もったいないお化け
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もったいないお化け(もったいないおばけ)とは、公共広告機構(現:ACジャパン)の一連のテレビコマーシャル作品。およびその作品に登場するお化けの名前である。
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[編集] 概要
食べ物を残すなど、いわゆるもったいないことをした者の枕に夜現れ、「もったいない」などいろいろ説教に近いことを言う。なお最後の結末はいろいろあり、魂をとられてしまう(食べられる)ものや説教だけされるものなど、製作時期や地域によって何パターンもある。
[編集] テレビコマーシャル
1982年12月電通大阪製作。テーマ「教育」のひとつとして、食べ物を粗末にしないことを啓蒙する目的で作成された。当時人気番組だった『まんが日本昔ばなし』と同様に中田実紀雄プロデュース[1]のアニメーションに常田富士男と市原悦子のナレーションが起用された。ストーリーそのものも昔話をモチーフに仕上げられており、ほのぼのと心情に訴える作品となった。
CMは60秒版、30秒版、さらに英語版も作成された。CMは好評を博し、その後に公共広告機構による日本昔話シリーズは合計で5つ製作された。内容はいずれも鬼や物の怪が子供を脅して改心させるものである。この一連のCMはいかなる広告賞も受賞していない。
CM中に現れるもったいないお化けは、擬人化された人参・大根・キュウリ・ナス・鞘えんどう・麦の穂が、それぞれ紫の紋付き着物を纏った姿で現れる。皺のような目と口がかろうじて人参と大根にこそ見られるが、それら以外は顔の無いのっぺらぼうである。子供たちを取り囲み体を左右に揺らしながら恐ろしい声で怖がらせるが、子供たちに危害を加える様子は無い。CMに現れるもったいないお化けは一般に言われる「お化け」の典型であり、報恩感謝を怠った者に文字通り化けて現れている。御霊信仰のたたり、もしくは仏教の因果応報を子供向けの柔らかい説話風に仕立て上げるための、本CM向けのオリジナルである。
2004年に環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したケニアの環境保護活動家ワンガリ・マータイが日本語「もったいない」を啓蒙していることが影響し、もったいないお化けも再注目され、環境問題の取り組みやブログ等で多数採り上げられている。
[編集] その他の用法
本来は前述のようにもったいない行為をたしなめる言葉であるが、現代ではその意味から転じて「捨てるべき物をなかなか捨てられない人」を指して「もったいないお化けにとりつかれた人」と言うこともある。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ "京都精華大学アニメーション学科教員紹介". 2008-06-06 閲覧。

