のうりん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
のうりん
ジャンル 農業学園ラブコメディ
小説
著者 白鳥士郎
イラスト 切符
出版社 日本の旗 SBクリエイティブ
(旧・ソフトバンク クリエイティブ)
レーベル GA文庫
刊行期間 2011年8月15日 -
巻数 既刊8巻(2014年1月現在)
漫画
漫画
原作・原案など 白鳥士郎(原作)
松浦はこ(構成協力)
切符(キャラクター原案)
作画 亜桜まる
出版社 日本の旗 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2012年7号 -
発表期間 2012年3月16日 -
巻数 既刊4巻(2013年12月現在)
漫画:のうりん プチ
原作・原案など 白鳥士郎(原作)
切符(キャラクター原案)
作画 琴慈
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ビッグガンガン
発表号 2013年Vol.09 -
発表期間 2013年8月24日 -
漫画:のうりん-野生-<ガイヤ>
原作・原案など 白鳥士郎(原作)
切符(キャラクター原案)
作画 町田とし子
出版社 SBクリエイティブ
掲載サイト GA文庫マガジン
発表号 2013年10月号 -
発表期間 2013年10月17日 -
ドラマCD
レーベル HOBiRECORDS
発売日 2012年4月27日
枚数 2枚組
アニメ
原作 白鳥士郎
監督 大沼心
シリーズ構成 横手美智子
キャラクターデザイン 小野田将人
音楽 菊谷知樹松田彬人
アニメーション制作 SILVER LINK.
製作 のうりんプロジェクト
放送局 #放送局を参照
放送期間 2014年1月 - 3月
話数 全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

のうりん』は、白鳥士郎による日本ライトノベルイラスト切符が担当している。GA文庫SBクリエイティブ〈旧・ソフトバンク クリエイティブ〉)より、2011年8月から既刊8冊(2014年1月現在)が刊行されている。

概要[編集]

農業高校を舞台に、農業に青春をかける農業高校生たちの日常を描く。作品のジャンルは「農業系学園ラブコメディー」[1]。内容はギャグが中心で、多くのパロディや下ネタを含んでいる。その一方で、現代日本の農業の問題点も取り上げられている。 「みんなで選ぶベストラノベ2011」コメディ部門第1位。第一回ラノベ好き書店員大賞中国語版1位受賞。

2012年には『ヤングガンガン』にて漫画版の連載が開始され、ドラマCDが発売された。2013年3月にテレビアニメ化が発表され[2]2014年1月より3月まで放送された。詳細は#テレビアニメを参照。

あらすじ[編集]

岐阜県立田茂農林高等学校、通称「のうりん」の生産科学科2年A組栽培専攻に所属する畑耕作(はた こうさく)は、アイドルの草壁ゆか(くさかべ ゆか)に熱を上げるちょっぴりアイドルオタク。同じく2年A組の栽培専攻に所属する世話焼き幼馴染中沢農(なかざわ みのり)、頼れる親友の眼鏡美少年・過真鳥継(かまとり けい)、同じく2年A組だが畜産専攻の巨乳少女・良田胡蝶(よしだ こちょう)らとともに、明日の日本農業を担うべく騒々しい高校生活を送っていた。

そんなある日、「超人気アイドル草壁ゆか、電撃引退!」の報に衝撃を受け、耕作は寮の自室に引きこもってしまう。同じく寮生の農と継に引かれて教室まで来ると、担任のアラフォー独身女教師・戸次菜摘(べつき なつみ)が転校生を連れてくる。その転校生は、ゆかにそっくりな美少女・木下林檎(きのした りんご)だった。

登場人物[編集]

の項はドラマCD版・テレビアニメ版同一のもの。

田茂農林高等学校[編集]

主要人物[編集]

