ひとひら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ひとひら
ジャンル 学園演劇クラブ活動
漫画
作者 桐原いづみ
出版社 日本の旗 双葉社
掲載誌 COMIC HIGH
コミックハイ!
レーベル Action Comics
COMIC HIGH'S BRAND
発表号 COMIC HIGH:vol.1 - vol.6
コミックハイ!:VOL.1 - VOL.50
発表期間 2004年3月2日 - 2009年5月22日
巻数 既刊7巻
話数 全51幕
その他 おまけ漫画「4コマなひとひら」(全3回)
アニメ: ひとひら
原作 桐原いづみ(『コミックハイ!』連載)
監督 西森章
シリーズ構成 笹野恵
キャラクターデザイン 須藤昌朋山中純子
アニメーション制作 XEBEC M2
放送局 放送局参照
放送期間 2007年3月28日 - 6月13日
話数 全12話
テンプレート使用方法 ノート
画像:Logo serie manga.png
ウィキポータル
漫画作品日本
漫画家日本
漫画原作者
漫画雑誌
カテゴリ
漫画作品
漫画 - 漫画家
プロジェクト
漫画作品 - 漫画家
漫画雑誌

ひとひら』は桐原いづみ漫画作品。双葉社発行の漫画雑誌COMIC HIGH』、後に『コミックハイ!』で連載された。

2009年7月より外伝シリーズ『ひとひらアンコール』が連載される予定。

目次

[編集] 概要

作者曰く、「元々は8ページほどの短編漫画として描く方針であったが、第1話(単行本では序幕)を書き終えた後、担当者に『短編では無理』と言われ、第2話(単行本では第1話)から方針を変更した」とのこと(第1巻カバー裏より)。そのため、第2話(単行本では第1話)以降は16ページ前後となった。

2004年に創刊した『COMIC HIGH』より連載を開始したが、同年9月を以って同誌が休刊。後に同誌が『コミックハイ!』として復刊(リニューアル)に伴い、本作も連載を再開。以後、2009年5月発行の6月号(VOL.50)まで約5年に渡って連載された。作品は完結したが、同年7月発刊の8月号(VOL.52)にて、外伝シリーズ『ひとひらアンコール』として新しく連載される予定[1]

単行本は全7巻。累計発行部数は第5巻発刊時点で約10万部。なお、掲載誌の復刊後、単行本の既刊増刷および新刊は模様替えがされている。

2007年3月末から6月までテレビアニメとして放送された(詳細は後述を参照)。また、それに関連してWEBラジオ、音楽などの展開も行われた。

[編集] あらすじ

麻井麦は、一ノ瀬野乃の強引な勧誘により演劇研究会に入ってしまった。窮屈な部室で活動している演劇研究会は演劇部と対立しており、互いの存続を賭けて演劇公演での対決を控えていた。極度のあがり症から何度と無く挫折しそうになるが先輩たちや親友である遠山佳代の支えもあって、麦は大きな成長を遂げていく。

野乃達は卒業し、佳代は留学。大きく環境が変わり2年生となった麻井麦は、演劇部に入部することを決意する。裏方を希望するも、「違う自分になる」という演劇の楽しさに触れ、役者として活動していく。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 登場人物

  • 各人物のはアニメ版の声優
  • 解説文中の学年および所属は初期のもの。第19幕で演劇研究会は解散、第25幕より学年が1年上がり、麦は玉城春子率いる演劇部の部員となっている。

