ぢたま(某)

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ぢたま(某)
2008年、Chibi Japan Expoにて
2008年、Chibi Japan Expoにて
生誕 ????5月6日[1]
日本の旗 日本愛知県稲沢市
職業 漫画家
活動期間 1994年 -
ジャンル 一般向け漫画
成人向け漫画
代表作 『聖なる行水』
まほろまてぃっく
ファイト一発! 充電ちゃん!!
kiss×sis
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ぢたま(某)(ぢたま ぼう、男性、“(某)”の部分は本来は「○に某」。)は、日本漫画家愛知県稲沢市出身。

概要[編集]

名城大学法学部出身。初期は成人向け漫画のフィールドで活躍していた。

1996年(平成8年)に刊行した『聖なる行水』が話題となり、当時は「おしっこ漫画家」と評されていた。旧来、緒図乃真朋作品など漫画の作中の濡れ場において女性キャラの失禁放尿が数多く描写されるケースは珍しくなかったが、放尿行為そのものを物語の中核に置いた『聖なる行水』は業界を震撼させた。

2000年代に入ると、作画を担当した『まほろまてぃっく』がアニメ化されたことで、一般向け漫画での知名度も上がり、青年向けエロコメの『kiss×sis』は2004年の初掲載から約17年にもおよぶ長期連載となった。

もともとアニメーター志望で絵の勉強をしていたとのことで、『まほろまてぃっく』の第1期アニメ化の時、原作4巻のカバー下4コマでカミングアウトしたところ、第2期でスタッフの厚意で原画に参加した。また、アニメ『これが私の御主人様』でも原画として参加している。

その少女漫画然とした絵柄や作風のため、女性作家と間違われることもあるが、『好きだけど好きだから』新装版のあとがき部分では、本人の写真とともに女性説があがったことに対して苦笑ととれる感想を述べている。また『まほろまてぃっく』関連のイベントではまほろのコスプレをした複数のコスプレイヤーたちに囲まれ、舞台上で記念撮影に応じている。

kiss×sis〜ゼロから始めるラジオ〜』にて、都合(締め切りに追われていたため)により参加を見送った際、「かわいい女の子のおしっこしている姿を見るのは好きですか? 俺は3度の飯より大好きです! っていうか、おかずです!(中略)出だしは元気よく(笑)」といったメールを送った。届いたメールはあまりの内容から司会者(『kiss×sis』担当者)が困惑、朗読を引き受けた若月Rikoも引く中、一字一句違わずに読みあげられ会場は失笑した。

現在は埼玉県に在住。既婚で二人の娘がおり、ウェブコミック『父ちゃんはいつも仕事場』(コミック・ダンガン連載中)でネタにしている。

作品リスト[編集]

成人向け漫画[編集]

  • 『好きだけど好きだから』(司書房1995年8月25日第1刷発行、成年指定ISBN 4-88725-057-6、本体874円+税)
  • 『聖なる行水』(ワニマガジン社1996年6月1日初版発行、成年指定、ISBN 4-89829-195-3、本体505円+税)
  • 『nothing but…、』(司書房、1997年7月25日第1刷発行、成年指定、ISBN 4-8128-0045-5、本体857円+税)
    • 新装版(ティーアイネット、2000年2月10日初版発行、成年マークなし、ISBN 4-88774-010-7、本体924円+税)
  • 『気分2(きぶんきぶん)』(ティーアイネット、1999年11月15日初版発行、成年指定、ISBN 4-88774-000-X、本体924円+税)
  • 『気分2(きぶんきぶん)2』(ティーアイネット、2001年3月16日初版発行、成年指定、ISBN 4-88774-033-6、本体924円+税)
  • 『SuperLovePotion』(ティーアイネット、2005年12月2日初版発行、成年指定、ISBN 4-88774-171-5、本体924円+税)

一般向け漫画[編集]

漫画(作画担当)[編集]

ゲーム(原画)[編集]

アニメ[編集]

アシスタント経験[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『別冊ヤングマガジン』で連載される以前に2004年『ヤングマガジン』8号にて読切り作として掲載されている。

出典[編集]

  1. ^ ぢたま(某) (@ditamabow) - X(旧Twitter)
  2. ^ 本人単行本『nothing but…』(司書房)P140

関連項目[編集]

外部リンク[編集]