うみねこのなく頃にの登場人物
うみねこのなく頃にの登場人物では、同人サークルである07th Expansionによって製作された同人ゲーム、『うみねこのなく頃に』『うみねこのなく頃に散』の登場人物について述べる。
以下の声優はドラマCD・アニメ・PS3版「うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~」において共通である(ただし収録スケジュールの関係などから、メディアによって一部声優が異なるキャラクターがいる)。
また、名前の横に*印が付けられた18人の男女は、六軒島大量殺人事件より後の時代の人々によって、「1986年10月4日から5日の間に、六軒島に滞在していた人物」と推測されている者たちである。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
目次 |
[編集] 右代宮一族
[編集] 右代宮家 当主
| 右代宮家 座席順 | |
|---|---|
| 序列 第1位 金蔵 |
|
| 序列 第2位 蔵臼 |
序列 第3位 絵羽 |
| 序列 第4位 留弗夫 |
序列 第5位 楼座 |
| 序列 第6位 朱志香 |
序列 第7位 譲治 |
| 序列 第8位 戦人 |
序列 第9位 真里亞 |
| 序列 第10位 夏妃 |
序列 第11位 秀吉 |
| 序列 第12位 霧江 |
|
- 右代宮 金蔵(うしろみや きんぞう)*
- 声:麦人 / 青年時代:小野大輔
- 右代宮家当主。元々は右代宮分家の出身だったが、本家が関東大震災で壊滅状態に陥ったため、当主に抜擢され自力で右代宮家を立て直した。多指症で両足の指が六本ある。右代宮の歴代当主の中でも名君と称えられた者に多指症が多く、誕生の際「名君の再来なのでは」と期待されていた。
- 魔女ベアトリーチェとの契約により、10tもの黄金を授かったと言われている。また、ベアトリーチェに心酔しており、再会を切望している。
- 書斎に入室許可があるのは使用人頭の源次か主治医であり親友でもある南條だけだった。
- 一年前から余命3ヶ月と宣告されており、先は長くない。しかし医者に止められているにも拘らず、酒を飲み続けていた。西洋かぶれが高じて、4人の子に西洋風の名前をつけ、孫たちにもつけさせた(ただし真里亞だけは楼座が命名)。昔は非常に賢明でユーモアに富んだ好男児だった。若い時の外見は戦人に似ている。
- 右代宮金蔵の魔術師としてゴールドスミス卿の姿が存在する(外見は変わりない)。金蔵が魔導書を書く時のペンネームでもある。
- 魔法的素質の全くない金蔵は自分から魔法を使うことはできないが、召喚に関する技術は一品であり、人ならざる者たちを異界から召喚し、使役することができる。その力だけにおいてはベアトリーチェをも上回る。
- なお、本人の弁によるとゴールドスミスとは「金蔵」を英語風に読み替えたものでもあり、同時に「黄金を作り出す者」の意味でもあるらしい。
- ネタバレ
- 1985年の親族会議以前に死亡していたとされ、長男夫婦と源次、南條、熊沢、紗音、嘉音によって死亡隠蔽が行われていた。
- 第二次世界大戦中、ただの傀儡にすぎない右代宮家当主としての人生に疲れ切った金蔵は死を望み、今の六軒島に兵士として配備されていた。しかし、そこにイタリア(サロ共和国)の潜水艦が漂着したことで、そこに乗っていたベアトリーチェ・カスティリオーニ(通称:ビーチェ)と出会った金蔵は、彼女と恋に落ち生きる希望を抱く。潜水艦が隠し場所を求めて積んでいた10tの黄金を巡ってサロ共和国兵と日本兵との間で争いが起きたことで、島の日本兵で唯一の生き残りとなった金蔵は、同じくイタリア人で唯一の生き残りとなったビーチェを匿い、自分の愛人とする。
- その後、金蔵とビーチェの間には娘(名前はベアトリーチェ(和名不明))が生まれるが、ビーチェは産後の肥立ちが悪く命を落としてしまう。その哀しみから娘(九羽鳥庵のベアトリーチェ)をビーチェの生まれ変わりだと思い始めた金蔵はある時ついに過ちを犯してしまい、理御が誕生した。しかし、楼座との出会いをきっかけに外へ出た九羽鳥庵のベアトリーチェが事故で死亡したのを知らされた金蔵は、今度は彼女と自分の間の子である理御に「ベアトリーチェ」の生まれ変わりであることを求め、右代宮家の当主にするべく夏妃に預ける。
- ところが、理御は夏妃に崖から落とされてしまい、それを知らされた金蔵は三度も最愛のベアトリーチェを失ったショックにより、ベアトリーチェを蘇らせるため、自分の書斎に閉じこもりオカルト趣味(黒魔術)に没頭するようになる。その後は書斎に入室許可があるのは使用人頭の源次か主治医であり親友でもある南條だけだった。
- 長い時間をかけ、かつて自分が犯してしまった過ちを悔いるようになった金蔵は、密かに生き延びていた理御が使用人・ヤスとして六軒島で働いており、更に最初に自分の掲示した碑文を解いたということを知り、親子としての再会を果たし静かに世を去っていった。
- 金蔵の本妻
- 故人。金蔵の本妻であり、蔵臼たちの母親で、名は不明。
- 金蔵に浮気相手がいることを疑っていた。
[編集] 長男一家
- 右代宮 蔵臼(うしろみや くらうす)*
- 声:小杉十郎太
- 金蔵の第1子で長男。濃い緑色の瞳に、茶褐色の髪を七三に分けた濃い顔が特徴。金蔵が書斎に引き篭もり怪しい実験を繰り返している今、実質的に彼が当主代行として右代宮本家を管理している。父の西洋かぶれに対抗して、アジア諸国について詳しい。
- 父のように大きな経済的成功を収めようと考えているが、事業活動のほとんどが時代を先取りしすぎた所為で失敗に終わっており、かなりの損失を被っている。中にはしばらく待てば成功を容易に収められるような事業もあったが、生来の気の弱さと自分の能力を信頼しきれない点から事業の早期撤退をする癖が災いして、悉くチャンスを逃している。現在はリゾート開発に莫大な投資をしており、これからのバブル景気の到来によって絶大な収益を上げると予測している。前述の通り何度も事業で失敗しているため、威厳だけでも当主として振舞おうと考え、幼い頃から弟や妹にも高圧的に接している。さらに、弟や妹たちに金蔵の遺産を独り占めするのではないかと疑われており、兄妹仲は悪い。しかし、幼い頃に弟妹たちを苛め抜いたことを後悔しており、彼らの憎しみを生涯背負っていくことを決意している。また、彼なりに家族を想っており、右代宮家がいよいよ危険な状況になれば夏妃と縁を切ることによって妻子を救おうとしたり、また、使用人に対しても、嘉音に対していつも金蔵の世話で苦労しているだろうと思い2人きりの時などは親しい友人のように接していたりするなど、根は良心的な人物であり、。
- ネタバレ
- 実は金蔵が死亡していることを隠蔽している一人である。
- 右代宮 夏妃(うしろみや なつひ)*
- 声:篠原恵美
- 蔵臼の妻。高潔で義理堅く自尊心も強い。
- 次期当主の妻として、金蔵の孫を一日も早く授かることを最大の役目として嫁ぎながら、12年もの間子供を授かることが出来ず、その間、辛い境遇に置かれていたことがある。右代宮の血を引かないことから片翼の鷲を身に付けることを許されておらず、夫の妹である絵羽との仲は険悪である。
- 夫が専らビジネスばかりにかまけているため、家の切り盛りや使用人の管理、朱志香の教育まで全てを主導している。しかしその熱心さが災いして、現在反抗期の真っ只中である朱志香とは仲が良いと言える状態ではないが、決して娘を嫌っている訳ではなく、むしろ朱志香には女として幸せになって欲しいと願っている。生まれつきの頭痛持ちでいつも頭痛に悩まされており、いつも気難しい表情を浮かべている、また夫とは違い若く年季が短いのにも関わらず片翼の鷲を纏うことの許されている使用人の紗音と嘉音を嫌っている。
- 金蔵に心酔しており、実の両親以上に慕っていた。また、蔵臼の妻として生涯ついていく覚悟を持っており、いかなる苦境に立たされようとも彼を支えていこうと思っている。
- 公式ホームページにおける人気投票では上位に食い込むことが多い。
- ネタバレ
- 実は金蔵の死亡を隠蔽している一人。
- かつて、なかなか子を産めずに苦悩していた際に金蔵から理御を授けられるも、後継者を産むという長男の嫁としての役目を果たせず、また尊敬する金蔵にその役目を期待されなくなったという哀しみや憤りを抑え切れず、理御を崖から突き落としてしまう。
- 右代宮 朱志香(うしろみや じぇしか)*
- 声:井上麻里奈
- 蔵臼・夏妃の娘。戦人と同級生にあたる18歳の高校3年生。ウェーブのかかった髪をポニーテールにして結んでいる。活発な性格で、高校では生徒会長を務めており、バンド活動もしている。生徒会長になる気は無かったが、夏妃に言われて立候補したら人気者だったので当選してしまった。蔵臼の次の当主候補者だが、男尊女卑の右代宮家では女性は当主になることができないため、実際は彼女の夫が次期当主となる。ただし、理御が長男夫婦の子として存在する世界においては、朱志香は蔵臼・夏妃の第二子となり、理御が次期当主を継承する。
- 反抗期の真っ只中であり、母親である夏妃から令嬢らしい言葉使いを強要された結果、それらの反動で男勝りな性格・言葉使いをしている。そのため夏妃から言葉遣いを指摘されることが多く、表面上、親子仲は良くないが、頭痛に悩まされる夏妃にお守りを渡したり、蔵臼の苦しい立場を理解して、彼のように家族を守れるようになりたいと思っている。
