たかなみ (護衛艦・2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
JS Takanami at SDF Fleet Review 2006 a.jpg
艦歴
発注 1998年
起工 2000年4月25日
進水 2001年7月26日
就役 2003年3月12日
要目
排水量 基準 4,650トン
満載 6,300トン
全長 151m
全幅 17.4m
吃水 5.3m
機関 IHILM2500ガスタービン 2基
川崎スペイSM1C 2基
2軸推進、60,000PS
最大速 30ノット
乗員 175名
兵装 54口径127mm単装速射砲 1門
Mk15 MOD12 高性能20mm機関砲(CIWS) 2基
90式艦対艦誘導弾 (SSM-1B)4連装発射筒 2基
Mk41 VLS 32セル
3連装短魚雷発射管(HOS-302) 2基
電子装置 OPS-24B 対空レーダー
OPS-28D 水上レーダー
OPS-20 航海レーダー
81式射撃指揮装置2型-31B 2基
OQS-5 ソナー
OQR-2 曳航ソナー
NOLQ-3 電波探知妨害装置
Mk137 チャフ発射機 4基
搭載機 SH-60J / K 哨戒ヘリコプター 1/2機
横須賀基地にて

たかなみローマ字JS Takanami, DD-110)は、海上自衛隊護衛艦たかなみ型護衛艦の1番艦。旧海軍夕雲型駆逐艦高波」、あやなみ型護衛艦たかなみ」に続き日本の艦艇としては3代目。

艦歴[編集]

「たかなみ」は、中期防衛力整備計画に基づく平成10年度計画4,600トン型護衛艦2239号艦として、住友重機械工業追浜工場で2000年4月25日に起工し、2001年7月26日に進水、その後、住友重機械工業浦賀工場で艤装ののち、2003年3月12日に就役、第1護衛隊群第5護衛隊に編入され、横須賀に配備された。

2004年8月9日テロ対策特別措置法に基づき、護衛艦「きりしま」、補給艦はまな」と共にインド洋に派遣。同年12月まで任務に従事する。帰路の最中にスマトラ島沖地震の発生を受け、国際緊急援助隊派遣法に基づいてタイに派遣され、遺体収容を行い(自衛隊タイ派遣)、2005年1月11日に帰国した。

2007年5月4日から30日までシンガポール海軍主催のWPNS(西太平洋海軍シンポジウム)多国間海上訓練に参加。

2008年3月26日、護衛隊改編により第2護衛隊群第6護衛隊に編入された。

2009年10月13日に、大湊基地所属の第4護衛隊群第4護衛隊「DD-155 はまぎり」と共に、第3次派遣海賊対処行動水上部隊を編成、ソマリア沖へ向けて出発し、11月7日から翌年2月20日まで34回計283隻の船舶を警護して、2010年3月18日に帰国した。

2011年3月11日東北地方太平洋沖地震発生を受けて海上自衛隊の先陣として東北沖へ急派され、翌12日午後宮城県石巻港近くの岸壁に孤立していた幼稚園児11人を含む135人を救助し、2万余名の被災者に対して食糧供与及び生活必需品の輸送を行った。初動においてレスキュー フロム ザ・シーを実践した海自唯一の部隊である[1][2][3][4]

同年10月11日には第10次派遣海賊対処行動水上部隊として「DD-111 おおなみ」と共にソマリア沖・アデン湾へ向けて横須賀基地を出航し、翌2012年3月12日に帰国した[5]

2014年7月15日、第19次派遣海賊対処行動水上部隊として「おおなみ」と共に横須賀基地からソマリア沖・アデン湾に向け出航した[6]9月25日、アデン湾においてNATO軍と共同訓練を実施、デンマーク海軍 戦闘支援艦「ESBERN SNARE(エスベアン スナーレ)」とともに通信訓練 、戦術運動、立入検査訓練等を行った[7]10月16日にはEU海上部隊と共同訓練を実施、イタリア海軍 駆逐艦「ANDREA DORIA(アンドレア・ドリア)」とともに同様の訓練を行った[8]

現在、第2護衛隊群第6護衛隊に所属し、定係港は横須賀である。

歴代艦長[編集]

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
後藤大輔 2003.3.12 - 2004.2.5
2 高橋政則 2004.2.6 - 2005.3.31
3 藤村栄次 2005.4.1 - 2007.3.25 海上幕僚監部援護業務課 護衛艦隊幕僚
4 恒益俊春 2007.3.26 - 2009.3.24
5 澤口和彦 2009.3.25 - 2010.8.9 ゆうべつ艦長 作戦情報支援隊作戦情報第1科長
6 米丸祥一 2010.8.10 - 2012.3.29 防衛大学校 舞鶴海上訓練指導隊船務航海科長 佐世保地方総監部監察官 1等海佐
7 下野善彦 2012.3.30 - 2013.7.31 誘導武器教育訓練隊研究室長 護衛艦隊司令部
8 上田裕司 2013.8.1 - 護衛艦隊司令部

その他[編集]

  • 2010年9月4日・11日放送のタモリ倶楽部で当艦の装備や艦内の設備等が特集され、当時の艦長や副長ほか多数の乗組員が出演した。
  • 浦賀船渠で最後に建造された艦船でもある。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

外部リンク[編集]