この世の外へ クラブ進駐軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この世の外へ クラブ進駐軍
監督 阪本順治
脚本 阪本順治
製作 椎井友紀子
出演者 萩原聖人
オダギリジョー
MITCH
松岡俊介
村上淳
音楽 立川直樹(音楽監督)
撮影 笠松則通
編集 深野俊英
配給 松竹
公開 日本の旗 2004年2月7日
上映時間 123分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

この世の外へ クラブ進駐軍』は、2004年に公開された日本映画である。監督脚本 阪本順治

あらすじ[編集]

敗戦間もない1947年、楽器屋の息子で軍楽隊のサックス奏者だった広岡健太郎は、軍楽隊の先輩でベースのジョーさん、ブラスバンド上がりのピアニスト大野、カントリーバンドでトランペットを吹いていた浅川、ドラマー志望(しかし未経験)の池島とともにジャズバンド、「ラッキーストライカーズ」を結成し、進駐軍内のクラブ「EMクラブ」で高額なギャラを目当てに演奏活動を行っていた。

新たに基地へ赴任してきたラッセル・リードは弟をレイテ沖海戦で亡くしたことで、日本人を憎んでいた。テナーサックス奏者としても一流だったラッセルは、金目当てで実力もないラッキーストライカーズも憎むことになる。だが、懸命に努力する姿を見て、次第にラッセルも打ち解けていった。

演奏の腕も上がってきたラッキーストライカーズだったが、やがてメンバー個人個人の問題が表面化してくる。そして、ピアノの明が他のバンドに引き抜かれたことで、解散を余儀なくされた。

時が流れ、トランペットの広行がヒロポン中毒で死んだことをきっかけに、メンバーはラッキーストライカーズを再結成。EMクラブでの演奏を行う。

しかし、朝鮮戦争が勃発しており、ラッセルたちも次々に戦地へと派遣されて行った。

壮行会では、ラッセルが作曲した「Out of This World」が演奏される。

キャスト[編集]

ラッキーストライカーズ
米兵
  • ジム - ピーター・マラン
    EMクラブのマネージャーの軍曹。アイルランド系アメリカ人で、去年ダニーという一人息子を交通事故で亡くしている。
  • ラッセル・リード - シェー・ウィガム
    弟をレイテ沖海戦で亡くし、日本人を憎んでいる。テナーサックス奏者でもある。
  • ケリー・ツカモト - 真木蔵人
    日系アメリカ人。

ラッキーストライカーズ演奏レパートリー[編集]

外部リンク[編集]