てんこ盛り
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てんこ盛り(天こ盛り、てんこもり)とは、食器などに食べ物を堆く(うずたかく、盛り上がって高く)盛ること。また、その様子、その盛ったもの。山盛り、てこもりと同義。転じて(よくプラスイメージの)ものが豊富にある様子を「〜がてんこ盛り」と言ったりする。食べ物を普通より多く盛ることは大盛りという。
マンガで登場するご飯は茶碗や丼などの食器にこのような状態で盛られている事も多く見られ、一部では「マンガ(漫画)盛り」と呼ばれたりする事もある。デカ盛りも同義語として扱われる事がある。
てんこ盛りの「てんこ」は元々漢字で「天骨(てんこつ)」と書く言葉が略されたもので、山頂や空の上の方を意味する方言として北陸から関西、中国、四国地方に見られる。また、「てっこ」や「てっきょ」などといった変化形は西日本だけではなく群馬や福島でもみられる。そこから転じて「天骨盛り(てんこ盛り)」とは「山の頂点の様に堆く盛り付けられている」という様子を意味するようになった。
なお現在では「天骨」という言葉は生まれつきの人となりや天性、生まれつきの才能や器用さやそれが備わっている様を意味する。「天骨ない(てんこちない)」とは「思いがけない」「とんでもない」と言う意味の近世語である。
てんこ盛りに似た言葉に天盛りがある、これは酢の物、和え物、煮物などにのせて料理へ彩りや香りを添えたりする海苔、生姜、胡麻、木の芽などを意味する。この料理は誰も手をつけていない印として客に対するもてなしの意を表すともいう。もちろん天盛りがてんこ盛りにされる事は普通はない。