも本体による突進やレールカノンの砲身を用いた打撃等の攻撃も可能。
高級機としてチューンされた戦闘機らしく機動性は良好で半重力エンジンを採用している機体にも引けを取らないが、エンジン部や関節部でコアユニットが剥き出しとなっている部分があり、防御面に於いては不安が残る構造をしている。また最も目立つ部位である頭部自体がコアユニットで最も耐久性が低く、ウエポンベイに格納されているのは純粋に武器のみであり、武器が無くなった場合は単なるデッドウエイトとしかならない等の問題も抱えている。
ゲーム内で登場するのは3号機。街路進行中にプレイヤーに警告を流しながら出現する。
なお、戦闘中グライフを撃破する方法は
  1. コアユニットである頭部か背部ウエポンベイを破壊する
  2. 備え付けの武器を全て破壊するか残弾を使い果たさせ撤退させる
  3. 下半身のラムジェットエンジンを破壊する
のいずれかであるが、1か2では無く3の方法を用いるとステージ構成(+α)が変化する。
ちなみに、5面の背景には6号機と7号機が確認できる。
ドラッヘ(SPKB03 DRACHE、「竜」の意)
治安警察が帝都の外壁警備の為に配備した重武装の無人歩行戦車。それと同時に都市脱走者の処刑にも用いられる「帝都の番犬(ケルベロス)」。
ドラッヘとは“竜”という意味であり、その名の通り竜の首の様に長いアームが特徴的。かつての前大戦の古戦場に無数に放置されていたドラコーン型超重歩行戦車を改装して作られたことからこの名が付いた。ただ、外敵認識回路が未成熟で暴走することが多く、実際の稼動数は少ない。
モチーフとして良く分かる程明らかに竜を模した外見や攻撃方法を持つ機体。建設用重機に通ずる重厚な外見をしており、その見た目に違わずコアユニットを防護する為の装甲も堅牢。脚部と胴体部の結合部分は180度以上の可動を可能とするフレキシブルな構造となっている。また、帝都周辺の荒地内を常に警備して回っている点を見ても二足歩行による不整地踏破能力はかなりのものと推察され、回路の不備による暴走のリスクとそれに伴う稼働数の減少という上記懸案を承知の上で脱走者の処刑を任せられる有用性も持ち合わせている。フロントアーマー上部の装甲板には治安警察所属を示す巨大なパトランプが備え付けられているが、設定画の方ではこれが存在していない。
なおゲーム中では進むルートによって、機体ナンバー08(機体色が緑色)と09(機体色が青灰色)のペインティングが異なる2体が最低確認できる。ボスの強さも若干差があり、9号機の方が強力なガンポッドを使用するなど、僅かながら強い。また、登場時のモーションも微妙に異なる。