- また、生まれつき気管支が弱く、突発的に喘息の発作を起こすことがある。
- 使用人の嘉音に対して恋心をもっている。
- ネタバレ
- episode7で、喘息発作はかまってほしい時や場の悪い空気を変えたい時にわざと咳き込んでいたのが癖になってしまったもので、本当に喘息というわけではないことが判明。
- 右代宮 理御(うしろみや りおん)
- 声:川澄綾子
- 詳しくは、ベアトリーチェの正体の項目の「右代宮 理御」へ。
[編集] 長女一家
- 右代宮 絵羽(うしろみや えば)*
- 声:伊藤美紀
- 金蔵の第2子で長女。長い間兄夫婦に子供が授からなかったため、半ば強引に秀吉を婿養子にして右代宮家に留まる。
- 快活な性格だが、強欲かつ陰湿な一面も持ち合わせており、白黒をはっきりさせたがる一方、自分の意に沿わせるための強引な言動が多い。格闘技に長けている。兄の蔵臼を敵視し、ほぼ全ての事柄で対立する。また夏妃に対しても兄の妻であることに加え、右代宮の血を引いていないと見下しているため不仲である。息子の譲治をいずれ当主にしようと考えているため、譲治と使用人である紗音が交際することを良しとしていない。秀吉と譲治を命よりも大切に思っており、それが原因で冷静さを失ってしまうことも。料理が得意で、秀吉に「台所の魔女」なるあだ名をつけられている。
- ネタバレ
- 唯一生き残って右代宮財閥当主となっているが、夫と息子を失った痛みから、唯一の近縁者の縁寿を憎み虐待する。病の床に臥し、死の間際に不幸を背負わせるために縁寿を当主にする。
- しかし、縁寿に対して酷く接していた理由は単なる憎しみだけではなく、真実が縁寿にとって辛いものであるがゆえに、それを隠すことで彼女の心を守るという意図もあった。そのため、縁寿との心のすれ違いにより狂気に取り付かれるようになってしまったとはいえ、元々は縁寿のことをとても大切にしていた。
- また、事件から生き残った後に「一なる真実」という六軒島事件の真実が書かれた絵羽の日記が存在していたことが判明した。日記は縁寿に読まれ、その後の縁寿の行動に影響をもたらしている。
- episode3の物語では、碑文を解き黄金を発見するが、その余りの眩しさに狂気に取り付かれエヴァ・ベアトリーチェを生み出し、結果的に殺人に手を染めてしまう。
- 右代宮 秀吉(うしろみや ひでよし)*
- 声:広瀬正志
- 絵羽の婿養子。戦争で身寄りを全て失い、裸一貫から外食チェーン運営会社の経営で成功を収めた人物。婿養子として入った右代宮家を新たな家族として素直に親しんでいる。陽気な人柄でしばしば荒れた場を直そうとする。また、狂っていなかった頃の金蔵にも気に入られていた。
- 普段は「印象に残りやすい」という理由でオリジナルの関西弁を話すが、関西人の前では恥ずかしいからと標準語に戻すこともある。
- 陰湿な面が目立つ親族一同の中では非常におおらかな性格で良識人として振舞うが、会社が乗っ取りの危機に瀕していることもあって、金が絡むとやはり右代宮家の一員らしい強欲さを出す。
- 右代宮 譲治(うしろみや じょうじ)*
- 声:鈴村健一
- 絵羽と秀吉の息子。年齢は23歳と金蔵の孫の中では唯一成人している。大学に通いつつ秀吉の経営する会社の元で見習いをしており、父を尊敬している。勤勉で人当たりの良い青年。
- 戦人とは対照的な性格の持ち主で、ストレートに感情を出すことは少ないが、母同様に格闘技に長けており足技が得意。親族の間では「成績不良で口も悪い朱志香よりも成績優秀で好青年の譲治の方が跡継ぎにふさわしい」と言われているが、尊敬している父のように自力で出世したいと考えているため、跡継ぎに対してのこだわりはない。使用人の紗音とは以前より交際をしており、彼女のためなら世界の全てを敵に回す覚悟があると豪語している。
[編集] 次男一家
- 右代宮 留弗夫(うしろみや るどるふ)*
- 声:小山力也
- 金蔵の第3子。前妻の明日夢とは6年前に死別したが、直後に霧江を後妻とした。
- 女好きで軟派な性格。胡散臭い隙間産業で財を成しているらしく、そのためいつか後ろから刺されるだろうと噂されている。兄の蔵臼との仲は良好ではなく、蔵臼に対しては彼を嫌っている絵羽と共闘することが多い。戦人とは6年間断絶状態にあったが彼に対する愛情は本物であり、彼が家に戻ってからは不器用だが父親として再び友好な関係を築こうと彼なりに努力している。
- ネタバレ
- 正妻に決まっていた明日夢が死産し、愛人である霧江が無事に出産したとなれば様々なトラブルが起こるため、医者を買収して戦人が霧江の息子であることを隠し、無事出産できたのは明日夢の方であると嘘をつかせていた。そのことについて本人も若気の至りで済ますには余りに重すぎる罪だと自覚しており、真実を告げた時には霧江や戦人に殺されても文句は言えないと考えている。
- episode7のお茶会では、彼が親族間の内輪揉めを好機と見た霧江と共に六軒島大量殺人を行う様子が描かれているが、自分の息子ではない戦人は説得できなければ殺しても構わないと言う霧江に対し、これが終わったら二度とそんなことを言うなと釘をさしている描写がある。
- ベルンカステルが告げる真実の話では常に霧江と犯行をしていく。時には戦人も協力している物語もある。
- 右代宮 霧江(うしろみや きりえ)*
- 声:田中敦子
- 留弗夫の後妻。戦人の義母。留弗夫と結婚したのが遅く、戦人が母親と呼ぶ気になれなかったため、戦人からは「霧江さん」と呼ばれているが、姉のように慕われている。自身に対して揺ぎない自信を持ち、知的で行動力のある女性だが、私益を見失わないドライさと激しい情動を内に秘めている。ちなみに縁寿は今回の会合では病気のため実家に預けている。夫の手綱を握っており、留弗夫との結婚と同時に彼の女性関係を次々と清算した。
- 過去にゲーム理論に没入していたため、その筋の本を読みつつ自分なりに解釈して“チェス盤をひっくり返す”という持論を形成した。
- 留弗夫を寝取られたことで、明日夢に強い嫉妬心を抱いていた。旧家である須磨寺家の出身で、生家の家督を継ぐ立場にあったが、留弗夫の子(縁寿)を宿し、右代宮家に嫁入りをしたことでその立場を放棄した(須磨寺家側としては右代宮の財力に惹かれ、霧江の嫁入りを認めている)。これにより須磨寺家の家督は霧江の妹である霞に押し付けられてしまったため、霧江とその家族は霞に深く憎まれている。
- ネタバレ
- episode7のお茶会では、親族間の内輪揉めから冷徹な本性を現した彼女が、「ベアトリーチェ」の計画とは違う六軒島大量殺人を実行していく様子が描かれており、実の娘である縁寿を夫を縛っておくための道具だと言い放った。
- 絵羽の残した日記を読んだ縁寿は大きなショックを受けており、episode7のお茶会が限りなく六軒島の真実に近いことが示唆されている。
- 実は、戦人の実の母親だったことが留弗夫の告白によって判明した。
- 右代宮 戦人(うしろみや ばとら)*
- 声:小野大輔
- 本作における、シリーズを通しての主人公。18歳でまだ大学生にはなっていない。留弗夫譲りの長身であり、身長は譲治よりも10cm以上高く180cm以上ある。性格は猪突猛進、無鉄砲だが、他人の心の痛みが分かる感受性も持ち合わせている。父に似て女好きで軟派な面があるが、好色な父親への反発もあって今は恋より友人関係を優先している。
- 大の乗り物嫌いであり、乗り物酔いはしないが墜落事故や海難事故を恐れる。母親を亡くした後、喪が明けない内から再婚した父親に反感を抱き、家出し6年間亡き母の実家の世話になっていた。しかし実家の祖父母が相次いで死去したため、6年ぶりに元の家族に戻ってきた。父親に対する不満は完全には消えていないが、土下座までして戻ってくるよう訴える父親の姿を見たこともあり、許そうと努力している。霧江の「チェス盤をひっくり返す」という理論には感銘を受けており、ことあるごとにその発想術を使っている。
- 「探偵役」としての戦人は、他人に感情移入しやすい性格が祟って「親族や使用人の中に殺人犯なんていてほしくない」という気持ちが先走りしやすく、それが推理を鈍らせる傾向がある。魔女はその戦人の弱みを容赦なくついて論戦を仕掛けてくるため、メタ世界の推理バトルは戦人にとっては不利なものとなりやすい。
- episode5終盤のメタ世界では、ベアトリーチェの魔法を継承し、魔術師となったバトラが存在する。二つ名は「黄金の魔術師」または「無限の魔術師」。後見人はラムダデルタ。episode6のゲームマスターを務めた。ワルギリアやロノウェらを従え、新たなるゲームマスターとしてヱリカと戦った。「黄金の剣」を用いることで、赤と青の二つの真実を使用でき、さらには赤で証明できないことも証明できるゲームマスターの特権である「黄金の真実」を使う。
- ネタバレ
- 留弗夫と前妻・明日夢の息子と前提されていたが、実際は霧江の実子であった。
- episode8でベルンカステルが用意したゲームでは、霧江、留弗夫と共に六軒島大量殺人事件の犯人として設定されており、彼等と共に六軒島の事件の真犯人と思わせる旨趣がされている。
