ながてゆか

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ながて ゆか7月16日 - )は、日本漫画家。女性。愛知県出身。茨城大学教育学部美術科卒業[1]。「凶刃」で講談社新人漫画賞に入選し、デビュー。代表作は『週刊少年マガジン』(講談社)に連載された「TENKAFUBU 信長[2]」。劇画調の画風が特徴。

2015年3月連載開始の『ギフト±』よりナガテ ユカのペンネームを使用。以降、作風によってペンネームを使い分けるとしている。

略歴[編集]

大学在学中には約半年間、漫画家のアシスタントを務めていた[1]。大学卒業直後に連載開始した[3]「TENKAFUBU 信長」は、結果的に約2年間の連載となった。次の連載作品「PEAK」は短期で終了。

その後スランプに陥り[3]、機会があって2003年からニューヨークに留学した。現地での漫画家活動のためのビザの取得が困難だったため[4]、2006年に帰国。再び日本での漫画家活動を再開し、『週刊コミックバンチ』にて「北斗の拳」のトキを主人公にしたスピンオフ作品「銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝」(原案:武論尊原哲夫)の連載を始めた。

作品リスト[編集]

漫画[編集]

  • 凶刃(1995年、週刊少年マガジン新人漫画賞入選、読み切り)
  • TENKAFUBU 信長(『週刊少年マガジン』1996年23号 - 1998年6号連載。マガジンKC刊、全9巻)
  • PEAK(原作:横山秀夫 『週刊少年マガジン』2000年35号 - 49号連載。マガジンKC刊、全2巻)
  • 銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝(原案:武論尊原哲夫 『週刊コミックバンチ』2007年39号 - 2008年52号、バンチコミックス刊、全6巻)
  • やいばのした(『週刊コミックバンチ』2009年52号、読み切り)
  • 蝶獣戯譚(『週刊コミックバンチ』2010年21・22合併号 - 2010年39号連載。バンチコミックス刊、SPコミックスより新装版、共に全2巻)
  • ミサキの境界線(ボーダーライン)(『週刊漫画ゴラク』2011年2月4日号、読み切り)
  • 蝶獣戯譚II(『コミック乱』2011年5月号 - 2013年7月号連載。SPコミックス刊、全5巻)
  • SILENCER(原作:史村翔ビッグコミックスペリオール』2012年16号 - 2014年9号。ビッグコミックス刊、全4巻)
  • 蜂とロシアン・ルーレット(『ビッグコミックスペリオール』2015年3号、読み切り)
  • ギフト±(『週刊漫画ゴラク』2015年4月3日号[5] - 2022年9月2日号[6]、ニチブンコミックス刊、全26巻、「ナガテユカ」名義[5]

イラスト[編集]

  • 愛される資格(作:樋口毅宏 週刊ポスト連載)

脚注[編集]

  1. ^ a b 2006年3月5日付作者ブログ”. 2008年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月12日閲覧。
  2. ^ 版元である講談社のWebサイト上でも、"TENKA" と "FUBU" の間にスペースを入れて "TENKA FUBU" と綴るような表記ゆれが存在する。
  3. ^ a b 2006年2月22日作者ブログ(2)”. 2008年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月12日閲覧。
  4. ^ 2006年2月22日作者ブログ(1)”. 2008年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月12日閲覧。
  5. ^ a b “ながてゆかがペンネーム変更しゴラクで新連載、「銀牙伝説 赤目」は完結”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年3月20日). https://natalie.mu/comic/news/141437 2022年8月19日閲覧。 
  6. ^ “ナガテユカ「ギフト±」ゴラクで完結、臓器売買の闇をめぐる社会派ミステリー”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年8月19日). https://natalie.mu/comic/news/490268 2022年8月19日閲覧。 

外部リンク[編集]