はぐれ刑事純情派の登場人物

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はぐれ刑事純情派の登場人物(はぐれけいじ じゅんじょうはのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日刑事ドラマはぐれ刑事純情派』の登場人物について解説する。

警視庁山手中央警察署[編集]

刑事課[編集]

安浦吉之助
演 - 藤田まこと
階級巡査部長(特任)。
本作の主人公で、山手中央警察署の名物刑事。試験に拠らず事件解決の功で昇進している万年ヒラである(部長刑事だが主任ポストではない)。
設定は1933年(昭和8年)4月13日生まれ(第17シリーズより、5月23日生まれという説もある)。東京出身で父親は大工、東京大空襲のころには11歳で、自宅をその空襲(東京には1944年から1945年にかけて数度の空襲があったが、設定上のものがどれであったかは不明)で焼かれたが、その直前に千葉に疎開したと自ら語ったことがある(第2シリーズ第21話より。それによれば1940年より以前の生まれということになる)。母親は熊本出身で五木の子守唄を幼い日の安浦によく歌って聞かせていた(第6シリーズ第13話)。阪神タイガースのファン(第4シリーズ第5話)。通勤には京王井の頭線を利用し、東急世田谷線沿線(世田谷区赤堤六丁目2番[1])のとある駅近くの一軒家(借家)[2]に第1シリーズから長年居住していたが、第15シリーズ第1話で地主でもある大家(演・奥村公延)から退居の要請があり初の引っ越しをする[3]。第16シリーズで長女・エリの子供服販売店開業のため1階部分が店舗のマンション2階へ再度引っ越す[4]。娘達の独立後となる2005年年末スペシャルから2009年最終回スペシャルにかけては再び赤堤の庭付き一軒家に居住している[5]
好物は茶漬け、寿司(第1シリーズ第6話)、ラーメン。茶漬けに関しては特に家庭内で事あるごとに要求していたり食べている。たまにバーさくらでも茶漬けを食べているシーンが出て来る。また娘達への土産はいつもかっぱ巻きであり顰蹙を買うことも多い。料理は娘達任せで普段はほとんどしないが、ラーメンに関しては取り調べ中で不在の屋台店主の代わりを務めたり(第15シリーズ第9話)、長女・エリの結婚相手・島崎の営むラーメン店の味に「麺もスープも最高」と太鼓判を押す(ファイナル第6話)などこだわりを見せたほか、仕事に忙しいシングルマザーの子供と一緒にカレーライスを作ったこともある(第15シリーズ第13話)。
横溝署長、川辺課長、三波鑑識課員からは「やっさん」と呼ばれている。競馬と酒と美人が好きな典型的な中年男性(初期シリーズでは喫煙者でもあった)。ワイシャツに地味めのスーツ(灰色である場合が多い)、なおかつノーネクタイというのが通常のスタイル(冠婚葬祭がらみでネクタイをする場合もあり、第2シリーズ中盤でもネクタイを着用、冬場に放送のスペシャル版ではコートを着用する場合もある)。いつも競馬新聞片手に9時半前後に出勤[6]、初期シリーズでは彼のデスクはその競馬新聞やパチンコの玉などで埋め尽くされていた。容疑者に気を使うあまり見逃そうとしたり重大なことを報告しないなどの癖もあり、それらが事件の捜査の進展を遅らせる原因として問題視される。また、普段は温厚な人柄だが怒らせると相当怖い性格であり(過去に本気で安浦を怒らせた経験のあるやくざ者がもう二度と御免だ、と恐怖するほどである)、特に市民を食い物にする暴力団闇金融は決して容赦しないが、更生の可能性のある人物には機会あるごとに足を洗うよう促し、自ら就職や社会復帰の手助けもしている。一方で市民の側でも人間としての矜持や良心を捨て私利私欲や身勝手な理由で犯罪を犯す者には厳しく叱責をする。なお初期のシリーズでは取調室で容疑者に暴行して相手を自白に追い込むなど、拷問まがいの尋問も行っており、安浦本人が暴行容疑で逮捕されたこともある。その深い洞察力で、真犯人は川辺課長の指摘する第一容疑者ではないと真相を見抜くことも度々ある。
娘が2人いるが血のつながりはない(それぞれの項で後述)。高級バー「さくら」には毎日のように通い、「3か月9万円」という格安な飲食代を支払っている(第2シリーズより)。スペシャル版など地方への出張捜査でしばらく店に通えなかった場合は事件解決後に土産片手に訪れるのが恒例である。刑事のわりに歌唱力が素晴らしかったせいか、娘に応募されて『懐メロコンテスト』に出場させられたことがあるが、田崎がそれをバラして同僚の知るところとなる(この時、捕まえた容疑者女性の母親は安浦の前に出番だったため、安浦の出番終了後まで連行を遅らせたという)。安浦の結果はトイレットペーパー1年分だった(第6シリーズ第23話)。
2009年の最終回スペシャルでは女性弁護士殺人事件が発生し、安浦自身が更生に尽力していた北原に再び殺人事件の容疑者として浮上し、警視庁の岡崎からも「自分の挙げた容疑者の面倒を一生みる?そんなの無理ですよ」と嫌味を言われ、もし北原が女性弁護士殺人事件の真犯人ならと思い署長に休暇届けを出し、自身の刑事人生を賭け山手中央署の刑事を退職する覚悟を決め無実を信じ捜査を続けていた結果、真犯人が判明し事件の黒幕である代議士の増山と深沢と実行犯を逮捕し、北原は無実となり事件が解決し、その後安浦に嫌味を言った岡崎は安浦の1番の理解者である横溝署長からも「安浦にそのようなルールは通用しない。ここのルールは『真実を明らかにせよ』の一つだけだ」と言われてしまい山手中央署を後にし警視庁に戻った、事件解決後、「さくら」のママ・片桐由美にプロポーズ(安浦の母親の墓参り)し、さらに長女のエリが妊娠して初孫を授かる。
翌2010年2月17日に、主人公・安浦を演じた主演の藤田が大動脈破裂のため76歳で死去した。
また、全シリーズを通じて警察車両を運転するシーンは一度もなく、主に覆面パトカーの助手席か後部座席に座ることが多かったため、主演の藤田自身、車の運転免許を持っていなかったものと思われる。
その辣腕ぶりで、桜町中央署の架川英児など多くの刑事達の憧れの的になっている。
田崎晴子
演 - 岡本麗(第1シリーズ - 第7シリーズ(1988年 - 1994年)、第8シリーズ第23話(1995年)、第9シリーズ第8話、同第25話(1996年)、第10シリーズ - ファイナル(1997年 - 2005年)、2005年年末スペシャル、2009年最終回スペシャル)
階級は巡査
「女安浦」の異名を持ち、安浦刑事の捜査活動を陰で支え続けた女性巡査。異性関係が希薄らしく、よくからかわれるが、ストーカー被害にあう場面もある。安浦に気があり、由美をライバル視する場面もあるが、後によき女友達となる。署外活動時は私服だが署内では原則として制服を着用している。
