みこと号
みこと号(みことごう)は広島県広島市・三次市と島根県飯石郡飯南町・雲南市・出雲市を結ぶ路線バス(高速バス[1])である。
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[編集] 概要
広島市と出雲市の間を中国自動車道・国道54号経由で結ぶ路線。1日8往復運行。うち2往復は停留所が少ない特急便「スーパーみこと号」で、残りが急行便と位置づけられている。三次市以北では乗降も可能となっているため、同様の扱いを行っているグランドアロー号(広島 - 松江)や広島 - 三次 - 庄原 - 東城線とは重複する一部区間で競合が見られる。
全便が座席指定制で、中国JRバスの窓口の他、発車オ〜ライネットで購入可能(コンビニエンスストアでは予約済み座席の決済・発券のみ可能)。当日空席がある場合に限り予約なしでも乗車できる。同一県内(広島 - 三次間など)での予約は当初からできない。バスカードは使用不可。
広島-出雲市間には往復割引・4枚綴り回数券の設定がある。100km以上の区間に限り、学割の設定がある。
[編集] 歴史
「雲芸南線」も参照
1989年に、中国ジェイアールバスと一畑電気鉄道がそれぞれ独自に運行を行っていた広島市 - 出雲市間のバス路線を共同運行形態に変更し、同時に愛称を付与したものである。
中国JRバスによる運行は、1934年創設の省営自動車雲芸本線・出雲今市駅 - 備後十日市駅間の開通にまでさかのぼることができる。その後、1952年に三次以南の雲芸南線が開通し、一般便の直通運転を開始。その後、急行便・特急便の設定、広島バスセンターへの乗り入れ、高速経由便の設定を経て、1989年の共同運行に至る(この時点で出雲市 - 広島1往復、出雲市 - 三次3往復の運行だった)。なお、雲芸線は普通便から撤退したものの、現在でも雲芸線の路線免許で運行している。
一方、一畑電鉄による運行は1972年に特急・急行バス松江線(現在のグランドアロー号)の派生路線「広島 - 出雲大社線」として開業したもので、1989年まで宍道経由の1往復だった。
- 1934年8月15日:省営自動車雲芸線、出雲今市(現・出雲市) - 備後十日市(現・三次)開業。
- 1957年8月:国鉄バス雲芸線、急行便運行開始。
- 1972年3月15日:一畑電気鉄道が単独で広島 - 宍道 - 出雲 - 大社間に特急バス(出雲大社線)を運行開始。
- 1986年:国鉄バス、中国自動車道経由で広島へ乗り入れる特急便の運行を開始。一畑電鉄、広島自動車道・中国自動車道経由に変更。
- 1987年4月1日:国鉄分割民営化に伴い、雲芸線の事業主体が西日本旅客鉄道(JR西日本)中国自動車事業部に移管。
- 1988年4月1日:中国JRバス発足、JR西日本中国自動車事業部から雲芸線を含む路線バス事業を譲受。
- 1989年5月21日:一畑電鉄、出雲 - 大社間を廃止、運行経路を宍道経由から島根県道26号出雲三刀屋線経由に変更。同時に中国JRバスと共同運行化、愛称が付与され「みこと号」となる。
- 2000年4月1日:一畑電鉄のバス事業分社化に伴い、一畑電鉄担当分が一畑バスに移管。
[編集] 運行会社
- 担当営業所:出雲支社
- 4往復を担当。ただし、予約センターは松江にある。
- 一畑バス担当便の広島側運行支援業務は広島電鉄広島北営業課が担当。
- 担当営業所:島根支店
- 4往復を担当。
- 広島側予約・発券・運行支援業務は中国JRバス広島支店が担当。
[編集] 運行経路・停車停留所
太字は特急便(スーパーみこと)停車停留所。広島バスセンター - 大塚駅間のみの利用は不可。
- 広島駅新幹線口 - 広島バスセンター - (中広出入口 - 広島高速4号線 - 沼田出入口) - 大塚駅 - (広島西風新都IC - 広島自動車道 - 中国自動車道 - 三次IC) - 三次駅 - (国道54号) - 大谷 - 下布野 - 上布野 - 天狗橋 - 横谷 - 赤名 - 中城子 - 来島 - 頓原 - 花栗口 - 恩谷 - 入間 - 掛合 - 掛合の里 - 多根 - 坂本橋 - 鍋山 - 三刀屋 - 下熊谷バスセンター - (島根県道26号出雲三刀屋線) - 上津 - 神立橋 - 出雲市駅
- 道の駅ゆめランド布野で10分間休憩する。
[編集] 運行車両
原則として4列シートのハイデッカーを使用する。急行便の一部はトイレなしだが、特急便はトイレ付きとなる。また、点検時には4列シートのスーパーハイデッカーが運用に入ることもある。
[編集] 脚注
- ^ 中国JRバス社内では「準高速バス」との扱いになっている(対外的には「高速バス」で統一)。中国ジェイアールバス#準高速バスの項も参照。