きらきら星

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きらきら星(きらきらぼし)は、18世紀末のフランスで流行したシャンソン"Ah! Vous dirais-je, Maman"(あのね、お母さん)の日本語名(邦題)。イギリス詩人ジェーン・テイラー1806年英語詩 “The Star” による替え歌"Twinkle, twinkle, little star"(きらめく小さなお星様)が童謡として世界的に広まり、さまざまな言語に翻訳され、現在では世界中で愛唱されている。また、マザー・グースの1つに分類されている。日本では複数の日本語詞が知られている。日本語詞の作詞者については#日本語詞を参照のこと。

歌詞[編集]

フランス語[編集]

オリジナル版[編集]

フランス語原詞 日本語訳
Ah! Vous dirai-je, Maman,

Ce qui cause mon tourment ?
Depuis que j'ai vu Silvandre,
Me regarder d'un air tendre ;
Mon cœur dit à chaque instant :
« Peut-on vivre sans amant ? »

L'autre jour, dans un bosquet,
De fleurs il fit un bouquet ;
Il en para ma houlette
Me disant : « Belle brunette,
Flore est moins belle que toi ;
L'amour moins tendre que moi. »

Je rougis et par malheur
Un soupir trahit mon cœur.
Le cruel avec adresse,
Profita de ma faiblesse :
Hélas, Maman ! Un faux pas
Me fit tomber dans ses bras.

Je n'avais pour tout soutien
Que ma houlette et mon chien.
L'amour, voulant ma défaite,
Ecarta chien et houlette ;
Ah ! Qu'on goûte de douceur,
Quand l'amour prend soin d'un cœur !

ねえ!言わせてお母さん

何で私が悩んでいるのかを
優しい目をしたシルヴァンドル
そんな彼と出会ってから
私の心はいつもこう言うの
「みんな好きな人なしに生きられるのかな?」

あの日、木立の中で
彼は花束を作ってくれた
花束で私の仕事の杖を飾ってくれた
こんなこと言ったの「きれいな金髪だね
君はどんな花よりきれいだよ
僕はどんな恋人より優しいよ」

私は真っ赤になった、悔しいけど
ため息ひとつで私の気持ちはばれちゃった
抜け目のないつれなさが
私の弱みに付け込んだの
ああ!お母さん、私踏み外しちゃった
彼の腕に飛び込んじゃった

それまで私の支えは
仕事の杖と犬だけだったのに
恋が私をだめにしようと
犬も杖もどこかにやった
ねえ!恋が心をくすぐると
こんなに甘い気持ちがするんだね!

他の版[編集]

フランス語原詞 日本語訳
Ah! vous dirai-je, Maman,

Ce qui cause mon tourment.
Papa veut que je raisonne,
Comme une grande personne.
Moi, je dis que les bonbons
Valent mieux que la raison.

ねえ!言わせてお母さん

何で私が悩んでいるのかを
お父さんは私にまともでいてほしがってる
どこかのえらい人みたいにね
私に言わせりゃ、飴玉(あめだま)のほうが
まともでいるよりすてきなの

英語の替え歌[編集]

英語原詞 日本語訳
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
きらめく、きらめく、小さな星よ
あなたは一体何者なの?
世界の上空はるかかなた
空のダイアモンドのように
きらめく、きらめく、小さな星よ
あなたは一体何者なの?

日本語詞[編集]

現在、日本では上記英語の替え歌を元にして作詞された日本語詞が複数歌われている。日本語名は「きらきら星」や「キラキラ星」となることが多いが、日本語詞によっては別の曲名がつけられているものもある(ただし、これらについても「きらきら星」や「キラキラ星」と呼ばれることもある)。主な日本語詞の作詞者は以下のとおり。

著作権[編集]

原詞と原曲は著作権の保護期間が終了しパブリックドメインとなったが、武鹿悦子の日本語詞については2012年現在、著作権の保護期間内である。また、武鹿の日本語詞は日本コロムビア専属楽曲でもあり、使用に際しては(武鹿本人でもなければ日本音楽著作権協会でもなく)日本コロムビアに連絡して許諾を得なければならない。

編曲・替え歌[編集]

使用例[編集]

サンプル[編集]

参考資料[編集]

  1. ^ よくある誤解だが、この曲のメロディ自体はあくまでもフランスの流行歌であり、モーツァルトはこの曲のメロディによる変奏曲を作曲したものであって、この曲のメロディの作曲者ではない。
  2. ^ 野口雨情「赤い靴」とモーツァルト「きらきら星変奏曲」 そっくりメロディ”. 世界の民謡・童謡. WORLDFOLKSONG. 2006年10月9日閲覧。
  3. ^ こどもちゃれんじ クリスマス キャンペーン・ソング「みんなのきらきら星」、テレビマンユニオン。(2011/12/16閲覧)
  4. ^ 特別映像|みんなのきらきらクリスマス(2011/12/16閲覧)
  5. ^ 「♪みんなのきらきらぼし」(こどもちゃれんじクリスマス特別映像)、YouTube、2011年11月13日アップロード。(ベネッセコーポレーションの公式アカウントによるアップロード)