- 物語の一つの結末、いわゆる「魔法END」と呼ばれる世界では、九羽鳥庵に続く地下道に逃れ生還した絵羽と同じように、戦人も1986年10月6日の午前0時に起きた六軒島大爆発事故から生還していたことが明かされる。戦人は島の反対側の隠し屋敷に続く地下道を渡って潜水艦基地の方へ逃れ、そこに停めてあったモーターボートを使って海へと出るが、途中、転覆をしたのか海へと落ちてしまい、そのままどこかの島へ漂着を遂げる。
- その後、意識が朦朧とした状態で彷徨っていた戦人は交通事故に遭ってしまい、道端に倒れているところをミステリー作家の八城幾子に助けられる。だが、交通事故の影響で記憶障害に陥った戦人は自分が何者かが解らなかった。結果、戦人は幾子に「十八」という新しい名を与えられ、彼女と同居することになる。元々ミステリー好きであった十八は幾子の作った小説を読み、感想を求められる内に才能を開花させ、幾子の小説の構成役として幾子と二人で「八城十八」という一つのペンネームを名乗るようになる。
- それから数年をかけて十八は戦人であった頃の記憶を取り戻していくが、その時既に「十八」としての人格が確立されていた彼は、事故の後遺症の影響もあり、どうしても「右代宮戦人」の記憶を自分のものとして受け入れられず、自らの存在を統一できなかった。「右代宮戦人」という他人の人格が自分(十八)の人格を塗り潰してしまうのではないか、という恐怖に苛まれ続けた十八は発作的に自殺未遂を起こしてしまったことで車椅子生活を余儀なくされ、生き別れた妹の縁寿と再会することもできなかった。
- それからまた数十年後、有名作家の寿ゆかりが縁寿であることに気付いた十八は一大決心し、出版社を通して幾子も含めた三人だけで会える場を設けてもらい、とうとう縁寿と再会を果たす。自分の今までの経緯と事情を縁寿に告げた十八は、数日後に縁寿が復興させた「福音の家」に招かれる。そこで、数十年をかけて「縁寿の元に帰ってくる」という役目を果たした十八の中の「右代宮戦人」は黄金郷に招かれ、ようやくベアトリーチェとの再会を果たした。
- 十八が戦人としての記憶を取り戻した際、島からボートで脱出してから他の島へ漂着するまでの記憶だけはどうしても思い出せなかったが、本編のラストでは「六軒島事件から生き残った戦人(後の十八)」と「メタ世界でベアトリーチェとの戦いを終えた戦人(バトラ)」を重ねる形で、六軒島を脱出した直後の様子が描かれている。ベアトリーチェ(ヤス)を半ば強引にボートに乗せた戦人は、彼女に生きて罪を償うよう訴えるが、数々のゲーム盤で人を殺めたという罪の重さに耐えかねたベアトリーチェは海へ身を投げてしまう。戦人もまた、彼女の後を追うが、海の底は闇そのものだった。気を失い、一度は掴んた手を離してしまった戦人だが、その心だけは決してベアトリーチェを離そうとしなかった。やがて戦人の身体は海面へ浮き上がり、海中に残された戦人の心とベアトリーチェは永遠に一緒に居ることを誓いながら深淵の闇の底へと落ちていった。
- 右代宮 縁寿(うしろみや えんじぇ)
- 声:佐藤利奈
- 留弗夫と霧江の娘で、戦人とは腹違いの妹に当たる。戦人とは付き合いが浅いにも関わらず仲が良く、戦人にもらったゲームセンターの賞品である髪留めを大事に持っている。年の近い従姉の真里亞を「真里亞お姉ちゃん」と呼び、その魔法を見て尊敬と好意を持っていた。
- 1986年当時は6歳。霧江によると病弱な体質であり、いつも季節の変わり目に風邪をひく。そのため、親族会議の日は体調不良で霧江の実家に預けられていた。それゆえ、六軒島大量殺人事件が起こった場合「常に孤独になる」運命である。
- episode3およびepisode4で描かれる「親族会議の日より後の世界」では、事件を唯一生き残った絵羽に引き取られ虐待される人生を送る。絵羽の策略により、縁寿と親しくなる者が現れないように常に護衛がつけられていたので、同世代の学友の畏怖の対象となり、“魔女”と噂され家族や友人もなく斜に構えた少女時代を送る。幸薄く、心も荒んでいるため、常に莫大な現金を持ち歩いていて、露払いにバラ撒く悪癖がある。
- 右代宮縁寿の魔女としてエンジェという人間ではない存在でもある(外見は変わりない)。「黄金」「無限」「反魂」の三つの称号を持つにも関わらず、魔女と魔法を否定するためにベアトリーチェと対決する「魔女狩りの魔女」。
- 縁寿は幼い頃にマリアから魔法の手ほどきを受け、魔女同盟マリアージュ・ソルシエールの一員となったが、ひょんなことから魔法を否定し馬鹿にする発言を行ったため、同盟から破門される。六軒島事件の後、絶望にくれていた縁寿は真里亞が残した日記の中でマリアと再会し、魔法修行を再開。原始の魔女見習いとなるが、魔法の力は現実の自分を救ってくれないことに絶望しまたも魔法を否定する。それから数年後の1998年。右代宮最後の生き残りである縁寿は右代宮のあらゆる財産と権利を継承する。この時「黄金と無限の魔女ベアトリーチェ」の名も継承され、彼女は三度魔女となった。継承の後見人はベルンカステル。
- 1998年世界では彼女の魔力は減衰していたが、真里亞との記憶から真の魔女として開眼し、煉獄の七姉妹を家具として呼び出せるようになる。そして、六軒島大量殺人事件の真相を巡る旅を通じて「魔法とは何か」を完全に理解し、最終的に魔法の存在を肯定するに至った。
- 数奇な運命の中で魔法の素晴らしさを知り、そして魔法の空しさも同時に悟った彼女は、魔法を肯定しながらも魔女の敵に立つことができる唯一の存在である。
- episode4ではメタ世界でも18歳の姿で登場し、戦人の推理をサポートしている。ただし「メタ世界で正体を明かさない」というラムダデルタとの誓約のため、戦人に対して「グレーテル」という偽名を名乗っている。勿論、その名前の由来はいうまでもなくヘンゼルとグレーテルに登場する妹の名前。
- episode6では1998年の縁寿が八城十八と面会する「あり得ない記憶」に迷い込むと同時に彼女もまたフェザリーヌの館へと誘われ、彼女の新しき「巫女」としてバトラの紡いだ物語を朗読する役目を担うことになる。
- episode7では終盤で理御と共に謎の劇場に迷い込み、ベルンカステルが「真実」と主張する物語を見せられることになる。
- ネタバレ
- 物語の一つの結末、いわゆる「魔法END」と呼ばれる世界では、1998年にビルの屋上からの飛び降りをやめ、小此木に右代宮グループを後継させることでグループ内の派閥闘争と須磨寺家等の介入が起こる危険性を避けた。結果、小此木が暗躍する可能性もなく、全てが丸く収まる。小此木は縁寿に以前、「愛がなければ視えない」と諭した人物。縁寿はIFの世界で戦人に教えてもらったことを心に置き、絵羽への憎しみをなくし、自分の第二の母親であることを認め、上記のように至った。縁寿はこれから作家への道を辿ることを決意し、小此木が最も信頼する運転手、天草に海が見える南の島へと連れて行ってもらう。
- 数十年後、縁寿は寿ゆかりと名を変え、『さくたろうの大冒険』というシリーズで有名なファンタジー小説家となっていた。印税の殆どは恵まれない子供たちへの支援金とし、いくつかの養護施設の理事長を務めている。そして縁寿はついに十八として生活していた戦人と再会を果たすが、事件後に患った記憶障害の影響により彼は縁寿の知る兄ではなくなっていた。
- 自分が待ち望んでいた兄がもう帰ってこないことを理解した縁寿は、十八に会うのは次で最後にしようと決心し、彼を「福音の家」へと招待する。そこは金蔵が実質的に運営していた恵まれない子供たちのための福祉施設であったが、六軒島の事件をきっかけに右代宮家の援助が途切れ、一度は閉鎖されていた。その「福音の家」を、寿ゆかり(右代宮 縁寿)は子供たちに未来を信じる心と未来を紡ぐ幸せを見つける“魔法”を教える魔女の学校として、再興させていた。
- 物語のもう一つの結末いわゆる「手品END」と呼ばれる世界では、1998年に六軒島へ向かう船上で、小此木に自分の殺害を命じられていると判断した天草と、須磨寺家に買収された可能性の高い川畑船長を天草の荷物から見つけた拳銃で撃つ。縁寿は、二人が裏切っていることを確信して殺したように、自らの信じる「真実」を貫き通すことで未来を切り拓くことを決心する。そんな彼女の前にベルンカステルの僕の古戸ヱリカが現れる。縁寿は自らの推理で戸惑いを隠せなかった天草の顔を見て快感を覚えたようだ。それを見たヱリカは「グッド!」と共感の意を示した。そして、縁寿は自分を殺害しようとした小此木たちに復讐する決意をする。
- その他の結末では、絵羽が書いた六軒島事件の真相が書かれた「一なる真実」という日記を読み、自分の家族が真犯人という最も望みたくなかった残酷な事件の真実を知り理性を失う程に絶望してしまい、それでも自分の家族が犯人だと認めずに今まで犯人と思ってきた絵羽が犯人だと主張したあげくビルの屋上から飛び降りて自殺してしまう。
- 右代宮 明日夢(うしろみや あすむ)
- 留弗夫の前妻。6年前に他界したが思いやりの心を持った人物だったらしく、それは息子である戦人にも受け継がれている。しかし、霧江の記憶では、留弗夫の子の妊娠を理由に強引に結婚にこぎつけたという経緯があり、強かさも併せ持つ。極度の乗り物嫌いであったらしく、戦人にも見受けられる。
- ネタバレ
- 実は、戦人を産んだのは霧江であり、明日夢の赤子が死産していた。
[編集] 次女一家
- 右代宮 楼座(うしろみや ろーざ)*
- 声:小清水亜美
- 金蔵の第4子。亜麻色のストレートの髪で姫カットが特徴。他の兄弟とは大きな年の差があるため、親族会議などでの発言力はかなり劣っている。デザイン会社を経営。
