どですかでん

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どですかでん
監督 黒澤明
脚本 黒澤明
小国英雄
橋本忍
原作 山本周五郎季節のない街
製作 黒澤明
松江陽一
出演者 頭師佳孝
音楽 武満徹
撮影 斉藤孝雄
編集 兼子玲子
配給 日本の旗 東宝
公開 日本の旗 1970年10月31日
上映時間 126分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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どですかでん』は、黒澤明監督による1970年公開の日本映画。原作は山本周五郎の小説『季節のない街』。黒澤映画初のカラー作品である。

概要[編集]

赤ひげ』以来、5年ぶりの監督作品である。この間、『トラ・トラ・トラ!』の監督降板騒動などで神経を削ったこともあってか、本作ではそれまでの三船敏郎とのコンビによる重厚な作品路線から一転、貧しくも精一杯生きている小市民の日常を明るいタッチで描いている。

日本の映画のスタッフとキャスト表示は、白黒時代は冒頭ですべてを表示し、エンディングは「終」のみ表示(黒澤映画では『赤ひげ』まで)。カラー時代は冒頭で一部のみ表示し、エンディングですべてを表示する(黒澤映画では『デルス・ウザーラ』から)フォーマットが基本である。本作はカラー映画ながら、白黒時代の表示フォーマットを使用しており、両時期の過度的なスタイルと言える。

撮影は東京都江戸川区南葛西の1万坪もあるゴミ捨て場で、廃材を使って行われた。当時のシナリオには、黒澤自身の手による、画家のマルク・シャガール風の、死んだ乞食の子供が天に昇っていく絵コンテが描かれている。

当時の興行成績は明らかな失敗で、黒澤は以後『デルス・ウザーラ』を挟んで10年間にわたって、日本映画界の中心から遠ざかることになる。

企画・製作にある「四騎の会」とは、黒澤、木下惠介市川崑小林正樹の4人からなる芸術家集団で、邦画低迷の時代に4人の力を合わせてこれを打開しようとの意図で結成されたが、うまく機能せず、製作映画は本作と『化石』(1975年、小林正樹監督)に留まった。

脚本家・俳優の宮藤官九郎は、本作を「すべての映画で一番好き」と語っている[1]

あらすじ[編集]

とある郊外の街の貧しい地域。六ちゃんと呼ばれる少年は、学校にも行かず毎日近所の空き地に出かけては、他人には見えない電車を運転し、その電車の音を「どてすかでん」という擬音で表現している。当人は自分が運転手だと本気で信じ込んでいるようで、それを母親は、息子が精神に異常をきたしたと思い嘆くが、六ちゃんは母親の頭のほうがおかしいと考えている。内職職人の良太郎は、妻が浮気性なため子供をたくさん背負っているが、自分をほんとうの父ちゃんだと子供たちが思えばそれでよいと考えている。穏やかな性格の島さんは、会社の同僚を家に連れてくるが、無愛想な妻の文句を言われて激怒する。乞食の父親は、いつも息子に夢想話を語っている。平さんは物静かで謎の多い人物。街の長老・たんばさんは、家に押し入った泥棒に金を恵む。

ここに暮らす人たちは、変わった人ばかりである。六ちゃんはその中で電車を走らせ、日は暮れてゆく。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「いまなんつった?」より

外部リンク[編集]