[編集] 2面

ガルネーレ(SKP04 GARNELE、「小エビ」の意)
装甲滑空列車マンムートを護衛する為、整備車両プッペに搭載されている砂漠戦用の重ホバー戦車。攻撃用の本体部と補給用のコンテナユニットの2つで構成されている。
車体後部に連結されているコンテナユニットに、予備の燃料や弾薬等が積み込まれており、単独出撃後での長期に渡る作戦行動を可能にしている。
車体前部には主兵器である88mmマシンカノンを装備。それを覆うように可動式電磁シールドを装備している為、単純なマシンカノンのみの破壊は困難になっている。
プッペに格納された状態から大きく跳ねる様に飛び上がって出撃、ホバー走行によって目標へ高速で接近して戦闘を仕掛けてくる極めて運動性と敏捷性に優れる重戦車。蝦の様に跳ね回る程の跳躍力を持つ。その機動力の高さを活かしてか、自らが敵に体当たりするという荒技を見せる。「小エビ」を意味するガルネーネという名称ではあるが、砂漠戦用という用途に加えて可動式電磁シールドの形状がハサミそのものである為、機体イメージは同じ甲殻類でも(手を持たない)エビというよりもサソリに近い(独語で「サソリ」を意味するスコルピオン(SKORPION)という車両は他に存在する)。
コアを破壊すると派手に火達磨を吹きながら爆砕し、マシンカノンを破壊するとバランスを崩し高速スピンを起こしながら爆発する。
シュピンネ(PGZ/L03 SPINNE、「蜘蛛」の意)
セレーネ地球奪回軍による度重なる列車襲撃に業を煮やしたゾードム軍鉄道警備隊が、根本的な解決策として列車のみを武装化するだけでは飽き足らずに、列車を牽引する機関車そのものにも高い戦闘能力を付加する事を発案、計画と開発に着手して完成させた「鋼鉄の怪物(モンスター)」。
数十にも及ぶ車輌を補給無しで牽引するだけの大出力と、4本のウエポンアームに組み込まれた重火器の破壊力、加えてシュピンネ独自に多数の戦闘偵察機とAEW(早期警戒機)を備えており、まさに怪物の名を呼ぶにふさわしい一大兵器と化している。
最後部にあるホルニッセから始まる、マンムートを構成する全車両(ホルニッセ、ラオペ、トリロビート、プッペ、ケーファー、スコルピン)を単独で牽引する機関車だが、陸上に存在する運搬車両としては規格外のサイズと構造を誇る。武装を付加するにあたって、シュピンネ本体にでは無く、新たに巨大な「アーム」を開発。その上からアームにガンポッドを含めた様々な武装を搭載する事でより広範な攻撃範囲と多彩な攻撃手段を確保する事に成功している。反面、その出力の殆どを列車の牽引の方につぎ込む為か、光学兵装はレーザーリンカーのみしか搭載しておらず、アーム自体も一度に稼働させられるのは4本の内で2本までの様である。
ゲーム中では帝都からゾードム軍基地に向かって進んでいた筈だが、アインハンダーとの戦闘でトンネルに入った時点ではプレイヤー側を向いており、この巨大な機関車がどうやって向きを反転したのかは不明。
ちなみに4本のアームの武装を全て破壊されると、アームがひたすら回転し続けるようになる。

[編集] 3面

ゲッコー(SPKB08 GECKO、「ヤモリ」の意)
元々、帝都の防衛網の一環として開発された機体だったが、重武装の大型無人機という機体コンセプト自体が人口の密集する市街地には安全上の理由から不向きであった為、地方警備に回されてしまっていた。ところが現在では、期待の新兵器としてテスト中だった多目的レーザー砲の搭載条件に合致する機体として突然脚光を浴び、主砲をレーザーに換装されて再び実戦に返り咲いている。
支援機との組み合わせを含めて七種類のレーザー攻撃を操る「光彩の魔術師(ウィザード)」。

腕部こそ無いものの、反重力駆動方式の四脚型下半身を使って名前の通り床面のみならずに天井や壁面への無停止移動を可能としている。

ゲーム中では両側のサイロを繋ぐ通路内でしか移動ができない為、侵入者が通路を脱出されると追跡できなくなる。
グスタフ(PR01 GUSTAV、瑞語・独語における一般的な人名。瑞語では「神の助け」の意)
元々は鉱山で使用されていた民間の作業車輌をゾードム軍が接収し、軍用に改造した特殊工作戦車。要塞の攻略や陣地の構築、戦車の回収作業の他、中型歩行戦車の指揮車両として前線に投入されている。この機体の兵装の多くは、かつての掘削装備をそのまま継承。また、車体を折り畳んで車高を低くする三角形状の突入形態への変形も、かつて天井の低い坑道でこの機体が用いられていた名残である。
下半身が三角面のキャタピラで構成されている、ゲーム中でもっとも戦車らしい戦車と言える敵。
全体的に頑強な機体構成に、上半身を折り畳んで敵機に向かい猛烈に突進して征くその姿から「怒れる猛牛(ブル)」の二つ名を持つ。