- 当主の金蔵曰く「どこの馬の骨とも知れぬ男」と結婚し娘の真里亞をもうけるが、夫は蒸発してしまい、現在はシングルマザー状態。楼座は籍を夫の方には入れてないらしく右代宮姓を名乗り続けている。
- 蔵臼対絵羽・留弗夫の間で板挟みになることが多く、その度に曖昧に取り繕っている。真里亞に対しては教育熱心で、同様に娘の教育に熱心な夏妃とはささやかではあるが交流がある。娘がオカルト趣味や幼児言葉が抜けないことに真剣に頭を抱えている。兄姉たちから虐げられた記憶、シングルマザーとしての重圧、魔女を信奉する真里亞への嫌悪感、娘を愛さなければという義務感など様々な感情に苛まれており、良き母でありたいという思いとは裏腹に、真里亞の不気味な言動に激昂して虐待といえるレベルの躾を行ってしまうことがある。
- 右代宮 真里亞(うしろみや まりあ)*
- 声:堀江由衣
- 楼座の娘。9歳。年の割りに言動が幼く、「うーうー」が口癖。素直な性格で、戦人の嘘も平気で信じてしまう傾向はあるものの、比較的知能が高い。
- 勉強や友人に関心はないが、趣味であるオカルトに関する知識は豊富。知識を披露する場合「きひひひひ」という笑い声と共に饒舌になることが多い。ベアトリーチェの熱心な信奉者で一緒に遊んだことさえあると言い、ベアトリーチェの存在を否定されると極度に怒る。金蔵と同じくオカルトや黒魔術が趣味だが、金蔵からは毛嫌いされている。
- 右代宮真里亞の魔女としてマリアの姿がある(服装のみ変わる)。無から有を創造できる「原初の魔女」。眷属としてさくたろうを創り出した。
- 魔法について凄まじい素質を持ち、ベアトリーチェに見込まれてベアトリーチェと魔女同盟マリアージュ・ソルシエールを結成する。マリアの魔法は世の中を全てポジティブに考えることができる幸せの魔法であり、マリアージュ・ソルシエールの魔法もかつては人々を幸せにする魔法を作り出していた。しかし、真里亞が楼座から虐待を受け続けたことからマリアージュ・ソルシエールは変質。いかにして他者を傷つけることができるかという黒き魔法の研磨に執着するようになる。
- 真里亞は魔法についての様々なことを日記に残しており、六軒島事件の後は縁寿がそれを所有している。縁寿は真里亞の日記を読むことで、その日記の中でマリアと邂逅することができる。その魔女マリアは黒く染まる前の白き魔女として現われ、外見こそ9歳の右代宮真里亞ではあるが、幼児性があまり強調されていない少女として描かれている。日記の魔女マリアは縁寿にとっては導き手にして師匠である。
[編集] 使用人・主治医
- 呂ノ上 源次(ろのうえ げんじ)*
- 声:船木真人
- 右代宮家に仕える使用人たちのリーダー(使用人頭)。
- 寡黙かつ無口であり、右代宮家に対する忠誠、特に金蔵に対する忠誠心も非常高い。
- 屋敷が建った当初から右代宮家に仕えている最古参の使用人で、金蔵から最も信頼されている人物。逆に蔵臼夫妻からはスパイ扱いされ疎まれている。紗音や嘉音にとっては父親のような存在。
- ナイフ投げに習熟している様子が描かれており、暴れる人間の手や舞う蝶を一撃で壁に縫いとめ、仕留める程の腕前である。
- ネタバレ
- 金蔵の死亡隠蔽をしていた一人。
- 理御が夏妃から崖へと落とされた際、理御を間一髪助けたのが源次である。その後、金蔵と九羽鳥庵のベアトリーチェの間に起こった過ちが金蔵と理御の間に繰り返されることがないよう、理御を児童施設の「福音の家」に預け、金蔵には理御が死亡したと嘘を伝えていた。理御が六軒島に帰ってくると金蔵に知られないように理御をヤス(安田)と改名して使用人として暮らせるように手配していた。
- ヤスを真の当主と認知している。
- 実は、右代宮家当主となるまでは台湾(当時は日本領土であった)で暮らしていた金蔵の現地の友人で、台湾出身の日本人である。台湾での身分は高く上流階級並みだったが、敗戦により情勢が不安定になり、家族を全て失ったものの金蔵の助けでなんとか日本に逃れた。このことから金蔵に恩を感じ取り金蔵の使用人として働くことになった。台湾に住んでいた頃は非常にやんちゃな性格で、金蔵の悪友だった。
- 紗音(しゃのん)*
- 声:釘宮理恵
- 右代宮家に仕える使用人の少女。16歳。
- 金蔵が莫大な援助を行っている孤児院「福音の家」の出身者。本名は「紗代」(さよ)。
- 朗らかで優しい性格のため、仕事が入っていない時間は年の近い戦人たちと遊んだり喋ったりすることも多い。
- 幼い頃から10年も使用人として右代宮家に仕えているにも拘らず、食事の名前や材料を聞かれても答えられないなど些細なミスが多い。譲治とは以前から交際をしており、相思相愛の関係である。夏妃からは冷たく接されている。
- episode7では後述のヤスの福音の家時代からの先輩として登場するが、「使用人の入れ替わりによってヤスが福音の家の使用人の中で一番の古参となった」と明言されたあとも彼女だけはヤスと一緒に働いているなど、彼女が元々はヤスが生み出した架空の人物であったことを示す描写が数多く存在する
- ただし、ヤスと紗音の関係については明確には明かされておらず、創作上におけるヤスの姿が紗音でありヤス紗音は同一人物である(現実世界で譲治と交際していたのはヤスであり、ヤスと紗音の会話は自問自答の様子を脚色したもの)とする説や、完全な架空の人物とする説、ヤスの中に多重人格の人格の一つとして存在する説など、様々な仮説が存在している)。
- 「最終考察 うみねこのなく頃に散」に掲載された竜騎士07とKEIYAの対談では、ヤスがEpisode7で自らを「恋をすることもできない体」と表現したことについて「紗音は(自分が「恋をすることもできない体」であることを)打ち明けられなかった、打ち明けたら嫌われると思った」「譲治の描く結婚後の未来像が彼女を苦しめていた」と、ヤスと紗音をほぼ同一の存在として扱う表現がされている。
- 嘉音(かのん)*
- 声:小林ゆう
- 右代宮家に仕える使用人の少年。16歳。唯一人、赤い帽子を被っている。
- 紗音同様「福音の家」の出身者で、血縁関係ではないが彼女を姉と慕う。本名は「嘉哉」(よしや)(実際には本人が名乗っただけなので、真実の名前とは限らない)。
- 無口・無表情で、紗音とは対照的にあまり戦人たちとは喋らない。
- 右代宮家に仕えて3年目。源次には黙々と仕事をする勤務態度が気に入られており、金蔵からある程度の信頼を得ている数少ない人物の一人。
- 物心がつく頃から使用人としてすごしてきたため、自由な生き方には懐疑的。自らを人間ではなく「家具」であると称しており(「家具」の呼称は紗音・源次にも認められている)、それが朱志香などには人生への諦観として聞こえている。ベアトリーチェに対しては敬意と同時に敵意も抱いている。自らは否定しているが、朱志香に対して恋心をもっており相思相愛である。なお蔵臼からは友人のように接されているが夏妃からは冷たくされている。なお嘉音自身も上記の理由から夏妃に「地獄へ堕ちろ」と陰口を叩いている。
- 郷田 俊朗(ごうだ としろう)*
- 声:上別府仁資
- 使用人の一人である料理人。勤続期間は2年目になる。元大手ホテルのレストランのシェフで、料理の腕前は超一流。
- その向上心ゆえ、片翼の鷲を許された使用人たち(特に若い紗音や嘉音)に対し、彼らに比べて勤続年数が浅いにも拘らず優位に振る舞おうとする。
- ネタバレ
- 1986年の親族会議に参加している使用人たちの中では、金蔵が既に死亡していることを長男夫婦から事前に知らされなかった唯一の人物。
- 熊沢 チヨ(くまさわ ちよ)*
- 声:羽鳥靖子
- 右代宮家で家事を手伝うパートタイマー。80歳近い高齢で、何度も退職と復帰を繰り返している。紗音や嘉音にとっては母親的存在。
- 喋り好きで明るい性格だが、面倒な仕事が来ると腰が痛い等を理由にサボるなど、面倒臭がりな一面がある。しかし、夕飯時に紗音がデザートのソースの材料は何かと聞かれて答えられず困っている所に、「それは鯖である」と茶化しながらも助け舟を出すなど、人の立場を察することのできる人物。また、このような“鯖”を題材とした冗談は熊沢の十八番であり、一族の間ではこれが親族会議での定番のジョークとなっている。
- また、怪談話をでっちあげて子供た怖がらせるのが大好きという困った癖があり、「夜の右代宮家には魔女ベアトリーチェが闊歩していたずらを繰り返している」という子供じみた怪談をはじめに語った張本人。
- 紗音や嘉音といった福音の家出身の使用人には慕われており、嘉音曰く「母のような存在」。
- ネタバレ
- ヤスの事情を知っていることから、事件で裏からヤスに協力している一人。
- 金蔵死亡隠蔽の協力者。
- 南條 輝正(なんじょう てるまさ)*
- 声:石住昭彦
- 金蔵の主治医を務める老紳士。おおらかな性格で、金蔵の友人であり、使用人を除いて面会を許される唯一の人物。病院は息子の雅行に譲っており、のんびりと余生を送っている。
- ネタバレ
- ヤスが起こす事件では常にヤスの共犯者である。
- 金蔵死亡隠蔽の協力者。
- 金蔵と出会ったきっかけは、金塊を巡る争いで負傷していたベアトリーチェ・カスティリオーニを金蔵が南條の医院にかつぎこんだことから。西洋趣味が共通することから話があい、チェスを通じて仲良くなった。現在でも金蔵はよくチェスを行っている。
[編集] その他の使用人
ネタバレ
