らせん (ホラー)

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らせん
監督 飯田譲治
製作総指揮 原正人
河井真也
一瀬隆重
仙頭武則
脚本 飯田譲治
出演者 佐藤浩市
中谷美紀
松嶋菜々子
真田広之
音楽 池頼広
撮影 渡部眞
配給 東宝
公開 1995年7月31日 (小説) 日本の旗
1998年1月31日 (映画) 日本の旗
上映時間 97分
製作国 日本
言語 日本語
allcinema
  
文学
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らせんは、鈴木光司によって著述されたホラー小説、 及びそれを原作としたテレビドラマ、映画、漫画。 1995年の吉川英治文学新人賞を受賞した。

「らせん」(角川書店)ISBN 4048728717 (1995年8月出版)


目次

[編集] 概要

ホラー小説「リング」の後日談を、ホラーではなく科学サスペンスの視点から描いた異色の続編。原作者鈴木光司は「もともとこの作品を予定していたわけではないが、説明がつかないことは嫌いなので」(「らせん」文庫版あとがき)などと述懐しており、前作で登場した「見ると1週間で死ぬ呪いのビデオ」という『説明のつかない』オカルト要素に対し、今回は医学的要素をふんだんに盛り込み、医学サスペンスとしてリアリティのある説明を付けているのが特徴。

遺伝子学の要素が「呪いのビデオ」の謎として効果的に使用されており、前作のオカルトホラー色は後退しSFサスペンスといった雰囲気が強い。さらには前作で得体の知れない恐怖の象徴であった山村貞子についても、「ある人物」と結託して人類抹殺の陰謀を巡らせる『知的な悪女』的な描かれ方をしており、クライムサスペンスの雰囲気も併せ持つ。

完結編である後作「ループ」と共に「リングシリーズ三部作」と呼ばれる。なお「ループ」では、生命と神の存在に言及したファンタジーへと変化するなど、さらに物語が意外な方向へ発展しており、その大胆な方向変換が斬新だった。

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


東京都監察医の安藤満男は、不注意から我が子を死なせた自責に苛まれる日々を過ごしている男。ある日彼は、変死した友人・高山竜司の解剖を担当する。死因は、心臓近くの冠動脈に発生した肉腫によって、血流が停止したことによる心不全。解剖が終わった時、安藤は高山の縫合した腹部から、体型を整えるために詰めた新聞紙の端片がはみ出しているのに気付く。その紙片には、暗号らしき数列が書かれていた。

その後安藤は、監察医務院にやってきた高山の元助手・高野舞から、高山は死の直前、記者の浅川和行という男と共に「見ると死ぬ呪いのビデオ」の調査を行っていたことを知る。だが、その浅川も後日に妻子を失い、自らも廃人同様になっていた。やがて安藤は、浅川が遺していた一連の事件に関する手記を手に入れ、仲間の医師・宮下と共に調査に乗り出す。

やがて、高山の死体から天然痘ウィルスによく似た未知の伝染性ウィルスが発見され、一連の「呪い」とはこのウィルスが心臓の冠動脈に肉腫を発生させ、1週間で心臓近くの動脈を閉塞させ死に至らしめるというメカニズムが判明するが、その感染ルートは、ビデオを見た者の網膜を通して体内に入り込み感染するという驚くべきものだった。

さらには高野舞が行方不明になり、その後ビル屋上の排気口内で『出産直後のような状態』で変死しているのが発見されるが、肝心の出産した赤ん坊は付近になかった。その後、安藤の前に舞の姉を名乗る女性が現れるが、彼女こそ、舞の子宮を通じてこの世に再生を果たした山村貞子その人であった。

舞は、高山の遺品を整理した際、彼が遺していた例の呪いのビデオを見てしまったが、たまたま見た日が彼女の排卵日であり、感染したウィルスと卵子が結び付き、貞子すら予想もつかなかった偶然の『受精』により復活を果たすことになったのだ。受精した卵子は僅かな期間で臨月に達し、生まれた貞子は短期間で死亡した時と同じ年齢に成長を遂げていた。しかもこの偶然により、ウィルスは当初とは違った、恐ろしい『突然変異』を遂げていた…。

貞子は、安藤に【ある条件】で取引きを提案する。そして安藤は、この一連の事件の【本当の黒幕】に気付く。自分を利用し、貞子の後ろで手ぐすねをひいていた、真の黒幕とは…。

[編集] 映画

1998年1月31日に製作および公開された。「リング」と同時上映のデュアル・ホラームービー形式。物語の大筋は原作に比較的忠実だが、印象までも大胆に方向変換した原作と違い、映画第1部「リング」のオカルトホラー色から大きく外れないようにイメージ調整された作品。上映時間97分。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] キャッチコピー

  • あいつは死んだはずなのに。
  • その謎は「リング」に始まり、その恐怖は「らせん」につながる。(リングと併せて)

[編集] パッケージソフト

  • DVD「らせん <期間限定生産>」 2005年3月2日発売。ポニーキャニオン。

[編集] テレビドラマ

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フジテレビ系列1999年7月1日から9月23日にかけて放送された。全13回、平均視聴率13.3%。人物氏名と一部の設定以外は原作から離れたオリジナルストーリーで、フジテレビが前年に製作した連続ドラマリング〜最終章〜の直接の続編として製作されたオカルト風ドラマ。

主人公安藤は医師ではなく、学校の教師で、原作最大の特徴だった医学的な見地からの展開という要素はなくなり(前作リング〜最終章〜で原作らせんの要素が組み込まれ、リングウイルスや冠動脈肉腫などの医学的な死因解明の要素が既に一部使用されている)、前半はノストラダムス現象などのオカルト要素を、後半はスタンフォード監獄実験の逸話をベースにおいた独自のストーリーを展開した。原作の完結編「ループ」の要素も一部導入されている。前作の矢田亜希子、木村多江などが同役で連投。結末は一連のシリーズの完結編的な独自の内容で描かれている。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

rough laugh「誰がために鐘は鳴る」

[編集] 放送日・サブタイトル・視聴率

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 1999年7月1日 貞子の復讐 リングを超える恐怖 蒔田光治 木下高男 15.1%
第2話 1999年7月8日 死者は井戸を見る 15.0%
第3話 1999年7月15日 私が私を殺しに来る… 田中一彦 西谷弘 13.4%
第4話 1999年7月22日 死者が蘇る…伝説の村へ 蒔田光治 木下高男 13.2%
第5話 1999年7月29日 この部屋に、悪魔がいた 西谷弘 14.0%
第6話 1999年8月5日 もう誰にも止められない 田中一彦 木下高男 13.3%
第7話 1999年8月12日 貞子を作った男 蒔田光治 西谷弘 12.1%
第8話 1999年8月19日 二度死ぬ子供… 木下高男 13.6%
第9話 1999年8月26日 憎悪のリングが完成する 田中一彦 西谷弘 11.8%
第10話 1999年9月2日 囚人は看守に殺される 蒔田光治 都築淳一 13.1%
第11話 1999年9月9日 予言者は殺される 田中一彦 木下高男 12.0%
第12話 1999年9月16日 明日、世界は破滅する 蒔田光治 西谷弘 15.0%
最終話 1999年9月23日 永遠に生きるもの 木下高男 11.0%
平均視聴率13.3% (視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

[編集] キャッチコピー

  • あなたも貞子から逃げられない。

[編集] 番組の移り変わり

フジテレビ 木曜劇場
前番組 番組名 次番組
らせん


[編集] 漫画

作画は桜水樹、原作は鈴木光司

「らせん」(Horror comics)角川書店 ISBN 4048531166 (1999年9月)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク