めぞん一刻
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| めぞん一刻 | |
|---|---|
| ジャンル | ラブコメ・青年漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 高橋留美子 |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ |
| 発表期間 | 1980年11月号(創刊号) - 1987年19号 |
| 巻数 | 15冊(単行本) 10冊(ワイド版) 10冊(文庫版) 6冊(コンビニ版) |
| ゲーム | |
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『めぞん一刻』(めぞんいっこく)は高橋留美子によるラブコメディ漫画作品。及びこれを原作としたアニメ(テレビ・映画)、実写版映画、テレビドラマ作品。本項では原作である漫画作品を中心に、関連作品全般について述べる。
目次 |
[編集] 概要
「時計坂」という町にある「一刻館」という名の古いアパートの住人・五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人・音無響子を中心としたラブストーリー。人より苦労を背負い込んでしまう世渡り下手な青年・五代裕作と、生来の鈍感さと亡き夫への操ゆえの真面目さを合わせ持つ美人管理人・音無響子の織り成す恋愛模様が、常識はずれの面々が住むおんぼろアパート「一刻館」を舞台に、高橋独自のリズミカルでコミカルな展開で小気味良く描かれる。1980年代のラブコメディー漫画の金字塔として名高い作品である。
「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)誌上において、創刊号である1980年11月号から1987年の19号にかけて連載。ビッグコミックスピリッツは創刊当初月刊であったが、月2回刊からさらに週刊へと変わり、掲載の頻度は増えていった。
単行本は全15巻。2007年4月27日に新装版として発売される。1992年から1993年にかけて、A5判のワイド版としても発売され、1997年には文庫版が出ている。1986年にはアニメ化、実写映画化され、1988年にはアニメ映画も作成されている。また、2007、2008年にはテレビ朝日系列でテレビドラマが2本製作、放映された。
[編集] 作品解説
[編集] 時代背景・場所
連載当初、高橋は西武池袋線沿線の東京都東久留米市に居住しており、本作品の初期の風景描写にはこの街の様子がうかがえる。例えば「時計坂駅」の外観は、西武線東久留米駅がモデルとなっている。駅舎やプラットホームの描写に同駅の特徴が見て取れる[1]。連載当時の東久留米駅は現在の北口駅舎しかなく、駅舎脇には「狭山そば」の店舗があった(作中でゆかり婆さんがそばを食べながら店を出てくるシーンがある)。原作中にみられる時計坂の描写の多くは、東久留米駅北口から徒歩数分圏内の町並みをモデルに作画されていることが愛好家らの研究[2]により発見されているが、その多くは20年以上の時の経過により消失し、面影がわずかに確認出来る程度である。なお、作者は当作品の連載中に、同じ西武線沿線の練馬区に転居しており、初期の作画と後期の設定が同一性を保持していないことが指摘されている。中期頃の原作に郵便物で「東京都練馬…音無響子様」(61話)と描写されるシーンが登場する。
アニメ化に際してアニメーターが黄色い車両を中央・総武緩行線にしようと決めたのか[3]、アニメ31話「一刻館スキャンダル 五代君が同棲中!?」では「立川」、「津田沼」の行き先を出した電車が描かれており、92話「こずえちゃん結婚! 五代の愛は永遠に?!」では「西船橋」の方向幕を出した電車が描かれている。また、アニメでは「都内時計坂市時計坂町1-3-10」と書かれた手紙が54話、61話に登場した。
物語は、高橋が得意とするシチュエーションコメディの手法が採用され、すれ違いと誤解の繰り返しが各話の基本構造となっている。固定電話は普及していたが、五代は経済的理由で電話を引けない状態であり、アパートの電話は管理人室と共用にそれぞれ1台という設定がなされた。ガールフレンド(こずえ)から五代あてにかかる電話を響子が取り次ぐなど、2009年現在では考えにくいシチュエーションから生じ得た数々のすれ違いと誤解、住人たちの干渉などは、物語のための大きな舞台装置となっている[4]。
[編集] 登場人物の特徴
登場人物はそれぞれが際立った個性を持っている。"非常識のかたまり"とも言える一刻館の住人をはじめとして、アクの強いキャラクターたちが織り成す奇妙でおかしな行動の数々も、物語の重要な要素である。住人の苗字には、居住する部屋番号と同じ数字が入っている(ストーリー上の重要人物の三鷹瞬、七尾こずえ、八神いぶき、九条明日菜も含む)が、これは高橋が大ファンである筒井康隆の短編小説『死にかた』から発想を得たとも言われている[要出典]。際立った個性をもつ典型的なキャラクターを使い、回話ごとにキャラクターを軸に物語を展開させる手法はコメディの正統にあり、主要登場人物のキャラクターの系譜は他の高橋作品にもしばしば登場している。