煉獄の七姉妹のモデルになった人物たち。
- 瑠音(るおん)
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の家出身。
- 紗音とヤスが右代宮家に来た時点で、すでに2年前から務めている先輩使用人。後に、使用人たちの入れ替わりで、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のルシファーに酷似している。
- 恋音(れのん)
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の出身。
- 紗音とヤスと同時期に右代宮家に務めている先輩使用人。後に、使用人たちの入れ替わりで、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のレヴィアタンに酷似している。
- 玲音(さのん)
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の家出身。
- 紗音とヤスと同時期に右代宮家に務めている先輩使用人。後に、使用人たちの入れ替わりで、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のサタンに酷似している。
- 礼音(れいのん)
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、福音の家出身。
- ヤスが最初の魔女ベアトリーチェ(ガァプ)に、礼拝堂で初めて出会った時期に右代宮家に務めている先輩使用人。なぜか、使用人の白い帽子を被っていない。後に、使用人たちの入れ替わりで、職替えにより、右代宮家から辞めて去った。
- 容姿が煉獄の七姉妹のベルフェゴールに酷似している。
- 眞音(まのん)
- 右代宮家に仕える使用人で、紗音・嘉音に同じく「福音の家」出身。
- ヤスが使用人を止め、六軒島の夜を支配する黄金の魔女ベアトリーチェになり、紗音の目の前からその姿を隠してから以降の、第5章”新しき元素”より、眞音は紗音より若い、右代宮家の使用人たちの一人としての姿を現す。
- 1980年10月時点、使用人として務めている。
- 1982年時点、蔵臼夫婦が不在の時は、朱志香の部屋で、紗音と共に、賑やかにお喋りしている。
- シフトの関係で、1986年の10月の親族会議の日は出勤していない。
- 容姿が煉獄の七姉妹のマモンに酷似している。
- 鐘音(べるね)
- 右代宮家に仕えていた使用人の少女で、紗音・嘉音に同じく「福音の家」出身。
- 使用人たちの入れ替わりで、ヤスが、福音の家の使用人たちの中で、一番の古参となった以降に、後輩として務めている。なぜか、使用人の白い帽子を被っていない。
- 1986年の数年前に使用人として務めていたが、現在は不明。
- あるはずのマスターキーが突如なくなるという怪現象を通じてベアトリーチェの信奉者となり、「魔女ベアトリーチェが夜の右代宮家を徘徊している」という怪談を広める語り部の一人となった。
- 容姿が煉獄の七姉妹のベルゼブブに酷似している。
- 明日音(あすね)
- 鐘音と同期の使用人の少女。
- 使用人たちの入れ替わりで、ヤスが福音の家の使用人たちの中で、一番の古参となった以降に後輩として務めている。なぜか、使用人の白い帽子を被っていない。
- 鐘音とは異なりベアトリーチェの存在を信じていないが、この職場の使用人は怪談を信じている素振りをしなくてはならないという空気を敏感に読み取ってそのように振舞っていた。
- 容姿が煉獄の七姉妹のアスモデウスに酷似している。
[編集] ベアトリーチェの正体
- ヤス
- episode7のクレルの独白の中に現れる、右代宮家の裏の当主とも言える人物。episode5で夏妃をおびえさせた「19年前の男」の正体でもある。
- 六軒島で惨劇を引き起こした張本人であり、「魔女・ベアトリーチェ」の核となる人物でもある。
- 紗音とほぼ同時期(1976年)に「福音の家」から右代宮家に来た使用人であり、現在も表向きは使用人に身をやつしていると思われる。ヤスという名前は姓の「安田」からとられた使用人仲間での愛称であり、「音」の文字を持つ使用人名が何であるかは不明。また、肉体的な性別についても不明。
- まだ未就学で、『これから小学生だった』という年齢(6〜8歳位)で奉公にやってきたため、周囲からは浮いた存在になっていた(本来なら、小学4年生なのだが、源次により、3才、少なく年齢詐称させられていた)。
- 使用人としては前例のない異例中の異例で、学業最優先で、近い年齢の朱志香とともに学校も通いながら使用人として生活していた。
- 幼い頃はよく物を忘れる癖があり、他の先輩の使用人たちからしょっちゅう嫌味を言われていた。だが、紗音だけは優しく接してくれたため、彼女を理想の使用人として憧れていた。
- 福音の家の園長の影響で、心の中で空想の友達を作り出す優れた想像力を持つ。物忘れの現象を魔女の仕業と思い込み、頭の中でイメージした魔女(外見はガァプ)を物忘れの原因とした。それ以降はそのイメージした魔女と会話遊びをしてすごしていた。
- 当時、いつも母の様に優しくしてくれる、熊沢が噂していた「六軒島に現れるという魔女」の姿を聞き、より忠実な魔女の姿に変え、最初の魔女ベアトリーチェ(ガァプ)を「魔女ベアトリーチェの友達の魔女」と設定を変更する。
- そして、愚鈍な自分と違って何でもできる魔女への憧れがつのる余り、自身が作り出した魔女ベアトリーチェのイメージを自分自身の本当の姿として同一視するようになっていった。
- 推理小説を趣味とする熊沢とは、自分の推理を議論し、語り合う仲であった(その当時、メッセージボトル使用の『そして誰もいなくなった』(アガサ・クリスティ)に夢中であった)。後に、紗音とも推理を議論する日々を送った。
- やがて月日を重ね、福音の家より来た使用人たちの入れ替わりで、一斉に先輩から後輩まで一度に辞めることになり、ヤスだけ残り、福音の家の使用人たちの中で、一番の古参となった。
- ヤスは実はただの使用人ではなく、金蔵と九羽鳥庵のベアトリーチェの子である。(すなわち実在する3代目のベアトリーチェ)
- 19年前に生まれたヤスは、金蔵によって夏妃に預けられ、養子として次期当主になるように育てろと命令した(ヤスの出自については金蔵は夏妃に隠していた)。しかし夏妃はその赤ん坊を崖から落としてしまい、金蔵も夏妃も死亡したと思い込んで、赤ん坊の存在は封印されて夫の蔵臼にも語られることはなかった。しかし実はこの赤ん坊は源次と南條により助けられており、金蔵にも内緒で福音の家で「安田」として育てられていた。
- クレルの独白によるとヤスは1984年に碑文をすでに解いており、この時点で金蔵から次期当主の座を継ぎ、それと同時に金蔵が大往生したため、その瞬間に右代宮家の現当主となった。しかし、この時点ではヤスは当主として公の場に名乗り出ることを拒否したため、その権限を凍結している。また、この時点で自身の母がベアトリーチェという名を持つことを源次たちから知らされ、「ベアトリーチェの子はベアトリーチェの生まれ変わりである」という金蔵の妄想を自らの幻想に取り込んだ。
- ヤスの本当の出自や当主の座を継いでいることについて知っているのは源次、熊沢、南條の三人だけであり、ヤスがなんらかの事情で当主の権限を使うと決意した時は、その時点で誰が当主であってもヤスこそが「真の当主」であることを認めて惜しみなく協力することを誓っている。
- ヤスが夏妃に受け入れられて崖から落とされなかった可能性の姿が右代宮理御である。
- 魔女ベアトリーチェ
- 声:大原さやか
- 右代宮家で魔女と呼ばれている存在。千年を生きた黄金の魔女にして“無限の魔女”。1人を“無限に”殺す力を持つ。episode1の「お茶会」にて初めてその姿を現す。一人称は「妾」。「本作で起こる殺人事件は自分が魔法によって直接、もしくは間接的に起こしたものだ」と主張しており、それを納得しようとしない戦人との間で推理ゲームを行っている(episode2以降)。親しき者には「ベアト」と愛称で呼ぶことを許している。
- 既に人間の域を逸脱し、悪魔のように人間に召喚されては対価と引き換えにその力を貸し与えているという。金蔵との契約で右代宮に富を与えたということで「右代宮家顧問錬金術師」を自称している。六軒島の広大な未開の森の主として右代宮家で語り継がれてきた存在であり、今なお外界から隔絶された六軒島に不穏な気配を漂わせている。
- その性格は高圧的かつ我侭で、魔女たちの中でも一際残忍であると言われている。自分を敬わない者には攻撃的な感情を露にし、激しい罵りの言葉を浴びせる。しかし、一部のニンゲンに対しては手助けの魔法を施したり、慣れ親しもうとするなど好意的な一面を見せることも多く、時には子供のように我侭を言うなど非常に気まぐれで起伏の大きい内面もある。好きなものは紅茶とアイスクリームで、嫌いなものは退屈と、自分を否定する者。その実体は「ニンゲンの誰かではなく、この世界のルールが擬人化した存在」とされているが、幻想浸食の進行によって六軒島に顕現し、眷属や魔女の家具を従えて物語を引っ掻き回す。また、メタ世界では、物語上の絶対的真実を“赤文字”で語ることで戦人の推理を否定し、苦しめる。強力な力を持つ魔女だが様式美に拘るため、その行動には無駄が多く、時に遊びが入っているとさえ言われており、ラムダデルタは彼女を「軽くて広い弾幕」、またはジャンケンの「グー」と称した。