[編集] 4面

ザラマンダー(EU46 SALAMANDER、「山椒魚」の意。また精霊としての「火トカゲ」も)
ゾードム軍海兵隊の上陸任務用に開発が進められていた強襲揚陸型潜水艦。実戦配備に向けて地下ドック内で最終テスト中であった試作艦である。いかなる海岸にも揚陸・即応展開を可能とするマニピュレータ付きロケットアンカーを「両腕」として備えており、たとえどの様な断崖絶壁であろうとも腕でよじ登って2個小隊の兵力を上陸させる事が出来る。また、アソルトブレーカーやレーザーカノンを代表とする強力な火器によって、陸上においても高い戦闘能力を発揮する。
本来ならばその隠密性が利点であるはずの潜水艦を強襲揚陸型とした、「冥海の悪夢(ナイトメア)」。恐らくシュピンネに近い発想を持つ機体で、およそ潜水艦とは思えないフォルムをしている。前述の通り水中以外でも運用可能だが、そもそもは潜水艦。一旦水中に潜れば耐水設計の為されていないプレイヤー側機体は手出しが出来なくなる。
退却時にはこちらに向かってきたり、撃破されると腕を振り回すなど往生際が悪い。イラストでは黒色になっているが、ゲーム中では赤色になっている。
シュトゥルムフォーゲル(SPKB04 STURMVOGEL、「ミズナギドリ(目)」の意。特に「ウミツバメ科」を指す。STURMは「嵐」や「侵攻」、VOGELは「鳥」。)
浮遊戦車と歩行戦車の欠点を相互に補完するべく開発された合体型の戦車。
重武装だが機動力に劣る歩行戦車バインに、軽武装だが機動力に優れる浮遊戦車フリューゲルが合体し、戦場まで空中輸送。到着後、フリューゲルはバインを分離し、身軽になって高空から支援攻撃を行うという形式を採る。
この基本戦術が空中からの降下作戦に最適であった為試作機の段階で各空挺部隊からの発注が殺到した。
しかし、プラズマを使用した高価な電磁兵器が災いして生産効率は悪く、量産には至らなかった。
バイン(BEIN、「脚」の意)
合体戦車シュトゥルムフォーゲルの下部と攻撃を司る機体。二足歩行型の重戦車。
ボス戦開始直後に恐らくプレイヤーを追跡して原子炉から出てきたバインのみと戦闘をする事になる。
非常に装甲が堅牢で、またしばらくすると自動的にフリューゲルが支援に訪れる為フリューゲルが来る前にバインを単独で撃破するのは不可能。
フリューゲル(FLUEGEL、「翼」の意)
同じくシュトゥルムフォーゲルの上部と機動を司る機体。
ボス戦でのバインとの戦闘中に何処からかやって来てバインと合体、シュトゥルムフォーゲルと成る。
合体後、上部を破壊するとフリューゲルがバインごと墜落し大破、戦闘終了になるが、下部のみの攻撃を続けているとバインが炎上、フリューゲルがバインを分離してその後フリューゲルのみと戦闘を行う事も出来る。
フリューゲル単体になると、ポリゴン状の球体を三つ発射するテスラシールドを使用する。
テスラシールドを攻撃するとポリゴンが変形し、回避が困難となる。シュトゥルムフォーゲルの最終兵器とも言える兵器だが、披露する機会を与えられずに撃破されることが多い。
一定時間が経過した場合、フリューゲルがバインを破棄して退却する。
高機動を以て空中を自在に舞う「翼」と重武装を以て地上を完全に制圧する「脚」が合体。
常に上下に浮遊しながらミサイル、マシンカノン、ロケット等を織り交ぜた回避に困難を極める攻撃を繰り出すその姿は、既存の戦車の概念を打ち破って帝国を守護する「鋼鉄の騎士(トルーパー)」の名に相応しい。

