さくらシュトラッセ
| さくらシュトラッセ Sakura Strasse |
|
|---|---|
| ゲーム | |
| ゲームジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
| 対応機種 | Windows2000/XP/Vista |
| 発売元 | ぱれっと |
| 発売日 | 2008年1月25日 |
| レイティング | 18禁 |
| キャラクター名設定 | 不可 |
| エンディング数 | 4つ+バッドエンド1つ |
| セーブファイル数 | 110 |
| 画面サイズ | 800×600ドット フルカラー |
| キャラクターボイス | 主人公以外 |
| CGモード | あり |
| 音楽モード | あり |
| 回想モード | あり |
| メッセージスキップ | 既読/全文 |
| オートモード | あり |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
『さくらシュトラッセ』(Sakura Strasse)は、2008年1月25日にぱれっとより発売された18歳未満購入禁止のパソコン用ゲームソフト(アダルトゲーム)、および作品の舞台となる架空の地名。略称は『さくラッセ』。ファンディスク『さくらんぼシュトラッセ』が2008年8月29日に発売(同月開催の「コミックマーケット74」にて先行販売)。
2007年4月21日に、ぱれっと公式ウェブサイトとエンターブレイン刊行の月刊アダルトゲーム雑誌「TECH GIAN」6月号付録小冊子にて初公開された。同年8月17日の「コミックマーケット72」では、ぱれっとブースにて登場キャラクターの描かれたバスタオルやタンブラー、テレカ下敷きセットが販売され、購入者には「さくらシュトラッセ ぱれ本 特別号」と「各キャラクタースティックポスター」が配布された。同年12月29日の「コミックマーケット73」では72とは異なるバスタオル、タンブラーが出展された。
ぱれっとの第7作目にあたる作品であり、制作スタッフは第5作『もしも明日が晴れならば』(もしらば)と同一(原画:くすくす、シナリオ:NYAON、音楽:樋口秀樹、BURTON)。ただし、第6作『えむぴぃ』の原画を描いたたまひよも一部イラストを担当している。『もしも明日が晴れならば』は重くシリアスな内容だったのに対し、本作は明るいコメディ風の作品である。「さくらシュトラッセ」と呼ばれる通り沿いにある洋食レストラン「かもめ亭」を舞台としたファンタジー系恋愛アドベンチャーゲームで主要なヒロインの数は4人。
なお、全ヒロインエンドをクリアすると、タイトル画面が変わり、さらにおまけとして「全キャラの立ち絵ギャラリー」と「メインヒロイン4人+クラウディア・クリスの声優フリートーク」を観賞できる。
目次 |
[編集] タイトル
Strasseはドイツ語で「道、通り、街路」を表す語で英語のstreet(ストリート)に相当する。ただし発音は正確には「シュトラッセ」ではなく「シュトラーセ」が近い。また、タイトルロゴマークの下部に書かれているEine Liebesgeschichte in "Sakura Strasse"(アイネ・リーベスゲシヒテ・イン・サクラ・シュトラーセ)は和訳すると「さくら通りの恋物語」となる。なお、この表示は発表当初Eine Liebegeschichte in "Sakura Straße"となっていた。(Liebesgeschichte「恋物語、恋愛話」の語中のsが足りず、Strasseがßを用いたドイツ語本来のStraßeという綴り。)
[編集] 商品特典
予約特典としてゲーム中の音楽を収録したサウンドトラックが付属され、メーカー公式ウェブサイトでの通信販売特典としては、ラジオ番組「ほめられてのびるらじおPP」さくらシュトラッセ特別編を収録したCDが付属。また、ソフマップとメッセサンオーではそれぞれ登場ヒロインの「マリー」「ルゥリィ」が描かれたベッドシーツが付属された。
[編集] あらすじ
ある港街の片隅にある小さな商店街に「さくらシュトラッセ」と呼ばれる通りがありました。
その通りの一角にある洋食屋「かもめ亭」の長男として生まれ育った少年「綾瀬春美」は、ここ1年ほど親元から離れ、遠くの街で働きながら1人暮らしをしていました。
しかし、父が他界した後1人で店を切り盛りしていた母親が倒れました。幸い命に別状はないものの、暫くの間は入院生活をつづけなければならなくなりました。
柱を失った「かもめ亭」を守る為、春美は3代目オーナーシェフとして出発することを決意しましたが、まだ料理人として未熟な彼ではお客様達の満足を得るには至りませんでした。