- episode1からepisode4のゲームマスターであり、episode4ラストにて戦人の青き真実により敗れ、最後の謎である「戦人以外の全員が死亡した状況で戦人以外の何かが戦人を殺害する」を出題し生きることを放棄した結果、自らの意思で動くことすらおぼつかない生ける屍のような状態になる。その後は黄金郷でワルギリア、戦人に見守られながら「生きて」いたが、終盤ドラノールに殺された戦人の下に自らの足で駆け寄り、涙を浮かべながら消滅する。なおここで消滅したのはゲームマスターであったメタ世界のベアトリーチェであり、ゲーム盤の駒としての彼女はその後も度々登場する。
- episode7では、右代宮家の真の当主・ヤス(別世界の理御)が思い描いた魔女のイメージを核に、熊沢が語っていた悪食島(かつての六軒島)の怪談や、使用人の間で広まった六軒島の屋敷の怪談など、様々な「人が畏れる不可思議な存在」の要素が合わさって作りだされた存在であることが判明した。当初は後述するクレルと同じ外見であったが、金蔵が「ベアトリーチェ」の肖像画を掲示したことでそれを取り込み今の姿となった。
- 19年前の男
- 19年前に転落死したはずの「夏妃の養子」を名乗る男。episode5で電話越しにのみ登場する。
- 「夏妃の養子」が生存していたならば18歳になる。夏妃を「カアサン」と呼び、復讐のために六軒島の親族会議に訪れることを宣言する。episode5で実際に登場はしなかったが、親族会議の当日に電話で幾たびも夏妃に電話をかけ、島にすでについていて、近くから夏妃を見張っていると語った。しかし、episode5では「(古戸ヱリカを含めて)島には18人を超えるニンゲンはいない」と赤字で語られている。
- episode5では蔵臼を人質にとったと夏妃を脅迫し、昼の一時から客室のクローゼットに一時間隠れていることを要求。この結果、客室でおこった秀吉殺しのアリバイを夏妃は証明できなくなり、古戸ヱリカに犯人と断定されてしまった。
- 右代宮 理御(うしろみや りおん)
- 声:川澄綾子
- 右代宮家次期当主。episode7において、1986年10月4日・5日の親族会議に現れる新たな登場人物。
- 蔵臼・夏妃の第一子であり、朱志香が生まれる1年前に、夏妃が懐妊しないために金蔵が与えた養子。温和かつ礼儀正しい性格であり、非の打ち所のない好青年。そのため、若すぎることを除けば、次期当主として誰よりも相応しいと見られており、金蔵も溺愛しているほどである。次期当主を意味する銀の指輪を与えられており、二十歳の誕生日には当主の座を継承する予定となっている。なお、1986年には19歳を迎える。
- しかし理御が「長男一家の一員として」存在できる確率は、ベルンカステルによれば257万8917分の1であり、他の世界において赤ん坊の理御が夏妃に預けられたほぼ直後に、夏妃と使用人との散歩中に崖下に転落する。更にそのような赤ん坊が夏妃に預けられていたことを蔵臼と朱志香は知らされないまま事件は闇に葬られる。源次はこの転落事故について、金蔵が再び同じ「罪」を犯さぬようにと理御は死亡したと金蔵に報告するが、実際には生存しており、その後は右代宮家の使用人「ヤス」として生き、やがて惨劇を引き起こすことになる。そのため、金蔵はいずれの世界においても理御と言う名をつける予定だったが死亡を聞かせられ名付けられず、実際に理御の名がつけられるのは、長男夫婦の子として育った世界に限られる。また、この真相を知っているのは源次、熊沢、南條のみである。だが、ベルンカステル曰く、理御が仮に長男一家の一員として成長したとしても、1986年の10月の親族会議で右代宮の財産を狙う親族たちによって殺される運命にあると言う。
- 朱志香と同じく金髪の持ち主で、長く伸ばしており、赤い服を纏っている。中性的な外見のため他人から性別を尋ねられることが多く、そのことについてコンプレックスを持っている。episode7の時点では理御の性別について読者に対する明示がされない。一人称は「私」。礼節を弁えない朱志香やウィラードの尻をよく抓っている。ウィラードによれば、尻を抓られるとしばらく腫れがおさまらないらしい。
- クレル・ヴォーブ・ベルナルドゥス
- 声:大原さやか
- ベルンカステルによって生み出された朗読役もしくは代役であり、厳密には「ベアトとゲームを擬人化するための依り代」とされる。よってクレルは「人格」ではないため、「人」と言うよりは「道具」である。その名前は、ベアトのゲームの最後の案内人を意味している。episode7からメタ世界においてのみ登場する。
- 白いドレスに身を包んでおり、白い髪と、ベアトリーチェと同じ顔を持つ。一人称は「我」。「我こそは我にして我等なり」という台詞を頻繁に用いる。クレルは「事件の真相」(犯人は誰か、犯行手段は何か、動機は何か、など)そのものをキャラクターとして擬人化した存在であり、彼女が語る内容は事件の真相そのものである。いわば、犯人の代わりに自白をする存在である。犯人の「動機」の影響を受けるのか、犯人にとって語りたくないことは曖昧な表現のまま済ますこともある。しかし、彼女の語る独白は全て真相に至る重要なヒントとして扱われる。episode7においては、「事件の犯人としてのベアトリーチェ」の過去を朗読劇という形で独白した。
- episode7の終盤で、ウィラードが事件の真相に至ったためクレルの役割は終わる。彼女の埋葬が執り行われ、黄金の花びらとして散っていった。しかし、その後謎の劇場にて再び理御と縁寿の前に姿を見せる。
- 九羽鳥庵に住んでいたベアトリーチェ
- 声:大原さやか
- 六軒島の森の奥に「九羽鳥庵」という隠れ屋敷があり、そこで「ベアトリーチェ」という娘が金蔵によって囲われていた。 この「ベアトリーチェ」は物心ついた時から金蔵に「黄金の魔女」として九羽鳥庵で育てられた。しかし、彼女自体は魔法も使えず、屋敷から出ることもかなわず、「自分は本当は何者なのか。魔女ではないのではないか」というアイデンティティに悩んでいた。
- 1967年、九羽鳥庵に迷い込んだ楼座により、外の世界の存在を教えられ脱出を決意。楼座につれられて森を抜けようとした道程で謝って海岸沿いの崖から転落して死亡。楼座は恐ろしくなって死体をおいたまま逃亡し、そのことは誰にも話さないままでいた。
- 九羽鳥庵の存在を知る者は川畑船長の話によると、源次、熊沢、南條、高齢の使用人数人、物資を運んでいた船乗りのみである。
- ネタバレ
- 正体は、金蔵とビーチェ(後述)の間に産まれた娘であり、ヤスの母親でもある。いわば、実在した2代目のベアトリーチェである。
[編集] 来客者
- 古戸 ヱリカ(ふるど えりか)
- 声:桑谷夏子
- 探偵。episode5から、1986年10月4日・5日の親族会議に現れる新たな登場人物。
- 青色の長髪を持つ10代半ば程度の少女だが、博識で頭が良く、写真並の記憶力を持つ。言葉遣いにほとんど敬語を用いている。謎解きやミステリーなどといったものに強い関心を示しており、これを楽しむことができるならば時に人情をも無視することもある。また、これを解くことによって出題者を見下すことに何よりの悦楽を覚え、冷酷かつ狡猾な一面も持ち合わせている。自身の推理には絶対の自信を持っており、それを汚されたり挑発されたりすると強い怒りを露にすることがある。これらの性格を自覚しており、自らを「知的強姦者」と自称して憚らない。口癖は、「グッド!」、「ただ○○がここに存在するだけで、古戸ヱリカはこの程度の推理が可能です。…如何でしょうか、皆様方?」など。
- 1986年10月4日に六軒島付近の海域を航行していたプレジャーボート「エターナルメイドII」から転落し、海難事故による遭難者として六軒島に漂着し奇跡的に無傷で生還、右代宮家が彼女を屋敷にて保護し、客人として迎えられる。そして魔女伝説連続殺人事件に遭遇することになる。
- 正体は、魔女・ベルンカステルが送り込んだ人間としての駒であると同時に分身であり、ゲーム盤の上ではいかなる場合でも“探偵権限”を発動させることができる。episode5の殺人現場においてはその都度介入して現場検証や事情聴取を行っては推理を展開している。また、メタ世界に干渉および存在することもできるイレギュラーな人物であり、「本格ミステリー」を主軸とした論法で考察を行い、反りの合わない戦人と激しい論争を繰り広げる。
- episode5の終盤にてベルンカステルに「真実の魔女」の称号を授かる。
- 箸に対してこだわりがあり、西洋料理も箸で食べようとする。夜中に一睡もせず戦人の行動を監視したり、絵羽と共に考え出したガムテープによる室内の封印を全ての部屋や窓に施すなど、尋常ならざる行動力を見せ、作中では幾度も「毒蜘蛛」と形容されている。
- 協力者であるアイゼルネ・ユングフラウの3人、特にドラノールを見下したり、同じく協力者であるシエスタ姉妹兵をこき使った後に処刑しようとしたり、煉獄の七姉妹を「文鎮」と嘲るなど、人ならざるものたちに対して異常な嫌悪を見せる。
- 1986年より後の時代では、古戸ヱリカはプレジャーボートから転落後に行方不明になったと扱われている。六軒島に漂着し"六軒島爆発事故"に巻き込まれたのではないかと遺族は主張しているが、彼女が六軒島にいた証拠も、いなかった証拠も、等しく発見されてはいない。