畑 耕作(はた こうさく)
声 - 浅沼晋太郎
主人公。名古屋市生まれ[3]、岐阜県立田茂農林高等学校生産科学科2年A組栽培専攻。ひなびた農村である愛生村から同校へ進学し、校内に併設されている学生寮「青田寮」に住みながら学級委員と寮長を兼務している。アイドルオタクで、アイドルの草壁ゆかに熱を上げるあまり、自室をグッズ(市販だけでなく自作も含む)だらけにするほど熱中していた(ただし、林檎の転入後にはグッズの大半が処分された)が、林檎の芸能界引退→転入で幼馴染の農を含めた三角関係に立たされる。農が妊娠したと誤解したことから故郷の村おこしイベントの一環として結納まで行う破目になったり、ベッキーの父親と意気投合したことからお見合いさせられて寮へ押し掛けられるなど、女性関係では散々な目に遭っている。足裏フェチや脇フェチでもあり、その類のコレクションはあまり売られていないため、自分で記録・保存している。農以外にも多くの女子から好意を寄せられているが、気付いていない(ただし過真鳥継と比べると、女性人気は雲泥の差である)。その一方で男性からもローズ花園からは本気、その他男子からはアクシデントによって言い寄られたりもしている。
学校の成績では及ばないが、農業技術に関しては自分より上だと、継より高く評価されている。議員相手に勝負を挑んだり、作中で登場する異才の生徒たちが行動を起こす時も、何かと頼られることが多い。マネー金上からはA組の優等生のひとりとみなされ、林太郎からは「俺たちのリーダー」と持ち上げられる(女湯覗きに関してであるが)など、四天農からも一目置かれる存在である。
零細農家としての経験から、農薬の使用には安全性が保証される範囲内で肯定的。農協を支持しており、継や良田の立場には批判的である。
農業に憧れた両親に連れられて、都会から農村(愛生村)に引っ越したものの、両親は農業に失敗し、かつ母親は過労死するという過酷な過去を持つ。以来、父親は農業を放棄し他所に働きに出て、そのため耕作は中沢家に預けられ、父親とは何年も会っていない。耕作自身は過去のこととして割り切っており、普段は明るく振る舞っているが、一度愛生村に戻った時には、とあるきっかけから胸中に溜めた思いを吐き出すことになる。
木下 林檎(きのした りんご)
声 - 田村ゆかり
ヒロインの1人。2年A組栽培専攻。以前は東京で超人気美少女アイドルの草壁ゆか(くさかべ ゆか)として活躍していた。憂鬱な時期に耕作が贈っていた野菜を食べてこの味に感動し、またそれに同封されていたファンレター(実際は農が書いていた)で田茂農林の存在を知って突然引退。2年生の春に転入し、青田寮で耕作達と生活を共にすることになった。農業については初心者であったが、それに付き物の悪臭や害虫を気にしない性格ゆえに慣れていく。
作中の女性の中で最も美形であるが、同時に貧乳でもあり、それがコンプレックスになっている。ほとんど感情を表に出さないが、耕作と継で下着談義で盛り上がってみた際には思いっきり呆れ顔になったり、耕作と寮で一緒に生活するうちに彼へ特別な感情を抱くようになる。一方、農とは田植えの際にコスプレで張り合ったりするなど、何かと対抗心を持つが、極めて険悪になったり、逆に百合に近い関係になったりと、関係が一定しない。第7巻時点で耕作が自分に惚れていると知り、第8巻時点では農に対して、勝利者として上から目線的な優しい態度を示す。
実はかなりのハッカーであり、パソコンを扱わせると、指が四十本あるかのような高速タイピング技能を示し、「まるで何かの映画のような感じ」とまで言われる。耕作曰く「草壁ゆかにはネット上にもほとんどアンチがいない」であるが、実際は林檎は自らの身を守るためハッカーとしての技能を身につけ、自分への悪いコメントを削除していたための模様。また、大食漢でもあるために食べ物には弱く、それをくれる人を過剰評価したり、食べ過ぎて激太りすることもある。
中沢 農(なかざわ みのり)
声 - 花澤香菜
ヒロインの1人。2年A組栽培専攻。耕作と同じ愛生村出身の幼馴染にして同じ青田寮に住んでおり、際立って特徴的な美濃弁[注 1]を話す(ドラマCDの収録では、モデルとなった農業高校のOGが方言指導を担当した[4])。大きなお尻の安産型で、作中でも耕作から「デブ」「ベッキーよりも体型が崩れている」と、酷い言われ方をしている。しかし修学旅行で裸身を見た時の耕作は、「単なるデブではない」「エロい」と認識を改めており、愛生村にて執り行った(芝居ではあったが)結婚式においては、ウェディングドレス姿の農を『美少女』と評してもいる。一時期は食べ過ぎから激太りしてしまい、耕作が半ば冗談でその写真を故郷の農の家族へ送ったことから妊娠と誤解され、騒動となったこともある。太る原因ともなった料理の腕はかなりのものであり、寮生の食事は全て農が作っている。幼い頃に母を亡くした耕作には母代わりとして尽くしてきたが、林檎の転入以降は何かと林檎と張り合うせいで偶然強精剤を飲用した結果、全裸で耕作に迫ったりするなど、幼馴染以上の感情も芽生えつつある。4人姉妹の次女で、愛生村役場の職員をしている姉の(つかさ)と双子の妹の(たくみ)と(あきな)がいる。文庫本第8巻までによると、体重は58kg。
父親は元農協の組合長で、継や良田の農協批判発言には、複雑な思いを抱いている。
過真鳥 継(かまとり けい)
声 - 羽多野渉
耕作の親友。2年A組栽培専攻。眼鏡をかけた美少年で、栽培専攻では成績トップで、開校以来最高の秀才と呼ばれる。耕作たちとともに青田寮に住む。農業の専門雑誌を愛読し、学校で習う以上に豊富な知識を持つが、やや机上の知識に偏っている傾向があり、それは本人も認める所で、農業技術に関しては耕作が上だと評価している。事あるごとにその豊富な知識を披露するが、知識を鼻にかけるような態度ではなく、むしろ他者の知識を認めて受け入れるタイプで、たとえばTPPの話題については、マネー金上から知識を受けた。そのため(別の理由もあるが)成績を競う良田とも関係は良好である(ただしバイオ鈴木に見下される態度を取られた時は、さすがにムッとした様子)。動物愛護団体が学校に抗議にやって来た際も、論戦を受けて立つようなことはせず、警察を呼んでお引き取り願った。ただ1回だけ、耕作と論争になったことはある。
農業に関しては生真面目一途だが、それ以外に関してはくだけた性格である。第1巻では、同性愛傾向や、露出癖があることが描写された(それ以降の巻ではあまり描写されていない)。修学旅行では「最重要イベント」として女湯覗きに加担するなど、悪ガキっぷりも示すことも(その際は爆弾、斧などの武器を持ち込むといった、常識はずれの行動に出ている)。また農業知識で他人と言い争うことは無いが、女性の胸のサイズの好みでは言い争ったことがあり、この時は理論で攻めるも敗北し、自分のアイデンティティが崩壊し、一時ヒンヌー教に侵された。良田の前では「手に収まるくらいの胸の大きさが好み」と言っているが、実は耕作曰く「巨乳好き」らしい。女の子のイラストも描くが、絵柄は三峯徹そっくりである(本人は自信を持っている様子)。
実父は農業から6次産業化によって成功したものの、ビジネスライクな父に反発して母方の叔母へ養子に入ったという、複雑な家庭事情の持ち主。その経歴から有機農法を至上としており、農薬や化学肥料の使用には否定的であるため、有機農法を実践する農家に師事している。農薬の使用が不可避である果樹栽培に関しては、それ自体への関心が低い。また、海外留学の経験から、遺伝子組み換え技術には批判的な立場を取る。ただし水耕栽培は積極的に取り入れ、頑に農業の新技術を拒んでいる訳ではない。
良田 胡蝶(よしだ こちょう)
声 - 井上麻里奈
耕作のクラスメート。2年A組畜産専攻。大地主のお嬢様で、作中の女性の中で一番の巨乳。畜産専攻で最高成績を誇り、また継と異なり机上の知識よりも実践的な経験豊富。そのため、栽培専攻で最高成績の継とライバル関係にあり、事あるごとに衝突する…と思いきや、継に対して特別な感情がある様子で、しどろもどろになって終わるのがお約束。なお耕作と継が論争になった時は、逆に仲裁する立場になっている。口調は上から目線的だが、実際の性癖は真性のMでいじられキャラで、幼稚園児から「牛さんみたい」と玩具にされたことも。また、緊張するとよく言葉を噛んでしまう。飼い犬の名前は継を意識した「ケイ」らしいが、本人の前では「単なる偶然」と嘘を言っている。
畜産、特に牛への情熱はかなりのもので、和牛の調教を学ぶため、新見高校に泊まりがけで出かけたほど。だが、そのおかげで人に対して厳しく当たることもある。家畜飼料として大量の穀物が使われているという現実を知った海外留学の経験から、継と逆に遺伝子組み換え技術には肯定的な考えを抱くが、それに関して継と正面きって対立したことはない。動物愛護団体から抗議を受けた時はかなりのショックを受け、一時期は畜産への情熱を失っていた。
ボイン良田として四天農の1人とカウントされるが、それと同時に「四天農なのに5人」とノリツッコミが入る。第2巻時点ではおまけ的な扱いだったが、第8巻時点では「歴代四天農最強」として、四天農の筆頭扱いされている。
戸次 菜摘(べっき なつみ)
声 - 斎藤千和
耕作のクラス・2年A組の担任教諭(担当は家庭科)で、学校のOG。愛称はベッキー。既に40歳過ぎという年齢に反して容姿は若々しいが、朝礼や職員室で性的な妄想を語りまくる妄想癖の持ち主ゆえに服を開けさせたり女体盛りをやったりするなど暴走する欠点を持つため、結婚はおろかまだ彼氏すらいない。ただし、料理の腕は立つ。実は県議会議員の娘でもあり、一時期は父親の計らいによって耕作とお見合いまでこぎ付けたものの、彼に拒まれたにもかかわらず暴走して寮へ押し掛けたため、魎子からツッコミを入れられてしまったこともある。それ以外にも美濃田茂市の新市長の所にテレビ中継の最中におしかけるなど、トラブルが絶えない。
若旦那(わかだんな)
声 - 加藤英美里
オーストラリアの姉妹校から友好の証に贈られたワラビー(正確にはダマヤブワラビー、Tammar wallaby)。畜産専攻の生徒が世話しているが、耕作に懐いており、彼からも「ラブリー」と可愛がられている。