第8シリーズで城南署に異動し、その後も何回かゲスト出演するが、第10シリーズ第1話で森村玲子の後任・小川咲子(演・渡辺梓[7])が辞職したため山手中央署刑事課に再配属される。ファイナル第1話で思いを寄せていた須藤一彦が殉職し、彼の息子・健太を養子に迎える。2005年年末スペシャルで健太が祖母(須藤の母)の食事を作るために小学校を遅刻するなどしている事実を知り、家族のことを考え警察を退職、高齢者福祉の職に就いた。2009年最終回スペシャルでは高校生になった健太が暴力沙汰に巻き込まれたことで安浦と再会するが、かつて山手中央署着任時に初めて安浦と組んで手掛けた事件の関係者で、安浦が更生にも尽力していた北原に再び殺人容疑が浮上したことを知り、無実を信じ北原の故郷・福島県二本松市へ捜査に向かった安浦の後を追い行動を共にする。
第1シリーズからオープニングとエンディングテロップには「田崎婦警」の表記が長く使用されていた(後任の森村玲子も在職時のテロップは「森村婦警」)が、五十嵐美和が加入の第16シリーズから女性も「 - 刑事」表記に統一されている。
里見大観
演 - ぼんちおさむ(第1シリーズ - 第16シリーズ(1988年 - 2003年)、ファイナル第6話(2005年)、2007年スペシャル)
階級は巡査長
関西出身。実家は仏教寺院であるためこのような名前をつけられた。自動車運転技能は刑事課随一であり第1シリーズ第1話では覆面パトカー(日産・エクサ)を渋谷スクランブル交差点ドリフト走行させるシーンがある。初期では青ジャンパーに手袋というラフな服装が多く、言葉遣いも標準語だった。中期以降は格子柄のジャケットに黄色のネクタイと関西弁がトレードマークに。第11シリーズ第12話でアパート隣室に住むシングルマザーのタクシードライバー・坂上恵子(演・あめくみちこ)と結婚し一児の父となる。第16シリーズ最終話で家族との時間を大切にしようと、警視庁捜査一課への栄転話を蹴り退職し、自らも妻と同じ同盟交通[8]のタクシードライバーとなる。ファイナル第6話では殺人事件の現場に居合わせた同僚女性ドライバーが口封じに襲われ、安浦の忠告に反し独自に犯人捜しを行うが、客を装った犯人に乗り込まれナイフで脅迫される。咄嗟の判断で人気のない河川敷にタクシー車両(日産・Y31セドリック)を乗り入れ、連続サイドターンを繰り出し後部座席の犯人の動きを封じ込め、容疑者確保に協力した。2007年スペシャルでは故郷で病気療養をする妻とともに東京を離れ山口県長門市でタクシードライバーを務めており、安浦らが捜査で長門に来ることを妻の身内の長門署関係者から聞き付け、タクシーで案内役を買って出た。
ちなみに役名の里見は、本人のザ・ぼんちにおける相方・里見まさとに由来する。
新藤一
演 - 木村一八(第1シリーズ(1988年)、第10シリーズ最終話(1997年))
巡査
安浦のやり方には常に反抗的で、彼が報告しないことでも迷わず川辺に報告するなど正義感は熱いが、突然退職[9]。その後、友人の愛人を匿うためにイタリアへ渡り、その愛人と結婚してレストランを開くが、現地でカモッラの構成員を殺害してしまう。元レギュラーが犯人になるという刑事ドラマとしては異例のケースである[10]。逮捕され出所後、妻とともに日本に帰国している。
浅野信一
演 - 吉田栄作(第2シリーズ(1989年))
巡査
高木直
演 - 大場順[11](第2シリーズ - 2009年最終回スペシャル(1989年 - 2009年))
主に今井とコンビで行動する。機動隊出身の行動派でもあり、凶悪犯と格闘する時は自ら先頭に立ち、取り押えやアクションシーンを行う。普段は地味で目立たないが、事件の解決となるヒントを今井と共に見つけてくる事が多く、長年にわたっての高木と今井の捜査はいぶし銀の名コンビと呼ばれた。何事も器用にこなし、特殊な道具を使わず自動車のロックを外から解錠する技も持ち合わせている(2006年スペシャル)が、女性には滅法弱い性格で、主演エピソードである第8シリーズ第11話「愛犬が暴く痴漢!? 刑事の片思い」では事件関係者の女性(演・麻里万里)への恋模様が描かれたが、成就することはなく、その後の結婚の有無も定かではない。
今井哲也
演 - 若林哲行(第2シリーズ - 2009年最終回スペシャル(1989年 - 2009年))
主に高木とコンビで行動する。高木同様地味で目立たないが、共にコツコツと地道に捜査を続けヒントを見つけてくる。酒癖が悪く、酔うと安浦でも手がつけられなくなるが、子沢山で、ごみの仕分けが趣味という一面も持つ(第10・12シリーズ)。2007年スペシャルでは原口の教育係を務めた一方、犯人の銃撃を受け負傷した。
三田謙一郎
演 - 深江卓次(第3シリーズ - 第4シリーズ(1990年 - 1991年)、第11シリーズ第12話(1998年))
階級は巡査。父親も警察官だったが、1975年、勤務中に襲撃され殉職。事件を解決するために自分も刑事になった。第3シリーズ第17話「京都殺人風景の女 形見の拳銃」でその犯人を逮捕し、殉職した父親の仇を討つ。第11シリーズで大泉東警察署刑事として再登場。
中上剛
演 - 西島秀俊(第5シリーズ(1992年))
巡査。昇進試験の勉強中。
里見とコンビを組むことが多い。おとり捜査で万引きグループに潜入し逮捕に貢献した。聞き込み中に女性によく口説かれる。正義感が強くおばあちゃん子。
肥田健一
演 - 清水貴博(第6シリーズ - 第7シリーズ(1993年 - 1994年))
階級は巡査部長警部補
第7シリーズ最終回で警部補昇進試験に合格、係長として他署へ栄転異動。
山岡雄作
演 - 城島茂TOKIO)(第8シリーズ - 第11シリーズ(1995年 - 1998年)、1999年スペシャル、第16シリーズ第1話(2003年))
階級は巡査部長警部補警視(後述)。
1999年1月1日のスペシャルで警部補に昇進し、八丈島警察署[12]へ係長として栄転する。その後、ユカと将来を誓い合うも、2003年に捜査で訪れていた東京・東池袋の公園で捜査を妨害しようとする2人組の男に刺され、その2人に自ら手錠をかけた後、安浦刑事とユカに見守られながら殉職した(2階級特進警視)。第16シリーズ第3話の終盤(さくらで安浦が片桐と話をしている)に一瞬だが、回想シーン(ユカと一緒に喫茶店か飲食店にいるシーン)で登場する(第3話のキャストには表記されていない)。レギュラー2人目の殉職刑事でもある。そしてこの山岡の殉職がユカの警察官になるきっかけとなる。
森村玲子
演 - 七瀬なつみ[13](第8シリーズ - 第9シリーズ(1995年 - 1996年)、第10シリーズ第1話、同第15話(1997年))
