わかくす号

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わかくす号(西日本鉄道)

わかくす号(わかくすごう)は、福岡県福岡市佐賀県佐賀市を結ぶ、西日本鉄道(西鉄)が運行する昼行高速バス路線である。佐賀営業所が担当し、西鉄バス佐賀への管理委託路線となっている。

本記事では、同じく西鉄が運行する、福岡空港と佐賀市を結ぶ高速バス路線についても記述する(「わかくす号」を名乗るのは福岡天神バスセンター発着路線のみである)。

目次

[編集] 概要

愛称は、佐賀県の県木・県花である「クス」から。座席定員制で自由席だが、満席の場合は乗車できない。

博多駅佐賀駅間を運行するJR九州の特急列車「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」と競合している。JR特急に比べて所要時間は長いが運賃は安価で、佐賀市内の停車地が多い。また両社とも各種の回数券を発売している。平日に比べて土・日・祝日の方が運行本数が多いのが特徴で、佐賀から福岡天神地区への買い物客が多いことを物語っている。

当路線のほか、かつては「九州号」も佐賀市エリアを通っており、福岡市内~佐賀市内の利用が可能であったが、2002年3月1日のダイヤ改正で佐賀市内に停車しなくなった。

車両の下部にはトランクが設置されている。乗車時には乗客が各自でトランクを開けて荷物を預ける姿が多く見られる(特に福岡空港線において)。

国土交通省の統計によると、「福岡~佐賀」路線の輸送人員は、平成18年度で874,713人、平成19年度で887,114人であるという。日割り計算すると2400-2500人/年ということになる。また、九州の高速バスの路線内での輸送人員順位としては上位4位(同18年度)、上位5位(同19年度)に位置する[1]

[編集] 歴史

  • 1979年12月23日 - 一部区間を高速道路経由に変更(高速バス路線としての開業日はこの日である)。
  • 1998年8月1日 - 運賃改定。福岡・福岡空港~佐賀間の運賃は片道1,150円→1,250円、往復2,050円→2,250円となる。
  • 1999年3月28日 - 福岡都市高速道路2号線全通に伴うダイヤ改正。
    • 天神発着便は停車地を西鉄天神バスセンター、筑紫野(二日市温泉入口)、高志館高校前、佐賀駅バスセンター、佐賀第二合同庁舎に統一。
    • 空港発着便は吉野ヶ里遺跡経由を除き停車地を福岡空港、筑紫野(二日市温泉入口)、高速基山、高速鳥栖神辺、高速中原、高速神埼、高志館高校前、佐賀駅バスセンター、佐賀第二合同庁舎に統一。
    • 吉野ヶ里遺跡経由は空港発着の1往復のみとする。
  • 2000年5月3日 - 当路線にて17歳の少年によるテロ事件が発生(事件の内容については西鉄バスジャック事件を参照)。
    • 都道府県バス協会、バス事業者によるバスジャック対応マニュアルやテロ対策装備品などの普及の契機となった。
  • 2000年7月1日 - 運賃1,000円以上の区間の運賃を1,000円に値下げ。福岡~佐賀間の運賃は片道1,250円→1,000円、往復2,250円→1,800円となる。
  • 2003年7月1日 - 西鉄バス佐賀への管理委託とする(運転士が西鉄バス佐賀の社員となる)
  • 2004年3月12日 - 天神発着便の停車地に高速基山、高速中原、高速神埼を追加。
  • 2005年9月17日 - 天神発着便の停車地に高速鳥栖神辺を追加。
  • 2006年4月1日 - 天神、福岡空港発着便の停車地に高木瀬公民館前と総合体育館前を追加。
  • 2008年4月1日 - 福岡空港~佐賀間の運賃1,000円の区間の運賃を1,200円(往復2,150円)に値上げ(「わかくす号」は据え置き)。
  • 2008年5月11日 - この日限りで土・日・祝日並びに福岡競艇開催日に行っていた上り天神行きの「那の津口」バス停への臨時停車を終了。
  • 2009年4月1日 - ダイヤ改正、土日祝の一部便を佐賀城本丸歴史館まで路線延伸。「わかくす号定期」(後述)の運用開始。