四天農[編集]

田茂農林の2年のA - F組の学級委員で、それぞれのクラスを代表する俊英5人。四天農なのに何故か5人とツッコミが入れられている。

良田 胡蝶(よしだ こちょう)/ ボイン良田
#主要人物を参照。
鈴木 燈(すずき あかり) / バイオ鈴木
声 - 大坪由佳
四天農の1人でB組生物工学科の学級委員。人形のように整った顔の美少女(修学旅行で裸身を見た耕作曰く、全身のパーツが人形のようだとのこと)。ゴスロリ風に魔改造した学生服の上から白衣を羽織る風貌と、独特の言い回しが特徴。学内で頭脳集団とされるB組の中にあって、特に生物化学知識に長けているが、知識を鼻にかけて他人を見下す傾向があり、継に対してそういう態度を取ったことすらある。農に対して味噌などクラスで製造した製品を無償提供する代わりに、データ提供を依頼している。特に乳酸菌に拘りがあり、植物性乳酸菌「アナルBB」[注 2]を開発するほか、学内で作られているカルピス類似の乳酸菌飲料「ニューピス」を原液で飲む変人。ほか、市販品よりも効果の高い害虫除去のフェロモントラップや、異性を魅きつけるフェロモンを開発するなど、高校生の枠を超えた天才ぶりを示す。
何処と無く某人形バトル漫画の一番目を彷彿とさせるが深く考えてはいけない。
重度の腐女子[注 3]でド変態。ゆえに抜群の容姿ながら、男性にモテる機会を自ら逸している。腐女子の呼称を嫌って発酵の美少女を自称している。洋菓子のバター健・和菓子の和三盆きな子・駄菓子のポテトチップス小池という、いわゆる「スイーツ三銃士」を従えさせている(ただしバター健以外の2人は、第8巻時点において、作中の登場は無い)。
「ソドム鈴木」のペンネームBL漫画を描いている[注 3]。漫画家としては『時間ギリギリまで修正した挙げ句どうでもいいところにまで修正を入れて原稿を台無しにする』という最悪のタイプで、編集者は危機感を覚えると、東京から3時間たらずで駆けつけてくる。
宮本 林太郎(みやもと りんたろう) / ウッドマン林太郎
声 - 檜山修之
四天農の1人でF組林業工学科の学級委員で林産専攻。女性が多数派を占める田茂農林の中で、F組は唯一ほぼ男性のみのクラスで、それゆえ女生徒と仲良くなりたいという欲求が非常に強い。以前、唯一の女性のクラスメイトの長谷川と勘違いして、実習中に野生児を拾ってしまう。のちに再会した野生児・仙田愛に『こうび』を迫られ、逆に女性恐怖症となってしまった。もっともその後は、それなりに愛と仲良くなった様子だが、逆に林科の中での人望を失う結果となる。他の四天農が際立った才でその地位にあるのに対し、彼だけは腕力(入学式後のクラスのバトルロイヤル)で学級委員の地位を勝ち取ったため特に才に優れている訳でなく、四天農の面汚し、安定の情弱と呼ばれている。中学校時代は自転車暴走集団『中濃連合』を率いて、1000人の中坊のトップに立っていた。ただし女性をひっかけるためにミードを自作するといった策略も行っており[注 4]、単なる体力バカではない。
花園 カヲル(はなぞの カヲル) / ローズ花園
声 - 谷山紀章
四天農の1人でE組造園学科の学級委員。高校生でありながら、亡くなった先代の跡を継いで、土木会社『花園組』の若社長。校内きってのガーデニングの達人で、なおかつ最高のイケメンとの評判だが、真性のホモで継をその道に引き込んだ張本人でもある。入学時から耕作を狙っており、農や林檎を狙っていると見せかけた策略の末、見事にそのファーストキスを奪った。その後も耕作と会うたびに服を脱いだり、ホモネタを振ってくる。修学旅行で男子たちが女湯覗きを行った際は「女子の裸を見るより、自分の裸を見られたい」ということから、ひとりだけ覗きを阻止する立場にまわった。
意外にも農業に関しての深い信念を持ち合わせており、梨の伝染病予防のため、美濃田茂市内のカイヅカイブキ伐採のため行動する。しかしその時の行動は、むしろ変質者が出没しているとの噂を広めてしまった。
金上 虎於(かねがみ とらお) / マネー金上
声 - 東内マリ子
四天農の1人でD組流通科学科の学級委員。名前に反して女性。銀髪、高い鼻と尖った顎、前髪で隠した片目など、一見して尋常ではない雰囲気を漂わせる。しかし美人で、何気にスタイルも良く、裸身を見る機会を得た耕作曰く、成熟した女性の色気をもつとのこと。キツイ臭い汚い農業は女子高生のすることではないと言い切るが、学校の授業で金儲けができるのは農林高校だけということで、田茂農林を選んだ。それゆえ商魂たくましく、かつては「金上ファンド」という名で生徒から資金を集めて資産運用をし、それが発覚して停学処分を受けた。その後、耕作や胡蝶を引き込んで学校の実習農場での収穫物を売り出す際のマーケティングを手がけ成功するが、悪乗りしてバイオ鈴木やF組と組んでキノコ栽培の原木(イケメンの形に彫って、股間に菌苗を植える)を腐女子向けのグッズとして売り出したことから、再度停学処分を食らった。クラスの田んぼで、栽培が難しいコシヒカリを高く売れるという理由であえて選定して、面倒を招いたことも。ただし、単なる目先の金儲けではなく(そもそも県立高の授業で金を儲けても、全て県の収益であり、生徒の懐には入らない)、もっと広い視野で物事を見つめている。D組の生徒たちからは「社長」と呼ばれて慕われ、また独居老人の境遇に同情して行動するなど義侠心を持ち合わせており、単なる金の亡者ではない。