階級は警部補
転勤した(のちに復帰)田崎の後任として山手中央署へ。警部補だが係長ポストではなく一刑事である(番組内では、階層は課長以下はフラットであり、捜査係といった部署も存在しない)。田崎同様、署外活動時は私服だが署内では原則として制服を着用している。第10シリーズの第1話で警視庁捜査第二課に異動。同シリーズの中盤ではゲストとして登場。家族についてはストーリーに登場する機会はあまりないが、離婚し1女のシングルマザーであると言及。第10シリーズでゲスト出演した回では、別れた夫(演・海津亮介)が事件に関係しているような描写があった。
野田秀幸
演 - ケイン・コスギ(第12シリーズ - 第14シリーズ(1999年 - 2001年)、2002年スペシャル)
階級は巡査部長警部(後述)。
交番から山手中央署へ配属。長らくニューヨーク在住だったため英語のほうが堪能で、武術を嗜んでいて体格が良い。
ハンサムかつ、いたって誠実な性格。事件関係者のことを心の底から想い、涙を流したことも一度や二度ではない。
女性にも好印象を持たれることが多いのだが、女運がない。彼がメインとなる話では女性との淡い想いが破綻してしまうことが多く、最後まで特定の恋人を得ることはなかった。
2002年に捜査中の事案関係者の護衛中に淡路島で犯人側の暴力団員達に刺傷と銃撃を受け、安浦に見守られながら殉職した(2階級特進で警部)。母親は刑事となった野田を誇りに思っており(作中には登場しない)、野田自身も母親思いの性格で、死に際に「お母さん」と呟く。皆に可愛がられており、その死に対し刑事課の面々は怒りを爆発させた。そして事件解決後、亡骸(遺体か遺骨かは不明)は来日した母親とともにニューヨークへ旅立った。シリーズ最初の殉職刑事でもある。
林勇作
演 - 賀集利樹(第15シリーズ - 第16シリーズ(2002年 - 2003年)、2004年スペシャル、2007年スペシャル)
階級は巡査
渋谷坂上交番から山手中央警察署へ配属。2004年1月のスペシャルで命令違反を犯し、なおかつ重傷を負うが、交番勤務からの再出発を決意し異動。2007年スペシャルでは東池袋警察署刑事課に異動して再度刑事となっていた。川辺からは、昔の恋敵の苗字が「林」だったことから「林」姓を嫌っていて苗字で呼びたくないため「勇作」と下の名前で呼ばれている。
五十嵐美和
演 - 森ほさち(第16シリーズ - 2007年スペシャル(2003年 - 2007年))
階級は巡査。大阪府警から山手中央署へ(転籍届による異動と思われる)。異動直前、山岡殺害の捜査で夜の道頓堀を立ち回っていた安浦を不審に思い職務質問している。酒好きで、酔うと関西弁をまくしたてる。田崎や森村と異なり制服を着用したシーンは極めて少ない(第16シリーズ第6話など)。年下の林に気があるかのような描写があり、林もまんざらでもない様子だったが[14]林の異動に伴い進展することはなかった。林異動後は安浦とコンビで動くことも多くなり田崎の後任の立ち位置も見受けられた。2007年スペシャルで警視庁への栄転話が持ち上がり、当初は山手中央署への残留を希望したものの、安浦ら周囲の勧めでこれを受け入れる。
須藤一彦
演 - 国広富之[15](第17シリーズ - ファイナル第1話(2004年 - 2005年))
階級は警部警視正(後述)。
次代の捜査一課を担う人材と目されていたが、ある理由から警視庁捜査第一課より山手中央署へ配属される(里見の後任)。ファイナル第1話で殉職する(2階級特進で警視正)。死別していた妻との間に小学生の息子・健太がいたが、殉職後は田崎が引き取った。3人目の殉職刑事でもある。
真木大輔
演 - 村上信五関ジャニ∞)(第17シリーズ - 2009年最終回スペシャル(2004年 - 2009年))
階級は巡査。異動した林の後任として赴任する。
夏目修二
演 - 植草克秀少年隊[16](ファイナル第2話 - 2006年スペシャル(2005年 - 2006年))
階級は巡査長警部補(後述)。
須藤刑事の後任として交通機動隊から配転。暴走族とも顔見知りの間柄。2005年の年末スペシャルで、事件の際の所在が不明確だった事、状況証拠が全て不利だったことから関与を疑われ、否認のまま送検一歩手前まで行くが、安浦らの捜査で嫌疑が晴れる。愛妻家として知られていたが、2006年スペシャルで大地という子供を庇い、妻(演・生稲晃子[17])と娘(演・工藤あかり)を残し殉職した(2階級特進で警部補)。大地の最後の言葉には「勇気だ、勇気」と教えた。死後、娘と大地が仲良く遊ぶ光景が見られ、それを見ていた妻も子供を守りながら殉職した亡き夫の行動を誇りに思うことをほのめかしていた。レギュラー4人目の殉職刑事でもある。
小池瑤子
演 - 池上季実子[18](2006年スペシャル - 2009年最終回スペシャル)
2005年年末スペシャルで退職した田崎の後任として千代田署から異動。
原口淳平
演 - 町田慎吾(2007年スペシャル - 2009年最終回スペシャル)
最後の新人刑事。代々木交番から刑事任用試験に合格、横溝署長の計らいで刑事課で実地研修を積む。声が大きく見た目は爽やかだが、一言多いところがある。
川辺精一
演 - 島田順司
刑事課長。階級は警部
最初期はまともな人物として描かれていたが、年月を経て、上司にはへつらい、部下には辛く当たるといった、典型的な中間管理職のイメージそのもののキャラクターに変貌。大変な恐妻家でもある。しかし、人情には厚い。そのためドラマの登場人物の中でも人気が高かった。眼鏡は後にかけ始めたもので、下にずれていることが多い。横溝署長同様に良き理解者でもある。
毎回事件が起こると単純な推理を披露し、課の面々と方針が対立する。安浦は課長の川辺を飛び越えて横溝署長へ意見具申を行うが「おいおい、やっさんやっさん」と常に口を挟む。結局刑事課の誰もが川辺の言うことを聞かず、横溝も「課長、ここは一つ、やっさんの勘に賭けてみようじゃないか」と安浦の肩を持つため、いつも「署長の仰る通りで。頼むよ、やっさん」となり、安浦の推理が正しかったことに気付かされる。ただし、稀にだが安浦と最初から意見が合っている時もあり(『善意が生んだ殺意!?急行電車を停めた男!』など)、その時は大抵事件の真相も同じである。
日和見的なところが強調されているが長年警察で飯を食っている人間らしいところもあり、やくざに対しては毅然としているのも特徴のひとつ。後期ではストレスが原因で胃薬をよく服用するようになる。また、酒を飲むと酔って、安浦にからみ、泣き上戸の一面もある。
最終回スペシャルでは、管理職でありながら捜査に出て何日も張り込んだり、黒幕の国会議員と同級だったよしみから事情聴取を行なうなどの執念も見せている。