努力を重ねたものの、一向に状況が改善しない春美の前にドイツ人の女の子、マリーが現れます。一生懸命で、気立てが良くて、料理が上手でしたが、実は彼女は魔女だったのです。
[編集] 登場人物
[編集] メインキャラクター
- 綾瀬 春美(あやせ はるみ)
- 本編の主人公であるハンサムな少年。かもめ亭(Restaurant Möwe)の3代目オーナーシェフを務める。実の母親は物心付く前に他界、初代オーナーシェフだった父親も交通事故で亡くしている。さくらシュトラッセのある海辺の街「美園市」の「美園学園」に通っていたが、1年前にプロの料理人を目指すべく学園を中退し、遠く離れた都会のホテルの厨房で働いていた。
- 2代目オーナーシェフである育ての母親「美咲」が倒れたことを知ったあと、それまでの勤務先を辞め、亡き父親の形見でもある「かもめ亭」を継ぐことを決意する。料理することは好きだがまだまだ経験が浅く、料理人としての実力は両親に比べ6割ほどしかない。そのため客たちを満足させられずにいる。
- 「春美」という自分の名前が女っぽいことが気に入っていない。向上心や責任感が強く、喜怒哀楽の変化も大きいほうだが、やや偏屈で素直でないところがあり、相手に優しい言葉をかけることが苦手。無類の巨乳好き。また、子供の頃にひっかかれた経験から、猫も大の苦手である。
- マリー・ルーデル(Marie Rudel) 声:佐本二厘
- ドイツからはるばる箒に乗ってやってきた魔法使いの少女。母国の田舎にある魔女の村のしきたりに従えないことから家族と喧嘩し、そのまま家出をして日本にやってくる。美園市の海岸沖付近を箒で飛んでいたところを航空自衛隊のF-15J戦闘機二機に発見されてしまい不審飛行物体とみなされ、バルカン砲で銃撃され交戦状態(なお現実的に言えば箒と人間ではレーダーを照射されても反射しにくく、一般航空機と比べても遙かに小さい為発見する方が至難の業である。また、必ず威嚇発砲を行う)となった際、図らずもその内の一機を撃墜してしまった(パイロットはベイルアウト(射出座席により脱出をした模様であるが、その後の生死には触れられておらず、不明))。その機体が、都会から帰郷し「かもめ亭」へと向かうべく、美園市海岸の道路をバイクで疾走していた春美のすぐそばに墜落。瀕死の重傷を負い、右腕が切断されてしまった春美の体をこっそり魔法で治療するも、完治させることは叶わなかった。その後、生活費がなく日本で宿もとれず、春美の体を治すために魔法をかけ続ける必要があるとの理由から、「かもめ亭」にて住み込みで働くことになる。
- 明るく朗らかな性格の美少女で瞬く間に街の人気者となるが、極度の照れ屋でもあるため必要以上に注目されることを避けたがる。趣味は漫画やアニメを観ることで、特に『まじかるまりん』という魔法少女アニメがお気に入り。
- 店では春美の調理補助を担当する。もともと料理は得意なほうではあるが、最初のうちは魔法を使って店の料理を作っていた。その料理は作る時間がほとんどかからず、味も一級だったため客からの評判は良かったが、後に春美にそのような方法は邪道だと指摘されたため、それ以来厨房内での魔法使用は自粛している。
- 自分が魔女であるという事実は、春美以外の「かもめ亭」関係者や街の住人には内緒。魔女としての力を使うときには、肌の露出度の高い黒い装束を着て、つばの広い三角帽子を被った姿に「変身」する。ちなみに、この服はとある友人から誕生日プレゼントとして渡されたものらしい。本人はあまり着るのは本意ではないが、プレゼントされたものだからしぶしぶ着ている。
- 「ルーデル」という姓は、ドイツ人っぽい姓が良いとのスタッフの意見と、件のF-15とのドッグファイトから(シーンは企画段階から存在)他候補として「リヒトホーフェン」「ハルトマン」があったが、語呂が悪く見送られた。[1]
- ^ さくらんぼシュトラッセ内、スタッフコーナーより
- 綾瀬 優佳(あやせ ゆうか) 声:風音
- 春美の義理の姉。春美からは「ゆー姉」と呼ばれる。母が倒れたことを知り、それまで通っていた大学(商学部)を休学して本格的に店の手伝いをすることになる。年上であることをいいことに、何時間も説教をしたり春美を暴力的にこきつかうことが多いが、近所の人々によれば「弟を溺愛している」とのこと。春美やマリーと違って料理が全くできないので、店ではフロアチーフと経理を担当する。(学生時代の調理実習で作ったものが産業廃棄物として処分された程。)かもめ亭の実質的な支配者であり、優佳の鶴の一声には誰も逆らえない。酒盛りが大好き。友人ともよく飲み明かすこともある。