[編集] 作品のきっかけ
高橋が大学時代に住んでいた西武池袋線江古田駅近くの[要出典]中野のアパートの向かいにあった下宿屋の住人がトランシーバーでやり取りし合っているなどといった様子が面白そうだったことから、下宿屋の人間模様(喜劇)を描いてみたいというのがこの作品のきっかけであり、当初は恋愛作品の予定ではなかったという。そのためか初期には浪人の五代を一刻館の住人がからかうストーリーが多かったが次第に恋愛中心のストーリーになっていった。この下宿は1980年の春に取り壊され連載を決めたときにはすでに建物は無かった[5]。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場人物
[編集] 一刻館の住人
- 五代 裕作(ごだい ゆうさく)
- 声:二又一成
- 一刻館5号室の住人。心優しく女性に対して優柔不断、典型的なラブコメ主人公。
- 概歴
- 高校時代までは雪国の地元で過ごし、高校卒業後浪人生として上京。一刻館で生活を始める。当初は一刻館の環境に馴染めず何回も「出て行く」と叫んでいたが、音無響子の管理人就任を機に一刻館に住み続けることにした。1年間の浪人生活を経て1981年無事に三流私立大学に合格。大学では教育学部に在籍し、響子の母校で高校国語科の実習もしているが、教職に就く意思はなく、就職活動も全て一般企業であった。1985年3月に大学を卒業するが、就職を予定していた企業「霞商会」が倒産してしまったために「しいの実保育園」でバイトを始め、このアルバイト経験から保育士の道を目指すようになる。なお、アニメでは就職浪人していないために大学4年目から1年ほどタイムラグが生じている。人員削減で保育園のバイトをクビになった後は、キャバレー「バニー」にて宣伝部部員(呼び込み)や福利厚生部長(ホステス達の子供の世話係)として働く。2年近く専門学校に通って1986年「保母資格」(当時)を取得、保育士となり、1987年春に響子と結婚して長女・春香をもうける。
- 人物・エピソード
- 響子の2歳年下。気が弱く流されやすい性格。金魚すくいが得意で小さいころは「お祭り裕ちゃん」と呼ばれていた。高校時代はラグビー部に所属。手先が器用で、大学1年秋に成り行き上所属した人形劇サークル(入部当初を除き、五代はほとんどサークルには顔を出さず)では人形を、キャバレーではホステスの子供達のために大きい積み木のおもちゃを作る。よく五代の部屋で四谷や一の瀬などの一刻館の住人たちが集まり五代をからかったり酒を飲んだりする。六本木いわく一刻館の玩具。物語当初は喫煙する描写があるが、途中から無くなる。アニメ版では響子のために喫煙を止めたと発言している。
- 原作者・高橋留美子は五代がいつまでも童貞でいるのは「正しくない」という考えを持っていて、五代が1人で北海道旅行に行く話でその旅行で出会った大口小夏を初体験の相手にしようとしたらしいが、編集部から五代君は純潔を貫かなければならないと猛反対され、断念した[6]。その後、五代の初体験は、坂本のおごりでソープランドに行く話で曖昧に描かれた(実際に体験したのかは不明) 。
- 同名ということから、鹿児島県薩摩川内市の酒造メーカー「山元酒造」が製造する焼酎「さつま五代」(由来は所在地の「五代町」から)の広告に絵が使用されていたことがある。
- 音無 響子(おとなし きょうこ)
- 声:島本須美
- 本作のヒロインで美人の未亡人。本作の舞台となるアパート「一刻館」に住み込みの美人管理人として登場し、後に未亡人であることが分かる。通称「管理人さん」。
- 概歴
- 高校生の時、地学の講師として赴任してきた音無惣一郎と出会う。高校卒業後まもなく、両親の猛反対を押し切って結婚するが、結婚後半年もたたぬうちに夫・惣一郎は亡くなってしまう(死因は明らかにされていないが、不慮の突然死であった描写が見られる)。夫を亡くして失意のどん底にあった響子に、義父の音無老人は自身の所有するアパート「一刻館」の管理人の仕事を薦める。これは前の管理人が「疲れた」と言って突然引退した後を引き継いだものである。管理人を務める響子に対し、惣一郎の父・音無老人や母親・友人には再婚を勧めるが、響子は気持ちの整理が付けられず、音無の姓を名乗り続ける。「非常識のかたまり」が集まる一刻館に住み込んで働くことで、響子は徐々に心を和らげる。また一刻館住人・五代裕作とテニスクラブコーチ・三鷹瞬のアプローチを受け、両者の間で揺れ動きながら次第に五代への思いを強めて行く。その後五代のプロポーズを受け入れ結婚、長女・春香をもうける。
- 人物・エピソード
- 「音無」は結婚後の苗字で、旧姓は「千草(ちぐさ)」。五代の2歳年上。非常に鈍く、三鷹の犬恐怖症に最後まで気付かなかったり、五代の「響子さんの作った味噌汁が飲みたい」という言い回しのプロポーズを文字通りに解し、みそ汁を出したりした。またヤキモチ焼きで嫉妬深くもあり、自分が五代や三鷹の間ではっきりした態度を取っていないにもかかわらず、五代や三鷹が他の女性と仲良くしているのを見ると不機嫌になりキツく当たる。高校時代はテニス部に所属していた他、ペーパードライバーながら車の運転免許を持っている。