鑑識課[編集]

三波健治
演 - 加藤茶[19](第14シリーズ 第13話 - 第15シリーズ[20](2001年 - 2002年)、2003年スペシャル、2005年新春スペシャル)
階級は警部補。鑑識課主任。安浦とはかつてコンビを組んでいた古馴染みで、上役・部下の関係でありながら同等で話せる人物。初登場時の自己紹介によると、幼いころのあだ名は「ケンちゃん」だったらしい。妻の嫁姑問題に悩んでいる(第15シリーズ第24話)。自ら希望して山手中央署に転勤。2003年スペシャルで前任の北新宿署時代にボランティア仲間の女医・大賀雅代(演・渡辺美佐子)を庇おうと鑑識活動中に事件現場で発見した証拠を隠滅していたことが山手中央署の事件捜査の過程で発覚し、責任を取って辞職。後に福祉の仕事に就く。2005年新春スペシャルでは全国の老人ホームを回る劇団を立ち上げており、公演先の唐津で捜査に訪れた安浦と再会した。
なお、彼が絡むと(演者の加藤に因んで)相手役がドリフのギャグをかまして[21]三波がズッコけ、「それ、あたしが言うんですよ」とツッコむのがお約束だった。
鑑識官
演 - 川端良香(第10シリーズ - 第11シリーズ(1997年 - 1998年))不定期出演
演 - 木下順介[22](第13シリーズ - 第14シリーズ(2000年 - 2001年))不定期出演

署長[編集]