[編集] 演劇研究会

麻井 麦(あさい むぎ)
声 - 樹元オリエ
この物語の主人公。熊鷹芸術学院の1年生(序幕では水橋中学3年)。極度のあがり症で緊張すると声が出なくなるが、たまたま発した大きな声を聴いた野乃らに勧誘され、半ば強引に演劇研究会に入部させられてしまった。少々ネガティブだが、演劇を通じて徐々に変化を見せる。文化祭の出し物「ひとひら」では主役を演じるまで成長した。ちとせ、演劇部の先輩(2年生編)からは「麦チョコ」と呼ばれている。
2年生になって、苦悩した末に裏方希望で演劇部に入部する。しかし、ちとせや周りの説得により、再び役者として舞台に立つことになる。
一ノ瀬 野乃(いちのせ のの)
声 - 川澄綾子
演劇研究会代表。熊鷹芸術学院3年。元々演劇部に所属していたが、声帯麻痺である事を美麗に告げた際、彼女から演劇を辞めるように説得された。結局演劇部は辞めてしまったが、演劇を続けるために演劇研究会を作った。以来美麗とは犬猿の仲となってしまったが、演劇で希望を与えてくれた美麗には感謝している。アニメでは演劇部主催の合格祝賀会で演劇部が2つになってしまったことを演劇研究会及び演劇部の両部員に謝罪した。卒業後もたまに、麦や甲斐の様子を見に来ている。性格は一見クールだが、負けず嫌いな上に強引かつ自信家(以前はおとなしく控えめな性格だったようである)で、状況を逆手に取る巧妙さを持つ。麦曰く、「野乃先輩の(発言や行動の)裏の真意が怖い」。演劇のためなら宿題3人分も平気でこなしていた。
桂木 たかし(かつらぎ たかし)
声 - 成田剣
演劇研究会メンバー。3年生。元演劇部員だったが、野乃に誘われて演劇研究会に入る。野乃に研究会を作ってみればと提案した(研究会を作った張本人とも言える)。野乃に好意を寄せている。麦たちによくアドバイスをくれる、研究会の頼れる存在。早口言葉が得意。
西田 理咲(にしだ りさき)
声 - 氷上恭子
演劇研究会メンバー。3年生。甲斐の姉。野乃や桂木と同じく元演劇部員。美麗と「野乃の演劇続行」を巡ってケンカをしたのをきっかけに、研究会に入った。口よりも先に手が出るタイプ。成績はあまり良くなくクリスマスに補習を受ける事に。卒業後は野乃、桂木、美麗は同じ大学に進学したが、理咲は別の大学に進学した。
西田 甲斐(にしだ かい)
声 - 岸尾大輔
理咲の弟。麦と佳代のクラスメイト(麦とは2年生に進級してからも一緒のクラス)。理咲によって強制的に演劇研究会へ入部させられた。口では文句をよく言うが、相手の心情を理解できる優しい心を持っている。ダーツ金魚すくいといった屋台遊戯が得意。また、絵が得意で2年生になって美術部と演劇部を掛け持ちすることになった。麦のことが気になっている。佳代の留学後、麦の支えになりたいと思っている。

[編集] 演劇部

榊 美麗(さかき みれい)
声 - 雪野五月
熊鷹芸術学院演劇部部長。3年生。野乃に演劇を勧めたが、結果的に野乃が声帯麻痺になってしまったことに責任を感じている。野乃が演劇部を辞めて研究会を作って以来、犬猿の仲となってしまったが、実は野乃の病気や演劇研究会のことを心配している。演劇研究会解散後、僅かながら対立こそあるが、野乃との仲は緩和された。アニメでは卒業の日に倉庫の衣装の前で和解した。卒業後もたまに、演劇部の様子を見に来ている。
神奈 ちとせ(かんな ちとせ)
声 - やぶさきえみ
演劇部部員。1年生。演劇部に所属しているが、研究会の方にもちょくちょく顔を出している。麦とは仲が良く、桂木に好意を寄せていて、クリスマス会(アニメでは演劇部主催の合格祝賀会)で告白するもフラれてしまう。水溜りでずぶ濡れになった麦に名入りのジャージを貸して以降、麦のクラスメイトからは「(神奈)オリジナル」、佳代や甲斐からは「オリナル」と呼ばれるようになった[2]。2年生に進級してから、麦や甲斐と同じクラスになった。
玉城 春子(たまき はるこ)
声 - 植田佳奈
演劇部部員。2年生。通称たまちゃん。容姿や学力が普通と言われるが、「平凡であることが個性」だと言い切る漢らしいところがある。怒らせると怖く、普段の微笑ましく朗らかな口調や形相もまるで別人のように変貌する。幸枝と仲が良い。噂好き。
美麗が引退した後、演劇部の部長になる。美麗のような部長になりたいと思っているが、麦たち後輩の指導などで理想と現実の差に悩むこともある。
綾瀬 幸枝(あやせ さちえ)
声 - 恒松あゆみ
演劇部部員。2年生。通称さちえちゃん(ちとせからはさっちーと呼ばれている)。春子と仲が良く、こちらも噂好き。
美麗が引退した後、演劇部の副部長になる。しかし、部長である春子の不安をよそにして、クリスマスのために練習日を削減したり、散々迷った挙句に前部長である美麗の指示を無視しようとした。
木野 信二(きの しんじ)
演劇部部員。1年生。脚本担当。ちとせにチビメガネと呼ばれており、あまり馬が合わない様子で、よく口喧嘩をする。
川崎 響(かわさき ひびき)
声 - 田中晶子
演劇部部員。1年生。音響チーフ。冷静沈着であまり表情を面に出さない。本人曰く「音響じゃないなら退部する」とまで発言。麦が役者に割り振られた際にはトドメの一言を発した。
山口 実(やまぐち みのる)
声 - 斎藤千和
演劇部部員。2年生。照明チーフ。演技が下手(同級生の部員曰く素人よりも酷い)なうえ、セリフを覚えることがほとんど出来ないために裏方を担当しているが、役者をやる気はあるらしい(さちえ曰く発声だけは良いらしい)。
和久井 貞治(わくい さだじ)
声 - 土門仁
演劇部部員。2年生。舞台監督。通称ミケ。演劇部の兄貴的存在。

