かしま号

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かしま号(JRバス関東)
かしま号(JRバス関東)
かしま号(京成バス)
かしま号(京成バス)
かしま号 水郷潮来・鹿島神宮駅・カシマサッカースタジアムのみ停車の直行便(関東鉄道)
かしま号 水郷潮来・鹿島神宮駅・カシマサッカースタジアムのみ停車の直行便(関東鉄道)

かしま号(かしまごう)は、東京都茨城県鹿嶋市潮来市神栖市)を結ぶ高速バスである。

目次

[編集] 概要

1989年4月4日に運行開始。当時は特急「あやめ」東京駅 - 鹿島神宮駅間を1日4往復しており、「かしま号」は競合を避けるように、「あやめ」の空白時間帯を中心に6往復を設定していた。

しかし、運行開始当時においても鉄道を利用した場合の普通運賃より安く[1]、しかも渋滞がなければ速達性においても申し分なかったことから利用者が急増。続行便や臨時便を多数設定しないとさばき切れないほどの盛況になった。ほどなく18往復に増発したが、これによって「あやめ」や鹿島線からの乗客の転移が見られるようになり、さらに乗客が増加することになった。また、住友金属を筆頭とする鹿島コンビナートの各社への出張客や神栖町・波崎町(当時)方面からの出迎え・見送り需要等で鹿島セントラルホテルバス停に利用客が集中し、事実上当地区の重要な乗り継ぎターミナルと化していった(後刻、はさき号が追加開業)。後に鹿島アントラーズクラブハウス経由の便も設定された。

ところで、この18往復という設定は、おおむね毎時1~2便程度の運行頻度であるが、到底需要の増加に対応することはできず、1991年5月の連休中には臨時便が定期便の3倍前後も設定される事態になった。鉄道空白地帯を結び、当初から利用者が多いことが予想できた常磐高速バス「つくば号」と違い、当時の運輸省からは見込みの甘さを指摘されるまでには至らなかったが、逆に考えれば、この区間に対する需要がこれほどまでに多いとは、関係者の誰にも予想ができなかったということでもある。

あまりにも続行便が多いため、関東鉄道・京成電鉄では貸切車をかき集めて臨時便に仕立てるだけでなく、将来定期便が増便されることを見越して高速車を新車で多数導入したほどである。車両不足はJRバスでも同様で、4列シート車なら何でも構わないとばかりに、予備車となっていたミドルデッカーの国鉄専用型式(ミドルデッカーであること以外は、WCつきリクライニングシート車なので、サービスレベルとしてはさほど問題はないと考えられた)・スーパーハイデッカーや貸切車まで動員していた。「つくば号」では続行便・臨時便の設定も限界に近い状態であったが、「かしま号」では京成電鉄(当時)も加わった3社共同運行であったため、続行便手配においても対応しやすい面はあった。その後36往復に増便された結果、1994年12月3日改正で「あやめ」はわずか1往復に削減された。

その後も数次にわたって増便された結果、2007年11月16日のダイヤ改正では開業当時の約15倍弱の本数である87往復となっており、ドル箱路線だった「つくば号」が首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの影響で減便となって以降、東京駅発の高速バスでは最も便数と利用者数が多いドル箱路線となっている。また、カシマサッカースタジアムにおいて鹿島アントラーズの主催試合が行われる際には、試合開始6時間前から2時間前までの鹿島神宮駅行きの便が全てカシマサッカースタジアムまで延伸されるようになり、状況によって臨時便も多数設定される。

なお、2011年3月6日より、鹿島アントラーズの主催試合開催日に限り、東京駅 - 鹿島サッカースタジアム間の直行高速バス(座席指定制)が運行を開始しているが、こちらはあくまで別系統の扱いとなる(運賃も異なる)ため、「かしま号」の回数券は使用できない。

[編集] 運行会社

[編集] 運行ルート

東京駅の乗車場所は八重洲南口7番のりば、降車場所は日本橋口である。

鹿島セントラルホテル発着便
東京駅 - 水郷潮来 - 鹿島セントラルホテル
宇宙通信センター経由
東京駅 - 水郷潮来 - 鹿島セントラルホテル - 住友金属鹿島製鉄所正門前) - 鹿島宇宙通信センター - 鹿嶋市役所 - 鹿島神宮 - 鹿島神宮駅
アントラーズクラブハウス経由
東京駅 - 水郷潮来 - 鹿島セントラルホテル - 住友金属 - アントラーズクラブハウス - 鹿嶋市役所 - 鹿島神宮 - 鹿島神宮駅
カシマサッカースタジアム発着便
東京駅 - 水郷潮来 - 鹿島セントラルホテル - 住友金属 - 鹿島宇宙通信センター - 鹿嶋市役所 - 鹿島神宮 - 鹿島神宮駅- カシマサッカースタジアム(下り便のみ)
東京駅 - 水郷潮来 - 鹿島神宮駅 - カシマサッカースタジアム(上り便のみ)