横溝重忠
演 - 梅宮辰夫
山手中央署長。階級は警視
安浦の一番の理解者。また「さくら」のママ・由美とは愛人関係だったようだが、この設定はすぐになかったことにされた。第1シリーズでは署長室机上のパソコンで料理のレシピをまとめるシーンがしばしば挿入され、板前に扮した小料理屋での潜入捜査で華麗な包丁さばきを披露したり(第3シリーズ第7話)、安浦に懇願され事件関係者の営む弁当店に調理の応援に入る(第15シリーズ第3話)など、演じる梅宮の料理人としての一流の腕が役の上でも遺憾なく発揮されている。
趣味は釣りと料理で、刑事ドラマの署長ポジションとしては珍しく、助言・後見役として毎回確実に出演している。第11シリーズ第24話で水戸の出身である事が語られている。
劇場版作品では背広姿で署長専用車(覆面パトカー)に乗って現場に臨場した。
主人公・安浦を演じた藤田が2010年2月17日に大動脈破裂のため76歳で死去してから9年後の2019年12月12日に梅宮自身が慢性腎不全のため80歳で死去、レギュラー2名が死去したことによりリメイク版を製作自体がなくなった。

その他[編集]

城山竹子
演 - あき竹城(第1シリーズ - 第12シリーズ(1988年 - 1999年))
不定期に出演。管内の中町交番に勤務する巡査。演じるあき竹城そのままの山形訛りが特徴。第12シリーズ第20話で傷害致死罪を犯し、警察官を辞する。
女性警察官
演 - 宮尻佳子(第10シリーズ - 2007年スペシャル[23](1997年 - 2007年))
不定期に出演。刑事課への事務連絡や来訪者の案内[24]、女性容疑者の身柄移送(第16シリーズ第5話、ファイナル第2話)、事件現場での住人女性の事情聴取(ファイナル最終話)など署内外で刑事課をサポート。また2005年年末スペシャルでは山手中央署で研修を受けているユカを含む新規採用の女性警察官を先導している。

警察関係者[編集]

武藤公子
演 - 二宮さよ子(第1シリーズ - 第4シリーズ(1988年 - 1991年))
警視庁警視。
中村
演 - 草野裕
刑事。第11シリーズで大泉東署刑事課勤務。三田の同僚。
筒井正行
演 - 渡辺徹(2005年年末スペシャル)
警視庁捜査一課の刑事。夏目を取り調べ、容疑否認のまま送検しようとする。
岡崎健二
演 - 林泰文(2009年最終回スペシャル)
階級は警部。最終回スペシャルで主任官として捜査本部を率いる、警視庁捜査一課の刑事。キャリア組。「組織のルール厳守」を金科玉条に掲げ、単独行動の安浦に繰り返し嫌味を言うが、そのルール故に警視庁上層部からの政治的圧力に屈せざるを得なくなり、横溝からも「安浦にそのようなルールは通用しない。ここのルールは『真実を明らかにせよ』の一つだけだ」と諭される。

安浦家[編集]

安浦ユカ
演 - 小川範子
安浦の次女で、安浦夫人の連れ子(旧姓 大西、実父の墓は徳島県鳴門市に所在)。第1シリーズでは白銀女子学園中学校に通う中学生。第2シリーズから私立桜台高等学校(この時にクラスメートで親友の大崎まゆみ(演・桜井智)と共に事件に巻き込まれる[25])へ進学。山手中央署へは泊りで捜査にあたる父に着替えを届けにしばしば出入りしており刑事課の面々とも顔馴染み。漠然とではあるが将来の職業に警察官を目指す描写が散見されるなど、まじめで正義感の強い性格(それゆえにしばしば事件にも巻き込まれる)だが、シリーズ初期は思春期真っ只中で姉以上に父に反発する場面もあり安浦にとっては悩みの種でもあった。第7シリーズ[26]から短大生となり、第8シリーズで山手中央署に着任した山岡に一目惚れし、当初は父の目を盗みつつ交際を進めたがやがて公認の仲となる。短大卒業後は専門学校で社会福祉士の資格を取得。区の福祉事務所でケースワーカーを務める。1999年スペシャルで山岡が八丈島に異動後も遠距離恋愛を続け、2003年の第16シリーズ第1話で山岡が捜査で都内を訪れた際に結婚を誓い合うが、同話で山岡は襲撃され安浦とユカが見守る中絶命。この殉職をきっかけに自らも警察官への志が強くなり、同シリーズでは六法全書や武道(合気道)の教本を読み始めるなどの描写がある。その後ファイナル第1話で須藤の殉職に涙を流す健太の姿を見て決意を固め、警視庁の採用試験を受ける。ファイナル最終話で合格、亡き母への報告でエリと根室を訪ねるが、安浦の殺害を画策する暴力団トップ・黒河(演・神田正輝)の命を受けたヒットマンと対峙、拳銃を向けられつつも身を呈してエリを守り相手を説得して発砲を思いとどまらせた[27]。2005年年末スペシャルでは研修で山手中央署を訪問、警察官の制服姿を初披露している。警察学校卒業後となる2006年スペシャルでは杉並北署地域課に配属され繁華街の北町交番[28]に勤務。スペシャル4作中で「警察官・安浦ユカ」の姿が最も多く描写されており、夜遊びする女子高校生に早めの帰宅を促したり、居酒屋の酔客トラブルの仲裁にも出動している。またこの時山手中央署が捜査中の重要参考人に遭遇するが、手配書の顔写真を見落としていたため取り逃がしてしまうミスを犯し、駆け付けた安浦に「失敗を悔やんでもしょうがない。次の仕事で挽回するんだ」と諭され、目撃者捜しに駆け回るという”警察官親子”としての共演も実現した。続く2007年スペシャルでは職務中の描写はないものの同署の少年課へ異動しており、2009年の最終回スペシャルでは山手中央署少年課に配属、父の部下の一人になり、健太の正当防衛を証言する少女を署に連れて来る。
島崎(結婚改姓前は安浦)エリ
演 - 松岡由美
安浦の長女で、安浦夫人の連れ子。第1シリーズ時点では19歳で女子大の英文学科生。安浦家の家事の財布を預かり父に何かと文句を言いつつも家事全般をユカと協力して担う。現代っ子らしい自由奔放な性格でシリーズ初期では入浴シーンや風呂上がりにバスタオルを巻いただけの姿で茶の間に現れるなどお色気担当の役回りも見せた。シリーズ中盤ではバブル崩壊後の就職難に直面し、フリーターを経て安浦の先輩で元刑事の勝又謙吾(演・財津一郎)が社長を務める勝又運送で事務員として長らく勤務した。劇場版で大沢和也(演・小西博之)と恋仲になるが第6シリーズ第1話で関係解消となってしまう。後に勝又運送を退職し第16シリーズから安浦一家が転居した店舗併用マンションの1階で子供服販売店「キッズブティック・ママのお気に入り」を開業し経営者となる。2005年新春スペシャルでラーメン屋の店長である通称「ブーちゃん」こと島崎宗一[29](演・瀬戸陽一朗)と高校の同窓会で再会し意気投合、ファイナル第5話で安浦に島崎を紹介し婚約。2005年年末スペシャルで結婚式を挙げた[30]。2009年の最終回スペシャルでは妊娠する[31]
安浦志津枝
演 - 久保田民絵
安浦の妻。故人。北海道根室市立花咲第三小学校出身。