[編集] 5面

ゲシュテル(SPKB06 Ausf A GESTELL、「台架」、「フレーム」等の意。)
主に人型歩行戦車の開発・製造を行っているシュプケ社が8年の歳月を費やして完成させた汎用人型戦車。
高水圧にも耐えられる深海作業用パワーフレームのノウハウを転用して開発された機体である。
劣悪な居住性の為、生身の人間では無く専任のサイボーグしか搭乗ができない欠点があるが、実戦配備テストに於いて良好な結果を残した為、帝国陸軍に正式採用された。
基本性能は格闘兵装を主とした要撃型で、その高い近接戦能力と機動性により、偵察、工作、夜戦等の作戦に於いて数々の戦果を上げている。
戦闘開始前・終了後に巨大な咆哮を挙げ、幾度転倒してパーツや装甲が剥げ落ちようともプレイヤーに襲い掛かってくる「狂乱の暴君(タイラント)」。
攻撃も他のボスとは違い通常兵装以外に裏拳、手や脚でのコンテナの投擲、更にはサマーソルトキックというアクロバティックな手段も持つ。
ゲーム中で最も人型戦車「らしい」形状と「人間臭い」動きをしている機体でもあるが、それも戦闘能力を優先して居住性を犠牲にした事に加え、高機動による人間では到底耐え切れないであろう重Gにも耐えうる様、サイボーグのみをパイロットとする事にした影響が大きいと思われる。
3Dの空間を活かした画面奥からの攻撃や、クセのある動きなどで攻撃が読みにくい。因みに、倒しても唯一爆発した描写が無い(頭部が吹っ飛んだだけだからか?)。
デューラー(SPKB07 Ausf D DÜRER、ルネサンス期のドイツ人画家「アルブレヒト・デューラー」(Albrecht Dürer)に由来)
ゲシュテルの開発・投入の成功に満足した帝国陸軍が、シュプケ社に依頼して開発させた局地戦用人型歩行戦車。
機動性の向上及び、装甲と火力の大幅な強化が成されており、ゲシュテル以上の戦闘能力を有する。
前線では予想以上の戦果を上げ、無敵戦車とまで謳われたが、その代償として複雑になり過ぎた機体構造の影響で整備に負担がかかり過ぎ、(コスト等の理由からであろう)戦線に大量投入される事は無かった。
高出力レーザーを含め全身に10種以上の兵装を搭載、加えて脚部を守る対戦車兵器防御用装甲(シュルツェン)や160トン以上の自重を浮かす程の大出力バーニアも備える「機動(ウゴ)く武器庫(アーマリー)」。
ゲーム中に登場するのは13号機。(戦術に因って差異はあるものの)雑魚・ボス問わず地上で戦う敵の内、間違い無く最強レベルの強さを持つ機体。
特にHardモードで戦う場合はグスタフ、シュトゥルムフォーゲルと並ぶ攻撃の熾烈さを誇り、初見のプレイヤーは4面前半、5面後半で残機とコンティニューを消費してデューラーでゲームオーバー…というパターンが目立つ。
因みに一部ユーザーの間では通常移動時のホバー走行や主兵装にバズーカやレーザーを使用している点、また全体的なフォルムの類似からモチーフとなったのは某ガンダムに登場するモビルスーツでは無いか、と時折囁かれている。

