にしゃんた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

J.A.T.D.にしゃんた
J.A.T.D.にしゃんた

J.A.T.D.にしゃんたJ.A.T.D. Nishantha1969年7月18日 - )は、山口県立大学准教授、博士(経済学)。多民族共生人権教育センター理事、京都府名誉友好大使、タレント

スリランカ生まれ。2005年10月5日に日本国籍を取得。本名は、ジャヤシンハ・アーラッチラーゲー・トシタ・デーワップリヤ・ニシャンタ。「ニシャンタ」とは、スリランカの言葉で『静夜』を意味する。京都をこよなく愛し、住む。

目次

[編集] 来歴

1987年、高校生の時にボーイスカウトの一員として初来日。これをきっかけに7万円とスリランカからの片道航空券を手に17歳で日本へ留学。商学経営学を学びたいという思いと、武道にも強く興味を持った。

立命館大学在学中は、出演した弁論大会を総なめし、『弁論大会荒らし』の異名をもった。卒業式では経営学部総代として和服姿で臨んだ。壇上で“宙返り”のパフォーマンスを演じ、大南正瑛総長が大きな拍手する等の会場を沸かせ、そのタレントぶりを発揮した。

名城大学で修士号(商学)、龍谷大学で修士号(経済学)、2003年に博士号(経済学)を取得。コロンボ大学学長のW.D.ラクシュマン(スリランカ経済)、龍谷大学の中村尚司(地域自立経済学)、鶴見良行(民際学)や田中宏(在日外国人論)に師事した。2001年には、在日外国人に対して多言語で情報を発信する目的の携帯電話ポータルサイト「@nippon」運営を目的に株式会社グローバルコンテンツを立ち上げ、初代の代表取締役になる。

2002年より山口県立大学助教授。「国際経済論」「アジアの経済」「地域実習」などを担当。日本で学んでスリランカに持って帰るはずの経済学を日本の次世代に教える。

人びとはこのグローバル時代を人間らしく豊かに生きていくためには、現代の唯一と化している経済至上主義の価値基準を脱し、例えば「循環性」「多様性」や「関係性」などの新たな価値観に個々人が目覚める必要がある。狭き学問の枠踏みを超え、そして「国際」ではなく「民際」に基いた温もりのある関係性の構築の必要性を謳う。国家のみに頼るのではなく多元的な自己の持ち合わせこそが人間としての己の成長を促し、現代を生きるカギであるなど。「教育」や「人権」などのあらゆる分野において講演などを行なう。人生の前半は親日国のスリランカで、後半が日本の都会や地方の両方で生活して肌で感じたことなどをユーモアたっぷりに京都弁交じりの流暢な日本語で主張している。

ライフワークとして「民際交流」、「共生社会つくり」や「日本再発見」などをキーワードに活動を行っている。

[編集] 学歴

  • 1993年3月、立命館大学経営学部卒業(学部総代)
  • 1995年3月、名城大学大学院商学研究科修士課程修了(商学)
  • 1996年3月、龍谷大学大学院経済学研究科修士課程修了(経済学)
  • 2001年3月、龍谷大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学
  • 2003年3月、龍谷大学より博士号(経済学)を取得

[編集] 著書

  1. 『留学生が愛した国・日本』単著,2002年5月16日,現代書館
  2. 『Japanese Management in Sri Lanka 』reality or wishful thinking,単著,2005年4月,Karunaratne & sonsSri Lanka.
  3. 「国際化時代における日本の経営学教育への提言―スリランカと日本のはざまで」『外国人教授が見たニッポンの大学教育:これでいいのか経営学の教え方・学び方』単著,2003年9月,中央経済社。
  4. 『The Distant Neighbors』「Japanese style of Management in Sri Lanka」単著,2003年5月,Sri Lanka Association of Economics.
  5. 「隣国スリランカと日本への期待」単著,2003年11月,『未来経営』フジタ研究所。
  6. 『日本的経営は海を越えられたか!?』単著, 2006年2月,ふくろう出版。
  7. 『スリランカからのことづけ』共著(ビデオ作品),2005年3月,One-Asia・Hot-Heart。