先代四天農[編集]

各務原幸子(かかみがはら さちこ)
生徒会長で、3年A組在籍。推薦で大学合格。

その他の生徒[編集]

ジェーン・ナタリー・ハンセン三世
アメリカ合衆国テキサス州の姉妹校から来た交換留学生。年齢は10歳だが、飛び級によって、本国では大学を卒業済である。最初に耕作らと会った時はお子ちゃま体型だったはずが、夏休みで一時帰国して再来日した後では巨乳のナイスバディになっていて、農と林檎の嫉妬を買った。ちなみに再来日の際に初潮を迎えている。
実家はコメ栽培を大規模に手掛けているものの実情は苦しく、来日して先進的な稲作のノウハウを会得しようと考えるが、その矢先に祖父が急病で倒れたために耕作と結婚してアメリカに連れ帰ろうと目論み、農や林檎、ベッキー等を巻き込んだ大騒動となる。なお、耕作を『嫁』にすると言っており、日本語能力は不十分な所がある。
姫川 アリーナ(ひめかわ アリーナ)
栽培専攻の学生で日系ブラジル人4世。ブラジル国籍だが、日本で事業を興して成功した両親の下美濃田茂で生まれ、日本語第一言語として育ったためポルトガル語はほとんど理解できない。しかし底抜けに明るく前向きなラテン気質な性格で、おてんば姫とのあだ名で呼ばれる。ちなみに裸身を見る機会を得た耕作曰く、プロポーションも日本人離れしている。
両親の故郷のブラジルの野菜や料理に関心を持ち、学校の直売所で「サンバ丼」を売り出している。また、出稼ぎで来るブラジル人向けの野菜栽培に意欲を見せていた。しかし、ブラジル人の勤務先である工場が閉鎖されたために自分で育てた野菜を生産調整していたところを耕作らに止められ、感極まって号泣した。努めて明るく振る舞っているが、同級生のブラジル人らが近く転校を余儀なくされ、別れる運命にある。
長谷川 愛(はせがわ あい)
林科で唯一の女子生徒だったが、「男子校に入学した覚えはありません」と言って、1年時のゴールデンウイーク前に転校してしまう。そのことを知らなかった林太郎が、別人を長谷川愛と勘違いして林科に迎え入れたことが、後に騒動となる[注 5]
柿崎(かきざき)
声 - 越田直樹
レスリング部員で、全国大会出場選手。しかし脱走牛にはなすすべもなく倒され、テレビアニメでは『キャプテン翼』のようなドット絵風に吹っ飛ばされた。
炉裏板(ろりいた) / ブラ不満(ブラフマン)
声 - 千葉一伸
A組男子生徒。ヒンヌー教の教祖として、教徒(ロリコンで貧乳好き)から崇め奉られる存在。幼稚園に隠し撮りに出かけて停学処分をくらったこともある、重度の変態。普段はとてもいい人だが、ロリコン関係の話題になると常軌を逸する。巨乳好きの継との舌戦に勝利し、一時的に継をヒンヌー教徒に洗脳した。工が耕作に会いに来た際、停学中の自分に変わり写真を撮っておくよう教徒たちに催促していた。
バター健(バター けん)
声 - 川原慶久
バイオ鈴木配下のスイーツ三銃士のひとりで、同性愛者。バイオ鈴木のBL漫画のモデルとして、喜んで耕作を襲う[注 5]。またビーチバレーボール部の部員でもあり、サンオイルの代わりにバターを身体に塗っている。
ナイスガイ浜岡(ナイスガイ はまおか)
声 - 室園丈裕
ビーチバレーボール部の部長。海の無い県ゆえの苦労を抱えている。
蜂屋柿(はちやがき)
伝統食品継承部の部員。平安時代から蜂屋柿を吊るすための棕櫚紐を編む家系の末裔。「蜂屋柿さん」というのは、林檎がそう呼んでいるだけで、本名は不明。作中のこのくだりは、漫画版の作画担当者の亜桜まるの別作品であるだぶるじぇいのパロディになっている。
小野(おの)
現代動物調教研究同好会(後に部)の1年生部員。牛が好きで田茂農林に入学するも、周囲の反対で流通科学科選択を余儀なくされたため、牛に触れる機会を得るために入部する。動物に関してナイーブな感性をもち、アヒル農法に用いたアヒルを屠殺することに、激しく抵抗する。
木元(きもと)
F組生徒で日系ブラジル人。ロベルト本郷みたいな顔をしているとのこと。印象に反してサッカー部でなく、野球部でキャッチャーをしている。
山田(やまだ)
林科の留年生。安定木登り器「与作II」[注 6]を使いこなすが、実習(YOSAKUと呼ばれる)においてトップを取れないため、卒業できる成績はありながら、毎年留年を繰り返し、『YOSAKUのヒーロー』と呼ばれる。自宅に木を植えて木登りの特訓に励む変人。
山内 真理雄(やまうち マリオ)・塁次(ルイージ) / スーパーキノコブラザーズ
林科でキノコ栽培を担当する、一卵性双生児。兄が赤、弟が緑の実習服を着ている。
土岐トキ
林科の木工専攻のトップ。痩せ型の白髪男性。林科百年の歴史の中で最も華麗な技を持つ天才で、素手で木材を加工することができる。本来から彼が四天農になるはずだったが、病弱で出席日数が足りず、林太郎にその座を譲った。
斉藤さいとう
林科の環境専攻のトップ。髪をオールバックにした鼻声の大男。愛に夢中になって人望を失った林太郎に代わって林科を仕切りはじめ、四天農の座を奪うべく、戦い(ジェンガ)を挑む。専門分野に関する知識は深く、確固たる信念も持ち合わせている。小学生らをカブトムシで釣って人気を集めており、子供の扱いにも手馴れている。

