やじろべえ (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やじろべえ
ジャンル 少女漫画恋愛漫画学園漫画
漫画
作者 山川あいじ
出版社 集英社
掲載誌 別冊マーガレット
レーベル マーガレットコミックス
発表号 2010年12月号[1] - 2011年10月号
発表期間 2010年11月13日 - 2011年9月13日
巻数 全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

やじろべえ』は、山川あいじによる日本漫画作品。

別冊マーガレット』(集英社)2010年12月号から[1]2011年10月号まで連載されていた。単行本全2巻。1巻を越える作品は作者にとって初めてである。

血の繋がらない父の祖父の死をきっかけに、自分の環境を改めて見直し始めた娘の物語。

登場人物[編集]

市川 葉瑠(いちかわ はる)
15歳。10年前に母を亡くして以来、義父の誠司と2人暮らし。親友から「超ファザコン」と言われるほど誠司と仲が良い。
母が幼い自分を残して逝ってしまったことを誠司の祖母(葉瑠にとっては義理の曾祖母)が苦々しく思っていたため、自身も彼女に対して苦手意識を持っていたが、何度か家を訪ねるうちに少しずつ打ち解け始める。
市川 誠司(いちかわ せいじ)
葉瑠の義理の父。葉瑠からは昔から「誠司」と名前で呼ばれており、きちんと父親として見られているか自信はないが、会社のデスクに葉瑠との写真を飾ったり、将来的に葉瑠に残せるものとして一軒家を購入するなど、葉瑠のことを一番に考えている。
祖母は和菓子店「やじろべえ」の経営者で、誠司と葉瑠の母親との結婚にも反対していた。
鮫島 千絵(さめじま ちえ)
誠司の大学時代の1年先輩。シングルマザー。寂しがり屋で1人でいられない質。
鮫島 永和(さめじま とわ)
千絵の息子。中学生。人を観察するのが好き。千絵とはよく姉弟に間違えられる。
小村崎 凡太(こむらさき ぼんた)
葉瑠と誠司が以前住んでいたアパートの隣に母と2人暮らししていた1歳年上の少年。
中学卒業とほぼ同時期に、離婚していた両親の復縁が決まるが、父親の記憶がほとんどなく家族と思えないため、内心複雑な思いを抱いている。
川端(かわばた)
誠司の会社の同僚で、高校時代からの同級生でもある。葉瑠のことばかり気にかけている誠司を心配している。

書誌情報[編集]

  • 山川あいじ 『やじろべえ』 集英社マーガレットコミックス〉、全2巻
    1. 2011年4月25日発売[2]ISBN 978-4-08-846649-1
    2. 2012年2月24日発売[5]ISBN 978-4-08-846749-8

脚注[編集]

  1. ^ a b 「友だちの話」の山川あいじ、オリジナル新連載スタート”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2010年11月13日). 2017年3月19日閲覧。
  2. ^ やじろべえ/1|山川 あいじ|マーガレットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2021年9月10日閲覧。
  3. ^ 別マsister、主役は全員男の子!妄想男子ピンナップも封入”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2011年4月18日). 2017年3月19日閲覧。
  4. ^ 永和の目線で描かれた作品。
  5. ^ やじろべえ/2|山川 あいじ|マーガレットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2021年9月10日閲覧。