[編集] 論文

  1. 「The Adoption of Japanese System of Management in Business out side Japan: The Case of Sri Lanka」,単著,2002年3月31日提出済,博士論文(龍谷大学)。
  2. 「スリランカにおける日系企業の経営-平等主義の日本的経営は階層社会に通用するか-」単著,1998年10月,『経済学論集―龍谷大学』38巻,第2号。
  3. 「スリランカ日系企業における従業員の意識」単著,1999年6月,『経済学論集―龍谷大学』39巻 第1号
  4. 「スリランカ日系企業の経営に関する考察-日本人駐在員に対するアンケート調査を中心に-」単著,2000年3月,『経済学論集―龍谷大学』39巻,4号(民際学特集)
  5. 「Japanese Style of Management and its Possibilities of Internationalization」単著,2000年7月,『経済学論集―龍谷大学』40巻,第1号
  6. 「 Liberalization and FDI in a Small Country - The case of Sri Lanka -」単著,2000年8月『経営学論集―龍谷大学』40巻,第2号
  7. 「Problems and Prospects of Investment in a Small Economy: The Case of Japanese Investments in Sri Lanka」単著,2001年12月,『経済学論集―龍谷大学』第41巻,3号
  8. 「Comparative Studies of International Management The case of Management Culture in Sri Lanka」単著,2004年2月『山口県立大学国際文化学部論集』10号
  9. Japanese-style Human Resource Management in Sri Lanka-The Case study of Usui Lanka (Pvt.) Ltd.,単著,2004年3月『経済学論集-龍谷大学』43巻4号
  10. 「Japanese-style Human Resource Management in Sri Lanka―The Case study of Noritake Lanka (Pvt.) Ltd.,単著,2006年3月,『山口県立大学国際文化学部紀要』第12号
  11. 「Possibility of internationalization of Japanese Style of Management to Asia-research Review」,単著,2005年3月『山口県立大学国際文化学部紀要』第11号
  12. 「『共生を求められた日本の国際化の課題』-スリランカから帰化した者の民際的な視点で-」,単著,2007年3月『山口県立大学国際文化学部紀要』第13号

[編集] そのほか

  1. 「日本的経営の海外移転の限界と日本企業側の要因」単著,2002年5月『アジア経営研究』第8号
  2. 「日本における外国籍住民生活実態調査と地域の課題について-異文化間ネットワークの必要性について」 共著,2004年2月『山口県立大学国際文化学部論集』10号
  3. 「『TSUNAMI現場から日本へことづけ』―在日の被災地出身者の走り書き記録―」単著,2006年3月『山口県立大学国際文化学部論集』12号
  4. 「スリランカ内戦と解決のための日本の役割」単著,2007年3月『山口県立大学国際文化学部論集』13号

[編集] 学会発表

  1. [スリランカにおける日本的経営に移転可能性について]単,1998年6月,アジア経営学会西部部会(於龍谷大学)
  2. [スリランカの経済開発における外国直接投資]単,1998年10月,国際開発学会全国大会(於龍谷大学)
  3. [スリランカ日系企業の労務管理に関する考察]単,1999年11月,アジア経営学会全国大会(於龍谷大学)
  4. [日本的経営の海外移転の限界と日本企業側の要因―スリランカの調査を通して―]単,2001年10月,アジア経営学会全国大会(於立命館大学)
  5. [日本におけるエスニックビジネスの可能性について―現状展望及び社会の壁―]単,2001年10月,工業経営研究学会全国大会(於龍谷大学)
  6. [異文化の中の日本的経営」単,2005年7月2日,日本国際文化学会
  7. [スリランカから日本へのことづけーツナミから学ぶ」共,2005年10月3日,日本南アジア学会
  8. [スリランカから日本へのことづけー(続編)」共,2006年10月7日,日本南アジア学会

