ひかり (列車)

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ひかり 運行経路図
300系電車「ひかり」(2008年1月2日、浜松 - 豊橋)
300系電車ひかり
(2008年1月2日、浜松 - 豊橋
記号凡例
BHF
全列車停車
HST
一部列車停車
この書体:始発着列車あり

KBHFa
東京駅 JR東海東海道新幹線
BHF
品川駅
BHF
新横浜駅
HST
小田原駅
HST
熱海駅
HST
三島駅
HST
静岡駅
HST
浜松駅
HST
豊橋駅
BHF
名古屋駅
HST
岐阜羽島駅
HST
米原駅
BHF
京都駅
BHF
新大阪駅 JR西山陽新幹線
BHF
新神戸駅
HST
西明石駅
HST
姫路駅
HST
相生駅
BHF
岡山駅
HST
新倉敷駅
HST
福山駅
HST
新尾道駅
HST
三原駅
HST
東広島駅
BHF
広島駅
HST
徳山駅
HST
新山口駅
HST
新下関駅
BHF
小倉駅
BHF
博多駅 ↓JR西:博多南線/↓特急(列車愛称なし)
KHSTe
博多南駅

ひかりは、東海道山陽新幹線で運行される特急列車の愛称の一つである。種別を示す色

本稿では同一愛称の列車として、第二次世界大戦の終結前まで朝鮮総督府鉄道(鮮鉄)・南満州鉄道(満鉄)で運行していた急行列車、東海道新幹線の開業まで九州で運行していた準急・急行列車の沿革についても参考として記述する。

目次

[編集] 運行概況

2009年3月14日改正時点の状況である。

[編集] 停車駅

[編集] 東海道区間

列車名\駅 東京駅 品川駅 新横浜駅 小田原駅 熱海駅 三島駅 静岡駅 浜松駅 豊橋駅 名古屋駅 岐阜羽島駅 米原駅 京都駅 新大阪駅 備考
460,505,509,510,513,514,
517,518,521,522,525,526,530号
- - - - - 460号は岡山始発
それ以外は新大阪発着
461,463,471,472,475,
476,484,486号
- - - - - - 岡山発着
462,503,507,511,512,515,
516,519,520,523,524,528号
- - - - - 462号は三原始発
それ以外は新大阪発着
464,467,468,479,480,483号 - - - - - 岡山発着
465,466,469,470,473,474,
477,478,481,482号
- - - - - 岡山発着
485号,508号 - - - 485号は岡山終着
508号は新大阪始発
487,504,506号 - - - - 487号は姫路終着
それ以外は新大阪始発
501号 - - - -
527号 - - - - -
532号 - - - - - -
529号 - - - - - 日曜、休日運転の臨時列車。N700系
534号 - - - - -
490,491,495号 広島発着
490,491号はN700系
493号 - - - - - - 広島終着、N700系
500・502・531・533号 - - -         500,533号はN700系

[編集] 山陽区間

列車名\駅 新大阪駅 新神戸駅 西明石駅 姫路駅 相生駅 岡山駅 新倉敷駅 福山駅 新尾道駅 三原駅 東広島駅 広島駅 徳山駅 新山口駅 新下関駅 小倉駅 博多駅 備考
460,461,463 - 486号                       東京発着
462号               東京終着
487号                       東京始発
490,491号 - - - - - -           名古屋発着、N700系
493号 - - - - -           新横浜始発、N700系
495号 - - - - -           名古屋始発
541 - 588号
ひかりレールスター
- - - - - -
540,589号
(ひかりレールスター)
- -
  • ● - 全列車停車
  • ▲ - ほとんどの列車が停車(ごく一部の列車は通過)
  • ○ - 約半数の列車が停車
  • △ - ごく一部の列車が停車(ほとんどの列車は通過)
  • - - 全列車通過

[編集] 使用車両

  • 300系 - 現在最も多く充当されているが、順次700系へ置き換えが進められている。
  • 700系 - 2007年以降充当される列車が増えている。同系列の7000番台(8両編成)は山陽新幹線の「ひかりレールスター」のみ使用。
  • N700系 - 定期列車としては2008年3月のダイヤ改正から朝と夜の下り2本(393号と433号)、10月1日からは朝の上り1本(400号)に充当されている。このほか運用上の都合でほかの列車にも臨時に充当されることもある。
  • 500系 - 定期列車としては使われていないが臨時列車として使用されることがあり、過去には定期列車の「ひかりレールスター」を多客時に差し替えて使用された(2009年1月1日の441号ひかりレールスターの代わりに16両W編成が運用された)、2008年3月20日には373号(定期列車)、同年4月17日には381号(定期列車)として300系の代わりに運用されたことがある。

