たらこ

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たらこ
たらこ、生[1]
100 g (3.5 oz)あたりの栄養価
エネルギー 586 kJ (140 kcal)
炭水化物 0.4g
- 食物繊維 0g
脂肪 4.7g
- 飽和脂肪酸 0.71g
- 一価不飽和脂肪酸 0.81g
- 多価不飽和脂肪酸 1.28g
タンパク質 24g
水分 65.2g
ビタミンA相当量 24 μg (3%)
- βカロテン 0 μg (0%)
ビタミンB1 0.71 mg (55%)
ビタミンB2 0.43 mg (29%)
ビタミンB3 49.5 mg (330%)
パントテン酸(ビタミンB5 3.68 mg (74%)
葉酸(ビタミンB9 52 μg (13%)
ビタミンB12 18.1 μg (754%)
ビタミンC 33 mg (40%)
ビタミンD 4 μg (27%)
ビタミンE 7.1 mg (47%)
ビタミンK 0 μg (0%)
カルシウム 24 mg (2%)
鉄分 0.6 mg (5%)
マグネシウム 13 mg (4%)
リン 390 mg (56%)
カリウム 300 mg (6%)
塩分 1800 mg (78%)
亜鉛 3.1 mg (33%)
コレステロール 350mg
 %はアメリカにおける成人向けの
栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

たらこ(鱈子)とは、タラ卵巣魚卵)であり、「明太子(めんたいこ)」とも呼ばれる。広義にはマダラ(真鱈)も含むが、一般にたらこと呼ばれるものは、スケトウダラ(スケソウダラ)の卵巣を塩漬けにしたものを指すことが多い。主な産地は北海道など。

目次

[編集] 概要

そのまま食べるほか、加熱して焼きたらことしたり、おにぎりの具材やお茶漬けの具、あるいはイカと和えて酒肴としたりなど、和食全般にわたり使用されるポピュラーな食材である。また、たらこスパゲッティの具ともなり、加熱すると食感が変わる。

塩分およびコレステロールが高い。ビタミンA、ビタミンB3(ナイアシン)が豊富に含まれる。主な成分は水分約65%、たんぱく質28.5%、脂質1.7%。ときどき表面に暗緑色のしみがあるものがあるが、これは胆汁である。

別称、「紅葉子(もみじこ)」(北信越、北海道地方)。

「明太子」はそもそもたらこを示す言葉である。「スケトウダラ」を示す中国語「ミンタイ」が語源であり、周辺地域の朝鮮語では「ミョンテ」(明太)、ロシア語では「ミンタイ(минтай)」と呼ぶタラの子という意味の言葉である。

[編集] 歴史

明治36年頃、北海道で不振であったマダラにかわってスケトウダラの漁が発展したことから卵の加工が始まり、その影響でたらこが普及するようになったと言われている。その後は日本全土に広まり、現在日本では北海道白老町虎杖浜が一番有名な産地となっている。2006年にはたらこを使用した加工食品のCMソングとして「たらこ・たらこ・たらこ」がリリースされた。

[編集] 生産

排他的経済水域設定以後は海域の規制により日本産原料が減ったが、1993年ベーリング海の自主的操業中止以降はアメリカロシアより冷凍原料を買い入れる。現在の日本産の原料はたらこ原料の10%程度に減産。主に北海道日本海沿岸では、延縄漁によって漁獲され、太平洋・オホーツク海では、刺し網・定置網漁で漁獲される。 延縄での釣り漁法で漁獲される「釣り物たらこ」はたいへん希少であり、市場で安定的に出回ることはまずない。

タラコ(生、100g中)の主な脂肪酸の種類[1][2]
項目 分量(g)
脂肪総量 4.7
脂肪酸総量 2.8
飽和脂肪酸 0.71
一価不飽和脂肪酸 0.81
多価不飽和脂肪酸 1.3
18:2(n-6)リノール酸 0.017
18:3(n-3)α-リノレン酸 0.006
20:4(n-6)アラキドン酸 0.039
20:5(n-3)エイコサペンタエン酸(EPA) 0.039
22:6(n-3)ドコサヘキサエン酸(DHA) 0.6

[編集] 主要産地

  • 宮城県 石巻市 - 遠洋漁業の基地である石巻漁港周辺には水産加工品業者が多数立地し、特にかつてはたらこ加工生産量は日本一の町であった。
  • 虎杖浜 - 日本屈指のたらこ加工地。テレビなどの通販番組でも、「虎杖浜産のたらこ」として扱うなどブランド化。「虎杖浜たらこ」は地域団体商標として当該事業組合が特許庁より登録査定をうけている。

近年漁獲の減少により、虎杖浜地区で生産されるたらこは輸入冷凍卵の扱いも多いが、地物主体の加工業者また輸入もの主体の加工業者とすみ分けが出来ている。

  • 北海道日本海沿岸 - スケソウダラの一本釣りにより傷みが少ない良質な「釣りたらこ」。少量生産のため価格は高め。

[編集] 添加物

使用されることのある添加物には次のようなものがある。

[編集] 加工食品

辛子明太子とたらこの販売比率は7:3程度[要出典]で、たらこを唐辛子漬けに加工した辛子明太子の市場が多いとされる。

[編集] 辛子明太子

「辛子明太子」の生産と消費が多い福岡市をはじめとした西日本の一部地域では唐辛子を使わない、本稿で説明している「たらこ」を示す言葉として、辛子明太子とは明確に使い分けられている。「辛子明太子」の事を指して「明太子」という言葉として使われる場合があるが、元々たらこを示す言葉としての「明太子」が使われない地域において、お土産としてメジャーになった「辛子明太子」がもたらされるうちに、その「辛子明太子」の略称として「明太子」という言葉が全国的に広がっていった物と考えられている。

[編集] たらこのCM

[編集] たらこから名づけられたもの

[編集] 脚注

  1. ^ a b 五訂増補日本食品標準成分表
  2. ^ 五訂増補日本食品標準成分表 脂肪酸成分表編
  3. ^ 製品により「調味料(アミノ酸等)」と記載されるが、このアミノ酸はグルタミン酸を指すと考えられる。

[編集] 関連項目

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