みどりバス
当初の成立経緯から3種類の名称で運行されていたものを2009年7月16日にこの名称に統一した。
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概要[編集]
練馬区内のコミュニティバスは区内の行政機関の連絡用の練馬区シャトルバス、交通空白地域の循環バスとして設定された練馬区バス交通実験、福祉施設送迎用バスを出自とし区内病院へのアクセスを主眼とした練馬区福祉コミュニティバスの3種類の名称で運行されていた。この3種類の名称・サービスの統一に際し、「みどりバス」の愛称が制定された。
このうち、練馬区福祉コミュニティバスについては2005年7月に試行運行開始後、2007年3月まで東京福祉バスが練馬区から運行の委託を受け、道路運送法21条の2で運行を行なっていたものを、前年2006年の道路運送法改正を受けて、同年4月からは道路運送法4条の一般乗合旅客自動車運送事業者による運行に変更したものである。
路線[編集]
以下の6系統が運行されている。いずれも12月29日 - 1月3日は運休。
- 保谷ルート(旧・練馬区シャトルバス)
- 北町ルート(旧・練馬区バス交通実験)
- 関町ルート(旧・練馬区福祉コミュニティバス)
- 氷川台ルート(同上)
- 大泉ルート(同上)
- 南大泉ルート
なお、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による燃料供給事情悪化の影響で、北町ルート・氷川台ルートは2011年3月15日 - 3月24日、保谷ルート・関町ルート・大泉ルートは3月16日 - 3月21日の間運休となっていた。
保谷ルート[編集]
運行区間
- 保谷 - 南大泉 - 大泉第三小学校 - 都民農園 - 長久保 - 土支田地域集会所 - 練馬光が丘病院 - 光が丘駅(区民センター前)
1991年8月に試行運行を開始し、1992年4月に本格運行に移行。運行は西武バス上石神井営業所に委託している。6時台から20時台まで、朝は30分間隔、他の時間帯は45分間隔で1日19往復運行。
2009年7月16日に運行時間帯拡大と19往復への増発、停留所の増設が実施された。都民農園 - 練馬光が丘病院間で停留所が増設された現在でも、他のコミュニティバスのように短い間隔の停留所設定はされておらず、一般の路線バスよりも数が少なく、間隔が長いのが特徴。
保谷停留所は、終着は駅前の三菱東京UFJ銀行保谷支店玄関先であるが、発車は東町三丁目停留所付近の西武バス操車場内からである。三菱東京UFJ銀行保谷支店玄関先には、建物の壁面に降車専用を表すプレートが貼られている。また、練馬区主要区道67号線が拡幅整備された後は、保谷駅北口からの発着が予定されている[1]。
北町ルート[編集]
運行区間
- 光が丘駅 - 練馬光が丘病院 - 練馬第七出張所 (→自衛隊前→練馬北町車庫→北町二丁目東→ / ←消防訓練場←) 東武練馬駅入口 ※( )内は一方向運行ルート(反時計回り)
- 光が丘駅 - 練馬光が丘病院 - 練馬第七出張所 (→自衛隊前→北町小学校→北町二丁目東→ / ←消防訓練場←) 東武練馬駅入口 ※( )内は一方向運行ルート(反時計回り)
2003年3月に試行運行開始。運行は国際興業バス練馬営業所に委託している。7時台から20時台まで、60分 - 65分間隔で1日13便運行。下記経路変更以前は60分間隔で1日14便運行であった。
2011年3月25日に経路変更が実施され、自衛隊前→北町二丁目東間で練馬北町車庫経由となった。但し昼の1便と当該区間の車両通行規制時間帯に入る夕方の3便は従来の北町小学校経由のままとされている[2]。当初は3月16日実施の予定だったが、上記運休の影響で順延された。
関町ルート[編集]
運行区間
2005年7月11日に東京福祉バスの福祉園送迎バスを活用する形で運行開始。2007年4月の切り替えに際し、西武バス上石神井営業所へ運行が委託されている。
関町福祉園発は7時台から18時台まで12本、順天堂練馬病院発は8時台から18時台まで11本、朝は75分間隔、日中は60分間隔で1日11.5往復運行。みどりバスへの名称統一に際してのダイヤの変更はない。
2011年3月30日に関区民センター・武蔵関駅を経由する経路変更が実施されている。
氷川台ルート[編集]
運行区間
関町ルート運行開始の2週間後にあたる2005年7月25日に関町ルートと同様の経緯で運行開始。2007年4月の切り替えに際し、国際興業バス練馬営業所へ運行が委託されている。
練馬北町車庫発は7時台から18時台まで12本、日大練馬光が丘病院発は6時台から19時台まで13本、朝は90分間隔、日中は60分間隔で1日12.5往復運行。みどりバスへの名称統一に際してのダイヤの変更はない。
