なんでんかんでんフーズ

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なんでんかんでんフーズ株式会社
種類 株式会社
設立 1987年7月8日
法人番号 7290001018865 ウィキデータを編集
代表者 川原 浩史
関係する人物 川原 浩史(創業者)
外部リンク http://www.nandenkanden.tokyo(日本語)
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株式会社なんでんかんでんフーズは、東京都を中心に博多ラーメン店「なんでんかんでん」を運営している企業である。代表取締役社長は川原ひろし

概要[編集]

1987年7月8日、川原ひろし(川原浩史)が、東京都世田谷区羽根木環状7号線沿いに豚骨ラーメン店「なんでんかんでん」を開店した。店名は、元々博多弁で「なんでもかんでも」という意味で、開店時に店名をどうするか同級生に相談したところ「そげな名前なんて、なんでんかんでんよかろうもん」と返答されたことに由来する[1]

本場・博多の濃厚な豚骨ラーメンを出す店として繁盛し、東京に豚骨ラーメンを根付かせ、ラーメンブームの一端を担った店として知られている[2][3]

また、海苔に印刷をした「プリントのり」をラーメンにのせており[1]、公式サイトでは「プリントのり」は株式会社大政の代表、大島政則となんでんかんでんの共同開発した特許商品と紹介している。なんでんかんでんと大政は関連会社となっており、川原ひろしは神奈川県横須賀市で大政の関連会社セレモニーサポートオンリーワンが経営する葬祭場の理事となっている。

専用駐車場の廃止、迷惑駐車、交通渋滞、また近隣住民の反対等の問題もあって2012年11月6日に本店が一時閉店した。閉店後、2013年2月に新店舗をオープンさせるとしていたが[4]、その後の動きはなかった。川原が後に明らかにしたところでは、渋谷区幡ヶ谷の高層ビルに移転する予定がほぼ決まっていたが、スープの仕込み時に出る匂い対策として換気扇を設置するのに500万円かかることが判明し、結局取りやめになったという[5]。本店の閉店を機に問い合わせが複数あったことから、義兄が経営していた金沢店を核としたフランチャイズ展開にも進出したが、2015年までに全店舗を閉店している[6]

その後2016年を目途にちゃんぽんを中心とした業態で再開するとしていたが[7]、再開には至らず、2017年時点では川原が個人的に付き合いのある店(ラーメン専門店ではない)でメニューの一つとしてラーメンを販売するにとどまっていた[8]

2018年9月に高円寺駅南口に再オープンした[9]。なおスープは、仕込み時の悪臭に配慮して店舗ではなくセントラルキッチンで仕込んだものを使う方式に変更した[5]。 2020年1月17日から渋谷肉横丁に移転したが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け6月に閉店した。2021年12月に西新宿店をオープン。

脚注[編集]

関連図書[編集]

  • 『博多ラーメン なんでんかんでんの作り方』(川原ひろし著 日経BP社 1999年 ISBN 482224136X

外部リンク[編集]