[編集] そのほか

  1. 「信仰を支えに心は前向き」 単著 2006年4月29日 『朝日新聞』
  2. 「市民レベルの支援期待」 単著 2006年4月30日 『朝日新聞』
  3. 「真の支援 人材育成急の」 単著 2006年1月17日 『中国新聞』
  4. 「被災地に温もり伝える」 単著 2006年1月24日 『中国新聞』
  5. 「心豊かな学問教えたい」 単著 2006年1月31日 『中国新聞』
  6. 「こころもからだもぽっかぽか」 単著 2006年2月7日 『中国新聞』
  7. 「挨拶は暮らしの潤滑油」 単著 2006年2月14日 『中国新聞』
  8. 「学べる幸せかみしめて」 単著 2006年2月21日 『中国新聞』
  9. 「手に持たぬ美学 和の心」 単著 2006年2月28日 『中国新聞』
  10. 「会話弾めば心にも栄養」 単著 2006年3月7日 『中国新聞』
  11. 「国渡り歩く若人を応援」 単著 2006年3月14日 『中国新聞』
  12. 「異郷学ぶ絶好の教科書」 単著 2006年3月28日 『中国新聞』
  13. 「平仮名表記で問題提起」 単著 2006年4月4日 『中国新聞』
  14. 「くせで再認識する己」 単著 2006年4月11日 『中国新聞』
  15. 「愛情感じ違いを楽しむ」 単著 2006年4月18日 『中国新聞』
  16. 「心豊かな母国では不要」 単著 2006年4月25日 『中国新聞』
  17. 「歴史に埋もれた[功績]」単著,2006年5月2日『中国新聞』
  18. 「若者よ世界へと羽ばたけ」単著,2006年5月9日『中国新聞』
  19. 「New Comer」から見た「Old Comer―忘れられた国際人―」単著,2000年8月『百色百光』第3号
  20. 「国際化の裏で根強い外国人差別」単著,1998年8月27日 『朝日新聞』
  21. 「いくら国際交流を重ねても」単著 1998年12月3日 『朝日新聞』
  22. 「留学生しか歓迎しないの」単著 1999年3月18日 『朝日新聞』
  23. 「途上国の人に冷たい対応」単著 1999年5月13日 『朝日新聞』
  24. 「マイノリティーに法の光を」単著 1999年7月15日 『朝日新聞』
  25. 「本名のまま生きる韓国人三世の友人」 単著 1999年10月15日 『朝日新聞』
  26. 「国際交流は盛んだが、企画は日本人向け」単著 1999年12月3日 『朝日新聞』
  27. 「変な『異文化理解』身近な人と共生を」 単著 2000年1月28日 『朝日新聞』
  28. 「暮らしにくい日本外国籍の子支援を」 単著 2000年3月31日 『朝日新聞』
  29. 「留学生は管理の対象なの?」 単著 2000年6月16日 『朝日新聞』
  30. 「中国に残る日本侵略のつめ跡」 単著 2000年10月13日 『朝日新聞』
  31. 「武士道精神に欠ける戦後補償」 単著 2000年12月15日 『朝日新聞』
  32. 「外国人にも印鑑なぜ強要?」 単著 2001年2月13日 『朝日新聞』
  33. 「携帯電話が壊れても一大事」 単著 2001年3月23日 『朝日新聞』
  34. 「片言の外国人は『怪しいもの』?」 単著 2001年7月13日 『朝日新聞』
  35. 「友よ、『先見の明』ある君に敬服」 単著 2001年9月21日 『朝日新聞』
  36. 「いつまで?脱亜入欧」 単 著 2001年9月21日 『朝日新聞』
  37. 「病気で知る共生の道のり」 単著 2002年1月11日 『朝日新聞』
  38. 「しかることを忘れた学校」(新世界が見えてくる大阪) 単 著 1998年8月23日 『産経新聞』
  39. 「踏み台にせず真の交流を」(新世界が見えてくる大阪) 単 著 1999年3月14日 『産経新聞』
  40. 「外国人の人権にも関心を」 単著 2000年4月22日 『読売新聞』
  41. 「ツナミ 貧しい漁民直撃」 単著 2006年4月28日 『朝日新聞』
  42. 「アジアが求めるニッポン~次世代からのメッセージ~ 他,単著,1998年10月等,NHK衛星第1等
  43. 「京町家風☆にしゃんた」単著,2001年11月16日『 NHK-DIG 』(近日出版予定)

[編集] 学会及び社会における活動等

  • 京都府名誉友好大使 (現在に至る)
  • 京都ユースホステル協議会評議員 (現在に至る)
  • 関西留学生新聞 編集委員長 (2003年迄)
  • 全国空手連盟京都府審判員 (現在に至る)
  • 全国空手連盟京都府指導員 (現在に至る)
  • 京都立誠空手道場 主宰 (現在に至る)
  • NPO One-Asia (one-asia.com)主催 (現在に至る)
  • 日本国際文化学会 (現在に至る)
  • 日本経営学会会員 (現在に至る)
  • アジア経営学会会員(現在に至る)
  • 国際開発学会会員 (現在に至る)
  • 工業経営研究学会会員(現在に至る)
  • 関西留学生新聞 編集委員長 (2003年迄)
  • 全国空手連盟京都府審判員 (現在に至る)
  • 京都市基本構想等審議会審議員 (2001年3月迄)
  • 京都市外国籍市民施策懇話会 懇話員 (1999年3月迄)
  • (特別非営利組織)多文化共生センター理事 (2004年迄)
  • 21世紀京都市幕開事業企画委員会 企画・実行委員 (2000年5月迄)
  • 特定非営利活動法人:OSAKAすいた国際交流芸術文化協会 設立代表者
  • (特別非営利組織)多文化共生センターきょうと代表 (2003年)
  • 多民族共生人権教育センター理事 (現在に至る)
  • 献血ルーム一日所長(京都:2007年11月5日)
  • 「にしゃんた献血友の会」発足 (2007年)
  • 京都府消防応援団 団員 (2008年~)

