さらば愛しき女よ
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『さらば愛しき女よ』(さらばいとしきひとよ、Farewell, My Lovely)は、アメリカの作家レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説。1940年刊。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズの第2作目。
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あらすじ [編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
刑務所から出てきたばかりの大男マロイは、別れた恋人ヴェルマを探しに酒場を訪ねるが、そこで再び殺人を犯してしまう。現場に居合わせたフィリップ・マーロウは、姿を消したマロイと、ヴェルマを探し始める。
登場人物 [編集]
- フィリップ・マーロウ
- ムース・マロイ
- 身長2メートル近い大男で、腕っ節が強い。ムース(moose)はヘラジカを意味する。銀行強盗で8年間オレゴン州立刑務所に服役する。恋人のヴェルマ・ヴァレントを探してセントラル・アヴェニューの黒人専用のレストラン兼賭博場「フロリアンズ」に立ち寄り、殺人を犯す。
- ヴェルマ・ヴァレント
- ジェシー・フロリアン
- 白人専用のナイトクラブ「フロリアンズ」の元経営者マイク・フロリアンの妻。マーロウはヴェルマの情報を求めて彼女の元を訪れる。不潔で自堕落な生活を送り、アルコール中毒でもある。
- リンゼイ・マリオット
- アン・リオーダン
- 元ベイ・シティー警察署長の一人娘。フリーライター。
- グレイル婦人
- ジェームズ・アムサー
- 霊能力者。
- セカンド・プランティング
- 体臭の強いインディアン。
- ソンダボーグ
- レアード・ブルーネット
- ナルティー
- 七十七番通り分署の刑事部長。
- ランドールロサンゼルス中央警察署殺人課の警部補。
- ジョン・ワックス
日本語訳 [編集]
- 清水俊二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1956年3月
- 清水俊二訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 1976年4月
- 村上春樹訳 早川書房 2009年4月 - タイトルは『さよなら、愛しい人』
映画化 [編集]
The Falcon Takes Over(1942年)
- 1942年の映画“The Falcon Takes Over”は、ファルコンという冒険家を主人公とする映画シリーズの3作目であるが、そのプロットはこの小説に基づいている。
ブロンドの殺人者(1944年)
- 1944年に『ブロンドの殺人者』(Murder, My Sweet)というタイトルで映画化された。タイトルが小説の原題から変更されたのは、恋愛映画と間違われないようにするためとされる。
さらば愛しき女よ(1975年)
- 1975年には原題通りの『さらば愛しき女よ』(Farewell, My Lovely)というタイトルで2度目の映画化がされている。
ゲーム [編集]
- フリューよりニンテンドーDSにて『超名作推理アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ』というタイトルでゲーム化された。途中の選択によって本筋とは違うストーリーを見ることも可能。フィリップ・マーロウの声はものまねタレントの山本高広が担当。2009年5月28日発売。
関連項目 [編集]
- 清水義範:『主な登場人物』でこの作品の「主な登場人物」一覧から勝手にストーリーを作ろうとした。
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