- 「ヒヨコのエプロン(胸に"PIYO PIYO"の文字と、ヒヨコのイラスト入り)」と、「竹箒」が、響子のトレードマークであり、代名詞的存在となっている。また劇場版完結編にて一の瀬花枝 から結婚祝に手製のエプロンをもらうシーンがあり、こちらは「ニワトリのエプロン(胸に"KOKE KOKE"の文字と、ニワトリのイラスト入り)」となっている。PIYOPIYOエプロンは椎名高志などから、オマージュの小道具として広く使われている。
- 同じ小学館の漫画『鉄子の旅』で、「横見の妄想」シーンにゲストで登場。これは作者の菊池直恵に高橋が協力して、特別に描き下ろしたものである。
- 一の瀬 花枝(いちのせ はなえ)
- 声:青木和代
- 一刻館1号室の住人。詮索好きで世話好きのいわゆる典型的なオバサンだが、加えて騒動好きで酒好きの宴会好きという豪快な性格。宴会が盛り上がると両手に扇子を持って踊る。北海道出身(スケートの話での「道産子だもーん」というセリフより)。昼間から酒を飲んでおり、酒樽体型(ただし、学生のころから同じ体型だった)。普段はちゃらんぽらんだが、響子に時折有効なアドバイスをするなどいざと言うときに頼りになる。五代と響子の関係を家族のような目で見守りつつも大変面白がっていて、常に事態を面白くさせようと行動するため、彼女が元凶となった誤解は数知れない。
- 一の瀬氏(いちのせ し)
- 声:矢田稔
- 一の瀬花枝の夫。気弱で存在感が薄く、管理人の響子でさえ長いことその存在に気付かなかったが、勤めていた会社が倒産したことにより、初めて住人達にその存在を知られる。その後も登場することはほとんど無かった。一の瀬家は一刻館で唯一家族で暮らしている。花枝との馴れ初めは社内結婚である。妻の花枝と肩を並べるほどの酒豪で、飲んでもほとんど乱れない。原作では「一の瀬氏」「一の瀬のおじさん」と呼ばれ名前の設定は明らかにされなかった。
- 一の瀬 賢太郎(いちのせ けんたろう)
- 声:坂本千夏
- 一の瀬夫婦の長男で、物語の大半は小学生。響子を含む一刻館の住人では最も常識人。母親を反面教師にしてか、大人びた子供である。原作では中盤以降は全く登場しなくなり、最終話にのみ姿を見せた。最終話は裕作と響子の結婚式を描いており、この時には学生服を着ている。TVアニメ版では二階堂望が登場しないため、本来なら二階堂の役回りとなる部分(アパートに戻れなくなったと誤解した五代を匿う羽目になる、など)が賢太郎に回るなどして、一応出番は継続していた。
- 二階堂 望(にかいどう のぞむ)
- 声:堀川亮(テレビ版アニメには登場せず。劇場版には登場)
- 一刻館2号室の住人で大学生。連載の後半(1984年4月~)から登場。大学現役合格(五代とは別の大学)を機に高級マンションの「立国館」と「一刻館」との手続き違いで入居してくるが、管理人の響子を気に入りそのまま一刻館に住むこととなる。実家は裕福らしく、過干渉気味の母親に甘やかされて育ったせいか他人の気持ちに疎く、場の空気を察するということができない。ただしマザーコンプレックスではなく、母親の過干渉は内心疎ましく思っており、気楽に一人暮らしができることを喜んでいる。入居した段階では未成年だがタバコや酒を嗜んでいた。転入直後に一通り住人達との騒動(五代を巻き込んだ四谷との対立、三鷹とのやりとりなど)があって以降は登場機会が少なく、宴会シーンなどには時折登場するものの、一刻館の住人でありながら端役で、物語の本筋にはほとんど絡まない役であった。原作者の高橋も連載終了後の少年サンデーグラフィック誌上で「二階堂は(あまり活躍させられなくて)かわいそうだった」という趣旨のことを述懐している。最終的には大学卒業まで一刻館に住み続け、響子と五代の結婚式にも参加している。卒業後は地元の茨城県で就職し自宅通勤となったため、相変わらずの母親の過干渉に内心辟易し、一刻館での暮らしを懐かしく感じている。
- 三越 善三郎(みつこし ぜんざぶろう)
- 声:堀勝之祐(テレビ版アニメのオリジナルキャラクター)
- 50・51話で一時的に一刻館3号室の住人となる。一刻館を地上げする目的で来たが、最終的には何もせず、知らぬうちに去っていった。なお、原作では3号室は一度も住人が住み着くことはなく、愛好家らからは「開かずの3号室」と呼ばれたがアニメでは八神が一刻館に居座った時に五代が一時的に住んだことがあった。四谷に、「新しいものが生まれる時、古いものが消えてゆく。消えてゆくのは仕方の無いことかもしれませんが、消えたものを忘れてしまってはいけないんじゃないか。そう思います」と語った。
- 四谷(よつや)
- 声:千葉繁
- 一刻館4号室の住人で、五代の隣人。下の名前は不明[7]。五代が一刻館に入居したその日に、4号室と5号室の間の壁に穴を開けてしまい、そこから何かと五代の私生活に干渉する。誰に対しても丁寧な言葉遣いで話し、普段はスーツ姿または在宅用の着物姿。冬は外出時に帽子とコートを羽織る。五代、響子、二階堂などは職業など何をしているのか疑問を懐き、尾行・調査をしたこともあったが四谷に気づかれており(単にあちこち振り回されただけ)、結局なにも分からなかった。趣味はのぞき、特技はたかり。年齢・職業・経歴などは一切不明という、変人ぞろいの一刻館の住人の中でも一際目立つ存在であり、結局何者なのか明かされることはないままこの作品は終了した。アニメ版44話では、本人に瓜二つの祖父、叔父がかつて一刻館に居住していたという設定で「一刻館の歴史は四谷家の歴史」とのセリフが登場する。