教職員[編集]

立川(たちかわ)
F組の担任。生徒の問題行動に対しては、鉄拳制裁で応じる。
陸奥 吾郎(むつ ごろう)
声 - 木島隆一
畜産の実習担当教諭で、現代動物調教研究部の顧問。冒頭で脱走牛のため負傷その傷が癒えずに共進会も欠席し、下呂温泉で湯治した。ゆえに生徒の会話でとりあげられるだけで、本人は一度も作中に登場しない。アニメでは冒頭のシーンで声のみ登場している。
拓 魎子(ひらき りょうこ)
生物科学科の実習助手。毎年稲刈りの時期になると特耕服(とっこうふく)を身にまとい、コンバインにハコ乗りして訪れる。その言動、雰囲気は暴走族を思わせる。この4月に農薬を誤吸引する事故を起こし、半年後にようやく戻ってきた。ベッキーの暴走行為を抑えられる数少ない一人。
永縄 鍬之介(ながなわ くわのすけ)
声 - 杉田智和
田茂農林の校長。学校では一番の古手で、素手で熊を絞め殺したとか虚々実々の伝説を数多く残している(耕介曰く)「濃い」人物。ベッキーの恩師でもあると共に、継の実父とも知己の間柄。耕作が学校行事の来賓の議員相手に勝負を挑んだ時も、怒るどころかハッパをかける豪快な人物。ただし初登場時は重度の認知症を患っていたが、継の茄子を食べて復活する。
テレビアニメのキャラクターデザインは、『ミスター味っ子』の味皇のパロディとなっており、パロディ元のアニメ版同様の過剰演出が再現された。

生徒の家族縁者[編集]

中沢 士(なかざわ つかさ)
声 - 佐藤利奈
農の姉で、4人姉妹の長女。23歳。実家のある村を出ていたが、「ターンA」というNPO法人を設立し、村全体を使った「村コン(大規模な合コン)」を企画して村おこしをするため、村へと戻ってくる。姉妹仲は良い。
中沢 工(なかざわ たくみ)
声 - 東山奈央
農の妹で、4人姉妹の三女。商とは双子。7歳。人見知りな性格だが、耕作を「あにま(お兄ちゃん)」と呼び慕っており(耕作に会いに1人で電車に乗り田茂農林高校にやって来たことがあるほど)、耕作も実の妹同然に可愛がっている。耕作によれば、主に彼が工の世話を担当していたため、『つっつぁ(お父さん)』と呼ばれていたこともあるほど。
中沢 商(なかざわ あきな)
声 - 五十嵐裕美
農の妹で、4人姉妹の末娘。7歳。明るい性格で、工とは反対に姉の農に懐いている。こちらは農が世話を担当していたため、彼女が『かかま(お母さん)』と呼ばれていたこともあった。いつも工と一緒にいるため、工が田茂農林高校へ行ってしまった時は酷く取り乱し、泣いてしまった。
中沢 喜一(なかざわ きいち)
声 - 水内清光
農の父で、愛生村のトマト栽培農家。トマトの栽培方法の改良に熱心で、岐阜県の研究所から視察が来たほど。ただし自分のトマトを独自ブランドとはせず農協に全量出荷し、自らは販売に関与せず栽培技術の向上に努め、かつその技術を周囲にも広める道を選んだ。一時は農協の組合長にもなる[注 7][注 8]が、現組合長(声 - 望月健一)と愛生村の村長(声 - 最上嗣生)によってその座を追われるなど、村内でも軋轢がある模様[注 5]
中沢 久子(なかざわ ひさこ)
声 - 水落幸子
農の母。そのまま農が年をとったかのような容姿をしている。
耕作の父親
第8巻時点で名前不明。名古屋市から妻と幼い耕作を引き連れて愛生村に移り住んで農業をはじめる。しかしながら美味い米を作ることに成功しながら、収益のことを全く考えない杜撰さを露呈し、失敗。結果、夫婦で働きに出ることになり、過労により妻を失う。以降、耕作を中沢家に預け、村の外で働いており、耕作とは数年来、顔を合わせていない。アニメ版の描写では、トマトのハウス栽培を行うも、豪雪のためハウスが倒れて失敗した描写になっている[注 9]
校條 創(めんじょう はじめ)
声 - 小山力也
過真鳥 継の実父。日本で最も成功した六次産業と言われている会社「ヘキサテクス」の社長。継とは家庭の事情から不仲であり、田茂農林高校へやって来た際に、継と野菜の売り上げ勝負をすることになる。
校條 KEIJIROU / スーパー農民K
過真鳥 継の叔父で、容貌は創とそっくり。指導営農士として、全世界で農業指導を行っている。継がメロン栽培で失敗した際に、ブラジャーを使うという奇策で解決した。その後、宇宙ステーションで農業を行う実験の指導のため、NASAへと向かう。

その他[編集]