- 恋人の浮気を疑ったことで恋人に疎まれ、手酷く捨てられた過去があり(決定的な浮気の証拠もなければ、浮気して"いない"証拠もまたなかった)、これが彼女が"絶対的な真実"に強く執着する背景となっている。
- episode3と同時に配布された小冊子に似た内容の詩がのせられているので、この詩をモデルにしたキャラだと思われる。
- episode5終盤、戦人を倒したため魔女となったヱリカ。二つ名は「真実の魔女、仮」。後見人はベルンカステル。
- 犯人を夏妃と断定し、これを戦人に認めさせるために戦った。その後、新たなるゲームプレイヤーとなる。
- 魔女でありながらニンゲンでもあるという非常に特殊な存在。
- ヱリカの昔の恋人
- 古戸ヱリカがかつてつきあっていた男性。劇団員だった。 ヱリカは彼が浮気をしているのではないかと疑い続けた過去があり、それに彼は嫌気を感じて別れた。
- 浮気をしていない証拠は証明できない。つまり「ないものを証明できない」という悪魔の証明である。そのため、ヱリカの恋人は赤字を使えない人間である限りはいかにしてもヱリカに「真実」を与えることはできなかった。 これがヱリカが「真実の魔女」への道を歩むことになったきっかけとなっているようだ。
[編集] 1998年の世界
[編集] 八城 十八
- 推理小説作家。女性だが覆面作家であり、世間では男性と思われている。性格は傲慢で厭世的。他者と会話する時は相手を「人の子よ」と呼び、自らをニンゲンよりも上位の存在のように語る。商業作家であるにも関わらず「世間の読者の大半は本をなんとなく眺めているだけで、本当の意味で物語を読んでなどいない」と一般読者を見下している。
- 六軒島殺人事件に興味を持つウィッチハンターの一人であり、「全ての謎を解いた」と豪語している。しかし、その真相を公表はせず、その代わりにヒントを追加した新しい物語をいくつも インターネット上で発表している。それは六軒島事件の謎を伝える新しいメッセージボトルであり、ウィッチハンターたちからは「偽書」と呼ばれている。偽書作家は彼女以外にも存在し、彼女曰く「真実に辿り着いた者ならば、偽書を作り出し広めることの意味があることが理解できる」ということなのだが…。
- ネタバレ
- 実は八城幾子と十八の2人で1人のネームであった。
- 八城 幾子(はちじょう いくこ)
- 声:根谷美智子
- 八城十八として今まで縁寿の前に登場してきた人物。
- ミステリー作家である。
- 性格は基本的ミステリアスで、上から目線で相手と接することが多く、自身の作品の一部の読者を批判することもある。
- ネタバレ
- しばらく縁寿の前で「八城十八」と名乗っていたがこれはペンネームであり、実の本名は「八城 幾子」であり、過去に六軒島事件の後に生き残っていたが事故の影響で記憶障害になっていた戦人をドライブ中偶然的に見つけ出して、戦人に「八城十八」という仮の名前を与えてその後は十八と共に作家生活をする。なお、「八城十八」というネームは幾子と十八の2人で一緒のペンネームでもある。
- 良家のいわゆるお嬢様だったが、やんちゃがすぎて実家を追い出され、親の用意した邸宅(別荘)で数名の使用人を雇い、気ままに暮らしていた。
- 「ベルン」という黒猫を飼っている。
- 六軒島事件の真相が書かれていると思われる「一なる真実」という絵羽が生存に記した日記を何故か所持しており、その日記をウィッチハンターたちに公開する予定だったが、途中で日記の公開を中止した。
- フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラを自分のつもりと語るも、縁寿に「あなたがフェザリーヌなの?フェザリーヌがあなたなの?」と質問されるも、何故かとぼけながら回答を避けた。
- また、時折ベアトリーチェと口調が酷似していることや、名前が幾子(いくこ)であることから、幾子→いくこ→19子→19年前の赤子=ヤスと推理するファンも少なくなく、六軒島事件から生き残ったヤスの未来の人物だと結論する者もいる。
- 八城 十八(はちじょう とおや)
- ネタバレ
- 六軒島事件から生き残って幾子に拾われた戦人。
- 現在は幾子と共にミステリー作家になっており、作品の原案を十八(戦人)、執筆が幾子という体制で作品を創作している。
- 戦人の記憶を持っているが、記憶を取り戻した時点で既に「十八」としての人格が確立していたこともあり、自分が「右代宮戦人」であることをどうしても受け入れられなかった。その意味においては、十八と戦人はもはや別人と変わらない。
- 戦人であると公表していないため、法律上では戦人は世間で失踪扱いになっている。
- 十八と戦人という二つの存在の狭間で苦しみながら、生き別れた妹の縁寿との再会を望むようになる。
- 詳しくは右代宮戦人の項目へ。
[編集] その他の人物
- 小此木 鉄郎(おこのぎ てつろう)
- 声:小杉十郎太(アニメ)・成田剣(PS3版)
- 秀吉の取引先である食品会社の社長。秀吉一家とは懇意の仲で、その縁から1998年の世界では右代宮グループの重鎮となっている。
- ネタバレ
- 「手品END」の世界では、縁寿によって「天草に命令して縁寿と霞一味を殺害させようとしていた」と断定されている。理由は縁寿が継いだ株と財産、それを狙う親類者の須磨寺霞の存在によって右代宮グループが崩壊しかねないことから。だが、「魔法END」の世界では縁寿に条件付で右代宮グループを譲られており、仮に縁寿殺害計画があったとしても実行する必要がなくなった。
- キャラクターデザインが『ひぐらしのなく頃に』に登場する「小此木」と酷似しているが、関連性は不明。また、作者の竜騎士07は彼について、『ひぐらし』からのゲスト出演と説明している。ただし、「ひぐらしのなく頃に」に登場する小此木ではないとしている。
- 天草 十三(あまくさ じゅうざ)
- 声:遊佐浩二
- 右代宮グループのセキュリティメンバーの一員。元傭兵でスナイプの技に長けている。性格は軽く、すぐ軽口を叩く。口癖は「ヒャッハ」「クール」。昔も今も縁寿とよく話している。縁寿を「お嬢」と呼ぶがアニメでは「縁寿さん」と呼ぶ。
- 1998年の世界では絵羽の護衛を担当していたが、軽い性格が疎まれて辞職させられブラックウォーター社でエクササイズを担当していた。しかし、小此木の依頼で縁寿の護衛役として日本に帰国した。
- ネタバレ
- 「手品END」の世界では、縁寿から「小此木に縁寿と霞一味を殺害するよう命令されていた」と断定され、射殺される。実際に、episode6のお茶会では小此木への報告電話でそれが真実であることを示唆するようなやり取りを行っている。だが、「魔法END世界」では縁寿が小此木と完全に和解しているため、小此木の下を去り作家になった縁寿の付き運転手となる。
- 川畑船長(かわばた)
- 声:松岡大介
- 親族会議において、親族たちを六軒島へ送り届けた船の船長。老境の男性。公共の交通機関のない六軒島へは川畑の船以外での交通は不可能とされる。
- 古い時代に、六軒島への人や物資の運搬を行う契約を金蔵と交わしており、六軒島輸送を一手に引き受けている。親族会議の時の送り迎えも毎年川畑の船に世話になっている。
- 川畑の船は数年前まではぼろい漁船だったのだが、外国の漁船とのスピード勝負に負けた悔しさから、40ノットを超えるスピードをさせる高速艇に改造された。この結果、最高速度で飛ばすと新島から六軒島まで数分で到着できる。
- 1998年の世界では右代宮家の人間を無事に新島まで送り届ける仕事を果たせなかったことを後悔しており、最後の生き残りである縁寿を島に送り届けようとする。
- ネタバレ
- 「手品END」の世界では、縁寿によって須磨寺家(霞)に買収された霞の手先と断定され、縁寿に銃殺された(ただし、実際に川畑が須磨寺家に買収されたかは曖昧な描写なため真相は定かではない)。
- 須磨寺 霞(すまでら かすみ)
- 声:田中敦子(アニメ)・島本須美(PS3版)
- 霧江の妹。斜陽を迎えつつある旧家である須磨寺の当主。姉である霧江が当主を継ぐ予定であったが、霧江と留弗夫との間に子供ができたために右代宮家に嫁ぎ、霞が急遽当主の座を継ぐことになった。その際に当時付き合っていた男性とも強制的に別れさせられ、本家の望んだ本人曰く「顔も知らないような男」と無理矢理結婚させられており、そのために人生を狂わされたと考えており、霧江に対して深い憎悪を抱いている。しかし幼少期はお嬢様生活をしていたようで、厳しい躾に苦しむ霧江を嘲笑しており、そのつけが回ってきたとも考えられる。
- 1998年の世界では、霧江の忘れ形見である縁寿を須磨寺家で引き取り、縁寿が継いだ右代宮の財産を搾取しようと目論む。
- 性格は一見優雅な貴婦人だが、感情が昂ぶるとサディスティックな言動が増えるようになる。須磨寺の歴史ある血筋に対するプライドが非常に高く、右代宮を成金と蔑んでいるものの、経済的に右代宮の方が上位にあることを歯がゆく感じている。
- 水面下で小此木や大月教授に縁寿の引き渡しの依頼をしたり、様々な人々を手先としている。
- 六軒島で縁寿を追い詰めるが護衛共々煉獄の七姉妹に殺される末路を迎える。
- 大月教授(おおつき)
- 声:近藤隆幸
