がけ崩れ

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がけ崩れ(がけくずれ、英語:rockfall)とは、斜面上の土砂や岩塊が安定性を失って崩落する現象。土砂災害であり斜面崩壊の一種。一般的に、明瞭なすべり面を持つ崩壊(地すべり)や人工的に造成された斜面で発生するがけ崩れは対象外として扱われる。

発生原因[編集]

一般に集中豪雨による土塊の不安定化や岩塊の風化に伴う緊縛力の低下に伴い発生する。

被害が生じた場合の責任[編集]

発生原因は、人為的な要因ではなく自然現象による天災であることがほとんどであるため、仮にがけ崩れで斜面直下の住宅に被害が生じても、斜面の土地所有者に対して管理上の瑕疵を立証して損害を求めることはほぼ不可能である。なお、道路上での被害については、道路管理者が責任を負うこととなる。

対策[編集]

国の公共工事としては、国土交通省の補助事業である急傾斜地崩壊対策事業などや農林水産省の補助事業である民有林治山事業などが行われるほか、中小規模の崩壊に対しては市町村の単独事業が対策として講じられる。具体的な工事として、法面の整形、落石防止網、落石防止柵、モルタルの吹き付け工事などが行われる。

住民負担[編集]

公共事業については、土砂災害の危険性の高い場所に居住する住民側にも負担を求めるべきという考えから、分担金の拠出が求められることもある。また、国や自治体が土木工事的な手法によらず、土砂災害防止法に基づき、住宅建設の規制や移転を住民側に求めることもある。