はいむるぶし

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はいむるぶし
HAIMURUBUSHI
大岳からの小浜島南東部の遠望。画像奥右側をはいむるぶし、左側をホテルニラカナイ小浜島が占める。
大岳からの小浜島南東部の遠望。画像奥右側をはいむるぶし、左側をホテルニラカナイ小浜島が占める。 地図
ホテル概要
正式名称 はいむるぶし
運営 はいむるぶし
前身 ヤマハリゾートはいむるぶし
階数 1 - 2階
レストラン数 4軒
部屋数 148室
スイート数 20室
敷地面積 40万 m²
開業 1979年
所在地 〒907-1292
沖縄県八重山郡竹富町小浜2930
位置 北緯24度19分37秒 東経123度59分29秒 / 北緯24.32694度 東経123.99139度 / 24.32694; 123.99139座標: 北緯24度19分37秒 東経123度59分29秒 / 北緯24.32694度 東経123.99139度 / 24.32694; 123.99139
公式サイト はいむるぶし 公式サイト
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株式会社はいむるぶし
HAIMURUBUSHI Co., LTD.
市場情報 非上場
本社所在地 907-1292
沖縄県八重山郡竹富町字小浜2930
設立 1979年7月[1]
法人番号 1360001013162 ウィキデータを編集
代表者 渥美 真次(代表取締役社長)[1]
資本金 2億円[1]
純利益 1億2517万6000円
(2023年3月期)[2]
総資産 19億0296万5000円
(2023年3月期)[2]
従業員数 160名(2017年11月末時点)[1]
主要株主 三井不動産株式会社(100%)[1]
外部リンク https://www.haimurubushi.co.jp/
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はいむるぶし (HAIMURUBUSHI) は、八重山列島小浜島沖縄県八重山郡竹富町)にあるリゾート施設。三井不動産株式会社が所有し、その100%子会社の株式会社はいむるぶしが運営する。

概説[編集]

1979年にオープンし、2018年に40周年を迎えた沖縄リゾートホテルの先駆け的施設である。北緯24.19度に位置し、八重山列島の「へそ」と言われる小浜島に所在する。

レセプション・インフォメーションデスク、レストラン、ホテルショップなどがあるセンター棟を中心に、計148室の宿泊棟(全13棟)、大浴場、ビーチハウスなどの建物のほか、水牛池・ふれあい牧場・プール・テニスコート・広場・パークゴルフ場・ビーチなどのリゾート施設を備えている。園内敷地が広大なため、レンタサイクル・バイクやレンタルカート[注 1]のレンタルもおこなっている。

園内でのアクティビティのほか、外部の業者によるダイビング・スノーケリング、クルージング・トローリング・船釣りなどのマリンスポーツや、観光ツアーもはいむるぶしで受け付けている。また、組数限定(月に1~2組)でビーチウェディングも催している。

株式会社はいむるぶしでは、「はいむるぶし」(南群星)は八重山地方の方言で南十字星を意味するとしている[3][注 2]

NHK連続テレビ小説シリーズのテレビドラマちゅらさん』(2001年度上半期放送。小浜島が舞台)の撮影時には、撮影隊のベース・宿泊施設として使用されており、かつて撮影に使われたフォルクスワーゲン・ビートルが園内に保管・展示されていた[6][7][8]

沿革[編集]

1979年開業。

2007年7月に、はいむるぶしを含む4施設がヤマハリゾートから三井不動産に事業譲渡され、株式会社はいむるぶしは三井不動産リゾートの100%子会社となる。

2011年7月7日にリニューアルを行い、センター棟の内装を改装したほか、各棟の名称を変更し、新しいタイプの客室が設けられた[9]2012年7月1日には第2弾のリニューアルを行い、ビーチエリアへの新施設「ビーチテラス」・「ぱなりテラス」・「ぱなりスパ」・「オーシャンパーク」の設置、名和昆虫博物館はいむるぶし分室の設置、新たな客室タイプ「ファミリールーム」の新設を行った[10]

2016年3月19日には、新客室棟「さんにん」が開業している[11]

施設一覧[編集]