姉小路 千草(あねこうじ ちぐさ)
飛騨アルプス農林高校の農業クラブ総大将。良田胡蝶のライバルで、彼女にも劣らないほどの巨乳の持ち主で、「姉小路乳房」と呼ばれる。時代劇がかった言葉づかいで話し、腰に日本刀を差している。共進会以降、良田と仲良くなった様子だが、携帯電話など最新の機器に疎いため、良田に毎日のように電話をかけ、毎週泊まりにやってきて、うんざりさせてしまう。
仙田 愛(せんだ あい)
宮本林太郎が「森ガール」として連れてきた少女。林太郎は前述の長谷川愛を林科で育成した結果と考えていたが、実は別人で、どこからか紛れ込んだ正体不明の野生児。「人間の言葉をほとんど理解できない狼少女」としえて警察に保護された。後に仙田泰之さん(81)に引き取られ、人間としての教育を受けて、立派な中学生になった様子で、片言だが日本語が喋れるようになった。後に体験入学で田茂農林高校へとやって来る。その際はかなりの美少女になっていた。言動もかなりまともになったが、林太郎と「こうび」したがり、彼を悩ませている。
中井(なかい)
長良川鉄道の運転士兼総務。ひとりで鉄道に乗って美濃田茂までやってきた工を、わざわざ農のところまで連れてきた親切な人。実在の人物(2014年3月17日付の著者のブログで紹介)。
群雲 りく(むらくも りく)
草壁ゆかと同じ事務所に所属しているアイドル。突如アイドルを止め、農業高校へと行ってしまった彼女を恨んでいる。外見はツインテールの美少女だが、実は男の娘(本名は村田陸)。
美濃田茂市長
第8巻時点で新市長として作中に登場。まだ20代で日本の市町村長として最年少[注 10]でイケメン。初登庁の際にベッキーに押し掛けられて、騒動となった。小学校の植樹祭で、カイヅカイブキの植樹阻止のための耕作らの横紙破りの行動にも理解を示し、度量を備えた人物である。
鷲尾 勲(わしお いさお)
岐阜県最大のスーパーマーケットチェーン「パローフーズ」の会長[注 11]。75歳。会社を一代で築き上げた。地元高校生の販売プランを聞く、「鷲尾プレゼン」という制度を設けているが、実は真の目的は自分の後継者となる人間を探すことであった。それにやって来た金上虎於の、常識はずれのプレゼンに打ち負かされ、パローの全てを差し出すかと思いきや、「我が社に入社しなさい。きみ自身の手で正しいことを証明しなさい」と切り返し、強さを見せつけた。
大森 純一(おおもり じゅんいち)
声 - 杉田智和
自称「大森流吹き矢術」の開祖にして、吹き矢の達人で、実習用の畑が猿に荒らされた際に捕獲のために継が呼び寄せた。実際はノージョブで、吹き矢はリア充を攻撃するために用いる。ちなみに吹き矢の筒は、アニメのポスター(テレビアニメ版第4話では本作と同じGA文庫のライトノベルを原作とする『這いよれ! ニャル子さん』のポスターが登場)を丸めたものを用いる。不審な行動からたびたび警察の御厄介になっている。
佐藤香苗(さとう かなえ)
声 - 三宅麻理恵
喪部山、田辺、虹原、山岸
声 - 木島隆一越田直樹バレッタ裕長岡晃広  

用語[編集]

岐阜県立田茂農林高等学校のモデルになった岐阜県立加茂農林高等学校。後述のテレビアニメ版でも使用されている。
岐阜県立田茂農林高等学校
岐阜県中濃地方にある架空の農業高等学校。通称は「のうりん」。明治45年創立で、100周年を迎える伝統校である。1学年5クラスで、それぞれA、B、D、E、Fという組に分かれている。組の名は学科に対応しており、A組は生産科学科、B組は生物工学科、D組は流通科学科、E組は造園学科、F組は林業工学科の英語の頭文字から取ったものであるため、C組は存在しない。A組は栽培専攻、畜産専攻に分かれているが、栽培は畜産専攻でも(飼料栽培として)行われているほか、他クラスでも多少は行われており、花卉栽培はE組の担当分野である。B組は学内きっての頭脳派集団といわれるが、F組は女性が多数派を占める校内においてほぼ男性ばかりのガテン系クラスであり、問題を起こした生徒には担任からの鉄拳制裁が下される。
学校のモデルは岐阜県立加茂農林高等学校。本作が縁で、作者は美濃加茂市図書館の講演会に講師として招かれた。
岐阜県のライバル校として、西濃地方の大餓鬼農林(岐阜県立大垣農業高等学校)、東濃地方の恵馬農林(岐阜県立恵那農業高等学校)、飛騨地方の飛騨アルプス農林(岐阜県立斐太農林高等学校)がある。
青田寮
学校の敷地内に設置される学生寮。かつては多数の生徒が入寮していたが、今では耕作たち5名の寮生が暮らすのみ。寮母の教師などはおらず、耕作が寮長を務める。
美濃田茂市
田茂農林高校が存在する市。モデルは美濃加茂市。外国人労働者の問題、大手企業の工場の撤退[注 12]、全国最年少の市長の誕生など、モデルとなった市と同じエピソードが多々盛り込まれている。
愛生村
耕作や農らの実家がある農村。限界集落に近く住民の多くが高齢者である。害に悩まされているため、住民は常にエアガンを携帯し、猿を威嚇している。
モデルは旧郡上郡相生村(後に市町村合併八幡町となり、現在は郡上市)。作中でも村の住民は郡上弁を話している[注 13]。作中の設定においては、愛生村は隣接町村との合併を拒否し、財政赤字に悩んでいるという描写になっている。また、作中の会話から農の父親を組合長の座から引きずり下ろす算段も村内の談合で行った様子であり[注 14]、農協についても広域合併がなされておらず、愛生村内だけの単協の様子[注 15][注 8]
その他の市町村
作中には、蟹市(可児市)、酒祝町(加茂郡坂祝町)、絵馬市(恵那市)、大餓鬼市(大垣市)、刀鎌市(多治見市 - 作者のデビュー作『らじかるエレメンツ』の舞台)など、実在地名をもじった、岐阜県下の架空地名が登場する。ただし、岐阜市高山市については、実際の地名で登場する。
長良川鉄道
美濃田茂市、愛生村などを沿線とする、第三セクター鉄道会社。現実に存在する企業名をそのまま用いている。零細企業であるため、総務担当者が列車の運転士を兼務している(少なくとも運転士資格を持つ人間が総務を担当しているのは、事実として著者のブログで紹介されている)。
美濃文田駅
長良川鉄道の美濃田茂市内の駅。モデルは美濃太田駅。テレビアニメ版では、作中の市名と同じ「美濃田茂駅」となっている。
愛生駅
長良川鉄道の愛生村内の駅。モデルは相生駅。現実の郡上市八幡町に存在する相生駅では、駅名標の住所が「岐阜県郡上郡八幡町」と旧地名表記だが、何故かテレビアニメ版ではそれがそのまま再現され、現実とも作中の設定とも矛盾する内容になっている。
マカダミアナッツ
動物愛護団体。田茂農林に押し掛け、動物虐待に抗議を行った。このため、良田は一時的に畜産への情熱を失う。代表のピーター・ワシントンは地球戦士(アース・ウォーリアー)を自称し、一般人が菜食主義者へ持つイメージから逸脱するほど肥え太っている。警察に逮捕された際は、取調室で出された牛丼を美味しく食べたとのこと。

既刊一覧[編集]

原作[編集]

