さぶ (雑誌)
『さぶ』は、サン出版が1974年 - 2002年、日本で出版していたゲイ雑誌である。
[編集] 概説
SMを中心とした雑誌『アブハンター』増刊号として1974年11月に創刊。当初3号まで隔月発行であったが、1975年6月号(4号)より月刊化された。創刊編集長は櫻木徹郎。
日本で出版された男性同性愛者向け雑誌としては薔薇族に続く存在。雑誌の嗜好性は『薔薇族』とは異なり、漢・野郎・SM・硬派感などのハードコア路線を打ち出していたため「兄貴系」と言われ、「男性同性愛者=角刈りに褌、色黒でガチムチ、マッチョ」という固定観念を生み出すきっかけとなった。創刊初期は、表紙絵は初期は「さぶ」の名付け親でもある三島剛、1989年後半から木村べんが担当。イラスト、グラビア、メイトルーム(文通欄)、小説、読者投稿で構成されていた。イラストは、巻頭に三島剛、巻末に林月光がカラー絵巻として掲載していた。
創刊以来、数回の紙面刷新を行っているが、1990年代後期から新興のゲイ雑誌(『G-men』や『Badi』など)に押され発行部数が減少した為、2002年2月号をもって休刊。通算で323号発行、他に増刊号も発行されている。
[編集] 影響
前述の固定観念が広まったことで、『タモリのボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)では、「さぶが登場する投稿ネタ」がよく披露されていて、一時はゲイ以外の知名度も高かった。
また、1990年代、『岸谷五朗の東京RADIO CLUB』(TBSラジオ)内で放送された『米米CLUBの十分天国略して十天』では、カールスモーキー石井演じる「新宿のさぶ」と言う新宿二丁目のゲイキャラクターが登場。
かつて技術評論社から刊行されていたパソコン雑誌『The BASIC』が「ざべ」という略称で親しまれていたことから誌名を『ざべ』に変更したところ、「さぶ」と間違われて書店のアダルト本コーナーに陳列されたという逸話がある[要出典]。