[編集] 過去

[編集] 列車編成

記号凡例
Gグリーン車指定席
指=普通車指定席
自=普通車自由席
×=禁煙席
○=喫煙席

[編集] 16両編成(東海道新幹線直通はすべて)

[編集] N700系
N700系16両編成編成図
博多駅 東京駅
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
S S G G G S S
N700系は全車両禁煙。 S=喫煙スペース

[編集] 300系500系700系
300系500系700系16両編成編成図
博多駅 東京駅
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
× × × × × × × × × × × ×
G G G



[編集] 8両編成(山陽新幹線「ひかりレールスター」)

700系ひかりレールスター」用編成使用時の編成図
←博多駅 新大阪駅→
1 2 3 4 5 6 7 8
× × × × × ×
C

全車普通車で、グリーン車は連結しない。

4号車はサイレンスカー。8号車には個室がある。4号車が自由席になるときもあり、その場合はサイレンスカーの設定はなし。また、多客期は指定席でも設定がない日がある。4~8号車は2+2の4列シート。

例外として、朝の通勤時間帯に運転される540号は8号車以外自由席。445号は4・5号車も自由席。

九州新幹線全通によるN700系7000番台「さくら」の九州新幹線直通対応車投入に伴う「ひかりレールスター」の今後の動向については、2008年8月14日付けの産経新聞[1]にて、九州新幹線開業後に「ひかりレールスター」の運用から外し、順次「こだま」に転用することを決定したという報道がされているものの、JR西日本からの公式発表はまだない。

[編集] 愛称が付いた「ひかり」

さまざまな愛称が付けられてきた「ひかり」も存在する。特に、山陽新幹線を走る「ひかり」には多くの愛称がつけられた。

ウエストひかり

詳細は「ウエストひかり」を参照

使用車両は0系の6両または12両である。普通車の座席は2+2シートで、ビュッフェを連結、また一時期シネマカーを連結したものもあった。最高速度は220km/h。1988年3月13日に1日4往復で登場し、2000年4月21日に引退した。
グランドひかり

詳細は「グランドひかり」を参照

使用車両は100系16両V編成(3000番台)で、2階建て車両を中間に4両連結していた。最高速度は東海道区間220km/h、山陽区間230km/h。新大阪-博多間を最短2時間49分(停車駅:岡山・広島・小倉)で結んだ。1989年3月11日に1日2往復で登場し、2002年11月23日に引退した。
シャトルひかり
使用車両は0系6両R編成。岡山 - 博多や広島 - 博多では各駅に停車していた。1991年3月16日に1日2往復で登場し、1997年11月28日に消滅した。
ウィークエンドひかり
その名のとおり週末にのみ運転された「ひかり」。車両は0系R編成6両を使用。運転区間は下りの新大阪→広島のみ(一部博多行。この場合16両編成が使用されることがあった)。1992年3月に初登場。
ファミリーひかり
使用車両は0系6両R2,R22,R24編成。3号車はビュッフェを撤去し、プレイルーム「こどもサロン」を設置した。繁忙期にのみ運転され、全車指定席であった。1995年7月夏に初登場。
登場当初はR22編成の客室を遊戯室「こどもサロン」に改造し、全席指定の臨時「ファミリーひかり」として運用された。R22編成の遊戯室はその後座席復元されたが、1995年12月からはR2,R24編成の2本が正式に「ファミリーひかり」編成となった。この2本はビュフェ室と客室(37形)の一部「こどもサロン」として改造され、車版も7700番台に変更となった。他客期の臨時には全席指定の「ファミリーひかり」として走り、その合間は「こだま」にも運用された。また、1997年のアコモ改善の際には「ひかり」であること(ただし、編成番号は「こだま」編成を示すR編成のまま)から優先的にアコモ改善工事が施された。
ひかりレールスター

詳細は「ひかりレールスター」を参照

700系8両E編成を使用した「ひかり」である。「ウエストひかり」の後継として2000年3月11日に登場した。指定席は2+2シートで、グリーン車並みと言われている。通称『サルーンシート』。グリーン車を連結しない理由は、サルーンシートにあると言える。また、運賃と指定席特急料金のみで利用できる4人用コンパートメントもあり、2人でも運賃とグリーン席特急料金のみで利用できる。最高速度は285km/h。最速で新大阪 - 博多を2時間40分(2009年3月14日以降)で結ぶ。

