ねじの回転

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ねじの回転』(ねじのかいてん、The Turn of the Screw)は、ヘンリー・ジェイムズ中編小説1898年発表。怪談の形式をとっているが、テーマは異常状況下における登場人物たちの心理的な駆け引きであり、心理小説の名作として知られている。

内容[編集]

ある屋敷に宿泊した人々が、百物語のように一人ずつ怪談を語る。題名の「ねじの回転」はその中の「一ひねり利かせた話が聞きたい」という台詞からとられている。

そのうちの一人が、かつて自分の家庭教師だった女性からの手紙に書かれた体験談を読み始める。彼女はある人から彼の所有する屋敷での住み込み家庭教師(ガヴァネス[1]を頼まれる。所有者の甥と姪、それに家政婦と召使しかいないはずの屋敷で、彼女は着任間もなく正体不明の男を見かける。それは世にも恐ろしい体験の始まりであった。

本作に基づく作品[編集]

映画オペラバレエ等多数の作品がある。

脚注[編集]

  1. ^ 川本静子は「幽霊を見たガヴァネス」(『ガヴァネス(女家庭教師) ヴィクトリア時代の〈余った女〉たち』中公新書 1994 のちみすず書房)で当時の<余った女>たちの心理を考察している。