[編集] 停車箇所

天神発「わかくす号」
都市高速九州自動車道長崎自動車道経由。
西鉄天神バスセンター - 高速基山 - 高速鳥栖神辺 - 高速中原 - 高速神埼 - 高速金立 - 高志館高校前 - 高木瀬公民館前 - 総合体育館前 - 佐賀駅バスセンター - 佐賀第二合同庁舎
西鉄天神バスセンター - 高速基山 - 高速鳥栖神辺 - 高速中原 - 高速神埼 - 高速金立 - 高志館高校前 - 高木瀬公民館前 - 総合体育館前 - 佐賀駅バスセンター - 中の小路 - 佐賀城本丸歴史館
福岡空港発
都市高速九州自動車道長崎自動車道経由。九州自動車道と佐賀市内の間は「わかくす号」と同一経路。
福岡空港国内線第1・第2ターミナル - 福岡空港国内線第3ターミナル - 福岡空港国際線ターミナル - 高速筑紫野(二日市温泉入口) - 高速基山 - 高速鳥栖神辺 - 高速中原 - 高速神埼 - 高速金立 - 高志館高校前 - 高木瀬公民館前 - 総合体育館前 - 佐賀駅バスセンター - 佐賀第二合同庁舎
福岡空港発吉野ヶ里歴史公園前経由
東脊振インターチェンジと佐賀市内の間は一般道経由。
福岡空港国内線第1・第2ターミナル - 福岡空港国内線第3ターミナル - 福岡空港国際線ターミナル - 高速筑紫野 - 高速基山 - 高速鳥栖神辺 - 高速中原 - 役場前(東脊振IC口) - 横田 - 吉野ヶ里歴史公園入口 - 吉野ヶ里歴史公園前 - 田手 - 神埼駅通り - 神埼役場前 - 神埼協和町 - 佐賀駅バスセンター - 佐賀第二合同庁舎

佐賀方面のバスには高速金立バス停から乗車できる(福岡方面は降車不可)。

[編集] 主な区間の所要時間と運賃

西鉄天神バスセンター~佐賀駅バスセンター
  • 1時間9分、1,000円。往復・ペア乗車券1,800円(車内での購入はできないので前もって購入しておく必要がある)。福岡天神きっぷ14枚つづり10,000円(こちらは車内でも購入可能)。
  • 西鉄バスカードよかネットカード 使用可。
  • 「わかくす号定期」1ヶ月30,000円 「わかくす号」に加え天神バスセンターから博多・百道浜地区方面など福岡市内の西鉄バスフリーエリア内で乗降可能。通勤定期券(1ヶ月38,400円)より割安だが、毎月1日を起算日とする月度式のみの発売。小児・割引対象運賃の設定はなし。
  • 福岡市内のメインストリート・渡辺通りの渋滞が激しいことがあり、天神行きの場合福岡都市高速の出口を出てから天神バスセンターまでにかなり時間を要する場合がある。かつては土・日・祝日ならびに福岡競艇開催日に「那の津口」バス停で降車を取り扱っていた。(天神北地区まで徒歩12~13分)また同様に佐賀ゆきの場合も都市高速入り口までにかなり時間を要することがある。
福岡空港~佐賀駅バスセンター
  • 1時間3分、1,200円。往復・ペア乗車券2,150円 スーパー乗車券4枚つづり3,800円(ともに車内での購入はできないので前もって購入しておく必要がある)。福岡天神きっぷの使用は不可。
  • 西鉄バスカード・よかネットカード・nimoca 使用可。「わかくす号定期」の使用は不可。

[編集] 運行車両 

[編集] 車内設備

  • 4列シート、トイレなし

[編集] 脚注

  1. ^ 国土交通省九州運輸局「九州における高速バスの概況(平成19年度)」平成20年11月21日PDF

[編集] 外部リンク