[編集] その他の愛称が付いた「ひかり」

スーパーひかり
300系9000番台J0編成(後J1編成:試作車)につけられていた。また、この試作車登場前に「スーパーひかりモデル」という試作模型車両も存在した。

[編集] 割引きっぷ

[編集] ひかり早特きっぷ

乗車日の1ヶ月前から1週間前まで発売される、発売期間・席数限定の「ひかり」指定席専用の片道「割引きっぷ」である。こども用はない。予約列車や利用区間の変更・途中下車・乗継割引の適用はできない。

予約した列車に乗り遅れた場合は乗車券のみ有効で、別途特急券を購入する必要がある。普通車指定席用のほかに、新大阪発着のみグリーン車用がある。 ただし当日後続の「ひかり号」「こだま号」の普通車自由席に限り乗車できる。

  • 主な設定区間と価格(東京駅発で通常期に指定席を利用した場合の値段 割引率)
    • 東京・品川・新横浜⇔名古屋 9,200円(10,580円 13%)
    • 東京・品川・新横浜⇔京都 11,500円(13,220円 13%)
    • 東京・品川・新横浜⇔新大阪 12,000円(13,750円 13%)※グリーン車用は14,500円(18,390円 21% 新横浜発着は利用不可)
    • 東京・品川・新横浜⇔新神戸 12,500円(14,270円 12%)
    • 東京・品川・新横浜⇔姫路 13,500円(15,210円 11%)

[編集] スーパー早特往復きっぷ

出発日の3週間~1週間前に発売される席数限定の「割引きっぷ」である。2007年7月から発売されている。値段は片道あたり1万円で、「スーパー」の名のとおり破格の割引率である。このきっぷが発売された背景には神戸~羽田便との競合がある。

  • きっぷのルール
    • 東京直通の「ひかり」と「のぞみ80号」(新神戸6:17発)が利用可
    • 有効期限は7日間
    • 子供用は大人用の半額
    • 購入時に往復の列車をそれぞれ指定する
    • 指定列車の変更・乗車変更・途中下車は不可
    • 乗り遅れた場合、往路は乗車券のみ有効、復路は後続の「ひかり」「こだま」の自由席に乗車可能
  • 主な設定区間と価格(通常期に「ひかり」指定席を利用した場合の値段※西明石発は往復割引乗車券使用 割引率)
    • 新神戸→東京 20,000円(28,540円 30%)
    • 西明石→東京 20,000円(28,120円 29%)

[編集] 沿革

[編集] 朝鮮鉄道・南満州鉄道急行「ひかり」

第二次世界大戦終結まで、朝鮮総督府鉄道(鮮鉄)と南満州鉄道(満鉄)の釜山 - 奉天(現:瀋陽)・新京(現:長春)・ハルビン間に、急行「ひかり」が運行されていた。

毎日南行北行とも各1回運転。947.2kmを約21時間で結んだ。平均時速約45km。列車編成は、広軌用大型荷物車三等車三等寝台車食堂車二等寝台車一等寝台展望車の各1両、計6両編成。蒸気機関車が牽引した。最後部に連結された展望車室は長旅を慰めたという。同区間には急行「のぞみ」も運行していた。

  • 1923年昭和8年)4月 釜山 - 京城(現、ソウル)間を運転していた急行列車を奉天まで延長し、同時に「ひかり」と命名。
  • 1934年(昭和9年)11月 運転区間を「満州国」の首都であった新京まで延長。
  • 1940年 - 1942年(昭和15年 - 17年)頃 運転区間をハルビンまで延長。
  • 1945年(昭和20年)8月 ソ連軍の満州侵攻により、運行不能になって消滅。

[編集] 九州急行・準急「ひかり」

戦後、「ひかり」の名は九州を走る準急列車・急行列車の愛称として使われた。キハ55系を使用した気動車による最初の急行として知られる。

新幹線の名前に「ひかり」が採用され、名前を譲ることになった急行「ひかり」は2系統に分けられ、博多・門司港 - 小倉 - 西鹿児島間は「にちりん」、博多~大分~熊本間は「くさせんり」に改称された。なお「くさせんり」については、2009年現在では「九州横断特急」の一部にあたる。

