アイアンクロー

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アイアン・クローIron Claw)は、プロレスで繰り出される技の一つである。別名は脳天締め鉄の爪と呼ばれる。 正式名称はブレーン・クロー

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[編集] 概要

掌全体で相手の顔面をつかみ、指先で握力を使って締め上げダメージを与え、ギブアップを狙う技である。寝ている相手に対して仕掛ける場合は、この技を掛けている状態でピンフォールを奪う場合もある。

フリッツ・フォン・エリック必殺技で、「アイアン・クロー」という名称は彼が独自に使用している名称であった。他のプロレスラーがこの技を使うと「ブレーン・クロー」(脳天締め)と呼ばれる。しかし、ブレーン・クローといえばエリックのアイアン・クローという印象が強すぎるため、他選手が使っても一般名称であるブレーン・クローの名称が使われずに「アイアン・クロー」と呼ばれる場合がある。

必殺技としての威力を誇り、フィニッシュ・ホールドとしての説得力を持っていたのは、フリッツ・フォン・エリックのアイアン・クローのみである。彼の息子たちであるデビッド・フォン・エリックケリー・フォン・エリックも同じ技を使用していたが、フリッツ・フォン・エリックのそれには遠く及ばないものであった。エリックは手の幅が32cm、握力は200kgを超えていた(真偽の程は定かでないが、リンゴを握力のみで軽く握りつぶしていたところを見るとかなりの握力だと推測できる)と言われ、エリックの肉体的特長が技の威力に影響していたためである。彼のアイアン・クローにより脳を損傷する程の大怪我をしたレスラーが2名存在する。

エリック一家以外の使い手としてキラー・カール・クラップバロン・フォン・ラシクブラックジャック・マリガンブラックジャック・ランザドン・ジャーディンなどがいた。クラップのクローはブロンズ・クロー青銅の爪)と呼ばれた。

現在の主な使い手として、ブキャナンバイソン・スミスなどがいる。WWEグレート・カリは、両手で相手の頭を挟むように締め上げる。同様にブライアン・アダムスは「クラッシュ」のリングネームを名乗っていた時代に、背後から両手でアイアン・クローを掛ける技を得意としていた。

[編集] 応用

形だけ見れば単純に相手の前頭部を掴むという技なので、その入り方は多岐に及ぶ。試合中にしばしば見られる光景として

  • 仰向けにダウンした相手に対して
  • ロープに振って返ってきたときなど、走ってくる相手に対するカウンターとして以下があげられる。
  • トップロープから攻撃を仕掛けてきた相手に
  • 相手の背後から後頭部に向かって
  • 場外のロープ際にいる相手に場内から仕掛け、そのままリング内に引きずり込む。

また、ギブアップを取るだけに限らず、アイアンクローの体勢から馬乗りになってそのままフォールを取ることもある。

[編集] その他のクロー系

プロレスでは相手の体の一部を掴んで締め上げる攻撃を「クロー」「クロー・ホールド」と総称する。

ストマッククロー
アイアンクローと同じ要領で腹部(胃袋)をつかむ技。主な使い手にはキラー・コワルスキーなどがいる。フリッツ・フォン・エリックはこの技もフィニッシュ・ホールドとしていた。別名「胃袋締め」。
ショルダークロー
相手の肩、もしくは肩口の頚動脈を握力で締め上げる技。スコット・ノートン中西学などの怪力レスラーや、グレート・ムタなどの怪奇派レスラーが繋ぎ技として使う。別名「肩締め」。
コブラクロー
正面から相手の喉を鷲掴みにし、頸動脈を指先でダイレクトに締め付ける。このままフォールを奪う事もある。タイガー・ジェット・シンがフィニッシュ・ホールドにしていた。頸動脈をしめているので、反則のように見えて、実際は反則ではない。しかし、気管を絞めているのか、頸動脈を絞めているのか見分けが付きにくいため、実際は気管を絞めていた事も多い。別名「頸動脈絞め」・「毒蛇絞め」。
チョーククロー
相手の首を掴み、気管を絞め上げる技。反則技である。上記コブラコローと見分けにくいため、タイガー・ジェット・シンは、うまく両者を使い分けていた。別名「首絞め」「喉絞め」。
バイス・グリップ
グレート・カリの得意技で両手で相手の頭を鷲掴みにし締め上げる技。人並み外れた巨大な手を持つカリだからこそできる技。

また特定の名前は付かないが、握力に自信のあるレスラーが、関節技や絞め技を掛けられた際に、相手の体の一部を掴むことで技から脱出するという場面もみられる。

[編集] 派生技

アイアンクロー・スラム
アイアンクローのまま担ぎ上げ、チョークスラムのように背面からマットへ叩きつける技である。ダイナマイト・関西、バイソン・スミス、アラン・カラエフが主に使用し、ブキャナンはアイアンボムという名前で使用している。モンゴリアン勇牙もモンゴリアンクローバスターという名前で使用していた。漫画キン肉マン』に登場するフリッツ・フォン・エリックをモチーフにしているキャラクター『ゴッド・フォン・エリック』も使用している。
葉隠II
別名はツナミ、WWEではクローホールドSTO鈴木健想の技で、アイアンクローをかけたままの状態で相手の片腕を掴み、STOにのように相手の片足を自分の片足で払うと同時に、体を浴びせながら背面からマットへ押し倒す技。
アイアン・バスター
ブキャナンのオリジナル技。アイアンクローを掛けた状態で、相手の片足を自分の片足で払って、相手を背面からマットへ倒す。上記の葉隠IIとほぼ同じだが、相手の片腕を掴まない点と、自らの体を相手に浴びせない点で相違がある。フィニッシュ技のアイアン・ボムへの布石として使用される場合が多い。
バイソン・ボム
バイソン・スミスが考案した、雪崩式で繰り出すアイアンクロー・スラム

[編集] 関連項目

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