光が丘駅 - 練馬光が丘病院間を経由するみどりバス3ルート(保谷・北町・氷川台)のうち、このルートだけが途中の一般路線が停車する「あかね雲公園」停留所に停車する。
大泉ルート[編集]
運行区間
2008年1月7日運行開始。当初から西武バス上石神井営業所に運行委託。
7時台から19時台まで、30分間隔で1日25便運行。みどりバスへの名称統一に際してのダイヤの変更はない。
南大泉ルート[編集]
運行区間
練馬区が2008年度に策定した「公共交通空白地域改善計画」 [3]で南大泉地区への導入が提示された路線で、地元住民等との協議を経て、2011年12月16日に運行開始。当初から西武バス上石神井営業所に運行委託。
7時台から19時台まで、朝は70分間隔、日中は60分間隔で1日13往復運行。なお、保谷駅入口発の第1便と夜の2便、保谷駅入口行きの朝の2便と最終便の計3往復は保谷駅入口 - 武蔵関駅南口間の運転となる。
保谷駅入口停留所は保谷ルートの保谷停留所から離れた駅南側の練馬区南大泉地内で、到着は練馬区立駐輪場前、出発は旧早稲田通り上となる。
当初は練馬南大泉一郵便局から富士街道を東進する保谷駅入口 - 西武車庫前間の経路であったが、西武新宿線への連絡改善の要望を受けた結果、2013年3月16日に富士街道を西進した後新青梅街道を経由して武蔵関駅、関町福祉園へ向かう現行経路に延伸変更された[4][5]。
運賃[編集]
- おとな210円・こども110円(均一制)
関町・氷川台・大泉ルートは旧練馬区福祉コミュニティバス時代は、おとな200円・こども100円であった。なお、保谷ルートは旧練馬区シャトルバス時代には、65歳以上でも110円での乗車ができなかった。関町・氷川台ルートは以前、バス共通カードでの支払いができなかった。
車両[編集]
北町ルートを除き、練馬区コミュニティバス共通の白・緑濃淡に樹木のデザインの入ったラッピングがされた専用車。
- 日産ディーゼル・スペースランナーRM - 保谷ルート
- いすゞ・エルガミオ - 保谷ルート
- ノンステップバス1台が2011年に導入された。
- 三菱ふそう・エアロミディMK - 保谷ルート
- ノンステップバス1台が2012年に導入された。
- 日野・リエッセ(定員35名) - 北町ルート・大泉ルート
- 北町ルート用の車両は国際興業標準色の前面に識別用のシールを貼ったもの。大泉ルートでは日野・ポンチョで右左折するのが困難であったため2008年7月1日に西武バス泉38系統で使用していた日野・リエッセと交換する形で変更されたが、2009年に専用塗装の新造車に交代している。
- 日野・ポンチョ(定員31名) - 関町ルート・氷川台ルート・南大泉ルート
- 関町ルート・氷川台ルートでは東京福祉バスが受託運行していた頃は日野・メルファが使われた。2009年7月16日の増発時から2011年までは保谷ルートでも一部の便で使用されていた。
みどりバス統合前の車両[編集]
廃止路線[編集]
旧練馬区シャトルバスは、過去には保谷 - 光が丘線(現、保谷ルート)の他に、関町 - 練馬区役所ルート【関出張所 - 上石神井駅 - 練馬区役所入口】の路線が存在したが、1997年12月19日の都営地下鉄12号線の新宿開業を機に廃止された。地下鉄と並行しているルートではなかったが、区民広報などには「地下鉄をご利用の上、区役所などへおいで下さい」とある事から、最寄の地下鉄駅もしくは既存の路線バスや西武新宿線中井駅を介して、代替ルートの設定としたのである。1991年の開通以来、年10%前後のペースで利用率は伸びており、1995年度の年間利用者は約2万人に達していた。しかし、保谷 - 光が丘線の1日8往復(当時)の運行に対して4往復と少なく、複数の鉄道駅へ接続し通勤通学に利用するには便利であったとは言い難い面はあった。区内公共施設への足としての設定に特化して運行される、という本来の運行目的と区の財源見直し等が、廃止の一因へとつながったのである[6]。
脚注[編集]
- ^ 練馬区議会 - 【平成24年3月1日 予算特別委員会-03月01日-11号】
- ^ みどりバスの運行ルートを一部変更します - 2011年3月11日
- ^ 公共交通空白地域改善計画 (PDF) - 2009年3月、練馬区
- ^ “練馬区みどりバス、「南大泉ルート」延伸 東京”. MSN産経ニュース (2013年3月16日). 2013年3月17日閲覧。
- ^ “みどりバス南大泉ルートの延伸運行を開始します!”. 練馬区 (2013年3月11日). 2013年3月17日閲覧。
- ^ 『練馬区報』などより