ゴマ

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ゴマ
W goma2081.jpg
ゴマの花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ゴマノハグサ目 Scrophulariales
: ゴマ科 Pedaliaceae
: ゴマ属 Sesamum
: ゴマ S. indicum
学名
Sesamum indicum L.
和名
ゴマ
英名
sesame
ゴマの実
ゴマ(whole, dried)
100 g (3.5 oz)あたりの栄養価
エネルギー 2,397 kJ (573 kcal)
炭水化物 23.45 g
- 糖分 0.3 g
- 食物繊維 11.8 g
脂肪 49.67 g
- 飽和脂肪酸 6.957 g
- 一価不飽和脂肪酸 18.759 g
- 多価不飽和脂肪酸 21.773 g
タンパク質 17.73 g
- トリプトファン 0.388 g
- トレオニン 0.736 g
- イソロイシン 0.763 g
- ロイシン 1.358 g
- リシン 0.569 g
- メチオニン 0.586 g
- シスチン 0.358 g
- フェニルアラニン 0.94 g
- チロシン 0.743 g
- バリン 0.99 g
- アルギニン 2.63 g
- ヒスチジン 0.522 g
- アラニン 0.927 g
- アスパラギン酸 1.646 g
- グルタミン酸 3.955 g
- グリシン 1.215 g
- プロリン 0.81 g
- セリン 0.967 g
ビタミンA相当量 0 μg (0%)
- βカロテン 5 μg (0%)
- ルテインおよびゼアキサンチン 0 μg
ビタミンB1 0.791 mg (61%)
ビタミンB2 0.247 mg (16%)
ビタミンB3 4.515 mg (30%)
パントテン酸(ビタミンB5 0.05 mg (1%)
ビタミンB6 0.79 mg (61%)
葉酸(ビタミンB9 97 μg (24%)
コリン 25.6 mg (5%)
ビタミンB12 0 μg (0%)
ビタミンC 0 mg (0%)
ビタミンD 0 IU (0%)
ビタミンE 0.25 mg (2%)
ビタミンK 0 μg (0%)
カルシウム 975 mg (98%)
鉄分 14.55 mg (116%)
マグネシウム 351 mg (95%)
マンガン 2.46 mg (123%)
セレン 34.4 μg (49%)
リン 629 mg (90%)
カリウム 468 mg (10%)
塩分 11 mg (0%)
亜鉛 7.75 mg (82%)
 %はアメリカにおける成人向けの
栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

ゴマ(胡麻、学名:Sesamum indicum)は、ゴマ科ゴマ属一年草

アフリカあるいはインド原産とされる。古くから食用とされ、日本には(中国西域・シルクロード)を経由して入ったとされる。

目次

[編集] 植物学的特徴

草丈は約1mになり、葉腋に薄紫色[要出典] の花をつけ、実の中に多数の種子を含む。旱魃に強く、生育後期の乾燥にはたいへん強い。逆に多雨は生育が悪くなる。

[編集] 栽培・流通

ゴマ畑

あまり培地を選ばず、また手間もそれほどかけることなく栽培できる。[要出典]

西日本の暖地の場合、5月から6月頃、畦に二条まきする。発芽適温は20度から30度で、適当な水分と温度とがあれば容易に発芽する。本葉が二枚になり草丈が成長してきたら、2回程度間引きを行い、株間を開ける。収穫は9月頃。

日本で使用されるゴマは、その99.9%を輸入に頼っている。財務省貿易統計によると、2006年のゴマの輸入量は約16万トン。一方、国内生産量は、約200トン程度に留まっている。全体の僅か0.1%に相当する国産ゴマのほとんどは鹿児島県喜界島で生産され、8~9月頃の収穫時期には、集落内、周辺にゴマの天日干しの「セサミストリート」(ゴマ道路)が出現する[1]

[編集] 品種

欧米では白ゴマしか流通しておらず、アジアは半々。金ゴマは主にトルコでの栽培。

農研機構作物研究所において育成された「ごまぞう」(種苗登録2006年)は、ゴマでは初めての登録品種であり、種子中のリグナンであるセサミンセサモリン含有量が既存在来種と比較して高いことが特徴である[2]。 2009年には同じくリグナン含有量が高い黒ゴマ新品種「ごまえもん」と白ゴマ新品種「ごまひめ」が育成され、品種登録出願された[3]。その後両品種はそれぞれ「まるえもん」と「まるひめ」に名称変更されている。

[編集] 歴史

アフリカのサバンナに約30種の野生種が生育しており、ゴマの起源地はサバンナ地帯、スーダン東部であろうというのが有力である。ナイル川流域では5000年以上前から栽培された記録がある。日本でも縄文時代の遺跡からゴマが出土している。 室町時代日明貿易での再輸入以降、と共に日本全国の庶民にも再び広まった。

