わたしの彼は左きき

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わたしの彼は左きき
麻丘めぐみシングル
初出アルバム『めぐみと若い仲間たち
B面 ひとりの私
リリース
ジャンル アイドル歌謡曲
時間
レーベル VICTOR/ビクター音楽産業
作詞・作曲 千家和也(作詞)
筒美京平(作曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[1]
  • 1973年度年間11位(オリコン)[1]
  • 麻丘めぐみ シングル 年表
    森を駈ける恋人たち
    (1973年)
    わたしの彼は左きき
    (1973年)
    アルプスの少女
    (1973年)
    収録アルバムめぐみと若い仲間たち
    わたしの彼は左きき
    (1)
    すれ違った恋人
    (2)
    テンプレートを表示

    わたしの彼は左きき」(わたしのかれはひだりきき)は、麻丘めぐみの通算5枚目のシングル。1973年7月5日発売。発売元はビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)。

    解説[編集]

    • 南沙織天地真理小柳ルミ子三人娘三代目・三人娘)とともに "元祖女性アイドル" と語られる機会もある麻丘めぐみの5枚目。曲中の「左きき」の歌詞に合わせて、顔の高さに掲げた左の手のひらを交互に見せる振り付けが特徴の一曲である。
    • 売上枚数は総計50万枚以上[2]オリコンチャートで唯一の1位獲得曲(8月27日 - 9月3日付)であり[1]、麻丘の代表曲として広く知られている。また、この曲で『第24回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした[2]。後年、「舞台袖で、歌う前にいしだあゆみさんが優しく声をかけてくれたのが嬉しかった」と懐古している[3]
    • 麻丘本人は右利きだが、曲の宣伝の際には、左手でサインをしたり、食事の時左手で箸を持つなどしていた[2]
    • 本作がリリースされた当時、巷間では左利きに対する差別意識が若干残っていたこともあり、麻丘自身は「このタイトルでいいのだろうか?」と戸惑ったという[4]。しかし、歌詞の内容自体は、左利きの人間を差別したり忌避したりするものではなく、むしろ本作のヒットがきっかけで、左利き用品が多数販売され、左利きが市民権を得たとも言われている[5]
    • レコーディングメンバーとして、ギターを担当しているのは高中正義[注 1]

    収録曲[編集]

    1. わたしの彼は左きき
      編曲:筒美京平
    2. ひとりの私
      編曲:高田弘

    その他収録作品[編集]

    ※カッコ内の内訳は (発売年月日、レーベル規格品番

    カバー[編集]

    ※カッコ内の内訳は (発売年月日、レーベル規格品番

    タイアップ [編集]

    関連項目[編集]

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ 当時のレコードジャケット内表記で確認可
    2. ^ 挿入歌として採用。本編中、Uマチックビデオで録画した歌番組を、近所の子供たちが集まり同曲を口ずさむシーンがある。テレビ画面にはデビュー当時の麻丘の歌唱シーンが登場している。
    3. ^ 内藤大助ガッツ石松アニマル浜口が出演したCMにて歌詞を変えて使用されている(歌い出しは「ワシらケータイ 持ってない〜」)。

    出典[編集]

    1. ^ a b c オリコンランキング情報サービス「you大樹」
    2. ^ a b c “【1973年8月】わたしの彼は左きき/本人は右利きも麻丘めぐみの“代名詞””. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2011年8月22日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono/music/anokoro/08/kiji/K20110822001463560.html 2015年7月17日閲覧。 
    3. ^ NHK出版『紅白50回〜栄光と感動の全記録』掲載の麻丘めぐみインタビューより。
    4. ^ 週刊現代 2011年9月17日号 p.78~80「私の地図--あの場所へ帰りたい(第68回)歌手・女優 麻丘めぐみ」
    5. ^ モノ・マガジン 597号特集『左利き大図鑑』より
    6. ^ なつかしの月刊明星メドレーより。
    7. ^ メドレー「君こそアイドル」より。