おけさ号
おけさ号(おけさごう)は、大阪府大阪市北区から京都府京都市下京区を経由して新潟県新潟市中央区とを結ぶ高速バス路線の愛称である。
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[編集] 概説
本路線の開業前、新潟県内から関西(京都 ・大阪)へ直通する交通手段は航空と列車に限られており、航空利用の場合は空港と市街地のアクセスにやや難があり、列車利用の場合では夜行急行列車「きたぐに」のほか、特急「雷鳥」が新潟駅まで乗り入れていたが[1]、設定された直通本数は少なく、「雷鳥」が運行されない時間帯は特急「北越」に乗り、金沢駅で乗り継ぎを要したため、利便性が高いとは言い切れなかった。
そこで、高速道路網の整備に合わせ、1978年の新潟 - 長岡線を皮切りに都市間高速バスへ参入し、1985年には県外路線である新潟 - 東京線を開業させるなど、高速バスの運行ノウハウを蓄積していた新潟交通は阪急バスと共同で当路線を開設した。
運賃設定が鉄道利用の半額程度という低価格であることや、開設当時はまだ珍しかった独立3列シートを採用したことなどが奏功し、当路線は現在に至るまで高い利用率を維持し続けている。現在は1日あたり夜行1往復を運行し、週末や年末年始などの多客期には続行便が運行されることがある。 なお、2005年7月28日から2007年10月28日までの間は昼行便1往復も運行されていたが、利用客が伸び悩んだため廃止された。
[編集] 沿革
- 1988年9月29日 - 大阪(阪急梅田) - 京都駅前 - 新潟駅前間で運行開始(夜行便1往復)。
- 1989年
- 1997年4月1日 - 消費税転嫁による運賃改定。
- 1999年2月1日 - 千里中央新設。
- 2001年12月21日-名神茨木・名神高槻・名神大山崎・京都深草・三条燕・巻潟東・鳥原・県庁東の停車取扱い開始。
- 2005年7月23日 - 昼行便運行開始、昼行・夜行各1往復体制に。
- 2007年10月28日 - 昼行便が廃止[2]され、夜行便のみの運行に戻る。
[編集] 運行会社
[編集] 停車停留所
- ▼…梅田発は乗車のみ、新潟発は降車のみ扱い
- ▲…新潟発は乗車のみ、梅田発は降車のみ扱い
- ▽…万代シテイバスセンター前:梅田発のみ停車、降車のみ扱い
- #…休憩停車を行うパーキングエリア
| 停車停留所 休憩箇所 |
所在地 | 乗降区分 | 備考 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大阪(阪急梅田) | 大阪府 | 大阪市 | 北区 | ▼ | 阪急三番街高速バスターミナル発着 | |
| 新大阪 | 淀川区 | ▼ | 阪急バス・新大阪バスターミナル発着 | |||
| 千里ニュータウン | 吹田市 | ▼ | 北大阪急行電鉄南北線・桃山台駅前 | |||
| 千里中央 | 豊中市 | ▼ | 0番バスのりば(夜行高速バスのりば)発着 | |||
| 名神高速 | 名神茨木 | 茨木市 | ▼ | |||
| 名神高槻 | 高槻市 | ▼ | ||||
| 名神大山崎 | 京都府 | 乙訓郡大山崎町 | ▼ | |||
| 京都駅前 | 京都市 | 下京区 | ▼ | 烏丸口側・京都新阪急ホテル前 | ||
| 名神 | 京都深草 | 伏見区 | ▼ | |||
| (草津パーキングエリア) | 滋賀県 | 大津市 | # | 10分間(※阪急バス便は菩提寺PAで休憩) | ||
| 北陸道 | (栄パーキングエリア) | 新潟県 | 三条市 | # | 10分間 | |
| 三条・燕 | 燕市 | ▲ | ||||
| 巻・潟東 | 新潟市 | 西蒲区 | ▲ | |||
| 鳥原 | 西区 | ▲ | ||||
| 県庁東 | 中央区 | ▲ | 新潟発はセーブオン県庁前店前発 梅田発はセコム上信越前着 (小須戸線沿い。県内線高速バスの降車停留所とは異なる) |
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| 市役所前 | ▲ | |||||
| 古町 | ▲ | 新潟発は新潟三越前発 梅田発はNEXT21前着 |
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| 万代シテイバスセンター前 | ▽ | 新潟発は通過 梅田発はテレコムビル前着 |
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| 新潟駅前 | ▲ | 新潟発は万代口・東大通14番バスのりば発 梅田発は帝石ビル前着 |
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| 万代シテイバスセンター | ▲ | 新潟発は3番線(構内ロータリー)発 梅田発は11 - 13番線(東港線沿いバスベイ)着 |
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[編集] 運行経路
国道423号 - (吹田IC) - 名神高速道路 - (京都南IC) - 国道1号 - (京都南IC) - (米原JCT) - 北陸自動車道 - (新潟西インターチェンジ) - 国道116号新潟西バイパス・国道8号新潟バイパス - (女池インターチェンジ)
乗客が下車できない乗務員交代の休憩場所は、梅田発の便は阪急バスと新潟交通とで異なっている。阪急バスは以前、草津パーキングエリア - 南条サービスエリア - 小矢部川サービスエリア - 蓮台寺パーキングエリア - 栄パーキングエリアの順に計3か所で乗務員交代と車両点検を行っていた。一方新潟交通は草津パーキングエリア - 南条サービスエリア - 有磯海サービスエリア - 栄パーキングエリアの順に計2か所にそれぞれ停車して乗務員交代と車両点検を行っている。
新潟交通便は1回交代休憩が少ない分、朝の栄パーキングエリアでは阪急バスと混成便の時には、新潟交通便が15分ほど先に到着して先に出発する。これは、新潟駅前や終点の万代シテイバスセンターでの混雑緩和目的の意味合いからである。どちらの降車場も一般路線バスが頻繁に到着するため複数台まとめての到着が難しく、特に終点となっているバスセンターの11 - 13番線(東港線沿いバスベイ)は他の県外線高速バスの降車場となっている上、一般路線(附船町線)の停留所も兼ねていることから、こうした時間調整を行っている。この11 - 13番線は以前、他の一般路線(大野白根線、流通センター線)の始発地にもなっており、バスの発着が特に頻繁であったが、両路線とも新潟市のオムニバスタウン事業の一環で2007年11月1日から運行経路を変更したため、現在同箇所を使用するのは附船町線のみである。
なお現在、阪急バスの車両は菩提寺パーキングエリア(解放休憩) - 南条サービスエリア - 小矢部川サービスエリア - 名立谷浜サービスエリア - 栄パーキングエリア(解放休憩)の順に休憩停車を行う(往復とも休憩箇所は同じ)。一方、新潟交通の車両の休憩箇所は従来通り(前掲)である。
この変更の理由としては上記の新潟地区の事情に加えて、おけさ号の前後の時間帯に草津パーキングエリアにて休憩する富山 - 大阪線、アルペン長野号、アルペン松本号、三条・長岡・柏崎 - 京都・大阪線などとの間での混雑解消目的であると思われる。
[編集] 昼行便補足
現在は廃止された昼行便の運行についての補足を示す。
- 草津パーキングエリア・南条サービスエリア・呉羽パーキングエリア・米山サービスエリアで休憩を取っていた。
- 大阪発は南条サービスエリアで、新潟発は呉羽パーキングエリアで25分の昼食休憩が設定されていた。
- 千里中央・名神茨木・京都駅前には停車しなかった。
[編集] 使用車両
- 両社とも独立3列シート(定員29名)、化粧室付き車両を使用する。
- 毛布・スリッパの貸与あり。ホットドリンク(お茶・コーヒー)サービスは、2011年9月1日から廃止となった。
[編集] 備考
- 本路線の愛称「おけさ」は民謡 ・佐渡おけさが由来である。なお、新潟交通が出資母体のひとつである佐渡汽船が新潟港 - 両津港間で運行しているカーフェリーのうち、1台に「おけさ丸」という名称が付けられている。
- 2008年4月、越後交通と南海バスによって長岡市より柏崎市・京都市・大阪市を経由して堺市へ行く夜行バス路線が新設され、当該路線は2009年に三条市まで延伸された。県央地域では延伸に伴い、本路線とは事実上のダブルトラック状態になったが、停留所は異なり、堺・なんば・京都 - 柏崎・長岡・三条線は栄・東三条駅・越後交通三条営業所の3ヶ所に停車するのに対し、本路線の停留所は三条燕[3]1箇所のみである。なお、休憩を行う同市の栄パーキングエリアには停留所が併設されているが、客扱いは行っていない。
[編集] 脚注・出典
- ^ なお、新潟駅発着の「雷鳥」は2001年3月をもって廃止されたが、2009年度までは多客時に臨時列車が運行されていた。
- ^ 高速バス 大阪~新潟線の昼行便廃止について(阪急バス)
- ^ 停留所の登記上の所在地は燕市だが、燕市と三条市の市境付近に位置しており、三条市内からの利用も比較的容易である。
[編集] 関連項目
- きたぐに - 2012年3月16日発の列車をもって定期列車としての運行を終えた。かつては本路線とは競合関係にあった。
- 堺・なんば・京都 - 柏崎・長岡線