ばねばかり

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ばねばかり

ばねばかり英語:spring scale)とは、フックの法則を利用して、引っ張る測定する器具。最も一般的な用法では、ものをぶら下げて、物体に働く重力の大きさを測定することによって、物体の重さを知るために用いられる。

ばねばかりを用いて重量を測定する方法は、体重計や、キッチン用品の台秤など、あまり精度を要求されないような場面では広く用いられてきた。ばねばかりの示す重さは、天秤ばかりで測る重さとは違い、測定する場所の重力場に左右される。地球の表面上では、地球の自転の影響で緯度により重力の大きさが変わるので、販売される地域によって表示が調整されている場合もある。

なお、力学実験に用いられることもありニュートン目盛が併記されているものもある。

歴史[編集]

イギリスで最初のばねばかりは1770年頃にウエスト・ブロムウィッチのリチャード・サルターによって製作された[1] 。彼はいとこのジョンとジョージと共にジョージ・サルータ社を作り、1838年にばねばかりの特許を取得した。現在でも広く知られる会社である。彼らはまた、ばねばかりの原理を蒸気機関車安全弁に応用し、自重を支える弁の改良を行った[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b Hewison, Christian H. (1983). Locomotive Boiler Explosions. David and Charles. pp. p. 18. ISBN 0-7153-8305-1.