[編集] 停留所一覧

停留所名 所在地 宇宙通信センター経由 クラブハウス経由 スタジアム発着 セントラルホテル発着
東京駅 東京都千代田区
水郷潮来バスターミナル 茨城県潮来市
鹿島セントラルホテル 茨城県神栖市
住友金属 茨城県鹿嶋市
鹿島宇宙通信センター
アントラーズクラブハウス
鹿嶋市役所
鹿島神宮
鹿島神宮駅
カシマサッカースタジアム
凡例
  • 停留所 … ●:停車(上下便停車)、▼:下り便のみ停車、∥:経由せず

[編集] 運行回数

  • 1日81往復(各社1日27往復ずつ)。
    • 東京駅 - 鹿島セントラルホテル:1日9往復(東京駅発7:30~15:30、鹿島セントラルホテル発10:00~18:00 1時間間隔)。
    • 東京駅 - 鹿島神宮駅(鹿島宇宙通信センター経由):下り54本・上り52本(概ね10分~40分間隔)。
    • 東京駅 - 鹿島神宮駅(鹿島アントラーズクラブハウス経由):下り10本・上り12本(東京駅発8:00~17:00、鹿島神宮駅発8:00~19:00 1時間間隔)。
    • 東京駅 - カシマサッカースタジアム:1日8往復。
  • 上り便の鹿島神宮駅始発は4:55(カシマサッカースタジアム始発4:50)、下り便の東京駅発最終便は22:50である(2011年7月15日現在)。

[編集] 歴史

  • 1989年4月4日 - 運行開始。1日6往復。
  • 1990年6月 - 1日18往復に増便。
  • 1992年1月 - 1日36往復に増便。上り便の東京駅到着場所を八重洲北口(現在の日本橋口)に変更。
  • 1993年3月 - バス停追加(鹿島宇宙通信センター)。
  • 1993年10月 - 1日45往復に増便。
  • 1998年10月 - 1日60往復に増便。
  • 1999年10月 - 1日63往復に増便。
  • 2000年4月 - 一部便(1日10往復)を鹿島アントラーズクラブハウス経由に変更。
  • 2001年3月20日 - 鹿島セントラルホテル発着便(1日9往復)を新設。合計1日69往復となる(鹿島セントラルホテル - 鹿島神宮駅間では1日60往復に減便)。
  • 2006年9月1日 - カシマサッカースタジアム発着の直行便(水郷潮来から鹿島神宮駅へ上下とも直結。1日6往復)運行開始。合計1日75往復となる。
  • 2007年11月16日 - カシマサッカースタジアム発着便が1日8往復に増便され、下り便が鹿島神宮駅まで従来経路と同じ(宇宙通信センター経由)になる(上り便は従来どおり鹿島神宮駅→水郷潮来間直結)。鹿島神宮駅発着便も増便され、合計1日87往復となる。
  • 2009年7月1日 - 鹿島バスターミナルの廃止に伴い、バス停名(「鹿島神宮」へ)および運行時刻を変更。
  • 2009年7月11日 - カシマサッカースタジアムで試合が開催される場合、試合開始6時間前から2時間前までの鹿島神宮駅行きの便が、全てカシマサッカースタジアムまで延伸されるようになる。
  • 2011年7月15日 - 合計1日81往復に減便。さらに6枚綴り回数券の発売を終了し、4枚綴り回数券の発売を開始。

[編集] 車両

3社とも40人乗り程度のWC付ハイデッカーが使用されている。続行便や臨時便には貸切車が使用されることもある。

一時期、関東鉄道は本来の担当営業所だけではやりくりがつかず、高速バスを担当していない他の営業所から貸切車を動員して続行便や臨時便に充てていたことがあった。

なお利用者が多い路線ではあるが、つくば号と違いダブルデッカーでの運行は設定されていない。

[編集] 使用車両画像一覧

[編集] 注記

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  1. ^ 東京駅と鹿島神宮駅は鉄道では114.5kmで、1989年4月4日の時点での運賃は鉄道が1,800円、「かしま号」は1,700円であった。なお、この運賃は消費税転嫁分を除けば鉄道・バスとも2010年現在も変わっていない。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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