はくたか (列車)

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681系2000番台 北越急行編成 2009年5月18日 北陸本線水橋駅 - 東富山駅間にて撮影
489系0番台 長岡発着臨時「はくたか」 2005年12月13日 長岡駅にて

はくたかとは、西日本旅客鉄道(JR西日本)・北越急行が、主に金沢 - 越後湯沢間を北陸本線信越本線北越急行ほくほく線上越線経由で運行する特別急行列車。列車名の由来は立山開山伝説に登場する白いから。ほくほく線内のみとなるが、日本国内在来線における最高速度の列車でもある。

目次

[編集] 運行概要

[編集] 運行区間

  • 金沢 - 越後湯沢間:下記以外の列車
  • 福井 - 越後湯沢間:5・24号のみ
  • 和倉温泉 - 越後湯沢間:21・6号のみ


東京から上越新幹線を利用して越後湯沢乗り継ぎで東京→富山間は最短で3時間10分台、東京→金沢を最短3時間50分台、金沢→東京を最短3時間40分台で結ぶ。走行区間の大部分を北越急行ほくほく線(最高速度160km/h)や北陸本線(最高速度130km/h)が占めるため、表定速度は100km/hを超え日本の特急の中ではトップクラスの速さである。

しかし、特に冬季に顕著とされるが、上越線の運転状況により、本来の越後湯沢発着から信越本線経由の長岡発着に変更されることがある。この場合、同区間を運行する特急列車「北越」号と異なり、同列車が停車する柏崎柿崎の両駅は通過し、長岡 - 直江津間はノンストップで運行となる。

[編集] ほくほく線通過について

ほくほく線の線路は、分岐器レールの形状など新幹線と同等のものを用いている。信号機も本数および分類を増やしている。

また、一般に、鉄道の信号機は道路のそれと同じく基本的に『』の3種であるが、本線ではRYYGGGGの5種類を用いてより細かい速度指示を与えるものとなっており、最高160km/hの高速走行に配慮がなされている。

ちなみに、2008年時点でこれ以上の速度上昇は技術的に困難とされている。この点については、北越急行のホームページが詳しいので参照されたい。

[編集] 使用されている車両

683系8000番台 2007年1月 北陸本線 西入善 - 生地間にて撮影 

運転開始当初はJR西日本・東日本旅客鉄道(JR東日本)・北越急行の3社で運転距離による比率で車両の保有をしていたが、その後、北越急行が683系を増備し、JR東日本担当分を肩代わりし現在に至っている。

681・683系は在来線最速の160km/h運転が可能であり、681系は長大トンネルでの高速運転に対応して気密性や戸閉め装置の強化が図られている編成の限定運用となっている。また683系は「はくたか」使用車以外は160km/h対応は準備工事にとどめてある。

2005年に681・683系に運用車両が統一されてからは、それ以前には車両故障や検査や事故、ダイヤの乱れ等による突発的な運用変更時にしか見られなかった、6両の基本編成と3両の付属編成でのWW編成とSRE編成の混結や、681・683系の混結が頻繁に見られるようになった。

車両故障発生や検査の場合は485系・489系が運用されるが、指定席の設定号車や座席番号が異なるほか座席数も少ないため、自由席はラウンジを含めた2両となる。また、ほくほく線内では681・683系と異なり160km/h運転ができないため10分程度の遅れが出る。

[編集] 乗務員

乗務員は直江津以西がJR西日本、直江津以東がJR東日本が担当し、北越急行は担当しない[1]。なお、2004年3月ダイヤ改正までは運転士のみ交代し、JR西日本の車掌が越後湯沢まで、JR東日本の車掌が金沢までそれぞれ越境乗務していた[2]

担当乗務員はJR西日本は金沢列車区または富山地域鉄道部、JR東日本は全て直江津運輸区が担当している。

[編集] 編成

なお、編成組成についてはこちらも参照のこと。
「はくたか」編成組成図(2009年6月現在)