[編集] 新幹線超特急・特急「ひかり」

[編集] 列車名の選定について

国鉄は「夢の超特急」として、東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)に、東海道新幹線で各駅停車タイプの「こだま」と共に運転を開始した。

名称は公募で選ばれ、応募総数約559,000通のうち、1位が「ひかり」で約20,000票、そして「はやぶさ」、「いなづま」、「はやて」、「富士」、「流星」、「あかつき」、「さくら」、「日本」、「こだま」と続いた。「」と「木霊」()の組み合わせで、列車の速度差を表したとも言われる。光速の次が音速ならペアを組ませるのに丁度良いということもあった。

また、計画時には列車名はなしとして個々の列車を航空機のように列車番号だけで区別する予定だったが、「名前が欲しい」という要望が多数来たために愛称を付けることになった。10位から下には現在使用されている「のぞみ」などもあったという。また国鉄内部では、時間ごとに干支を使う案まで検討されたが、これは不採用となった。

[編集] 山陽新幹線開業までの「ひかり」

  • 1964年(昭和39年)10月1日 東海道新幹線の速達タイプの列車として登場。東京駅 - 新大阪駅間を当初4時間、翌年11月から3時間10分で結び、名古屋駅京都駅のみ停車。「ひかり」を「超特急」、「こだま」を「特急」とし、料金に差を設けた。
    • なお、京都駅は当初停車対象に入っていなかったが、開業直前に京都市民などの運動もあって追加された(鉄道と政治を参照)。またこれにより、当初予定されていた「3時間運転」が「3時間10分運転」になってしまったという批判もあるが、実際に京都駅を(ホームドアまで設けて)通過したとしても所要時間の差は3 - 4分程度にしかならず、所要時間が延びた本当の理由は線形などの問題であったと伝えられている。
  • 1972年(昭和47年)3月15日 山陽新幹線が岡山駅まで開業する。この際「ひかり」には新大阪駅 - 岡山駅間で停車駅により以下のの3タイプが設けられた。
    1. 岡山駅まで無停車のもの(Wひかり)
    2. 途中一部の駅(新神戸、姫路)に停車するもの(Aひかり)
    3. 各駅に停車するもの
      特に各駅に停車するタイプは、「こだま」の代替列車の役割も果たすこととなった。(Bひかり)
    • また、この時から「超特急」の呼称は使われなくなり、東京駅 - 名古屋駅間を除いて料金格差もなくなった。
  • 1972年(昭和47年)10月10日 北陸本線の特急列車と接続させるため、3往復の「ひかり」が米原駅に停車するようになる。初めて「ひかり」の停車駅が追加された。
  • 1974年(昭和49年)9月5日 「ひかり」で、新幹線初となる食堂車の営業を開始。

[編集] 山陽新幹線全通後

1975年(昭和50年)3月10日

  • 山陽新幹線が博多駅まで開業する。
    • 山陽新幹線区間では、岡山開業時の流れを継いで日中には「こだま」を設定せず、「ひかり」にその代替を担わせることとしたため、各駅停車の「ひかり」が速達の「ひかり」に追い抜かれるという現象も発生した。国鉄はもっとも停車駅の少ないパターン(下記の「Wひかり」)に「赤いひかり」、それに次ぐもの(下記の「Aひかり」)に「青いひかり」という俗称を与え、駅掲示の時刻表などに反映させたが、定着せずに終わる。ただし、最速達パターン専用の赤文字の方向幕はその後も100系に至るまで長く使用された。
    • 博多開業時の基本的な停車パターンは次の3通りであった。(<>は一部停車。ただし一部に例外設定の便あり。)
      • 最速達タイプ(Wひかり)… 新大阪駅 - 岡山駅 - 広島駅 - <小郡駅(現・新山口駅)> - 小倉駅 - 博多駅
      • 一部通過タイプ(Aひかり)… 新大阪駅 - 新神戸駅 - 姫路駅 - 岡山駅 - (各駅停車) - 博多駅
        • 1976年7月以降:新大阪駅 - 新神戸駅 - 姫路駅 - 岡山駅 - 福山駅 - 広島駅 - (各駅停車) - 博多駅
      • 「こだま」代替タイプ(Bひかり)… 山陽新幹線内各駅停車
    • この時、東京駅 - 名古屋駅間のみ残されていた「ひかり」の料金格差も廃止された。
  • 1976年(昭和51年)7月1日 新横浜駅静岡駅に停車する「ひかり」が初めて設定される。
  • 1980年(昭和55年)10月1日 新幹線初の列車削減が行われ、「こだま」が大幅に削られる中、一部の「ひかり」が小田原駅浜松駅豊橋駅岐阜羽島駅にも停車するようになり、それらの列車は(俗称として一部では)“ひだま”と呼ばれるようになった。
  • 1985年(昭和60年)3月14日 「ひかり」が新横浜に毎時2本・静岡に毎時1本・小田原・熱海・三島・浜松・豊橋のうち2駅に毎時1本停車、それと同時に熱海駅三島駅にも停車するようになる。
  • 1985年10月1日 100系登場に伴い「ひかり」に使用される。