- 声を担当した風音自身がぱれっと提供のラジオ番組『ほめられてのびるらじおPP』内等で「守銭奴」キャラとして確立されたためか、本編中にも優佳がお金を数えて喜ぶシーンがある。
- 里村 かりん(さとむら かりん) 声:桜川未央
- 春美の幼馴染の少女で美園学園の生徒。春美とは赤ん坊の頃の公園デビューで知り合ったらしく、春美曰く「究極に腐ってる縁」。春美のことを「みーくん」、自分のことを「ボク」と呼ぶ。無邪気で子供っぽい性格でこの年になっても春美と一緒に入浴しようとするほどである。好物はハンバーグとオレンジジュース。かもめ亭では以前からウェイトレスとしてアルバイトをしていた。食い意地が張っており、仕事中にも食べ物をねだることが多い。学園での学業成績は悪く、補習や追試の常連。
- 黒板にチョークで描くイラストは本物により近いほど上手く、かなりの腕前。だが、本人にはその自覚がない。
- ルゥリィ(Lulli) 声:井村屋ほのか
- マリーの使い魔として一緒に日本にやってきた小柄な少女。クールで可愛げがなく、やけに偉そうな態度をとり何を考えているのかわからない。本来は猫で、マリーの魔法によりいつでも変身できる能力を持つだけでなく、猫と会話することもできる。最初は春美やマリーたちが働くのをただ見物しているだけだったが、後に自らもかりんと同じウェイトレスとなる。ウェイトレスとしてはかなり頼れるが、無表情なのが玉に瑕。
- 猫らしくカマンベールチーズとホットミルクが好物。彼女自身のある目的により、魔女の村を飛び出したマリーに対して日本行きを提案したのはルゥリィである。犬が苦手で盲導犬でも駄目。ドライヤーも苦手である。
- 公式ウェブサイト上にて実施されたキャラクター人気投票において一位となったことを記念し、キャラクターグッズ化が企画され、抱き枕が作成された。
[編集] サブキャラクター
- クラウディア・クレメント(Claudia Clement) 声:一色ヒカル
- マリーと同じ村の出身である魔女で、彼女の姉弟子に当たる。マリーとは逆に非常識なまでの目立ちたがり屋。悪魔を崇拝しており、闇の秘密結社をもって世界征服を行うのが目的らしい。露出度の高い魔女の服を一般人の前でも堂々と着用している。姉弟子ではあるが、魔法の実力はマリーの方が上で、勝負すると常に黒焦げになって敗北する。
- 金欠の状態をいいことに、かもめ亭にクリスと共にツケで毎日食事しにくる。ただし精算した例が無く、優佳とはその件や「いい歳して独り身」という同族嫌悪もあって犬猿の仲。
- クリストフ・クレメント(Cristof Clement) 声:青葉りんご
- クラウディアの弟。物腰が柔らかくとても礼儀正しい上、女の子と見間違うほどの美少年。しかし気が弱い性格のため、姉の下僕のように扱われている。日本にやってきたマリーを探すよう魔女の村の長老に命じられたが、その旅に姉のクラウディアも無理やり付いてきてしまった。通常「クリス」と呼ばれる。女の子と間違われやすい為、春美と気が合う。
- 実は一族の決めたマリーの婚約者だったが、本人達にその気は無く、日本の学校に通ううちにクラスメートの女の子(瑠璃子)と恋仲になる。
- 綾瀬 美咲(あやせ みさき)声:本山美奈
- 優佳の母親で、春美にとっては義母に当たる女性。7年前に春美の父と再婚した。もとは春美の父の一番弟子であり、彼の死後「かもめ亭」の2代目シェフとなった。全ての肉親を失った春美を優佳同様大切に育てた。過労により倒れ、現在一ヶ月の入院中。
- 『さくらんぼシュトラッセ』では退院して再びかもめ亭のメインシェフを務めている。
- 小野寺 早希(おのでら さき)声:桃井いちご
- 「かもめ亭」の常連客である女性。優佳とは以前学園でクラスメイトだったことから親友同士。さくらシュトラッセことさくら通り商店街の一帯を所有する地元の名家の娘であり、料理に対する評価は厳しい。
- 江口さん
- 「かもめ亭」の隣に店を構えるパン屋「ベーカリーエグチ」の店主である中年男性。「かもめ亭」に毎日調理用のパンを仕入れている。美人で優しい美咲に憧れを持つ。
- 高橋さん
- 「かもめ亭」の常連客の一人である男性。職業は漫画家で、そこそこ人気があるらしい。春美やかりんにとっては幼い頃から良く遊んでくれた「近所のお兄さん」的存在。ルゥリィのような小さくて可愛い女の子に目がない。
- 実は『まじかるまりん』の原作者で、マリーにサインをねだられるシーンもある。
- 唯
- 高橋の担当女性編集者。高橋と打ち合わせのため「かもめ亭」によく来店する。
- 長老 声:氷室百合