[編集] 食材としてのゴマ

鞘の中に入った種子を食用とする。鞘から取り出し、洗って乾燥させた状態(洗いごま)で食用となるが、生のままでは種皮が固く香りも良くないので、通常は炒ったもの(炒りごま)を食べる。また、剥く、切る(切りごま)、すりつぶす(すりごま・下記参照)などして、料理の材料や薬味として用いられる。また、伝統的にふりかけに用いられることが多い。

すりごま
すり鉢を使ってごまをすりつぶしたもの。また、少量のすりごまを得るには「卓上ごま擦り器」のような道具が便利である。ごまが半ば粉砕され、含まれていた油分が滲出してきて、ややしっとりとした感じになる。とくに和食において、白和えをはじめとしてさまざまなレシピで活躍する食材である。
ごまダレ
人気のあるタレの一種で、すりごまなどを材料に用いたもの。サラダなどに用いる「ごまドレッシング」も類似のものである。
練りごま
ごまを完全に粉砕し、ピーナッツバターのように油分を含んだままペースト状にしたもの。
ごま油
含油率が約50%以上あるため、搾ってごま油として用いられる。独特の香気があり、中華料理を中心に、さまざまなレシピにおいて香りづけに用いられる。


葉の青汁利用も行われている。ミネラルビタミン食物繊維のほか、抗酸化作用のあるアクテオシドが含まれている[4]

[編集] 栄養

昔からゴマは漢方薬としても用いられた。種皮の色によって黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマに分けられるが、栄養的にはほとんど差がない。黒ゴマの皮の部分にタンニン系ポリフェノール色素を多く含んでいる。

カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラルが多く含まれ、骨粗しょう症の予防や貧血の改善に効果がある。たんぱく質、食物繊維、ナイアシン、ビタミンA、B1、B2、B6、Eに葉酸が豊富に含まれている。ゴマには抗酸化物質として働くリグナンが含まれており、ゴマの代表的なリグナンがセサミンである[5]。ゴマは抗酸化作用を持つ。活性酸素が体内で生成されるのを抑え、肝臓機能を強化し細胞の老化やガン化を抑制する作用がある。脂質はオレイン酸リノール酸が80%を占め、たんぱく質も豊富に含み、コレステロール抑制にも効果もある。

[編集] ごまアレルギー

栄養価が高く健康に良いとされているゴマではあるが、近年、子供を中心にゴマアレルギーが急増している[要出典]。日常、知らず摂取する機会の多い食品だけに、子供やアレルギー体質の人は注意が必要である。

[編集] 文化

[編集] ゴマに関する言葉

  • ゴマが弾ける様子から
    • アラビアンナイト」の中の一話、「アリババと40人の盗賊」に出てくる、秘密の洞窟の扉を開ける掛け声が「開けゴマ」(英語ではopen sesame)。これはアラビア語の افتح يا سمسم (Iftaḥ yā simsim)」を訳したものである。ゴマの種がはじけ出る様に由来するという説がある。[要出典]また、肛門を意味する古アラビア語 سمة (simma)に由来し、元来は成句として性的な意味を持っていたとする説もある。
  • 形状から比喩的に - ゴマは、外見が黒いドットであることから、シンボル的な意味で用いられることがある。
    • へそのゴマ - へそに溜まる垢。成分には諸説ある。分泌物、皮脂の老廃物、衣服の繊維など。へそは皮膚が薄くなっており傷つきやすく、また傷ついた場合の衛生管理が難しいので、掃除するときは十分な注意が必要である。
    • 胡麻斑(ごまふ)とは、黒ゴマを散らしたような細かい斑紋のこと。「ゴマフアザラシ」などの生物種名に見ることができる。
    • 画像・映像処理の分野では、ゴマを散らしたような点々としたノイズを「ごま塩ノイズ」と呼ぶ。
    • 白髪が混じっている状態の頭を指して「ごま塩頭」という。50代以降の男性に使われることが多い。髪の量は関係ない。(東京弁?)
    • 前歯の隙間が虫歯で黒くなっている人を指す言葉。(方言?)
  • ゴマを加工する動作から
  • その他

[編集] ギャラリー

[編集] 参考文献

[編集] 脚注

  1. ^ 上地義隆 (2009.4). “喜界町における「ごま」生産について”. 特産種苗 No.2: 24–25. 
  2. ^ 大潟直樹 (2009.4). “ゴマの「ごまぞう」の育成について”. 特産種苗 No.2: 26–27. 
  3. ^ 大潟直樹 (2009.10). “「ごまぞう」につづくセサミンが多いゴマ新品種「ごまえもん」と「ごまひめ」”. 特産種苗 No.5: 20–22. 
  4. ^ 松藤 寛ら (2011). “ゴマ若葉に含まれるポリフェノール成分のラジカル消去活性”. 日本食品科学工学会誌 58: 88–96. 
  5. ^ リグナン

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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