[編集] 6面

ガイアー(SR01 GEIER、「禿鷹(鷲)」の意。時に「コンドル」も指す)
基本的に地球を戦場としている現状、受け身の戦いに甘んじてきた帝国軍が、地球奪回軍の本拠地セレーネ=月そのものの直接攻撃を目標とした一大反撃作戦『ゾンネンシュトラール(SonnenStrahl=太陽光線。即ち日光)』[7]の為に、巨額を注ぎ込んで完成させた戦略型宇宙艦。その実態は、巨大なスペースプレーンに近い代物であり、離陸には長大なカタパルトを要し、大気圏離脱には大型ブースターも不可欠だった。ガイアー本体は、地球の静止衛星軌道上に留まり、搭載した攻撃衛星や戦略ミサイル等によって、月面都市を攻撃する計画であった。 [8]
全長約830m、重量に至っては25万トンに迫る質量を持つさながら機動要塞の様相を見せる宇宙艦。
「戦略型宇宙艦」という呼称の通り、単独で戦艦としての攻撃能力と戦闘装甲攻撃機や攻撃衛星を搭載、離艦する能力も併せ持った戦艦兼空母の様な機体。あまりの巨大さに依りアインハンダーであっても単独での撃墜は不可能である為、対ガイアーでのボス戦は、護衛として随行する高速戦闘機やガイアー搭載兵装の攻撃を掻い潜って後部ブースターのみを指定時間内に破壊するという形になる。
時間内に破壊できれば、推力を失ったガイアーはその巨体を地上に墜としていくが、失敗した場合はガイアーがブースターを切り離して打ち上げに成功。逆にプレイヤー側の機体がパワーダウンを起こして機能停止。地上に待ち構えていた大量のゾードム軍部隊の中に落ちていくバッドエンドとなる。
シュヴァルツガイスト(SS01 SCHWARZGEIST、「黒霊」の意。SCHWARZは「黒」、GEISTは「亡霊」や「幻影」。)
セレーネ地球奪回軍の中核である無人指揮衛星ヒュペリオンの破壊と、本国の月面都市への攻撃を目的として開発された攻撃衛星。単独で月まで航行できる能力を有する上に兵装も極めて強力で、この為に開発されたであろう新型兵器を多数搭載している。中でも特筆すべきは複数遠隔操作が可能な光学シールド兵器、「A.L.S.(アクティブレーザーシールド)」で、敵からの攻撃をほぼ無力化する上に敵機への自動反撃能力も持ち合わせている画期的な防御兵器である。
地上より高度約800km、中間圏外郭に位置する外気圏=宇宙に最も近い大気圏内、熱圏にて戦うゾードム帝国軍の最新鋭兵器。
月の女神を守護せし巨人の抹殺を最大の目的とする帝国軍首脳部の執念が込められた「亡霊」であり、自機側全域を覆う超高出力拡散レーザー・13000tp S.L.Cを始めとして兵装・攻撃は基本的に2ヶ所以上を同時に攻撃する拡散攻撃が多い。
また前述した防御兵装のA.L.Sは、中心のレーザー発振部を破壊しない限りは尽きる事無く防御用レーザーを生成し続けるシステムとなっており、時折繰りだされる三機でのA.L.Sそのものによるレーザー攻撃は初心者には読み難いものがある。
一定時間が経過した場合、味方側のものと思われる無数のレーザーが機体を貫き撃墜されてしまう。
モニター(MS01 MONITOR、「警告者」、「指導者」の意。)
シュヴァルツガイストの本体内に搭載されている月面探査機。一応、探査機と称してはいるものの、実際はセレーネ本国占領の為に開発された重火器と重装甲を備えた強力な兵器であり、月面歩行戦車と呼んだほうが実像に近い。
通常の進行ではまず目にする事が無い、いわゆる「隠しボス」。似たような立場の敵は他に青灰色ドラッヘやパルツィファルが近い存在にある。
シュヴァルツガイスト撃破後に特定の条件を満たしていれば専用BGMと共に出現。戦闘を行う事になる。
月占領に伴う無重力空間での運用を前提としている為か、非常に幻想的且つ生物的な動きをしており外見と相俟ってクラゲの様なイメージをプレイヤーに与える。しかし攻撃の方はそれを打ち消す様なシビアさであり、上半身から繰り出される多量の弾幕と自身の質量を生かした突進攻撃を行ってくる。
特に突進の方は予備動作が殆ど存在しない上に超スピードで迫ってくる代物であり、上手くかわした後もモニター自身は動きを止めずにゆらゆらと動き続けているので油断がならない。
一定時間が経過するとシュヴァルツガイスト同様無数のレーザーに貫かれ破壊される。
因みに特定の条件とは、シュヴァルツガイストの上部にあるモニターハッチを戦闘中破壊しておくだけである。

[編集] 7面

ヒュペリオン UCS マーク12(HYPERION UCS MK.XII、希語で「高みを行く者」の意。後述。)
2244年に進宙した奪回軍の中核となる無人指揮衛星。人の手を介さず、独自に作戦を立案・採決・実行できる能力を持つ第7世代戦略コンピューターにより完全に無人化されている。通常は静止衛星軌道上から各中継衛星を通してエンディミオン、アストライアーやエーオースなどに司令を発し、地球殲滅作戦の直接総指揮を執っていた。また、対衛星兵器を始めとする強力な兵装を搭載しており、自身も並外れた戦闘力を誇る、まさにセレーネの最終兵器と呼ぶに相応しい恐るべき兵器である。
の名を冠されたセレーネの持つ最強最大の兵器にして本作の最後に待ち受けるラストボス。寸分の狂い無き超速のコンビネーションを誇る機動防衛システムと自身と同じく人の意思無き暁(EOS)の機体達、そして両肩に付けられた巨大な可動式熱遮断防壁盾(ムーバブルヒートシールド)によって鉄壁の防衛体制を構築している。
攻撃の方も、宇宙という地上より解き放たれた重力無き世界を十分に活用したものであり、脚部に有線式の巨大なアンカーユニットや追尾性や速度にそれぞれ特化した複数のASAT(対衛星兵器)を持つ。中でも驚異なのは、画面全域を覆う巨大レーザーカノン、MK.XIVレーザーであり、数秒のチャージの後画面外から放ってくるそれはシュヴァルツガイストと並んで最大規模の攻撃範囲を誇る。
更に通常、ボス戦は一定時間の間に倒さなかった場合タイムアウトとなり自動的にステージクリアとなる(ガイアー戦除く)が、このヒュペリオンだけは5分後に画面中央から件の巨大レーザーを回避不能な範囲=画面全体に放ってくる為、プレイヤーは逆に5分以内にヒュペリオンを倒さなければ自動的にステージミスになってしまう事になる。