- マリー達の村の長老。マリーの祖母で、マリー、クラウディアの魔法の師匠でもある。
- 瑠璃子 声:桃井いちご
- クリスの学校のクラスメートの女の子。サブキャラとして名前が判明するのはルゥリィシナリオのみだが、一部の共通イベントでも登場する。おませで耳年増な女の子で、クリスと恋仲になる。
- びすまるく
- ルゥリィシナリオで登場する子猫。拾ってきたルゥリィは、最初ある歴史上の人物を名前につけようとしていたが「危なすぎる」と春美の反対に逢い、この名前にした。
- まりん
- マリーの好きな架空の魔法少女アニメ『まじかるまりん』に登場する魔法少女。ぱれっとの第6作『えむぴぃ』で原画を務めたたまひよによってデザインされている。
- アリス
- 『まじかるまりん』に登場するもう一人の魔法少女。まりんのライバル。
- かりんパパ 声:小池竹蔵
- 『さくらんぼシュトラッセ』かりん追加シナリオに登場。かりんの父親。この親にしてこの娘ありと言いたくなるバカ親で、かりんを溺愛しており春美を敵視している。
- かりんママ 声:葉村夏緒
- 『さくらんぼシュトラッセ』かりん追加シナリオに登場。かりんの母親。夫や娘に比べれば常識人だがやはりかりんとの血縁を思わせる天然な所がある。春美には好意的で暴走する夫をたしなめる役。美咲とも仲が良い。
[編集] 制作スタッフ
- 原画 - くすくす
- シナリオ - NYAON
- 音楽 - BURTON、樋口秀樹(Tynwald music)
- 主題歌ボーカル - WHITE-LIPS、橋本みゆき
- 本編OP曲「秘密レシピ」
- 作編曲:鈴木マサキ、歌・作詞:橋本みゆき
- 本編ED曲「Little Riddle」
- 作詞・作曲・編曲:樋口秀樹、歌:WHITE-LIPS
- 本編挿入歌「Rat-a-tat」
- 編曲:影家淳、作曲:BURTON、歌・作詞:橋本みゆき
- 本編挿入歌「四葉のクローバー」
- 作詞・作曲・編曲:樋口秀樹、歌:WHITE-LIPS
- 『さくらんぼシュトラッセ』OP曲「glorious days」
- 作詞:橋本みゆき、作曲・編曲:鈴木マサキ、歌:橋本みゆき
- 『さくらんぼシュトラッセ』ED曲「Puzzle」
- 作詞・作曲・編曲:樋口秀樹、歌:WHITE-LIPS
- 本編OP曲「秘密レシピ」
- プロデューサー - 近藤真樹
[編集] サウンドトラック収録曲
Disc1
- 01 秘密レシピ
- 02 碧眼の異邦人
- 03 春には澄んだ風を
- 04 太陽と景色
- 05 魔女の使い魔
- 06 今日も今日とて悪巧み
- 07 戦闘区域
- 08 出会いのとき
- 09 Orange Juice
- 10 かもめ亭にようこそ!
- 11 夕暮れの時間
- 12 ディナータイム
- 13 夜の風に
- 14 賑やかな時間
- 15 Cat dnace with mouse
- 16 明日はあっちだ
- 17 四葉のクローバー
Disc2
- 01 Rat-a-tat
- 02 優しい意地悪
- 03 遠い日の思い出
- 04 悲しみのクリスタル
- 05 触れ合う思いと心と
- 06 ゆるやかな時間
- 07 不思議の国
- 08 焦燥と戸惑い
- 09 哀しい誓い
- 10 魔女のクッキング
- 11 愛は永遠に…
- 12 咲き乱れるは春
- 13 ピクニック日和
- 14 約束
- 15 月明かりの庭で
- 16 月明かりの庭で -Piano Ver.-
- 17 Little Riddle
- 18 アイキャッチ1
- 19 アイシャッチ2
- 20 アイキャッチ3
- 21 アイキャッチ4
- 22 マリーへんし〜ん
Disc2-01「Rat-a-tat」のアレンジバージョン「Rat-a-tat 〜Instrumental〜」が2008年4月14日より、Disc2-15「月明かりの庭で」のアレンジバージョン「月明かりの庭で 〜Ethnic Arrangement Ver〜」が5月19日より、Disc1-11「夕暮れの時間」のアレンジバージョン「夕暮れの時間 〜Dance Arrangement Ver〜」が6月16日より、Disc1-05「魔女の使い魔」のアレンジバージョン「魔女の使い魔 〜Piano Arrangement Ver〜」が7月7日より公式ウェブサイトにてダウンロード配布されている。
[編集] 関連項目
以上全て、原画くすくす、シナリオNYAONによる作品。『さくらシュトラッセ』作中に登場する「美園駅」には『もしも明日が晴れならば』劇場版を広告する看板が飾られている。また、春美の自宅テレビにも同作品のイベントCGを表示するシーンがある。