←福井・金沢
  (和倉温泉)
越後湯沢→
1 2 3 4 5 6 7 8 9
G 自※
福井・金沢〜越後湯沢間 福井・金沢・和倉温泉〜越後湯沢間
凡例
Gグリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席
全車禁煙
※5号車は座席指定席の場合あり。
  • 金沢 - 越後湯沢間:9両または6両編成
  • 福井 - 越後湯沢間:9両編成
  • 金沢 - 和倉温泉間:3両編成(グリーン車なし)
  • ただし、7・10号は6両編成(1〜6号車)のみで運転。また、23・2号は通常は6両編成だが、多客期は9両編成で運転する。その際、5号車が座席指定席の場合あり。

[編集] 過去に使用された車両

485系JR西日本編成 2000年8月3日 北陸本線倶利伽羅 - 津幡間にて撮影
  • JR西日本:485系2002年(平成14年)3月22日まで運行。「はくたか」で唯一の8両編成だった。「サンダーバード」用の681系T編成のW編成への転用改造に伴い運行終了。
  • JR東日本:485系3000番台2本(R1・2編成)…2005年2月28日まで運行。速達化のために北越急行が683系を増備したことに伴い定期運用離脱。なお、この編成は「はくたか」と配置区所の新潟車両センター(旧・上沼垂運転区)出入区のための「北越」にほぼ運用が限定され、先頭車にはを模した銀色のエンブレムが取り付けられていた。本列車から撤退後は6両編成(R26・27編成)に再組成されたが、先頭車のエンブレムは存置されている。

[編集] 停車駅

  • 括弧内に表示した駅については、通過列車あり。
越後湯沢駅 - (六日町駅) - (十日町駅) - 直江津駅 - (糸魚川駅) - (入善駅) - (黒部駅) - (魚津駅) - (滑川駅)- 富山駅 - 高岡駅 - (石動駅) - 金沢駅

他にも、「はくたか」が経由するほくほく線や和倉温泉駅発着列車が経由する七尾線単線であるため、停車駅の他にも行き違い等で時刻表では通過駅扱いの駅や信号場でも運転停車を行う場合がある。その場合、列車は止まっても乗降用の扉は開かない。

[編集] 車内販売

車内販売は原則として越後湯沢 - 直江津間を日本レストランエンタプライズ (NRE) が、直江津 - 金沢間を北陸トラベルサービスが担当する。ただし、北陸トラベルサービスが越後湯沢 - 直江津間もNREと共同で担当する場合がある。また、直江津 - 金沢間が北陸トラベルサービスが担当せずにNRE担当になる場合がある。なお、車内販売ではNREと北陸トラベルサービスの2社で分担していることから、NRE担当でもSuicaは使用できない。

[編集] 沿革

489系 「懐かしのはくたか号」(旧ヘッドマーク) 2007年9月15日・上野駅にて撮影

[編集] 国鉄時代

  • 1965年(昭和40年)10月 それまで、青森上野 - 直江津 - 金沢 - 大阪間を走っていた特急「白鳥」の上野 - 長野 - 直江津 - 金沢間の編成を分離独立させ、同列車に「はくたか」と命名。
    この当時はキハ82系を使用した気動車特急として運転。
  • 1969年(昭和44年)10月 使用車両を485系電車に置き換え電車特急となり、同時に運転経路を長岡上越線)経由に改める。
  • 1972年(昭和47年)3月 横軽協調運転装置を搭載した489系電車が開発され、「はくたか」の兄弟列車として、かつての信越「白鳥」と同じ経由地、つまり上野駅 - 金沢駅間を長野回り(信越本線経由)で走る昼行特急列車として「白山」が489系電車で運行開始された。以後「白山」の経路が関東 - 北陸間輸送のメインルートとなり、「白山」は1973年(昭和48年)10月から3往復となったのに対し、「はくたか」は1往復の運行であった。
  • 1978年(昭和53年)、「はくたか」の車両受け持ちを向日町運転所(現・京都総合運転所)から、金沢運転所(現・金沢総合車両所)に移管。
  • 1979年(昭和54年)4月 「はくたか」を2往復に増発。
  • 1982年(昭和57年)11月 上越新幹線開業に伴い、上野 - 長岡間を廃止し、残り区間を「北越」に統合、「はくたか」の愛称が消滅。金沢駅を含む北陸地方への昼行の直通列車は上記の「白山」のみとなる。これ以外には長岡で上越新幹線に接続して信越本線・北陸本線を経由して北陸地方へ向かう昼行特急列車である「北越」、「かがやき」、「雷鳥」が関東 - 北陸間の輸送を担う。