- 六本木 朱美(ろっぽんぎ あけみ)
- 声:三田ゆう子
- 一刻館6号室の住人。一刻館の面々のいきつけスナック「茶々丸」勤務。普段着はスケスケのベビードールと下着という扇情的な格好で、そのままアパートの中をうろつくが、住人たちは慣れっこになってしまっている。酒好きで破天荒な性格だが、時折、響子や五代にずばり本質を突いた一言を掛けて、背中を押してやるような姉御肌の世話好きな面もある。作中では「朱美さん」か「朱美ちゃん」としか呼ばれず、原作後期に自分で名乗るまで苗字は明かされていなかった。
[編集] 響子と裕作に関わる人々
- 惣一郎(犬♂)(そういちろう)
- 声:千葉繁
- 響子の愛犬。響子の亡夫・惣一郎が帰宅途中に買った焼き鳥に釣られてついて来て、そのまま音無家に居ついてしまった野良犬で、風采の上がらない雑種の白犬(賢太郎曰く「白くてじじむさい犬」)。惣一郎は「シロ」と名付けたがその名にはほとんど反応せず、響子が「惣一郎さん」と夫を呼ぶたびに反応していたことから、夫の死後はその名を受け継いだ。
- 三鷹瞬(みたか しゅん)
- 声:神谷明
- 響子、一の瀬らご近所の主婦が通うテニスクラブのコーチ(他に女子大でもコーチをしている)。響子の5歳ほど年上(「あぶない夜より」)。容姿端麗でスポーツ万能(スケートは例外)、金持ちで女性にもてるという典型的なライバルキャラで、性格は明るく白い歯がいつも爽やかに輝く。女性に対し紳士的で、自然に手を握ったり肩を抱いたりと手馴れており、恋の駆け引きも正々堂々としていて自信に溢れている。響子をあからさまに特別扱いする時もあるが、男女問わず他人に対して親切で大人の対応ができる。また一流大学卒(一の瀬ら主婦たちの情報)で家賃20万程度の高級マンションに住み、実家も資産家。恋敵の五代もうまいと認めざるを得ないほどの料理上手。同じようにテニスを嗜み歯が光る美人の妹がいる(写真のみの登場、物語中盤で結婚)。両親や叔父も歯が光る。原作では愛車が日産・シルビアだが、アニメではトヨタ自動車がスポンサーになった際にトヨタ・ソアラに変更された。
- 非の打ち所が無い強力な五代の恋敵であるが、幼児体験から来る極度の「犬恐怖症」が最大の弱点。犬種問わず鳴き声を聞いただけで鳥肌、近付かれるだけで顔色が悪くなり、卒倒寸前になる。そのため、響子が飼う犬の惣一郎が五代以上の恋愛の障害となっていた。物語後半で自ら犬を飼っての特訓により恐怖症を克服するが、これが災いしてまた別の騒動となる。
- 七尾 こずえ(ななお - )
- 声:冨永み~な
- 五代のガールフレンド。独特の無邪気さや積極性でエピソードのきっかけを作ることが多い。独特のペースを持ち、周囲の人間はその雰囲気を容易には崩すことができない。五代より1歳年下で違う大学に通っており、一軒家の自宅に両親と小学生の弟・葉介の4人家族で住んでいる。酒屋のバイトを通じて五代と知り合った。近眼で、アルバイト代でコンタクトを購入したため、こずえがメガネを掛けていた印象が強かった五代は、その後、秋に街で再会して声をかけられても、すぐには彼女と気がつかなかった。この再会をきっかけに、五代へ積極的にアプローチを開始する。五代にネクタイを着用させ、自分で買ってきたメロンを土産として持たせ、不意打ちで自宅に連れて行き家族に紹介するなど、ちょっとした策略家でもある。時々五代は気持ちが揺れ動いてこずえに迫ろうとするが、タイミングが合わず2人は終始プラトニックなままである。また、五代が別れ話を切り出そうと決意したときも、なぜかしら不成功に終わる。物語終盤には銀行に就職、この頃、こずえの早合点から複数の大騒動が起きるが、「雨降って地固まる」結果となる。その後会社の同僚(アニメ版では、高校の先輩)にプロポーズされて結婚。最終話では、名古屋に転居し幸せな新婚生活を送っている姿が描かれた。結局、五代が響子のことを好きなことを知っていたのかどうかは描かれることがなかった。
- 八神 いぶき(やがみ - )
- 声:渕崎有里子
- 53話より登場。五代が響子の母校へ教育実習に行った際、受け持ったクラスの委員長で当時高校2年生。美少女で成績もよいが、決して優等生タイプではない。ある誤解から五代に恋をし、一刻館にたびたび押しかけては騒動を巻き起こす怖いもの知らずの女子高生。一旦は冷めて恋をあきらめようとしたが、別れ際に自然と涙が出てきてしまったことからあきらめずに再び五代にアタック。就職活動に苦しむ五代を見かね、大手商社の人事部長である父に五代の入社を依頼し、逆に不利に追い込んでしまうこともあった。物語途中で、五代への想いを認めることによって、亡き夫、惣一郎への想いを無くしてしまうことを怖がっている響子に対し、「弱虫!」と何度も叫んだ後は登場しなくなった。最終話の後日談では、女子大生となって1ページ登場したのみだが、まだ五代を忘れられないでいる。アニメの劇場版「完結編」で五代との関係にケリをつけることになる。
- 五代 春香(ごだい はるか)
- 最終話に登場。裕作と響子の間に生まれた娘。桜の頃に誕生。
[編集] 響子の縁者
- 音無 惣一郎(おとなし そういちろう)
- 声:田中秀幸