  • センター棟
    • レセプション・アクティビティカウンター、ホテルショップ、ライブラリーコーナーなど
    • レストラン: クラブダイニング/ブッフェダイニング/グリルダイニング/オープンカフェ&バー
  • 宿泊棟 - 全13棟・148室。部屋タイプは下記の6タイプ[12]
    • オーシャンビューバススイート(てぃだ棟 5室)
    • オーシャンビュースイート(てぃだ棟 15室)
    • オーシャンプレミア(かぁちばい棟・さんにん棟 30室)
    • オーシャンビューデラックス(ぱびる棟・とぅもおる棟 14室)
    • オーシャンビュースーペリア(でいご棟 10室)
    • スーペリア(でいご棟・うーじ棟・かぁちばい棟 50室)
    • スタンダード(とぅもおる棟・ぱびる棟 24室)
  • ぬちぐすいスパ「てぃんがーら」
  • 西表島展望大浴場 - 浴室から西表島を望む大浴場
  • 野外プール
  • シャワールーム
  • レンタルカート場
  • ビーチハウス - ビーチに併設。各種アクティビティの受付やグッズの貸出のほかドリンク・軽食の販売など

園内[編集]

園内には、ヤギリクガメアヒルなどがいる「ふれあい広場」や通常のリゾートホテルの敷地内には珍しい水牛がいる「水牛池」をはじめとして、ブランコハンモックグラウンド・ゴルフなど、広い敷地を活用したアクティビティが充実している[13][14]

交通[編集]

新石垣空港から石垣港離島ターミナルに移動。離島ターミナルから、八重山観光フェリー安栄観光が運航する高速旅客船(1日12便程度運航)で小浜港まで約30分。旅客船の到着に合わせて、小浜港からはいむるぶしまで宿泊者専用の無料送迎バスが運行されている[15]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ レンタルカートの園外での運転は不可。
  2. ^ ただし、天文民俗学者の野尻抱影が著した『日本の星・星の方言集』では、「琉球の星」の章に南十字星の呼称は記載されておらず[4]、「クルス星(南十字)」の章でも八重山での呼称への言及はない[5]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 株式会社はいむるぶし 2019年新卒採用 会社概要・待遇・採用条件” (PDF). 株式会社はいむるぶし. 2018年8月29日閲覧。
  2. ^ a b 株式会社はいむるぶし 第28期決算公告
  3. ^ 会社概要”. 株式会社はいむるぶし. 2018年8月29日閲覧。
  4. ^ 野尻抱影「琉球の星」『日本の星・星の方言集』中央公論社、1976年7月10日、267頁。ISBN 9784122003507 
  5. ^ 野尻抱影「クルス星(南十字)」『日本の星・星の方言集』中央公論新社、1976年7月10日、296頁。ISBN 9784122003507 
  6. ^ はいむるぶし”. 八重山物語. 石垣市経済振興公社. 2018年8月29日閲覧。
  7. ^ ウェルカムですぅ!「ちゅらさんで登場した黄色いフォルクスワーゲン」”. 八重山物語. 石垣市経済振興公社 (2005年). 2018年9月15日閲覧。
  8. ^ 旅への誘い vol.26ちゅらさん祭り in 小浜島”. 美ら島物語. 日本トランスオーシャン航空 (2004年4月23日). 2018年8月29日閲覧。
  9. ^ “北半球最大のサンゴ礁群”と“国内最多の84星座”を望む沖縄・八重山地方 南十字星という名のリゾート施設「はいむるぶし」 7月7日(木)リニューアルオープン』(プレスリリース)三井不動産株式会社、三井不動産リゾート株式会社、株式会社はいむるぶし、2011年4月7日https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2011/0407/ 
  10. ^ ぬちぐすいリゾート「はいむるぶし」ビーチテラス、オーシャンパーク、名和昆虫博物館分室などを新設 7月1日(日)第二弾リニューアルオープン』(プレスリリース)三井不動産株式会社、三井不動産リゾート株式会社、株式会社はいむるぶし、2012年5月8日https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2012/0508/ 
  11. ^ 日本最南端のビーチリゾート施設「はいむるぶし」 3月19日、全室オーシャンビューの新客室棟「さんにん」開業』(プレスリリース)三井不動産株式会社、株式会社はいむるぶし、2016年3月17日https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2016/0317/index.html 
  12. ^ 客室のご案内”. 株式会社はいむるぶし. 2018年8月29日閲覧。
  13. ^ ファシリティ&マップ”. 株式会社はいむるぶし. 2018年8月29日閲覧。
  14. ^ ファシリティ”. 株式会社はいむるぶし. 2018年8月29日閲覧。
  15. ^ アクセス”. 株式会社はいむるぶし. 2018年9月15日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]