白鳥士郎(著)/切符(イラスト)、SBクリエイティブ(旧・ソフトバンク クリエイティブ)〈GA文庫

  1. 2011年8月15日発売、ISBN 978-4-7973-6690-7
  2. 2011年11月15日発売、ISBN 978-4-7973-6811-6
  3. 2012年3月15日発売、ISBN 978-4-7973-6896-3
  4. 2012年8月11日発売、ISBN 978-4-7973-7135-2
  5. 2012年12月15日発売、ISBN 978-4-7973-7252-6
  6. 2013年4月15日発売、ISBN 978-4-7973-7336-3
  7. 2013年9月14日発売、ISBN 978-4-7973-7521-3
  8. 2014年1月10日発売、ISBN 978-4-7973-7657-9

漫画[編集]

『のうりん』
白鳥士郎(原作)/亜桜まる(作画)/松浦はこ(構成協力)/切符(キャラクター原案)、スクウェア・エニックスヤングガンガンコミックス
  1. 2012年8月10日発売、ISBN 978-4-7575-3688-3
  2. 2012年12月15日発売、ISBN 978-4-7575-3811-5
  3. 2013年4月15日発売、ISBN 978-4-7575-3947-1
  4. 2013年12月25日発売、ISBN 978-4-7575-4165-8
『のうりん プチ』
白鳥士郎(原作)/琴慈(作画)/切符(キャラクター原案)、スクウェア・エニックス〈ビッグガンガンコミックス〉
  1. 2014年1月16日初版発行、ISBN 978-4-7575-4198-6
『のうりん 野生 -ガイヤ-』
白鳥士郎(原作)/町田とし子(作画)/切符(キャラクター原案)、SBクリエイティブ
  1. 2014年3月25日発売、ISBN 978-4-7973-7658-6

ドラマCD[編集]

『ドラマCD のうりん』
HOBiRECORDS、2012年4月27日発売。

テレビアニメ[編集]

2014年1月から3月にかけて放送された。

アニメ化に際しては舞台のモデルとなった岐阜県美濃加茂市が市長・藤井浩人の応援メッセージ動画を配信[5]し、第1話の「宇宙最速上映会」も2013年12月21日に同市で開催された[6]。また、同市はEDにおいて製作協力としてクレジットされている。先行上映はアニメイト名古屋店・岐阜店でも23日に行われている。

キャストは2012年発売のドラマCDからの続投となる[7]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「秘密の扉から会いにきて」(第2話 - 第11話)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 太田雅友(First Call)/ 編曲 - 太田雅友(First Call)、EFFY(First Call)/ 歌 - 田村ゆかり
第1話、第12話はエンディングテーマとして使用。
エンディングテーマ
「も・ぎ・た・て♥フルーツガールズ」(第2話、第5話 - 第7話、第9話)
作詞 - 中野愛子 / 作曲・編曲 - 山口朗彦 / 歌 - 木下林檎(田村ゆかり)、中沢農(花澤香菜
「みのりのぞっこん未来予報♥」(第3話)
作詞 - 中野愛子 / 作曲・編曲 - manzo / 歌 - 中沢農(花澤香菜)
「ポニーテールの四十」(第8話)
作詞 - 中野愛子、水野大輔 / 作曲・編曲 - 水野大輔 / 歌 - ベッキー(斎藤千和
「君と*にゅう*DAY♡」(第10話)
作詞 - 中野愛子 / 作曲 - 藤本記子 / 編曲 - 福富雅之 / 歌 - 良田胡蝶(井上麻里奈
「コードレス☆照れ☆PHONE」(第11話)
作詞 - 中野愛子 / 作曲 - 谷正太 / 編曲 - 菊谷知樹 / 歌 - 木下林檎(田村ゆかり)
挿入歌「コードレス☆照れ☆PHONE」(第1話)
作詞 - 中野愛子 / 作曲 - 谷正太 / 編曲 - 菊谷知樹 / 歌 - 草壁ゆか(田村ゆかり)

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 原作巻
第1限 厨脳ラブストーリー 横手美智子 大沼心[注 16] 玉村仁
大沼心(ライブパート)
古川英樹、世良コータ
澤入祐樹・若山政志(ライブパート)
小野田将人[注 16] 第1巻
第2限 キング・オブ・ファーマーズ ワタナベシンイチ 小野田雄亮 若山政志、古屋けだま
おがわいちろを
古川英樹
第3限 スーパー姑大戦 実習篇 大地丙太郎 澤井幸次 さのえり、服部憲知
青木まり子
第4限 君が見せた笑顔 玉村仁 柴田志朗、崎口沙織
若山政志、藤原未来男
小野田将人
第5限 五人の四天農 ワタナベシンイチ いとがしんたろー 山村俊了、竹森由加
深沢謙二
古川英樹 第2巻
第6限 萌(めぐみ)の錬金術師 高山カツヒコ 二瓶勇一 佐藤光 北原章雄、ホン・ソクビョ
第7限 号泣サラダ 横手美智子 錦織博 福多潤 本田辰雄、佐藤麻里那
小林雅美
小野田将人 第2巻・第3巻
第8限 クッキングババ 高山カツヒコ 喜多幡徹 世良コータ、服部憲知
渡辺亜彩美、藤原未来男
古川英樹 第2巻 - 第4巻
第9限 学校の海パン ワタナベシンイチ 嵯峨敏 福島豊明、桜井木ノ実
池田竜也、山崎輝彦
西川雅史
第4巻
第10限 究極と至高の野菜対決! 横手美智子 千葉大輔 飯飼一幸、田中紀衣 小野田将人 第2巻・第3巻
第11限 あかるいのうそん 澤井幸次 若山政志、林進昱 古川英樹 第4巻
第12限 みんなののうりん 玉村仁
福多潤
玉村仁 服部憲知、深澤謙二
佐藤綾子、水野隆宏
小川浩司、世良コータ
櫻井司、山本周平
平田和也、澤入祐樹
山吉一幸、北原章雄
古川英樹
小野田将人
古川英樹

