田麩
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田麩(でんぶ)は、魚肉または畜肉加工品のひとつ。佃煮の一種。日本では魚肉を使うことが多く、一部では「力煮(ちからに)」ともいう。中国や台湾では豚肉を使うことが多いが、鶏肉、牛肉を使うものもある。
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[編集] 伝説
京のあたりの貞婦が病気で食の進まない夫のために、うぶすながみの諭しにしたがって、土佐節を粉にして、酒と醤油とで味をととのえ、供したところ、夫の食欲は進んで病気もなおった。そして自分でも試み、人にもわけたのが初めであるという。
もしこれが事実となんらかの関係があるとすれば、おそらく、田麩のおこりはカツオであろうという。
[編集] 名称
中国語では、肉の繊維をほぐして、ふんわりさせたものであることから、「肉鬆」(ロウソン、ròusōng)と呼ぶのが一般的。台湾語では、「肉酥」(バッソー)または「肉脯」(バッフー)と呼ぶ。
[編集] 魚肉による作り方
三枚におろした魚をゆで、骨や皮を取り除いた後、圧搾して水気をしぼってから焙炉にかけてもみくだき、擂り鉢で軽くすりほぐす。 その後、鍋に移して、酒・みりん・砂糖・塩で調味し煎りあげる。
鯛などの白身魚を使用したものに食紅を加えてピンク色に色付けすることもある。ピンク色のものは、その色から桜でんぶと呼ばれる。
[編集] 食べ方
日本ではご飯に振りかけるほか、ちらし寿司や巻き寿司の具とする。
中国ではお粥に乗せる事が多いが、卵焼きに混ぜ込むこともある。
台湾では、おにぎりや「蛋餠」と呼ぶ野菜なしのお好み焼きのようなものに入れることが多い。惣菜パンの具のひとつにもなっている。