[編集] 神話などからの名前の引用

  • セレーネはタイタン族の一員で月の女神とされ、美しき羊飼いの若者エンデュミオンを愛した。それ故、主神ゼウスにエンデュミオンの不死を願ったが、人の子に過ぎない彼に与えられたのは永遠の眠りであった。作中、帰還率ほぼ零の任務を全うし帰投する自機を、友軍はいかに出迎えたか?
  • 地球陣営の首府、ゾードムは旧約聖書に登場する都市、ソドムに由来する。ソドム(とゴモラ)は神が天より降らせた焔によって滅ぼされたが、本作の自機はゾードムを討ち破るべく月より飛来する。
    • 因みに、北米版では"sodom"ではなく"Gesetz"に変更された。Gesetzとは独語で「法」を意味する。
  • シリウスおおいぬ座に属する星座で太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星。希語で「焼き焦がすもの」「光り輝くもの」を意味する「セイリオス(Σείριος, Seirios)」に由来しており、和名は「青星」。

[編集] 音楽

この作品の評価の一つに、音楽の定評さが挙げられる。特に一部ファンの間では『アインハンダー』と『FRONT MISSION ALTERNATIVE』の二つをある種極まったスクウェア音楽のツートップとして見る向きもある。

場面の変化のタイミングと曲想の変化のタイミングが同期しており、高い演出効果を発揮。これは強制スクロールで場面が進んで行く2Dシューティングゲームの性質を活かした結果である。また、一部の任意のタイミングの場面では、それに合わせて曲の切り換えが行われる(各ステージ中ボス登場による曲切り換えなど)。
一般に2Dシューティングゲームの楽曲は1ステージにおいて2回以上ループするものが多いが、本作品の場合はステージ楽曲はループしないものが多い。また、一般には1ステージ1曲のところを、場面に合わせ1ステージ2~3曲の構成にしている。3つの場面(3分,2分,3分)で計8分のステージであれば、2分の曲を4回ループさせるのではなく、3分,2分,3分の3曲を製作し、それぞれの楽曲内でも場面変化と同期した音楽の盛り上げを行っている。これは楽曲製作においては多大な時間的資源を必要とするが、そのぶん効果も大きい方法である。
オリジナルサウンドトラック
1997年12月21日に発売。作曲は福井健一郎が担当している。
既に倒産した旧デジキューブより発売された。一度廃盤となったが、2007年7月18日にスクウェア・エニックスが発売元となって再版された。
曲目
1. ムービー(オープニング) ~強襲(ASSAULT)
2. 機体・兵装選択 ~発進(TAKE OFF)
3. Stage1 1 高射砲塔 ~帝都(CAPITAL)
4. Stage1 1 繁華街 ~街路(STREET)
5. Stage1 2 旧市街 ~廃墟(RUINS)
6. Stage1 3 アウトバーン ~追跡(CHASE)
7. Stage2 1 装甲列車 ~鼓動(MACHINE BEAT)
8. Stage2 2 砂漠 ~荒地(BADLANDS)
9. Stage3 1 核サイロ跡 ~静寂(SILENCE)
10. Stage3 2 無人機 ~警報(WARNING)
11. Stage4 1 地底湖 ~突破(BREAKTHROUGH)
12. Stage4 2 地下工場 ~工場(FACTORY)
13. Stage5 1 空軍基地 ~払暁(DAWN)
14. Stage5 2 対ゲシュテル ~狂乱(MADNESS)
15. Stage5 3 カタパルト施設 ~相克(CONFLICT)
16. Stage6 1 成層圏 ~焦燥(IMPATIENCE)
17. Stage6 2 対シュバルツガイスト ~熱圏(THERMOSPHIERE)※
18. Stage6 3 対モニター ~残像(AFTERIMAGE)
19. ムービー(エーオース来襲) ~降臨(ADVENT)
20. Stage7 1 宇宙 ~叛逆(REBELION)
21. 無重量(ZERO GRAVITY)
22. 対大型敵 タイプ1 ~戦慄(SHUDDER)
23. 対大型敵 タイプ2 ~血戦(BLOODY BATTLE)
24. コンティニューカウント ~混濁(MUDDLE)
25. エンディング タイプ1 ~月光(MOONLIGHT)
26. 総合評価~審判(JUDGMENT)
27. スタッフロール ~地球光(EARTHLIGHT)
28. 輪廻(METEMPSYCHOSIS)
29. 序幕(BEGINNING)(東京ゲームショウ’97・スペシャル・リミックス)
※独語の発音、カタカナ表記では「シュヴァルツガイスト」の方が原語に近いがサウンドトラックでは「シュバルツガイスト」表記(公式ガイドブックは「シュヴァルツガイスト」)。