- 響子の亡夫。響子の通っていた高校の地学の非常勤講師(響子とこずえの会話で「講師のバイトしてたんです」とある)で、響子より10歳ほど年長(「配達された一枚の葉書」より)。響子との結婚後、半年もたたずに亡くなってしまった。ストーリー開始時点ですでに故人であり、その姿はつねに影法師の描写でなされ、人格の表象である顔を意図的に隠すことで物語に強い輪郭を与えている。これは音無家を訪問した五代が、仏前の遺影をのぞき見ようとしたら、結局、額が壊れていて表情が分からない、アルバムの写真で確認しようとしたら汚れていて判明できずといったコメディにまで昇華されるほど徹底しており、結局、完結に到るまで直接描かれることはなかった(終盤に五代は写真を見ることができたが読者にはわからないように描いた)。最終回前のエピソードで彼の遺品が登場するが、懐中時計や丸縁のメガネを使っていた(常時着用していたかは不明)ことが分かる。一般的にはうだつの上がらない人物だったようだが、彼の存在は物語において大きな意味を持ち、五代の最大かつ最強の恋敵である。名前の由来は連載誌スピリッツの担当編集者だった鈴木総一郎からと言われているが、鈴木本人は「これは全くの偶然です(笑)」と話している[8]。
- 音無惣一郎の父
- 声:槐柳二
- 名は不明。アニメでは音無老人と呼ばれている。響子の義父で、惣一郎亡き今でも響子は「お義父さん(おとうさん)」と呼んでいる。穏やかな老人で、未亡人となった響子のことを気にかけている。一刻館の大家で、入居契約や契約更新もその役目であるようだ。響子の母校である女子高の理事でもあり、それゆえ惣一郎が講師として教鞭をとることにもなり、裕作の教育実習先にもなった。
- (音無)郁子(いくこ)
- 声:荘真由美
- 惣一郎の姪。響子を「おばさま」と慕い、五代を「おにいちゃん」と慕っている。郁子の強い要望により、中学の3年間(連載時期:1981-83年度)五代が家庭教師をした。賢太郎の初恋の相手だが、郁子本人はその好意に気づいていない。原作では姓が「音無」かどうか確定できないが、テレビアニメ版ではテキストに「音無郁子」の記名が確認できるシーンがある。連載時期84年度に高校に入学している。
- 郁子の母
- 声:峰あつ子
- 惣一郎の実姉あるいは義姉。音無老人や響子との言葉遣いからは音無老人の実子とも受け取れるが確定していない。
- 千草 律子(ちぐさ りつこ)
- 声:松島みのり
- 響子の実母。なかなかの策略家で、響子の音無家からの離籍や再婚に執念を燃やす。
- 響子の父
- 声:富田耕生
- 響子の実父で名は不明。大変な愛娘家。響子と音無家の縁を切りたい点では妻の律子と同意見だが、再婚には反対。できればひとり娘の響子をずっと手元に置いておきたいと思っている。惣一郎との結婚にも大反対し、駈け落ちの原因となった。響子の子供時代を思い出しては泣く。
[編集] その他
- 九条 明日菜(くじょう あすな)
- 声:鶴ひろみ
- アニメ57話から登場。三鷹の見合い相手で旧華族の令嬢。三鷹の叔父によると「白百合女子大卒、21歳」。性格はおとなしく世間知らずで引っ込み思案だが、芯はしっかりしている。本気で三鷹に思いを寄せ、三鷹が響子にアプローチしていることを知っても決して引かない。一時三鷹に振られそうになった時は失意のあまり倒れ、出家して生涯結婚しないと言い出し三鷹を困惑させた。もの凄く声が小さいことを表すため、原作では吹き出しの活字がいつも小さい。大の愛犬家であり、大型犬4匹・小型犬3匹、合計7匹の飼い犬を自分の弟や妹と呼びかわいがっている。最終的に三鷹と結婚し、双子の女児(三鷹同様に歯が光る)をもうけ、3人目を身ごもる。
- 五代 ゆかり(ごだい -)
- 声:京田尚子
- 五代の父方の祖母。働く両親の代わりに五代を育てた。矍鑠としており、上京時にはディスコにも繰り出すほど。一刻館の住人たちの酒盛りのペースについていけるほど酒に強く、泳ぎも得意(自称「若いころは浜の女王」だが、五代曰く「スルメ」)。毎年自分で梅酒を造っている。三鷹に負けじと歯が光る。新潟弁を話す。一人称は「オレ」たまに「ワシ」という場合もある。
- 五代の家族
- 祖母・ゆかりの他、定食屋(店名「五代」)を営んでいる両親と、既に結婚して娘(みっちゃん)がいる姉、および、その夫で脱サラ後五代家の定食屋を手伝っている義兄がいる。
- 五代 晶(ごだい あきら)
- 裕作の従兄妹。幼少の頃は色黒でボーイッシュ。その頃に裕作とは結婚する約束をしたが、本人は忘れているようである。成長して美少女になっていた。裕作の骨折による入院で世話をしに登場したが、それは駆け落ちのカムフラージュだった。テレビ版アニメには登場せず原作のみ登場。
- 坂本(さかもと)
- 声:古川登志夫
- 五代の悪友。予備校・大学ともに同期。大学卒業後は(テレビアニメ版では陽炎産業に就職)しょっちゅう無断欠勤するスチャラカ社員となっている。お調子者で不真面目だが、誤解から三鷹と響子が付き合ってると思いこみショックを受けた五代が、坂本の家に転がり込んだとき、理由を聞かずに何日も泊めるなど友情に厚い面もある。バイト先の保育園を人員整理で辞めて無職の五代にキャバレーの仕事を斡旋し、終盤の物語に大きな影響を与えている。また、大学卒業後に五代をソープランドくりぃむめろんに連れて行った。予備校・大学時代は五代・坂本・小林(眼鏡をかけた友人)の3人でつるんでいることが多かった。
- 黒木 小夜子(くろき さよこ)
- 声:島津冴子(TV版)、榊原良子(劇場版)