[編集] JR・北越急行時代

  • 1997年(平成9年)3月22日 北越急行ほくほく線の開業により、上越新幹線に接続する越後湯沢発着でほくほく線・北陸本線を経由して北陸地方へ向かう特急列車が10往復設定され、同列車に「はくたか」と命名。「はくたか」の愛称が15年ぶりに復活。
    ほくほく線ではGG現示(緑・緑の信号現示、高速進行)により130km/h以上の高速運転が可能とされ、この時点での「はくたか」の北越急行線内の最高速度は140km/hであった。
  • 1997年9月30日 長野新幹線の開業に伴う信越本線横川駅 - 篠ノ井駅間廃止に伴い、上野 - 長野 - 金沢間運行の昼行特急列車「白山」廃止。「はくたか」はこれの代替ともなる。
  • 1998年(平成10年)12月8日 「はくたか」、ほくほく線内の最高速度を150km/hへ引き上げる。
  • 2002年(平成14年)3月23日 「はくたか」、ほくほく線内の最高速度を160km/hへ引き上げる。「はくたか」1往復増発。また、JR西日本の485系が定期運用から離脱し、485系の定期運用はJR東日本の1往復のみに。
  • 2004年(平成16年)10月23日に発生した新潟県中越地震の影響により、11月2日まで運行休止。完全に復旧したのは11月15日
  • 2005年(平成17年)3月1日 ダイヤ改正より、「はくたか」に北越急行が683系8000番台を導入。これに伴い定期列車は全列車が160km/h運転対応編成に統一。これにより、JR東日本の485系が定期運用から外れる。また、「はくたか」1往復を増発。
  • 2007年(平成19年)9月15日16日 上越新幹線開業25周年を記念して、また同年に起きた能登半島沖地震による能登半島復興キャンペーンに基づき、金沢駅 - 上野駅間を長岡経由でリバイバル運転が行われた。
    • 当初は新潟県中越沖地震で信越線が不通になっている影響でほくほく線経由での運転も計画されていたが、運転の2日前に復旧した為、当初の予定通り長岡経由で運転。
      使用車両はJR西日本の489系で、上野方は旧絵入りヘッドマーク、長岡方が文字ヘッドマークと、前後で異なるヘッドマークを掲出し運転。
  • 2009年(平成21年)3月14日 ダイヤ改正で「はくたか」が1往復増発され13往復体制となる。ただし、5月31日までは増発の1往復(13・16号)は多客時のみの臨時列車として運転された[3]
  • 2009年(平成21年)6月1日 増発の1往復(13・16号)の定期運行開始。合わせて、全車両が禁煙となる[4]。。

[編集] 脚注

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  1. ^ ちなみにほくほく線から直江津・越後湯沢に直通する普通列車は全区間北越急行の乗務員が担当する。
  2. ^ JRグル-プ間の新協定が施行されたため、2004年3月のダイヤ改正より越境乗務がなくなった。
  3. ^ JR東日本2009年3月のダイヤ改正について
  4. ^ JR東日本会社間直通列車の全面禁煙実施について

[編集] 関連項目

  • 雷鳥 (列車):「雷鳥」・「サンダーバード」
  • しらさぎ (列車):「しらさぎ」
  • 北越_(列車):「北越」・過去の列車としての「かがやき」など、北陸本線連絡優等列車群の記述もある。
  • あさま:過去の列車としての「白山」の記述がある。
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