[編集] JR分社化以降

  • 1987年(昭和62年)6月 東海旅客鉄道(JR東海)が「スーパーひかりモデル」を試作し、東京駅に展示した。しかし、設計は後に大幅に変更された。
  • 1988年(昭和63年)3月13日 西日本旅客鉄道(JR西日本)が運営するようになった山陽新幹線で、「ひかり」に使用する0系車両の設備をグレードアップされた列車を登場させ、それを使用する「ひかり」はウエストひかりと呼ばれるようになった。当初は1日4往復運転。
  • 1989年平成元年)3月11日 JR西日本が、「ひかり」に使用する100系車両で中間車両4両を2階建て車両とした編成を登場させる。それを使用する「ひかり」は“グランドひかり”と呼ばれた。当初は1日2往復運転。
  • 1990年(平成2年) 300系9000番台J0編成(後J1編成:試作車)の「スーパーひかり」誕生。
  • 1991年(平成3年)3月16日 山陽新幹線で「こだま」用の0系車両の6両編成による「ひかり」が設定され、“シャトルひかり”と呼ばれた。当初は1日3往復運転。
  • 1992年(平成4年)3月14日 「のぞみ」が登場し、「ひかり」は東海道新幹線の最速列車ではなくなった。一部の「ひかり」は、途中駅で「のぞみ」の通過待ちを行うようになった。その後、300系の増備が進むにつれて300系が順次投入される。
  • 1996年(平成8年)3月16日 ダイヤ改正。
    • 300系を使用する「ひかり」の一部列車(主に岐阜羽島・米原に停車するもの)のうち、名古屋~新大阪間の最高速度を270km/hに引き上げた。(2003年10月1日より全列車、全区間270km/h運転に拡大)
      • 例:改正前 219号 東京9:31→新横浜9:48発→名古屋11:25発→岐阜羽島(通過)→米原11:54発→京都12:20発→新大阪12:36
      • 例:改正後 219号 東京9:35→新横浜9:51発→名古屋11:29発→岐阜羽島11:43発→米原12:02発→京都12:25発→新大阪12:39
    • 東京 - 博多間の「ひかり」は全て途中で「のぞみ」に抜かれるようになった。以下は改正前まで「のぞみ」に抜かれずに東京 - 博多間を走っていた「ひかり」で、2本とも「グランドひかり」である。
      • 53号 東京15:07→新横浜15:23発→名古屋17:01発→京都17:47発→新大阪18:06発→岡山18:55発→広島19:39発→小倉20:35着→博多20:55
      • 34号 博多8:26→小倉8:45発→広島9:42発→岡山10:26発→新大阪11:17発→京都11:34発→名古屋12:20発→新横浜13:56着→東京14:14
  • 1997年(平成9年)11月29日 ダイヤ改正で“シャトルひかり”消滅。同時に山陽新幹線での停車駅を削減し、新岩国駅東広島駅三原駅新尾道駅新倉敷駅相生駅が停車駅から外された。後に新岩国駅以外は「ひかり」の停車が復活する。静岡駅に停車する「ひかり」のほとんどに300系が使用され、名古屋以西の運転区間が最高速度270km/hに引き上げられた。それに伴い、東京 - 広島間運行の「ひかり」にも300系を投入(列車号数が80 - 90号代)。
    • 例:改正前 103号 東京7:42→静岡8:47発→浜松9:17発→名古屋9:53発→京都10:37発→新大阪10:56発→新神戸11:11発→姫路11:29発→岡山11:54
    • 例:改正後 167号 東京7:45→静岡8:51発→浜松9:17発→名古屋9:52発→京都10:31発→新大阪10:49発→新神戸11:03発→姫路11:21発→岡山11:44
  • 1998年(平成10年)3月14日 このダイヤ改正で東京 - 博多間を運行する500系電車の本数増加に伴い、東京 - 博多間運行の「ひかり」にも300系を投入。