バー「さくら」[編集]

片桐由美
演 - 眞野あずさ
安浦刑事行きつけのバー「さくら」(劇中の看板表記はBAR さくら)のママ。番組の最後はさくらのシーンで締めくくられることが多く、シリーズを通して安浦とプロポーズまがいの言動を交わし、その都度はぐらかしたりはぐらかされたりする。中盤で登場する際は彼女の何気ない一言が事件解決の糸口になることもある。安浦の私生活での一番の理解者であり、安浦にとってかけがえのない女性(第1シリーズでは横溝署長とも関係があったが後に切れた模様)。初期シリーズでは衣裳や髪型は統一されておらずドレスや洋服姿でも登場していたが、それ以降は着物姿が定番になっている。店舗があるビル裏のマンションが住まいとなっていて初期シリーズでは安浦が訪れたりエリ、ユカが宿泊したりするという回があったが、シリーズ後半は住まいは全く出て来なくなった。安浦の要請でエリやユカの相談相手にもよくなっており、彼女らにも母親候補として認められている。第2シリーズ第12話時点で大学生の妹がいる。第6シリーズ第4話の会話の中で長野県松本市の出身であることが語られ[32]、同市が舞台となった第22話[33]では安浦を松本に旅行に誘うが、奇しくも松本出身者が複数関係する事件が管内で発生したため安浦は仕事で行かざるを得なくなり、現地で短時間合流するのみだった。2009年の最終回スペシャルで安浦からプロポーズ(安浦の母親の墓参りへの同伴を申し込み)される。

BAR「さくら」の店員(歴代)※シリーズによって配役・キャストが不定期に変わっている。但し必ず男性1人と女性1人の組み合わせであった。

しんちゃん(鈴木信吉)
演 - 妹尾友信(第1シリーズ - 第4シリーズ)
?(女性)
演 - 森田まゆみ高森えつ子(第1シリーズ)、祭田あゆみ(第1シリーズ - 第2シリーズ)
ともちゃん
演 - 鎗田直美(第3シリーズ - 第5シリーズ)
いくちゃん
演 - 野田行哉(第5シリーズ - 第6シリーズ)
ともちゃん(二代目)~ 朋子
演 - 有村亜美有村つぐみ(第6シリーズ - 第7シリーズ)
吉田
演 - 小篭行雄(第7シリーズ - 第8シリーズ)
なお
演 - 加藤なお(第8シリーズ - 第9シリーズ)
吉田(二代目)
演 - 吉野容臣(第9シリーズ前期)、大杉真也(第9シリーズ後期)
吉田(三代目)
演 - 沢口修一(第10シリーズ)
なお(二代目)
演 - 吉田有希(第10シリーズ)
吉田(四代目)
演 - 日比谷雷太(第11シリーズ - 第13シリーズ)
なお(三代目)
演 - 和泉早紀(第11シリーズ - 第14シリーズ)
池田
演 - 斎藤誠(第14シリーズ)
岡田
演 - 大柳孝一(第15シリーズ - 第16シリーズ)
なみ
演 - 大谷麻衣子[34](第15シリーズ)
詩織
演 - 藤田ひでみ(第16シリーズ - 2005年年末スペシャル)
渡辺
演 - 井田友和(第17シリーズ - 2009年最終回スペシャル)
有貴
演 - 林亜沙子(2006年スペシャル)
有貴(二代目)
演 - 山内智美(2007年スペシャル - 2009年最終回スペシャル)

刑事の家族[編集]

里見(坂上)恵子
演 - あめくみちこ
タクシー会社・同盟交通のドライバー。 里見が住んでいるアパート「サンコーポ」の外からドアに向かって左側に住んでいる。第11シリーズ第12話で里見と結婚した。里見のことをダーリンと呼んでいる(第16シリーズ第4話)。第16シリーズ最終話でケガが原因でドライバーを続けることが困難になり、里見が警察官を辞め同盟交通のドライバーになった。後に里見がゲスト出演したファイナル第6話と2007年スペシャルには出演していないものの、2007年スペシャルでは山口県長門市出身の設定が加えられ、自身の病気療養のため夫婦でUターン移住し、里見は現地のタクシー会社でドライバーを続けている。
里見(坂上)佑介
演 - 大場俊輔(第11シリーズ第12話、第13シリーズ第12話)、石塚大樹(第16シリーズ第4話)、佐保祐樹(第16シリーズ最終話)
坂上恵子の息子。
須藤健太
演 - 石坂良磨(第17シリーズ第8話)、井手雅紀(ファイナル第1話、2005年年末スペシャル、2009年最終回スペシャル)
須藤の息子。将来の夢は刑事になって犯罪をなくすこと。父の殉職後田崎の養子になる。高校1年生になった最終回スペシャルでは不良に絡まれていた少女を助けようと喧嘩騒動を起こしてしまう。

