アインシュタインの十字架
| QSO 2237+030 | |
|---|---|
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ハッブル宇宙望遠鏡の画像。
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| 星座 | ペガスス座 |
| 視等級 (V) | 16.78[1] |
| 分類 | クエーサー[1] |
| 位置 元期:J2000.0 |
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| 赤経 (RA, α) | 22h 40m 30.3s[1] |
| 赤緯 (Dec, δ) | +03° 21′ 30″[1] |
| 赤方偏移 | 1.695[1] |
| 視線速度 (Rv) | 227230 km/s[1] |
| 距離 | 8億光年[2] |
| 物理的性質 | |
| 色指数 (B-V) | -2.42[1] |
| 別名称 | |
| 別名称 | |
| ■Project ■Template | |
| [Y88] G | |
|---|---|
| 仮符号・別名 | ハクラのレンズ |
| 視直径 | 1.6 × 1.6 秒 |
| 分類 | Sab D型銀河 |
| 位置 元期:J2000.0 |
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| 赤経 (RA, α) | 22h 40m 30.23s[3] |
| 赤緯 (Dec, δ) | +03° 21′ 31.3″[3] |
| 赤方偏移 | 0.0394[3] |
| 視線速度 (Rv) | 11579 km/s[3] |
| 距離 | 400万 光年[2] |
| 別名称 | |
| 別名称 | |
| ■Project ■Template | |
アインシュタインの十字架(Einstein Cross)[1]とは、銀河[Y88] G[3]と、[Y88] Gによってもたらされた重力レンズ効果で4個に分裂したクエーサーQSO 2237+030[1]の組み合わせである。アインシュタインクロスとも呼ばれる。
目次 |
[Y88] G [編集]
[Y88] Gは、ハクラのレンズ(Huchra's lens)[3]とも呼ばれる、Sab D型の楕円銀河である。固有名は天文学者のジョン・ハクラに因む。地球から400万光年離れた位置にある[2]。銀河の視直径は1.6×1.6秒である。後述するクエーサーQSO 2237+030の重力レンズ効果の原因となっている重力源であり、この度合いから[Y88] Gの質量を求める試みがある[2]。
QSO 2237+030 [編集]
QSO 2237+030は、[Y88] Gの後ろに存在するクエーサーである。地球から8億光年離れた位置にあり、[Y88] Gとは20倍もの開きがある。QSO 2237+030は、[Y88] Gの重力によって4個の像に分裂し、0.87×0.34分の領域に広がっている。像はそれぞれ[Y88] Gを基準に、北は[Y88] A、南は[Y88] B、東は[Y88] C、西は[Y88] Dと名づけられている。しかし、実際には[Y88] Gに重なる位置に微弱な5個目の像、すなわちQSO 2237+030の本体があると予想されており、観測可能かもしれない[2]。
名称 [編集]
アインシュタインの十字架という名称は、理論物理学者のアルベルト・アインシュタインに因む。アインシュタインは、1915年から1916年に発表した一般相対性理論において、重い物体によって発生した重力によって時空が歪み、その歪んだ時空に沿って光が曲がって進むことが提唱された。もし観測者と観測対象の間に別の天体があった場合、観測対象から放たれた別々の光を、天体の重力が凸レンズの役割を果たして一点に集める事になる。このとき、別々の光を見るため、あたかも観測対象が分裂して見える。これを重力レンズ効果と呼ぶ。重力レンズ効果は1936年にアインシュタイン自身が論文中に述べ、実例は1979年に発見された。アインシュタインの十字架は1985年に発見されたが、4個の像は、その1年前に発見された四つ葉のクローバークエーサーが最初である。ただし、四つ葉のクローバークエーサーは中心部が良く見えないため、十字架には見えない。