[編集] 2000年代以降の展開

  • 2000年(平成12年)
    • 3月11日 山陽新幹線で700系車両で車内などを大幅に変更した編成を使用して「ひかり」の設備・速度を向上させた列車を設定し、それらの「ひかり」はひかりレールスターと呼ばれるようになる。また“ひかりレールスター”新設により“ウエストひかり”が4月21日の運転(1往復のみ)を最後に廃止され、0系車両を使用する定期の「ひかり」も消滅した。またこの時“グランドひかり”を最後に、食堂車の営業が休止された。
      このころから、東京 - 山陽区間を運行する「ひかり」の本数削減も実施。具体的には、直通列車の定期運行を東京 - 新大阪・姫路・岡山・広島間と名古屋 - 博多間となり、東京 - 博多間は臨時列車となる。
    • 10月1日 東海道新幹線の「ひかり」に700系を投入。翌年には山陽新幹線直通列車にも投入される。
  • 2001年(平成13年)10月1日 ダイヤ改正で東京 - 広島間の「ひかり」がスピードアップ。300系の限定運用により、山陽新幹線区間内の最高速度を270km/hに引き上げたことによるが、東海道区間は「のぞみ」との格差の兼ね合いで220km/h運転に制限されていた。
    • 例:改正前 115号 東京8:07→新横浜8:23発→名古屋10:03発→京都10:47発→新大阪11:06発→新神戸11:20発→岡山12:01発→福山12:27発→広島12:58
    • 例:改正後 115号 東京8:03→新横浜8:20発→名古屋10:03発→京都10:47発→新大阪11:05発→新神戸11:20発→岡山11:58発→福山12:16発→広島12:41
  • 2002年(平成14年)11月23日 この時のさよなら運転をもって、“グランドひかり”消滅。なお、この日のみ、食堂車が復活した。
  • 2003年(平成15年)
    • 9月16日 「ひかり309号」をもって、東海道新幹線から100系引退。同時に、100系車両使用の「ひかり」も消滅した。
    • 10月1日 ダイヤ改正により、停車駅の少ない「ひかり」が「のぞみ」に格上げされて「のぞみ」と「ひかり」の運転本数が逆転し、「のぞみ」の方が多くなった。この改正で、東京駅 - 広島駅間と東京駅 - 博多駅間運行の「ひかり」は消滅した。なお東海道新幹線における「ひかり」は、すべて“ひだま”形の列車となり停車駅は増加したものの、全区間270km/h運転化により、東京 - 新大阪間の標準所要時間は従来の「ひかり」と同等の水準(2時間50分 - 3時間)が維持された。また、小田原駅・三島駅・浜松駅・豊橋駅で「ひかり」の停車本数が増加した。 また、相生駅への毎時1本の停車が復活。
  • 2006年(平成18年)3月18日 新大阪 - 広島間の「ひかりレールスター」が上下1本ずつ三原駅に新規停車。三原駅への停車がほぼ10年ぶりに復活。
  • 2007年(平成19年)7月1日 ダイヤ改正。
    • 名古屋 - 博多間「ひかり」の山陽区間でのスピードアップと「ひかりレールスター」の時刻が変更された。その結果、1975年の山陽新幹線博多開業以来続いていた「ひかり」が「ひかり」を追い抜く現象が消滅した。
      • 改正前 391号:名古屋6:54→新大阪7:58発→博多10:59 393号:名古屋7:30→新大阪8:38発→博多11:48
      • 改正後 391号:名古屋6:54→新大阪7:58発→博多10:37 393号:名古屋7:32→新大阪8:38発→博多11:36
    • 東京 - 新大阪の所要時間2時間49分の列車が設定された。この記録は「のぞみ」登場前の下り新大阪行き最終列車「通称:シンデレラエクスプレス」とならび歴代1位タイである。但し主に日曜日のみの運転である。シンデレラエクスプレスと比べ品川・新横浜・静岡・浜松・豊橋の5駅も多く停車し、途中、浜松で「のぞみ」を待避しているのにもかかわらず所要時間は変わらない。なお、名古屋 - 新大阪50分は歴代の「ひかり」の中では最速である。
      • 「ひかり427号」東京20:53 - 途中、品川・新横浜・静岡・浜松・豊橋・名古屋(22:52発)・京都に停車)- 新大阪23:42
  • 2008年(平成20年)
    • 3月15日 ダイヤ改正。