ゲスト[編集]

第1シリーズ(1988年)[編集]

第1話「密告者は美人靴みがき」

第2シリーズ(1989年)[編集]

第3シリーズ(1990年)[編集]

第7話「ソープランドから拉致された安浦刑事」
第8話「囮捜査!? 受刑者の愛人」
第10話「張り込み・覗かれた人妻」
第11話「安浦刑事に捧げるラブソング」
  • 水沢礼奈 - 森田恵
  • 高階英之 - 山内賢
  • 小沢一義、奈辺悟、桐山栄寿、岸本功、幸英二、植松充伸、林高行、黒田通裕、山口幸彦、三浦浩史
第12話「レイプえん罪事件・すり替わった焼死体」
第13話「危険な宅配便・疑惑の目撃者」
第14話「友達が殺人!? 疑われた女刑事」
第16話「必死の逃亡者・子供を捨てた女」
第17話「京都殺人風景の女・形見の拳銃」
第18話「黒いロープの殺意! 赤ん坊を拾った男」
第19話「結婚を餌にした女」
第20話「裏切られた美談・亡き娘に捧げる挽歌」
第21話「証言を翻した女・盗まれた旧紙幣」

第4シリーズ(1991年)[編集]

第5シリーズ(1992年)[編集]

第14話「怪しい心霊写真・虚言癖の女」
第18話「盗聴器を仕掛けた女・ガテンギャルの犯罪」

1992年スペシャル[編集]

第6シリーズ(1993年)[編集]

第7シリーズ(1994年)[編集]

第21話「三行広告の女!電子手帖の記憶」

第8シリーズ(1995年)[編集]

第9シリーズ(1996年)[編集]

第10シリーズ(1997年)[編集]

第11シリーズ(1998年)[編集]

1999年スペシャル[編集]

第12シリーズ(1999年)[編集]

2000年スペシャル[編集]

「安浦刑事、韓国へ飛ぶ!釜山港へ帰る女・父と娘、遙かなる帰郷」

第13シリーズ(2000年)[編集]

第9話「匿名電話の女!足音がアリバイ!」

第10話「襲われた女子大生!殴られ屋が殺人犯!?」


第11話「善意が生んだ殺意!? 急行電車を停めた男!」

2001年スペシャル[編集]

第14シリーズ(2001年)[編集]

2002年スペシャル[編集]

第15シリーズ(2002年)[編集]

第1話「伊勢志摩、真珠の海に消えたふたりの女瞼の母は殺人犯!?」

2003年スペシャル[編集]

「東京~稚内~礼文島 北の最果での宗谷岬、それぞれの旅立ち さよなら、三波主任!」

第16シリーズ(2003年)[編集]

第1話「安浦刑事、怒りの大捜査線 娘の恋人・山岡刑事、殉職す!」

2004年スペシャル[編集]

第17シリーズ(2004年)[編集]

第1話「能登和倉温泉に甦る親子愛…疑惑の再会」、第2話「能登和倉温泉に引き裂かれた親子愛の謎!」
  • 本多孝弘(うどん屋「七福亭」店主) - 仲本工事
  • 本多雅美(本多の妻) - 平淑恵
  • 本多祐子(本多と雅美の娘) - 前田亜季
  • 浅井雄一郎(和倉温泉「銀水閣」社長) - 中丸新将
  • 岩田治樹 - 丸岡奨詞
  • 浅井由紀江(和倉温泉「銀水閣」大女将) - 有馬稲子
  • 増岡守(「増岡洋服修理店」店主) - 山西道広
第3話「ふしだらな女の秘密 路上で消えた犯人!?」
第4話「三毛猫は見た!狙われた駐在さん」
第5話「妻が見た三角関係!カラスの女房殺人事件!?」
第6話「青年介護士の犯罪!? 優しい男がキレる時」
第7話「安浦刑事、真夏の夜の大捜査!5つの事件を結んだ3つの家族の点と線」
第8話「家族よ甦れ!12才の危険な親孝行!?」
第9話「安浦刑事が花嫁の父!? 嫁姑、涙の手料理」
第10話「保険証詐欺の女たち!? 結婚指輪の秘密」
第11話「密室殺人!? 謎の高級ブランド夫婦が消えた!」
最終話「東京-岩手花巻温泉500Km運命の男と女、愛の完全犯罪トリック」

2005年スペシャル[編集]

「東京-九州唐津、玄界灘に消えた男と女 デパ地下グルメ完全犯罪を暴け!」

ファイナル(2005年)[編集]

2006年スペシャル[編集]

「帰ってきた安浦刑事 殉職…さらば夏目刑事」

2007年スペシャル[編集]

「帰ってきた安浦刑事 命をかけた大捜査 さらば刑事たち」

最終回スペシャル(2009年)[編集]

「さよなら安浦刑事!命を懸けた最後の大捜査!福島二本松、岳温泉に消えた、"母と呼べない息子"の連続殺人トリック!人情刑事・安浦、衝撃の過去が明らかに!」

脚注[編集]

