わが生涯のかがやける日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
わが生涯のかがやける日
監督 吉村公三郎
脚本 新藤兼人
製作 小倉武志
出演者 森雅之
山口淑子
滝沢修
音楽 木下忠司
吉沢博
撮影 生方敏夫
編集 杉原よ志
製作会社 松竹大船撮影所
配給 松竹
公開 日本の旗 1948年9月26日(一般公開は10月2日
上映時間 101分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

わが生涯のかがやける日』(わがしょうがいのかがやけるひ)は、1948年(昭和23年)9月26日公開の日本映画である。松竹製作・配給。監督は吉村公三郎、脚本は新藤兼人モノクロスタンダード、101分。

安城家の舞踏会』『誘惑』に続いて吉村と新藤がコンビを組んだ作品。戦中から戦後の権力者の告発がテーマの作品だが、脚本段階でGHQから、完成後は検察庁からの検閲で大幅にカットされた[1]。群衆場面には民衆芸術劇場の研究生であった垂水悟郎大滝秀治内藤武敏奈良岡朋子らも出演していた[2]。第22回キネマ旬報ベスト・テン第5位。

あらすじ[編集]

1945年8月14日火曜日)、青年将校の沼崎敬太はポツダム宣言を受諾した大臣・戸田光政を暗殺し、その娘節子の短剣によって腕に傷を受けた。3年後の1948年、沼崎は暗黒街のボス・佐川の手先として働いていた。そこへキャバレーのダンサーにまで落ちぶれていた節子が、佐川の経営するキャバレーに新入りとして入った。節子は沼崎と恋に落ちるが、やがて沼崎が父を殺した犯人だと知ってしまう。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ わが生涯のかゞやける日東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年3月7日閲覧
  2. ^ 大笹吉雄『日本現代演劇史 昭和戦後篇1』、白水社、2001年、p.493

外部リンク[編集]