なんこ

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なんことは、日本語の単語。それぞれ以下の意味がある。

  • 一般的には、物の数を指す「いくつ」を意味する言葉。→ 何個
  • 遊戯・賭博の一種。「ナンゴ」ともいう。
    • 碁石小石もしくは細かに折った杉箸などを握り相手に差し出してその人に数を当てさせる遊戯。「ナンコ遊び」。あるいは、鹿児島県、宮崎県に伝わる酒席でのお遊び。10cmほどの木の棒数本を使って、お互いの手の中にある本数を当てる遊び。→薩摩拳を参照。
    • 一文銭を握り、相手に丁か半かを当てさせる博戯。
  • 鍋料理の一種。→なんこ鍋を参照。

参考文献[編集]

  • 『広辞苑』〈岩波書店〉(いくつ、遊戯の一種・以下2種類の意味まで)
  • 増川宏一・著『物と人間の文化史 40-Ⅲ 賭博Ⅲ』〈法政大学出版局〉
  • 伊藤拓馬・著『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』〈立東社〉