[編集] その他

遠山 佳代(とおやま かよ)
声 - 宮川美保
麦の中学時代からの親友。麦の付き合いで演劇研究会の手伝いもすることがある。写真部に所属している。1年の終わりから写真の勉強をするため留学している。文化祭で僅かながらも進歩した麦の姿を見て安心し、甲斐やちとせに後事を托して旅立った。
武田 京介(たけだ きょうすけ)
声 - 大須賀純
文化祭(1年生編時)で麦をナンパした男。麦が2年生になった年に熊鷹芸術学院へ入学、麦に憧れて演劇部に入部する。運動が苦手で、体力作りの練習はかなりキツイ様子。通称きょーちゃん

[編集] 単行本

[編集] アニメ

2007年3月28日よりAT-X、4月からチバテレビほか独立UHF各局にて放送された。全12話。アニメ化されたのはいわゆる「1年生編」である。全カットにHiFxと呼ばれるフィルターをかけており[3]、全体的に明るく、淡い色使いとなっている[4]

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

オープニングテーマ「夢、ひとひら
歌:浅見ユウコ
作詞 - 木本慶子作曲 - 大久保薫編曲 - 井上日徳コーラスアレンジ:浅井裕子
エンディングテーマ「スマイル
歌 - 水橋舞
作詞 - 木本慶子、作曲・編曲 - コーニッシュ、コーラスアレンジ - 浅井裕子

[編集] 各話リスト

幕数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 場面レイアウト DVD収録
第1幕 む、無理です… 笹野恵 西森章 古田誠 第1巻
第2幕 まがい……物? 樋口達人 二宮ハルカ 西村大樹 長屋侑利子
第3幕 初舞台 木滝りま 喜多幡徹 長屋侑利子 三浦かおる
石田啓一
横山淳一
第2巻
第4幕 頑張ってる…?! 清水一伸
西森章
ながはまのりひこ 梶浦紳一郎 -
第5幕 うわぁぁぁぁん 樋口達人 二宮ハルカ 松本マサユキ 古田誠 大浪太
渡辺政訓
古田誠
第3巻
第6幕 …変われますか? 木滝りま 垂永士 高橋大輔 山本修 -
第7幕 友達なのに… 笹野恵 渡邊哲哉 西村大樹 長屋侑利子 第4巻
第8幕 一人じゃない 木滝りま 西森章 森宮崇佳 服部憲知
野田めぐみ
-
第9幕 この日を忘れない! 矢吹勉 篠原俊哉 長屋侑利子 大浪太
三浦かおる
木村光雅
第5巻
第10幕 ずっと…一緒… 樋口達人 坂田純一 ながはまのりひこ 田中誠輝
神島竜
岸本誠司
松川哲也
-
第11幕 笑顔が… 好き!! 笹野恵 佐々木奈奈子 西村大樹 長屋侑利子 第6巻
第12幕 ありがとう…ございました! 西森章 松本マサユキ 古田誠

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送曜日時 放送区分 地上デジタル
全国 AT-X(製作局) 2007年3月28日 - 2007年6月13日 水曜 11時00分 - 11時30分
(リピートあり)
CS放送
千葉県 チバテレビ
(地上波幹事局)
2007年4月3日 - 2007年6月19日 火曜 25時30分 - 26時00分 独立UHF局 フル
埼玉県 テレ玉
愛知県 テレビ愛知 火曜 28時28分 - 28時58分 テレビ東京系列
神奈川県 tvk 2007年4月4日 - 2007年6月20日 水曜 25時15分 - 25時45分 独立UHF局 額縁
兵庫県 サンテレビ 2007年4月5日 - 2007年6月21日 木曜 26時05分 - 26時35分

[編集] 関連商品

CD
DVD
  • 第1巻(ZMBZ-3371、2007年6月22日発売)
  • 第2巻(ZMBZ-3372、2007年7月25日発売)
  • 第3巻(ZMBZ-3373、2007年8月24日発売)
  • 第4巻(ZMBZ-3374、2007年9月21日発売)
  • 第5巻(ZMBZ-3375、2007年10月25日発売)
  • 第6巻(ZMBZ-3376、2007年11月22日発売)

[編集] ラジオ

ひとひら放送局 麦ラジオ On Air』として、メディファクラジオにて配信された。パーソナリティ樹元オリエ(麻井麦役)。

詳細は「ひとひら放送局 麦ラジオ On Air」を参照

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ コミックハイ!公式サイト 》 コミックハイ!次号予告
  2. ^ 甲斐から呼ばれていたのは初期のみ。また、佳代の留学後は呼ばれなくなった。
  3. ^ "スタッフ&キャスト インタビュー". TVアニメーション「ひとひら」公式サイト. 2009-04-04 閲覧。
  4. ^ "HiFxとは". TVアニメーション「ひとひら」公式サイト. 2009-04-04 閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

チバテレビテレ玉 火曜25:30枠/tvk 水曜25:15枠
前番組 番組名 次番組
ひとひら
AT-X 水曜11:00・22:00・土曜16:00・27:00枠(30分1話)
ひとひら