  1. ^ 安浦宅の塀に貼り付けられた街区表示板に記載。赤堤に六丁目は存在せず撮影用のダミーである。
  2. ^ その家屋は、他の数々のドラマでも外観(生け垣、門、玄関周り)がロケ地として使われており、ときおり画面で見ることができる。また居間や台所など家屋内部(こちらは東映東京撮影所内のセット)も他の東映制作ドラマで流用されている。
  3. ^ 第1シリーズ以来外観や門前でのロケに使われていた家屋の取り壊しによる措置。退去と引き換えに奥村演じる大家の旧家(大家は息子宅に仮住まい後、初代安浦宅跡地を分割して新築する家に住む)が2代目安浦宅となり、間取りは初代安浦宅に酷似しているがキッチンが対面式になるなど若干広くなっており階段の位置も異なる。
  4. ^ 第7話で安浦家に届いた宅配便の伝票には世田谷区船橋8-2-6と記載。船橋に八丁目は存在せず架空の住所である。
  5. ^ 第15シリーズの2代目安浦宅とは間取りが異なっており詳細は不明である。またエリは結婚により家を出ており(子供服店については不明だが2006年スペシャルでは夫のラーメン店を手伝っている)、ユカは番組内では示唆されていないが警視庁の単身寮に住みつつ、たびたび父の住まいを訪ねていると推察される。
  6. ^ 「おはようございます」と言いながら何食わぬ顔で刑事課に入室する安浦に「安さん今日も遅いね」と川辺課長が返すのが恒例である。
  7. ^ 2009年最終回スペシャルに別役で出演。
  8. ^ 東京都杉並区に実在した東京無線加盟のタクシー会社で、2013年に三鷹市に移転し吉祥寺交通株式会社に社名を変更している。
  9. ^ 第1シリーズ終了後、木村のタクシー運転手への暴行事件で現行犯逮捕された事により降板。本来は第2シリーズにも出演するはずだった。
  10. ^ 後年、同じテレビ朝日系の刑事ドラマ『刑事7人』で初期のレギュラーだった片岡愛之助演じる山下巧が事件を起こして逮捕されるという、同様の「元レギュラーが犯人になる」という演出がなされている。
  11. ^ 第1シリーズ第9話の「十七歳 非行少女の叫び」にヤクザの若頭役で出演している。
  12. ^ 八丈島警察署は実在する警察署である。
  13. ^ 過去に犯人役としての出演もある。
  14. ^ 2004年スペシャルで林が重傷を負った際に病院に駆け付けた林の母・珠子(演・沢田雅美)は、普段の息子の言動から五十嵐を恋人だと思い込んでいた。
  15. ^ 2003年6月11日(第16シリーズ第11話)の「安浦刑事人質事件」の回では、犯人役を演じている。
  16. ^ 1988年10月 - 1995年3月まで放送された同じ時間帯の『さすらい刑事旅情編』(3作目から最終作まで)にもレギュラー出演していた。
  17. ^ 過去に第16シリーズ第5話とファイナル第2話にそれぞれ犯人役で出演している。
  18. ^ 過去に数回ゲスト出演の経験がある(第16シリーズ第14話「1億円の悪女」など)。
  19. ^ 過去に愛妻弁当泥棒の窃盗犯役で出演している。
  20. ^ 両シリーズともに鑑識活動のシーンでも三波不在の回があり、その場合オープニング、エンディングにクレジットされない。
  21. ^ 安浦が三波に「風邪ひくなよ」と呼びかける、川辺が部下を集めるのに「全員集合!」と呼びかける、など
  22. ^ [1]木下順介 プロフィール
  23. ^ 第11シリーズ第1話は警察官とホテル従業員の2役、2006年スペシャルは山手総合病院の看護師役で出演。第13シリーズ第13話などノンクレジット出演回もあり。
  24. ^ 刑事課のあるフロアは原則部外者立入禁止だが、彼女の制止を振り切り刑事課へ押し掛ける者が後を絶たない。
  25. ^ 第5シリーズ第20話「過激なダイエット・盗撮された女子高生」。番組史上最高視聴率の25.4%(関東地区)を記録した。
  26. ^ 第2シリーズから第6シリーズまで5年間の高校生役だった。なお演じる小川自身は4年制の東京都立代々木高等学校に在籍していた。
  27. ^ 同行していた美山雪絵(演・有馬稲子、安浦姉妹の母・志津枝の小学校時代の担任)からこのことを聞いた安浦は「よくやった」とユカを褒めている。
  28. ^ 架空の警察署・交番であるが、実際に杉並区の高円寺純情商店街界隈で撮影が行われた。
  29. ^ 2006年スペシャル以降のエンディングでは「島崎」と名字のみクレジットされている。
  30. ^ 安浦は結婚式の日程を1週間勘違いしたまま城崎温泉へ泊まりの事件捜査に赴いてしまい、結果として式をすっぽかす。帰宅後エリとユカから大目玉を食らうが、島崎とエリの提案で家族だけの「地味婚」式を自宅で行った。
  31. ^ 2007年スペシャルのエンディングにおいてもエリが妊娠3か月の検査結果を明らかにし、安浦が食べていた肉まん(島崎のラーメン店のサイドメニュー)を喉に詰まらせ悶絶するというオチで番組が締めくくられているが、2009年最終回スペシャルではその後の経過は描かれておらず、出産に至らなかった経緯は不明である。
  32. ^ 同じく長野県穂高町(現・安曇野市)が舞台の第11シリーズ第9話エンディングでも現地での捜査を述懐する安浦に対して「私もアルプスの麓で育った」と述べている。
  33. ^ 国宝松本城400年まつりとのタイアップ回。
  34. ^ 第13シリーズ第10話「襲われた女子大生!殴られ屋が殺人犯!?」に女子大生役で出演している。

関連項目[編集]