おうし座イプシロン星

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おうし座イプシロン星
データ
元期 J2000
星座 おうし座
赤経 04h 28m 37.0s
赤緯 +19°20′49″
視等級 (V) 3.53 等
特徴
スペクトル分類 K0III
色指数 (B-V) 1.014
変光星 なし
アストロメトリー
年周視差 (π) 21.04 ± 0.82 ミリ秒
距離 155 ± 6 光年
(48 ± 2 パーセク
詳細
質量 2.7 ± 0.1 M
半径 13.7 ± 0.6 R
光度 97 ± 8[1] L
表面温度 4,901 ± 20 K
金属量 +0.17 ± 0.04
年齢 6.25 ×108
他の名称
74 Tauri, Ain, BD+18 640, CCDM 04286+1911, Coronis, FK5 164, GC 5430, HD 28305, HIP 20889, HR 1409, Oculus Borealis, SAO 93954
Template (ノート 解説) 天体PJ

おうし座イプシロン星(Epsilon Tauri)は、おうし座の方角に約155光年の距離にある、スペクトル型がKD IIIの橙色巨星である。ヒアデス星団の1つである。古くはAinやOculus Borealisと呼ばれて、どちらも「目」を意味した。また、ギリシア神話に登場するヒアデスの姉妹の1人の名からCoronisとも呼ばれた[2]。主星から182秒離れたところに、11等級の伴星を持つ。

黄道面に近いところにあるため、おうし座イプシロン星は惑星と一緒に昇ることがある。

ヒアデス星団の1つであるため、おうし座イプシロン星の年齢は6億2500万年と精度良く予測されている[1]。その質量の大きさから、スペクトル型がA型の主系列星から巨星に進化したものと考えられている。また、核でヘリウムを燃焼しているレッドクランプと推測されている。

惑星系[編集]

2007年に、おうし座イプシロン星の周りを公転している巨大な太陽系外惑星が報告された。惑星はやや楕円の軌道で、1.6年かけて公転する。発見当時は、散開星団中に見つかった唯一の太陽系外惑星だった[3]。ヒアデス星団からはこれ以外の惑星は見つかっていないが、とけい座イオタ星も惑星を持つことが知られている。

おうし座イプシロン星の惑星
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 半径
b > 7.6 ± 0.2 MJ 1.93 ± 0.03 0.151 ± 0.023

出典[編集]

  1. ^ a b Sato et al. (2007). “A Planetary Companion to the Hyades Giant ε Tauri”. The Astrophysical Journal 661 (1): 527–531. doi:10.1086/513503. http://www.iop.org/EJ/article/0004-637X/661/1/527/21184.html. 
  2. ^ Gaius Julius Hyginus; translation Mary Grant. “Astronomica Part 2, II.21 BULL”. 2007年7月5日閲覧。
  3. ^ Notes for star eps Tau”. The Extrasolar Planets Encyclopaedia. 2007年2月9日閲覧。

外部リンク[編集]

  • Notes for star eps Tau”. The Extrasolar Planets Encyclopaedia. 2008年6月24日閲覧。
  • Star Names”. Frosty Drew Observatory. 2008年6月24日閲覧。