- 五代の大学の同級生。人形劇クラブに五代を誘う。卒業後「しいの実保育園」に勤務。就職にあぶれた五代をこの保育園のバイトに誘い、彼が天職に出会うきっかけを作ることになる。一見クールな印象で、かなりさばけた性格である。
- ブチョー(部長)
- 声:大竹宏
- 五代が大学時代に所属した人形劇クラブの部長で、五代や黒木の先輩。本名不明。部員たちからは「ブチョー」と呼ばれている。いかつい顔の大男だが、心優しく子ども好き。卒業後は幼稚園教諭となり、学生時代から長く恋人同士だった黒木と結婚する。
- マスター
- 声:若本紀昭
- スナック「茶々丸」のマスター。茶々丸の2階が住まい。作中の数少ない常識人だが、草野球の賭け試合ではかなり必死だった。実は既婚者だったが最終話で離婚したことを朱美に伝え、同棲を始める。
- 飯岡
- 声:富山敬
- 五代のアルバイト先のキャバレーの店長。原作では名前が無かったが、アニメ版で「飯岡」という名前が付いた。坂本の高校時代の先輩であり、その縁で仕事にあぶれていた五代がキャバレーで働くようになる。強面の外見や言葉遣いに似合わず親身な人物で、物事の本質を突く洞察力もあり、五代をどぎまぎさせることが多い。五代の保育士資格の受験にも協力的で、合格した時には手放しで喜んだ。
- 上荻先生
- 声:沢田敏子
- 八神の担任で響子の恩師。原作では姓名不詳。響子のことを「五代を好きなくせに往生際が悪い」と言う八神に対し、「亡夫を本当に愛していて『本当のこと』が世の中に1つしかないと思い込むタイプの響子にとっては、新たな恋愛は亡夫への思いが嘘だったのかと苦しめることとなってしまうのでは」と、恩師ならではの洞察で響子の心情を説明する。
- マッケンロー(犬♂)
- 三鷹が犬恐怖症克服のために飼い始めたポメラニアン。雄。飼い主に似て歯が光る。明日菜の愛犬・サラダとの出会いが三鷹と明日菜の結婚のきっかけを作る。名前のモデルは漫画連載当時、全盛を誇ったテニスプレイヤーのジョン・マッケンロー。
- サラダ(犬♀)
- 明日菜の愛犬のうちの1匹で、ポメラニアン。マッケンローと出会ってポッとなり、ついて行く。サラダの妊娠報告を、身に覚えはなかった(響子との関係を気に病んで泥酔した三鷹がたまたま彼の部屋に来訪していた明日菜と一夜を共にしてしまう事件があった)ものの明日菜自身の妊娠報告と三鷹は誤解し、三鷹は明日菜との結婚を決意することとなった。
- 劇場版完結編ではマッケンローとサラダの間に生まれた三つ子(シュガー・ジンジャー・ペッパー)が紹介される。
[編集] 一刻館
東京近郊の時計坂という町にある木造2階建ての建物で、本作の主な舞台。この建物には大きな時計があり、そこから一刻館という名前がつけられた。建物としては大変古く、床板がよく壊れ白アリが住み着いたりしていた。なお、アニメ版では築70年となっている。何回も壊れかける危機を迎えたが最終話まで壊れることなく持ちこたえた。
一刻館での主な行事として、一刻館メンバーによる宴会がある。主な宴会場所は5号室の五代の部屋である。入居祝いの場合はその入居者の部屋で、水道修繕祝いの場合は水道前の廊下など様々なお祝い事にかこつけると、そのお祝いに関する場所でやることも多い。毎年のクリスマスでも一刻館メンバーなどで行われている。
全6室の他、管理人室(八畳)、トイレ×2、時計小屋があり、1階は六畳+四畳半、2階は六畳一間である。ただし、アニメ版では1階専有部分は六畳一間のみである。浴室設備はない。屋根の時計台は壊れているため、常に10時25分を指しているが、まれに別の時間を指していることもある。なお、アニメ版では構造がやや違い、時計台の文字盤がローマ数字だったり、玄関の石段の数や形が違う、消火器などが設置されている。
原作では建物全体が長方形に描写されているにもかかわらず、1階・2階の間取りが大きく異なることや、管理人室にむかう通路の長さと管理人室の大きさとの不均衡など設定上でのアンバランスさが見られる。アニメでは2階の通路を不自然なほど広くとることや建物全体のリバランスなど(管理人室は母屋からはみ出した構造になっている)で対処している。
入居者についての詳細は#登場人物を参照。各部屋の入居者は以下の通りで、名前に数字が入っている。なお、管理人室は0号室とみなす。
- 管理人室:音無響子→空室?→響子→空室?→五代、響子、春香
- 1号室:一の瀬一家
- 2号室:空室→二階堂望→空室(アニメでは空室)
- 3号室:空室(アニメでは途中で三越善太郎が入居)
- 4号室:四谷
- 5号室:五代裕作→空室→五代→空室
- 6号室:六本木朱美→空室
[編集] ラジオドラマ
1984年、NHKラジオで単発ラジオドラマ化。
[編集] アニメ
同じく高橋留美子原作の『うる星やつら』に続いて本作もアニメ化され、テレビアニメ、OVA、劇場用アニメが製作された。
詳細は「めぞん一刻 (アニメ)」を参照
[編集] 実写版
[編集] 映画
| めぞん一刻 | |
|---|---|
| ジャンル | ラブコメ |
| 映画 | |
| 監督 | 澤井信一郎 |
| 制作 | 東映、キティ・フィルム |
| 封切日 | 1986年10月10日 |
| 上映時間 | 97分 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
