おれはジャイアンさまだ!
おれはジャイアンさまだ!は、アニメドラえもんの中(特に2作1期)の挿入歌である。オリジナルはジャイアンのシンエイ版初代声優のたてかべ和也によって歌われた。
作詞者はたてかべ和也(本当はある作詞家との共同で作っていたが、その人物がたてかべに詞を譲るということで、単独での発表となった)、作曲・編曲者は菊池俊輔。
本稿では、その他のジャイアンの歌に関しても解説する。
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[編集] 概要
本楽曲が初めて収録されたメディアは、1981年7月に発売されたLP版『ドラえもん バラエティ★ジョッキー4』(日本コロムビア)[1]である。現在では『ぼくドラえもん〜ドラえもん ソング・コレクション〜』(コロムビアミュージックエンタテインメント)等で聴くことが出来る。
普通の挿入BGMとして利用されるときはインストゥルメンタル(歌なし)だが、アニメ作中においてジャイアン本人が熱唱することがある。自らを自己紹介し褒め称える、調子のいい歌詞の内容であるこの歌は、作中においてあまりの音痴さから大勢の人々を苦しめてきた、まさに気絶するほどの歌声として描写された。これを逆手に取り、有効な武器として利用された場面もある(特に大長編で、詳細は後述)。
漫画のときは歌声は「ボエ〜」「ホゲ〜」等と表記されるか、歌詞の一部が改訂される。
[編集] 武器・道具として利用された例
- 「驚音波発振式ネズミ・ゴキブリ・南京虫・家ダニ・白アリ・虫退治機」の本物の害虫駆除用の驚音波テープの代わりに。
- 「ジャイアン殺人事件」(てんとう虫コミックス39巻)では、音楽学校の宣伝用テープの「入学前の音痴の声」としての使用が検討された(スネ夫は「密かに相手に聞かせ続け、衰弱死させる」暗殺手段に使われるのではと誤解した)。
- 大長編ドラえもん「のび太の魔界大冒険」で、歌で人を惑わす魔界の人魚と肉食怪獣ツノクジラを追っ払う
- 大長編ドラえもん「のび太の創世日記」で、映画でも新曲といっておきながら流れるのはおなじみの曲。
- 大長編ドラえもん「のび太のねじ巻き都市冒険記」で、ホクロとビーブを気絶させた(映画ではこのシーンは無し)。
- 大長編ドラえもん「のび太の南海大冒険」で、どこでもカラオケを使い合成動物ワニサイを気絶させる。
- 大長編ドラえもん「のび太と翼の勇者たち」で、コエカタマリンと併用して飛行用具に(このとき叫んだのは「ホ」「ゲ」)。
- 「未来を守れ!のび太vsアリ軍団」(1999年12月31日放送)で、進化したサムライアリの動きを止めるために。
[編集] 作中において描写された被害例
ジャイアンの歌声によって、画面が揺れる。また、時にはガラスが割れたり、空を飛ぶ鳥が落ちたり、入院患者が出たり、機械が故障したりもする。
実際の被害例は原作の第8巻で掲載されている。ジャイアンがドラえもんのひみつ道具「声のキャンデー」を服用してTVの生放送のど自慢番組「スターになろう」に出演した際、プロの歌手(原作[2]では天地真理、大山のぶ代版アニメ[3]では西城謙治という架空の歌手、水田わさび版アニメ[4]では大橋卓弥)の声で歌うつもりであったが、ドラえもんはアメの効き目が30分しか持たない事をジャイアンに知らせていなかった。このため全国ネットでジャイアンの歌声が放送され、その結果「全国各地でテレビが故障した」り、「大勢の視聴者が倒れて救急車で運ばれた」と翌日しずかやスネ夫が話している。
なお、このエピソードを原作とした大山のぶ代版アニメ「声もんキャンディー」[5]ではオペラ歌手(声:中田和宏)の声で歌ったが、後半のストーリー展開が大幅に変更されており、テレビ出演はしなかった。
また、原作第10巻の「おそだアメ」の巻では、リサイタルを逃れるためにのび太が「声がよくなる」と偽ってアメをジャイアンに食べさせようとしたところ、ジャイアンはそれを全て服用。音声を時間が経ってから流す作用があるこのアメの効能で、真夜中に、数時間前の歌声だけが原っぱに大音量で響き渡り、安眠妨害された周辺住民が集団で剛田家へ抗議に行くシーンがオチで描かれている[6]。
さらに、ドラえもんがジャイアンの夢を叶えるべく、誰にも影響しない真夜中の放送を完了したテレビ局(あけぼのテレビ)でリサイタルを放送したところ、偶然視聴した先生が強烈な歌声に気絶してしまい、翌日予定されていたテストは中止となった[7]。
その一方で前記の「驚音波発生器」のエピソードにあるとおり、ゴキブリなど衛生害虫には絶大な駆除効果を発揮する。
原作第16巻ではこれらとは他に、「もしもボックス」で音のない世界を作ったにも関わらず、リサイタルでジャイアンが紙に書いた歌詞を見ただけで寒気を感じさせるというなんともすごい業を見せた[8]。
唯一ジャイアンの歌に心から感動したのは、「のび太の南海大冒険」に登場したベティ。
なおジャイアンは35巻「真夜中にやまびこ山が!!」において自分の昼間に歌った曲を真夜中に寝ぼけて聞き、たたき起こされたこともあり「誰だ!!夜中に下手糞な歌を...」と激怒している。すぐ「俺の歌か」と気づいた。
[編集] その他
- ジャイアンは、他にも持ち歌があるが大山版アニメではこの曲しか歌っていなかった。
- アニメ版とCD版では歌い方が異なり、CD版はちゃんと音程に合っているが、アニメ版はたてかべが外して歌っている。
- KONAMIの音楽ゲーム『pop'n music 11』に、初代声優のたてかべ和也本人が歌うこの歌の新録音バージョンが収録された。ジャンル名表記はそのまま「ジャイアンリサイタル」。これはCD版と同様、音程は外れていないものとなっている。アーケードゲーム版においてはその後『17』まで継続して収録(『18』で削除)されたが、家庭用ではプレイステーション2版『11』のみに収録。また、『11』のオリジナルサウンドトラックCDにも収録されている。
- アニメ版ではジャイアンが登場したときやジャイアンが乱暴を働く際にこの曲のアレンジBGMが流れることがある。また、ジャイアンの母親が鼻歌で歌っていたことがある。[要出典]
- ニッポン放送で放送されていた加トちゃんのラジオでチャッ!チャッ!チャッ!内のコーナー「ダイワハウス 我が家の記念日」の開始音楽で出だしが使われていた。
[編集] 脚注
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