[編集] 主な出演番組

  • NHK衛星第1 『BS討論 アジアが求めるニッポン~次世代からのメッセージ?』パネラー
  • NHKテレビ 『とっておき関西』ひるどきDIGスペシャル司会進行
  • NHKテレビ 『とっておき関西』ゆうがたDIGスペシャル司会進行
  • NHKテレビ 『まるごと関西』 (大人の遠足)レポーター
  • NHKラジオ 『フレッシュ・トーク』『関西ラジオ夕刊』『関西ラジオワイド』等
  • 毎日放送テレビ 『あつまりーな大阪』 リポーター(特番)等
  • テレビ大阪 『??? (はてな)』レギュラーリポーター等
  • 読売テレビ 『日本縦断旅:有馬温泉編』総司会等
  • 関西テレビ関西テレビ☆京都チャンネル葵祭』コメンテーター、レポーター、『紅葉生中継』レポーター等
  • NHKテレビ『ぐるっと関西』(大人の遠足)レポーター、コメンテーター
  • KBS京都『ダルコロ』メインパーソナリティー
  • KBS京都・関西テレビ☆京都チャンネル『京都!ちゃちゃちゃっ』コメンテーター
  • KBS京都・関西テレビ☆京都チャンネル『おもしろ京都検定』コメンテーター
  • KBS京都・他『桑原征平のおもしろ京都検定』ゲスト・回答者
  • J-com 『ごきげんちゃんぷる』メイン パーソナリティー等
  • 関西テレビ『京都グルメナイト』司会進行
  • 関西テレビ『極上・京都グルメガイド』司会進行
  • 関西テレビ☆京都チャンネル『京都グルメナイト』司会進行
  • 関西テレビ☆京都チャンネル『極上・京都グルメガイド』司会進行
  • 朝日放送『おはよう朝日です』レポーター等
  • ラジオ大阪『桂九雀のワイワイじゃーなる』等
  • 山口朝日放送ほっと土曜日』(生放送レポーター)等
  • 映画 『いちげんさん』
  • 映画 『地球のへそ』

[編集] 賞罰

  • 1989年10月 ボーイスカウト指導者ウッドバッジ
  • 1989年12月 日本語能力検定試験1級
  • 1994年 3月 講道館柔道初段
  • 1994年 2月 日本拳法二段
  • 1997年10月 全日本空手連盟指導員免許取得
  • 1997年10月 全日本空手連盟公認四段
  • 1998年10月 全国空手連盟京都府審判員
  • 2004年10月 国際化推進特別感謝状(京都市自治記念式典において京都市の国際交流及び多文化共生への貢献に対して表彰)
  • 2001年 6月 新世紀かがやき交流賞 (京都府開庁記念日記念式典において代表を務める多文化共生センターきょうとの地域における多文化共生に関する社会貢献に対して受賞)
  • 1992年 3月 第2回京都府留学生スピーチコンテスト「自由題」 最優秀賞
  • 1992年12月 京都市国際交流会館主催・外国人による日本語弁論大会 「国際化と京都への提案」 最優秀賞
  • 1993年 9月 第14回留学生の主張日本語による在日留学生弁論大会(全国大会)「21世紀への提案」最優秀賞
  • 1995年11月 龍谷大学留学生別科10周年記念第6回 「日本語弁論大会」「はじめの一歩」 最優秀賞
  • 1995年11月 第20回 関西地区外国人留学生による「日本語弁論大会」「世界の民族問題」 最優秀賞
  • 1997年11月 第18回神戸市長杯バイリンガルスピーチコンテスト(日・英―全国大会)「平和を考える-ラグビー・フィフティーンに捧げる」 最優秀賞
  • 1995年6月 名古屋内外学生センター主催 第9回「アルバイト体験発表論文」「心の豊かさを求めて」 最優秀賞
  • 1997年12月 京都内外学生センター主催 第1回「アルバイト体験発表論文」「真の国際交流とは」 最優秀賞*1998年5月 内外学生センター主催全国大会「アルバイト体験発表論文」(全国大会)「真の国際交流とは」 最優秀賞
  • 1998年12月,京都市自治100周年記念『 京都元気大賞 』(全国大会-応募者8500作品)「三条大橋」最優秀賞

[編集] 外部リンク