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
東京都 TOKYO MX 2014年1月10日 - 3月28日 金曜 25:00 - 25:30 独立局
愛知県 テレビ愛知 2014年1月11日 - 3月29日 土曜 26:20 - 26:50 テレビ東京系列
日本全域 dアニメストア 2014年1月12日 - 3月30日 日曜 12:00 更新 ネット配信
ニコニコチャンネル
ニコニコ生放送 日曜 23:00 - 23:30
兵庫県 サンテレビ 日曜 25:00 - 25:30 独立局
岐阜県 岐阜放送 日曜 26:20 - 26:50 原作者在住地・作品の舞台[注 17]
韓国全域 ANIPLUS 2014年1月13日 - 3月31日 月曜 24:00 - 24:30 CS放送IP放送
ケーブルテレビ
ネット配信
韓国語字幕あり
日本全域 BS11 月曜 24:30 - 25:00 BS放送 ANIME+
バンダイチャンネル 2014年1月17日 - 4月4日 金曜 12:00 更新 ネット配信
アニマックス 金曜 22:00 - 22:30 アニメ専門BS/CS放送 リピート放送あり
2014年1月18日 - 4月5日 土曜 22:30 - 23:00 [注 18]

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2014年4月9日 第1話 - 第2話 MFXN-0013 MFBN-0007
2 2014年5月2日 第3話 - 第4話 MFXN-0014 MFBN-0008
3 2014年6月4日 第5話 - 第6話 MFXN-0015 MFBN-0009
4 2014年7月2日 第7話 - 第8話 MFXN-0016 MFBN-0010
5 2014年8月6日予定 第9話 - 第10話 MFXN-0017 MFBN-0011
6 2014年9月3日予定 第11話 - 第12話 MFXN-0018 MFBN-0012

のうりんてぃーびぃー[編集]

テレビアニメの放送開始に先駆け、2013年7月より2014年4月までニコニコチャンネルにて応援番組『のうりんてぃーびぃー』が配信された。全12回。出演はバイオ鈴木役の大坪由佳とマネー金上役の東内マリ子で、両名が実際に農作業をして収穫を得るまでが描かれた。

webラジオ[編集]

TNRちゃんねる のうりんレディオ!!』のタイトルで2014年1月10日から3月28日までニコニコチャンネル・アニメイトTVにて配信されていた。隔週金曜更新。出演は畑耕作役の浅沼晋太郎

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 生まれ育ちは愛生村(郡上郡相生村がモデル)だが、郡上弁ではなく、東濃弁に近い。これは製作側の事情としては、多治見出身の著者が、自分の出身地の方言を用いたため。作中の設定としては、田茂農林に通う生徒が東濃弁を使う者が多いために、それに染まってしまったとのこと(2014年2月24日付の著者のブログより)。
  2. ^ 正式名称は「All Natural Lifescience Bio B-type」で、その頭文字を取って「アナルBB」と呼ぶ。
  3. ^ a b 上半身裸の耕作と継に、白い液体をかけて、その様子を撮影する。BLというよりガチホモとしか思えない漫画を描くなど、腐女子というレベルを超えた変態ぶりを示す。
  4. ^ 現在の日本の法律上、農業学校における酒類製造は合法である。もちろん20歳未満が飲用することは違法である。ただし作中ではミードが酒類であることは記述されず、強精剤であることが誇張されて記述された。
  5. ^ a b c テレビアニメでは割愛。
  6. ^ はせがわ機械が製造している。2014年現在は「与作III」にモデルチェンジしている。
  7. ^ 生計を立てるほどトマト栽培を行っている農家が、農協の組合長を常勤で兼務することは、現実にはほぼ不可能である。非常勤の組合長なら不可能ではない。
  8. ^ a b 作中の描写から、農の父親が組合長を務めた農協は、トマト販売の専門農協の可能性もある。
  9. ^ 現実には、トマト栽培用のビニールハウスは毎年ビニールを張り替えねばならず、豪雪で倒壊しても付け加えて骨組の出費が増えるだけであり、農業を断念するほどの深刻な損害ではない。
  10. ^ 現実に2013年に当選した美濃加茂市長:藤井浩人のプロフィールと同じである。
  11. ^ 実在する岐阜県最大のスーパーチェーンはバロー(Valor)である。また、テレビアニメ第10話では、これをもじった「Balor」という名のスーパーが登場する。
  12. ^ 作中の名前は、ソラー電機の子会社。現実の美濃加茂市では、ソニーの子会社のソニーイーエムシーエスの工場が2013年に撤退している。
  13. ^ ドラマCD版やテレビアニメ版における農の話す東濃弁は話者からの助言を得た正確なものであるのに対し、テレビアニメ版における郡上弁はイントネーションがかなり異なる。視聴者の理解を考慮した意図的なものである可能性もあるが、公式な発表はない。
  14. ^ テレビアニメ版では村長と組合長(農協なのかは言及なし)が陰口を叩いた程度であり、深刻な軋轢は描かれていない。
  15. ^ 現実には、中濃地域の農協は複数回の合併を経てJAめぐみのとなっている。
  16. ^ a b ライブパートを含む。
  17. ^ 2014年4月9日より水曜24時30分 - 25時0分にて再放送中。
  18. ^ スカパー!BS放送)、スカパー!プレミアムサービススカパー!プレミアムサービス光にて無料放送。

出典[編集]

  1. ^ ラノベ「のうりん」発売! 農業高校ラブコメ、ロゴは「けいおん!」に酷似”. アキバ総研. カカクコム (2011年8月10日). 2013年9月17日閲覧。
  2. ^ アニメ『のうりん』メインキャスト情報解禁! 浅沼晋太郎さんはじめ、田村ゆかりさん、花澤香菜さんら豪華声優陣が集結!!”. アニメイトTV. フロンティアワークス (2013年4月1日). 2013年6月2日閲覧。
  3. ^ 原作第4巻41ページより。
  4. ^ ドラマCD「のうりん」の方言は…”. GA文庫×HOBiRECORDSドラマCD製作日記. ホビボックス (2012年3月16日). 2013年9月17日閲覧。
  5. ^ 美濃加茂市長 応援コメント”. ニコニコ動画. ニワンゴ (2013年7月29日). 2013年9月17日閲覧。
  6. ^ 加茂農林高モデルの「のうりん」 アニメ第1話を上映”. 岐阜新聞 Web. 岐阜新聞社 (2013年12月22日). 2013年12月23日閲覧。
  7. ^ 「のうりん」がアニメ化、農業高校舞台のライトノベル、声優に浅沼晋太郎、田村ゆかりら”. アニメ!アニメ!. イード (2013年4月2日). 2014年1月29日閲覧。

関連項目[編集]

  • 長良川鉄道越美南線 - 劇中に登場。第4巻では宣伝ポスターが登場する。テレビアニメでは長良川鉄道が「製作協力」としてクレジットされている。

外部リンク[編集]