石原真理子主演のもと映画化された。人物構成以外は原作から離れ、独立した一本の作品として制作されたオリジナルストーリーである。原作にあった軽妙さや、高橋留美子独特のコミカルな『間』などはほとんど描かれず、監督である澤井の感性が貫かれた、しっとりとやや暗いイメージの不思議なラブコメディとなっている。
配役は原作のイメージを再現出来る俳優を厳選してキャスティングされた。中でも四谷役の伊武雅刀は「はまり役」との呼び声が高く、逆に伊武本人が四谷のモデルなのではとの説も流れたが、原作者の高橋はこれを否定している。ただし、同時期のアニメ雑誌などによれば、高橋は「伊武が四谷のイメージに合致している」旨のコメントを残しているらしい。また、アニメ版で四谷役の声優・千葉繁は、キティフィルムファンクラブのインタビューで「伊武の四谷役の印象が強烈で、彼がやったほうがよいのでは」、と一旦は断ったと語っている。五代を演じた石黒賢は本作が本格的な初主演作である。
公開時期に合わせ、ギルバート・オサリバンが歌う本作の主題歌は同時期に放送されていたテレビアニメ版とのタイアップのため、その主題歌としても使用されたが、わずか1回で使用が中止される事態となった。
- 公開日 - 1986年10月10日
- 配給 - 東映
- 監督 - 澤井信一郎
- 脚本 - 田中陽造
- 音楽 - 久石譲
- 主題歌 - ギルバート・オサリバン / 「Alone Again」
[編集] キャスト
- 音無響子 - 石原真理子
- 五代裕作 - 石黒賢
- 四谷 - 伊武雅刀
- 六本木朱美 - 宮崎美子
- 一の瀬花枝 - 藤田弓子
- 七尾こずえ - 河合美智子
- 茶々丸マスター - 深見博
- 一の瀬賢太郎 - 中垣克麻
- 惣一郎(犬) - :アンジェラ (犬)
[編集] テレビドラマ
| めぞん一刻 | |
|---|---|
| ジャンル | ラブコメ |
| テレビドラマ | |
| 監督 | 本木克英 |
| 制作 | テレビ朝日・東北新社クリエイツ |
| 放送局 | テレビ朝日 |
| 放送期間 | 2007年5月12日 - 2008年7月26日 |
| 話数 | 2話 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
伊東美咲の主演で、初のテレビドラマ版が制作された。五代裕作役は、芸能活動をしていない一般男性を条件にオーディション選考され、中林大樹に決定した。
時代設定は原作の雰囲気に合わせ、1983年(昭和58年)からはじまる。ドラマのプロローグとエピローグ部分には、現代となる2007年に五代が娘の春香を連れて一刻館が取り壊された跡地の公園で当時の思い出を語る、と言うシーンが描かれている。
各種設定が原作および以前の作品と異なるように変更されている。響子が管理人として一刻館にやってきたのが1983年、五代が1963年5月4日生まれ、一の瀬花枝が1946年11月3日生まれ(保証人:父 - 一の瀬政三・夕張市在住)。六本木朱美が1956年6月6日生まれ(保証人:兄 - 六本木健)。
2007年の放送分では、話は完結しておらず次回に含みを持たせた終わり方であったが、続編となる完結編が2008年7月26日に放送された。なお、七尾こずえ役は榮倉奈々から南明奈に交代した。
[編集] キャスト
- 音無響子 - 伊東美咲
- 五代裕作 - 中林大樹(新人)
- 一の瀬花枝 - 岸本加世子
- 四谷 - 岸部一徳
- 六本木朱美 - 高橋由美子
- 五代ゆかり - 菅井きん
- 三鷹瞬 - 沢村一樹
- 音無老人 - 細川俊之
- 坂本 - 橋爪遼
- 七尾こずえ - 榮倉奈々(浪人編)、南明奈(完結編)
- 五代春香 - 森迫永依
- 茶々丸のマスター - 柳沢慎吾
- 黒木小夜子 - 前田愛
- 裕作の父 - 宇崎竜童
- 裕作の母 - 浅野温子
- 大学職員 - 蛭子能収
- 担当者 - 徳井優、デビット伊東
- キャバレー店長 - 藤原喜明
- 裕作の姉 - 石橋奈美
- 裕作の義兄 - 山本浩司
- 一の瀬さんの夫 - 志賀廣太郎
- 一の瀬賢太郎 - 中曽根康太、新堀蓮、松川真之介
ほか
[編集] スタッフ
- 脚本:岡田惠和
- 監督:本木克英(浪人編) 赤羽博(完結編)
- 音楽:周防義和
- エンディングテーマ:松任谷由実「守ってあげたい」
- 企画協力:小学館・ビッグコミックスピリッツ
- 制作統括:早河洋
- チーフプロデューサー:五十嵐文郎
- プロデューサー:内山聖子、岡田寧
- 制作:テレビ朝日、東北新社クリエイツ
[編集] 放送局
- 第一回「浪人編」
- テレビ朝日系列24局 - 2007年5月12日放送。『土曜ワイド劇場』枠内で放送
- 福井放送(日本テレビ・テレビ朝日系列のクロスネット局) - 2007年10月21日放送
- 山陰放送(TBS系列) - 2007年8月15日放送
※なお視聴率は12.1%(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
- 第二回「完結編」
※視聴率は8.0%(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
[編集] コンピューターゲーム
- めぞん一刻 ~想いでのフォトグラフ~