      • 定期列車としては初めて、N700系による「ひかり」が下りの2本に登場。このうちの1本は史上初めての新横浜駅始発列車である。また「ひかり433号」は改正前と比べて、停車駅が2駅(新横浜と静岡)増えたにもかかわらず全区間での所要時間の延びは3分に抑えられており、N700系の走行性能の高さを生かしたダイヤとなっている(ちなみにこの列車の30分前に東京を出発する「ひかり431号」が700系で運転されており、ひかり433号と途中停車駅・行先とも同じであるが所要時間は6分長くかかっている)。
        • 393号 新横浜6:00 -(途中、小田原・静岡・名古屋・京都・新大阪・新神戸・西明石・姫路・岡山・福山に停車)- 広島10:01(改正前は700系で名古屋-博多間の運転)
        • 433号 東京22:00 -(途中、品川・新横浜・静岡・浜松・豊橋に停車)- 名古屋23:49(改正前は700系)
      • 東海道新幹線内における「ひかり」運行体系の大幅な見直し。特に静岡地区から山陽新幹線への接続を考慮するとともに、一部の駅で停車本数が増えた。また、この見直しに伴い、相生駅で再び「ひかり」が「ひかり」を追い抜く現象が見られるようになった。
        • 小田原駅…上りは10時 - 22時台が2時間に1本、下りは6 - 8時台は毎時1本、10時 - 18時台は2時間に1本となり、改正前より3本増え、計15本停車するようになった。
        • 静岡駅…上りは22時台、下りは6時台(前述393号)と22時台(前述433号)の3本が追加され計37本になった。主に朝と夜の乗降機会を増やすのが目的。
        • 浜松駅…上りは10時台、12時台、14時台、16時台、21時台の5本、下りは12時台、14時台、16時台の3本の「ひかり」を追加、毎時1本の停車になり、計34本となった。
        • 豊橋駅…上りは6 - 8時台が毎時1本、10時 - 20時台が2時間に1本、下りが8時 - 20時台が2時間に1本、23時台が2本となり、2本増えた計18本となった。
      • このダイヤ改正で、全ての「ひかり」・「のぞみ」が品川・新横浜駅に停車するようになった。
      • 山陽新幹線では三原6:22 -(途中、名古屋までの各駅・小田原・新横浜・品川に停車)- 東京11:10と広島6:22-(途中、岡山までの各駅・姫路・新神戸に停車)-新大阪8:24が増発され東広島・新尾道・新倉敷に上り1 - 2本のひかり号が再び停車するようになった。
      • 東京 - 新大阪間の上り「ひかり432号」が、歴代最速記録を2分塗り替える所要時間が2時間47分の列車として設定(新大阪発20:23-東京着23:10、途中京都・米原・名古屋・静岡・新横浜・品川の6駅に停車)。
      • 下り「ひかり」の東京 - 新大阪間の最速達列車は2時間57分に後退したものの、前述の新横浜始発「ひかり393号」では新横浜 - 新大阪間を途中小田原・静岡・名古屋・京都の4駅に停車しながらも、「のぞみ」並みの2時間15分で到達するダイヤが組まれている。ちなみに、この列車は、名古屋 - 新大阪間の最速達記録も2分塗り替える所要48分で走行する。
    • 10月1日
      • 朝の上り始発の「ひかり」(400号、名古屋発東京行)を新たにN700系で運転開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月14日 ダイヤ改正
      • 朝の上り始発の「ひかり」(500号、名古屋発東京行)をN700系にて運転し、スピードアップ。(現行より東京着が7分短縮)
      • 名古屋 - 博多間運行の1往復が名古屋 - 広島間に短縮され、N700系にて運転し、下り1本が福山へ新規停車。これにより広島以西の山口県および福岡県において、「ひかりレールスター」以外の定期「ひかり」が消滅。
      • 新大阪 - 広島間運行の下り1本(589号)が岡山 - 広島間各駅停車となる。
    • 4月29日
      • 休日のみ運転の「ひかり529号」東京20:40 -(途中、品川・新横浜・静岡・浜松・豊橋・名古屋(22:45発)・京都に停車)- 新大阪23:37 がN700系での運転となる。

[編集] 脚注

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