ぐりとぐら
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ぐりとぐら(英題:Guri and Gura)は、中川李枝子(作)・山脇百合子(絵)による子供向け絵本のシリーズ。
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[編集] 概要
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
双子[1]の野ねずみ、「ぐり」と「ぐら」を主人公とするストーリー。
『母の友』1963年6月号に掲載された幼児向け読み物『たまご』を原作として[2]、同年12月1日に『こどものとも』93号で『ぐりとぐら』のタイトルで発表された。既に『いやいやえん』で名声を確立していた中川・山脇姉妹による初めての絵本作品は評判になり、たちまちベストセラーとなった[3]。それ以来、世代を越えて世界各国で親しまれている。1967年の英語版が最初の翻訳本である。1999年までに英語、デンマーク語、エスペラント、中国語、朝鮮語、フランス語、タイ語、オランダ語、クメール語の9つの言語に翻訳された[4]。
2009年現在、日本では福音館書店から単行本が出版されている。シリーズ累計発行部数は2,000万部を超える。
第一作となる『ぐりとぐら』は、二匹が見つけた大きなたまごから、大きなかすてらを作るというストーリーである。
「ぐり」と「ぐら」は服の色が赤・青で異なり、帽子の形が少しだけ違うという以外は、外見上はほとんど見分けがつかない。
タイトルは『ぐりとぐら』のように「ぐり」を青文字で、「ぐら」を赤文字で表記する。
[編集] 登場キャラクター
- ぐり
- 青い帽子と服を着用した野ねずみ
- ぐら
- 赤い帽子と服を着用した野ねずみ
- 第1作の『ぐりとぐら』に書かれているとおり、ぐりとぐらの好きなことは「おりょうりすること たべること」である。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] シリーズ
- 『ぐりとぐら』(1967/01) - ISBN 4834000826
- 『ぐりとぐらのおきゃくさま』(1967/06) - ISBN 4834001016
- 『ぐりとぐらのかいすいよく』(1977/04) - ISBN 4834005283
- 『ぐりとぐらのえんそく』(1983/03) - ISBN 4834008924
- 『ぐりとぐらとくるりくら』(1992/10) - ISBN 4834010759
- 『ぐりとぐらの1ねんかん』(1997/10) - ISBN 4834014657
- 『ぐりとぐら ポストカードカレンダー 2000』(1999/11) - ISBN 4834060071
- 『ぐりとぐらのあいうえお』(2002/02) - ISBN 4834017958
- 『ぐりとぐらのおおそうじ』(2002/02) - ISBN 4834017966
- 『ぐりとぐらかるた』(2002/10) - ISBN 4834069907
- 『ぐりとぐらとすみれちゃん』(2003/10) - ISBN 4834006336
- 『ぐりとぐらのうたうた12つき』(2003/10) - ISBN 4834019403
- 『ぐりとぐら 英語版 CD付』(2004/10) - ISBN 4805307579
- 『ぐりとぐらの1・2・3』(2004/10) - ISBN 4834020088
[編集] セット
- 『ぐりとぐらの絵本―全5冊セット』(1995/07) - ISBN 4834037576
[編集] 補足
- 「ぐり」と「ぐら」の体色はオレンジ色であるが、これは東京国立博物館の今泉吉典の研究室にあったオレンジ色のネズミの標本がヒントになっている[6]。
- しばしば「ぐり」と「ぐら」の作るカステラが、ホットケーキと誤解される[7]。
- 読者の間では『ぐりとぐら』に登場する「ぼくらのなまえは…(以下省略)」で始まる自己紹介の詩(歌詞)[8]が有名である。この詩には読者によって無数の曲がつけられており、各家庭や幼稚園・保育園などの間で歌い継がれている。作者自身は単に子供に分かりやすくための表現として詩という形式を選んだだけであり、普通に読んでも節をつけて歌ってもどちらでも構わないとのこと[9]。作者自身は、この詩に曲をつけて歌うことはしない[9]。
- 「ぐりとぐら」という名前は、中川李枝子が勤めていた幼稚園で読まれていたピエール・プロブスト(Pierre Probst)の絵本シリーズ『カロリーヌ(Caroline)』の1冊である『プップとノワロ(Pouf et Noiraud)』の登場人物の野ねずみが歌っていた「グリッグルッグラッ」に由来すると作者は主張しているが[10]、カロリーヌシリーズの『POUF et Noiraud campeurs』に作者の主張に酷似した場面があるものの、「グリッグルッグラッ」はないという[11]。
- 本シリーズには、しばしば同じ作者の別シリーズの登場キャラクターが出演することがある[12](但し明確に同一人物なのか、他人の空似なのか不明なものもある)。例えば第1作『ぐりとぐら』には、同じ作者の『いやいやえん』の登場キャラクターである「こぐちゃん」と「おおかみ」が出演している[13]。また、本作の「ぐり」と「ぐら」も『なぞなぞえほん』『そらいろのたね』にゲスト出演している[14]。
- 中川李枝子によると、「ぐり」と「ぐら」の年齢は、二匹とも人間換算で保育園の年長クラスのつもりとのこと[15]。
- 大江千里のアルバム『うんとこしょ どっこいしょ』に収録されている。
- 『ぐりとぐらとすみれちゃん』のすみれちゃんに関しては、朝日新聞2000年4月19日に、モデルとなった福士すみれちゃん(4歳で夭折)の記事が掲載され、2007年10月17日放送のNHKのテレビ番組「ひるまえワイド」(中国地方限定)でも紹介された。
[編集] 発行部数
2001年8月10日現在。(『ぼくらのなまえはぐりとぐら』より)
- 『ぐりとぐら』 - 単行本は135刷、450万部(『こどものとも』+単行本(傑作集)の合計)[16]
- 『ぐりとぐらのおきゃくさま』 - 単行本は99刷、190万部(単行本のみ)[17]
- 『ぐりとぐらのかいすいよく』 - 単行本は76刷、131万部(単行本のみ)[18]
- 『ぐりとぐらのえんそく』 - 単行本は73刷、104万部(単行本のみ)[19]
- 『ぐりとぐらとくるりくら』 - 単行本はは48刷、48万部(単行本のみ)[20]
- 『ぐりとぐらとすみれちゃん』 - 39万部(『こどものとも』のみ。当時単行本はまだ発行されていない)[21]
- 『ぐりとぐらの1ねんかん』 - 33刷、33万部[22]
- 『ぐりとぐらかるた』 - 19刷、70万部[23]
[編集] 脚注
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』16頁、197-198頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』58-64頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』68-69頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』124-127頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』89頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』18-19頁、203-204頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』20頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』では「ぐりとぐらの歌」というタイトルがつけられている。
- ^ a b 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』11頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』14-15頁、195-196頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』16頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』50-53頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』233-236頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』50頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』199-200頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』61頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』66頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』70頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』76頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』80頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』84頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』88頁。
- ^ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』91頁。
[編集] 関連書籍
- 『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』(2001/10)(福音館書店) - ISBN 483401777X