- 1986年、マイクロキャビンより発売。PC-9801シリーズ、PCエンジン他。アドベンチャーゲーム。下のファミコン版と内容はほぼ同じ。
- めぞん一刻 ~想いでのフォトグラフ~
- 1988年、ボーステックより発売。ファミリーコンピュータ用ソフト。アドベンチャーゲーム、上記のPC-9801シリーズ版の移植作。
- めぞん一刻完結篇 ~さよなら、そして……~
- 1988年、マイクロキャビンより発売。PC-9801シリーズ、MSX2他。アドベンチャーゲーム。
- めぞん一刻 ~想いでのフォトグラフ~/めぞん一刻完結篇 ~さよなら、そして……~
- 1997年、マイクロキャビンより発売。Windows95。アドベンチャーゲーム、上記2作の移植作、定価30000円で3000個限定販売。
「想いで~」は、原作の序盤を元にしたゲームオリジナルストーリー。響子がひた隠しているという、ある秘密を探る、というのが最終目的である。しかし、何も知らずに始めると、その目的が全く分からない。しかも四谷の機嫌が悪いと五代が死ぬという展開もある。原作の五代同様、アパートや街をうろうろしたり、金欠に困ったりといった行動をプレイヤーは繰り返す。セーブはトイレで行なう。トイレでは下着姿の響子を見られるという裏技もあった。 響子のハートをつかむことに成功したエンディング後、収支報告が表示される。しかし普通にプレイするとまずマイナス(借金)になる厳しい展開で、この金運のなさは原作どおりである。さらに郁子のケーキや祖母のお小遣いをたかりまくり一切借金しないようにプレイすることも可能だが、報告書に表示される収支は「-1円」である。なお、スーパーの店員が『うる星やつら』のラムに似ており、話しかけると「だっちゃ」の口癖が時折出る。
PCエンジン版、PC版はほぼ同じ作りであるが、ファミコン版はエンディング等が追加されており、ファミコンにしてはかなりグラフィックがよい。
完結篇は、原作の終盤と映画版完結編のストーリーに沿ったゲームとなっている。X68000版は、シナリオ・グラフィック・BGM等に一部差異がある。また、セリフの一部が響子役の島本須美によって演じられ、しゃべるようになっていた。
Windows95版は、パソコン版の「想いで~」と「完結篇」の2作を、Windows用にリメイクしたもの。ディスクは通常のCD-ROM用ケースに入れられ、木製・オルゴール付の特製ケースに収められている、また3000個限定で販売された為未開封の物は数万円の値段がつくこともある。
オリンピアよりパチスロ機「めぞん一刻 (パチスロ)」が2006年11月下旬からリリースされた。原作のエピソードをゲーム化しているが、テレビ版とは別の声優陣が出演している。
[編集] ボードゲーム
- めぞん一刻~恋のルーレット
- 1980年代中頃、ツクダホビーより発売。マルチプレイヤーゲーム
- めぞん一刻~一刻館の昼と夜
- 1980年代中頃、ツクダホビーより発売。マルチプレイヤーゲーム
[編集] 脚注
- ^ 「めぞん一刻」の駅舎お別れ 取り壊しに住民「悲しい」 (朝日新聞、2008年11月14日付)
- ^ 「一刻館の思いで 或る愛の物語」ワニブックス
- ^ 制作のスタジオディーンは同線沿線の西荻窪にある。高橋氏本人の了解を得たのかは不明。
- ^ 携帯電話や電子メールの技術は既に存在していたが、まだ一般には普及しておらず、この時代では極めて限定された連絡手段であった。当時は家庭用FAXや伝言ダイヤルなどが最新技術として登場した頃であり、個人を結ぶ連絡手段が多くはなかった。携帯電話が普及するのは1995年前後、個人で利用できるコンピューターネットワーク通信がパソコン通信からインターネットに転換するのもWindows95が発売された95年前後であり、当時の回線方式の最新技術はISDN(基本64kbps)でADSLは2000年代に入ってからである。なお、物語の終盤近くに五代がアルバイトしていたキャバレーのホステスとその子供がポケットベルを使う描写があったが五代がポケットベルを所有することはなかった。
- ^ ビッグコミックスピリッツ2005年47号
- ^ 「語り尽せ熱愛時代―ルーミックワールド VS ウルフランド」徳間書店(1984/12)
- ^ ただし二度ばかり、テレビ版アニメの中で、名刺付きで異なる名を名乗っていたことがある。
- ^ 出典:『クイック・ジャパン』2007年第71号)
[編集] 外部リンク
- テレビドラマ公式サイト
- テレビドラマ公式サイト「中林大樹ブログ 現在役者浪人中。」
- キティライツ&エンターテインメントアニメ版サイト
- TOKYO MX アニメ版紹介サイト
- めぞん一刻 Homepage - 非公式ファンサイト
- めぞん一刻小事典 - 「一刻館の思いで」の復刻に関与
- めぞん一刻用語集
- IKKOKU館 ~P.S.五代家~ - 二次小説創作 非公式ファンサイト
- Life at Maison Ikkoku(英語)
- Kyoko.org(英語)
- A moment of togetherness(英語)
- Rumiko No Sekai Maison Ikkoku section(仏語)
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