[編集] 脚注

  1. ^ スクウェア制作のシューティングゲームは『iS internal section』や『プロジェクト シルフィード』等の作品を除いてファミリーコンピュータ時代に集中しているが、1985年のスクウェア黎明期に発売された『テグザー』は厳密にはゲームアーツの作品をファミコン等に移植したものであり、1986年に発売した『キングスナイト』は、STGに近いシステムではあるが分類はRPGである。また、1987年に発売の『ジェイ ジェイ』はジャンルは3Dシューティングだが、実際のゲームシステムはアクションゲームそのものであり、スクウェアも製品紹介ページにて「アクションゲームです。」と記載している。更に1988年発売の『亜空戦記ライジン』は、流通と販売は旧スクウェアが中心となったディスクシステム用ソフトウェア開発共同体であるDOGによるブランド扱いであり、実際の開発もマイクロキャビンが行っている。
  2. ^ アルティメットヒッツレジェンダリーヒッツといったスクウェア・エニックスの廉価版レーベルにもラインナップされなかった
  3. ^ セレーネが使用している公用語は「英語」、ゾードムが使用しているのは「ドイツ語」である。
  4. ^ この分類は現実世界に於けるイギリス空軍分類法である。
  5. ^ ガンポッドを製造、販売しているのはマクミラン社と呼ばれる軍事企業。戦争を通じてガンポッドを両軍に供給している上に、ガイアーの建造にも関わっている、いわゆる死の商人である。
  6. ^ ゾードムは「ゾンネ教」という宗教を国教としており、月戦争後厚い雲に覆われた地球上に於いては「太陽の光」を最大の恵みとする事となっている。
  7. ^ 神話に於けるヒュペリオンは天空を駆けながら太陽・光明を司る神であり、太陽そのものを神格化するゾンネ教を国教とするゾードム帝国軍は、「日光」の名を冠された作戦に従い太陽神を討ち斃す事となる。
  8. ^ 劇中では語られる事も使用される事も無かったが、ガイアーの戦略型ミサイルは作戦の性格上恐らく核弾頭を搭載、さらには6800mmという大口径のレールカノンも2門備えているので、仮に帝国軍がガイアーを複数艦建造していた場合、ゾードムに比べ国力で劣るセレーネには泣き所であるその物量差に対して、戦局をもう一度戦争初期の状態に盛り返す事が出来ず趨勢は一気に決していたと思われる。 しかしその一方で、無人機であるヒュペリオンとエーオースの性能に対して、セレーネ以上に宇宙空間での戦闘ノウハウや技術があるとは思えないゾードムが造った宇宙艦であるガイアーと、ヒュペリオンと同じ衛星兵器であるが機動力や運動性に於いては圧倒的に劣るであろうシュヴァルツガイストが複数存在したところで、どこまで対抗できたかという点に関して疑問の声もある。

[編集] 参考

公式ガイドブック ISBN 978-4-89366-885-1

1997年12月4日にアスペクトより発売。 現在は絶版。

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