- 民俗学教授。しかし学識はオカルト関係に偏っており、そちらの方面で著名。六軒島殺人事件の真相を独自の解釈で趣味的に推理する好事家「ウイッチハンター」の一員。1998年の世界では魔女ベアトリーチェの伝説を収集している。
- 実は霞に縁寿の身柄を引き渡すよう依頼されていた霞の手先だったが、縁寿に上手く丸め込まれ、結果的には縁寿に右代宮蔵書やメッセージボトルの情報を提供した上、そのまま逃してしまった。
- 南條 雅行(なんじょう まさゆき)
- 声:石住昭彦
- 南條輝正の息子。父から病院を継いで新島で開業医をしている。診療所は「かなり大きい」とのこと。病気の娘がいた、1998年では娘は死んでいた。
- 謎の手紙を所持していた。手紙の中には銀行のカードとキーが入っていた。
- 熊沢 鯖吉(くまさわ さばきち)
- 声:梅津秀行
- 熊沢チヨの息子。新島漁港で働いており、六軒島事件の頃はチヨと同居していた。
- 謎の手紙を所持していた。
- 聖ルチーア学園のクラスメイト
- クラスリーダーを始め、誰も縁寿への虐めを止めず積極的・消極的に虐めに加担。 配布物を渡さない、私物を隠す・破壊する、陰口は日常茶飯事だったらしい。連帯責任(奉仕活動=罰当番)回避のため、テストの出来が悪い縁寿を放課後皆で長時間に亘り吊るし上げ、狂気笑いをしていた。一人が怪死した為、同級生数人が警察に嫌疑を掛けられる羽目になる。
- 須磨寺霞の護衛
- 須磨寺家に仕える護衛たち。縁寿をつかまえるため須磨寺霞の無理な命令も着々とこなす。「お茶のお道具」(注:人を殺傷できる武器や銃火器類のこと)を携帯して、霞の命令なら殺人も辞さない人間たち。 失態を犯すと霞さんの「茶会」に招待される。チンピラ口調で縁寿を脅したりする所を見ると、結構なザコ属性の持ち主っぽいが、これが霞のサディスティックな性格を満足させるためにあえてチンピラっぽく縁寿を脅してるだけなら大したプロ根性である。
- 霧江の母(縁寿の祖母)
- 縁寿の母方の祖母(霧江の母)。須磨寺家の実力者で霞も恐れる人物。1998年世界で健在。祖父(1998年世界では死亡)との夫婦愛は冷え切っていた様子。
[編集] 1945年の世界
日本海軍は、本土防衛を目的として、八丈島と横須賀を結ぶ線上に回天搭載潜水艦の秘密基地を建造する計画を立案し、秘匿性が高いと見られた無人島の六軒島を候補に上げる。だが当時の日本には、既に回天を搭載できるだけの大型潜水艦が残っておらず、六軒島の基地建設は未完成に終わった。そのため島には岩窟内に建設途中の基地が残るのみで、その後は守備隊が島を管轄するだけとなった。
そんなある日、10tのインゴットを積んだイタリア社会共和国海軍の潜水艦が六軒島の岩窟に入港し、六軒島での命運が大きく変わることになる。
- ベアトリーチェ・カスティリオーニ
- 声:大原さやか
- イタリア社会共和国高官の娘。愛称は「ビーチェ」で、美しい金髪の持ち主。ムッソリーニの側近と思われた父やその他の海軍隊員と共に潜水艦に乗っていたが、航行中の事故により父と乗組員の大半を亡くし、艦体に深いダメージを受けた潜水艦で命からがら六軒島の基地へ辿り付く。
- 金蔵を生涯虜にしたベアトリーチェ本人。イタリア海軍の生存者の中で唯一英語を話すことが出来、同じく六軒島の基地の人間で唯一流暢に英語を話せた金蔵と親しくなった。終戦後は小田原の後に六軒島の九羽鳥庵に移住し、子供を授かる。しかし産後の肥立ちが思わしくなく、出産から程なくして死亡した。
- いわば、最初に実在していたベアトリーチェである。
日本軍
- 山本中尉
- 当時の金蔵たちの軍人としての上司。 金蔵にイタリア軍との和訳役を命じた。 イタリア人の黄金を奪おうと画策する(しかし、後の描写では画策したと思われるのは金蔵になっている)。ビーチェを人質にするも、金蔵に殺される。
- 田島、平岡兵曹
- 日本の兵士の二人。イタリア軍と日本兵の黄金争いの交戦中で死亡する。また、彼の死の影響で当時死ぬことを望んでいた金蔵は死を恐れるきっかけになった。
サロ共和国軍
- アンジェロ少尉
- イタリア兵士たちの上司。日本兵を始末して黄金を守ろうと画策するも、日本兵に一歩先を取られ交戦になり死亡する。
- ジーノ、ルーべンス
- イタリア兵の二人。日本兵と交戦で死亡した。
- ベアトリーチェ・カスティリオーニの父
- ビーチェの父親で、イタリアの高官。六軒島へ到着した時には即に死亡状態だった。
[編集] その他の人物たち
- マルソーの会長
- ベアトリーチェの10トンの金塊を、金蔵以外で唯一目撃したとされる人物。 すでに亡くなっている。性別、名前不明。 若い頃の金蔵の保証人となった会長は、金蔵から10トンにおよぶ黄金のインゴットの山を見せられ、そこから任意に抜き取ったインゴットをひとつ持ち帰り、それを見せることで財界のフィクサーたちを信用させて金蔵への融資を得たといわれる(本編ではあくまで保証人といわれているのみであり、彼(若しくは彼女)自身が金蔵に融資を行ったかどうかは不明)。
- 引き取ったインゴットは再び右代宮家(蔵臼)の元に返った。
- 右代宮家の長老たち
- 戦前に関東大震災で全滅した右代宮家の復興を金蔵に指示した者たち。現在は故人である。 金蔵は当初、長老の操り人形のような状態であった。権利ではなく責任を背負わされた形であり、金蔵の子供たち曰く「金蔵の一番の不幸は右代宮家の当主を押し付けられたこと」ということ。 金蔵の結婚相手も長老たちによって右代宮家に都合の良い相手が選ばれた。
- サク、ヒナ、リン
- いずれも朱志香の同級生。サクとヒナは朱志香より先に彼氏ができ、実際ヒナの彼氏は文化祭に来た他、リンの彼氏も登場した。
- 高宮議員、榎本会長
- 朱志香の学校でのPTA親睦会に来ていた、蔵臼夫婦と知り合いの要人たち。
- デイル・ワタナベ
- 米国の弁護士。留弗夫の会社が米国で引き起こした問題を担当している。
- 南條の孫
- 南條の孫。重病。1998年世界によると、南條の息子には難病で天寿を全う出来なかった娘がいたとのこと。おそらくはこれが「南條の孫」のことだと思われる。episode3で南條輝正は殺されそうになる時、「重病の孫がいるので殺さないでくれ」と命乞いしていた。
- 曽根崎、近藤、土方
- episode5にて、蔵臼に怪しげな投資計画を持ってきた蔵臼の事業関係の関係者たち。 蔵臼曰く優秀な男たちだという。 しかし、夏妃曰く詐欺師の一味としている。上記の三名の他にも数名の関係者がいる。
- 福音の家の園長
- 福音の家の園長。福音の家では、神の愛や聖霊のみちびきなどを教えるという、説教のようなこともしていたらしい。ヤスは園長先生から「神や聖霊のみちびきを感じるには眼ではなく心で視ること」を教えられ、それを実践することにより、「この世ならざるもの」を知覚認識する力を得た 。これがなんらかの超常的な力なのか、豊かな想像力をもっていただけなのかは不明である。
- 神父
- 真里亞の通う幼稚園で聖書のお話をしにきた神父。真里亞はこの神父に聞いた「聖母マリアの処女懐妊の物語」に衝撃を受け、自分に父がないことと名前の一致から、自身を「選ばれた神の子」と認識するようになる。これをはじまりとして真里亞はオカルトに被れるようになり、ベアトリーチェとマリアージュ・ソルシエールをつくり、互いの宇宙を高めあうようになる。神父本人にそんな意図はなかっただろうが、この名もない神父様は、まぎれもなく六軒島事件の遠因を作ったキーパーソンの一人である。
- 民生委員
- 中年の女性と思われる。1986年以前の時代に、真里亞が警察に保護された時に聴取を行った民生委員。本署で真里亞から聞き取り調査を行い「可哀相にねぇ」と声をかける。 楼座帰宅時に、真里亞が近所で夜一人で買い物や食事に来るため目立った存在であることを話し、北海道旅行の件を持ち出して楼座を問い詰める。
- 霧江の父親(縁寿の母方の祖父)
- 縁寿の母方の祖父(霧江の父)。須磨寺家からは離れて隠居している。1986年の親族会議で縁寿はこの祖父の元に預けられた。1998年世界ではすでに死亡している。縁寿にとっては須磨寺関係者の中で唯一心が許せた人間。episode3後の縁寿は絵羽に引き取られるくらいなら祖父の元にいたかったようだが、右代宮家の跡継ぎとして縁寿が必要という度重なる絵羽の説得により、右代宮家に引き取られることになった。須磨寺家にとっては入り婿。家のための結婚だったらしく夫婦仲は悪かったらしい。別居同然の隠居も妻(霧江の母)の望みでもあったようなニュアンスがepisode4では語られている。
- 明日夢の両親
- 戦人の母方の祖父母(明日夢の両親)。割と最近相次いで死去、死因不明。双方ともに名前不明。 留弗夫の再婚後6年間、戦人は彼らの家に身を寄せ、母方の姓(この家の姓)を名乗っていた(苗字不明)。 戦人はここで「庶民の暮らし」をしていたそうなので、右代宮家のような金持ちではなく一般的な経済水準の世帯の模様。
- 川畑機長
- 新東京航空201便の機長として戦人たちを調布空港から新島空港まで運んだ。 「川畑」はepisode4で明かされる船長の名前と同じ。
- 画家
- 1984年4月以前に、金蔵に命じられてベアトリーチェの肖像画を描いた(おそらく大小の2枚)。何を元に描いたかは不明。
- episode8では、1998年の世界で寿ゆかりとして生きていた縁寿に再びベアトリーチェの肖像画を依頼されていた。
[編集] ファンタジー世界の住人
[編集] ベアトリーチェ
- ベアトリーチェ
- 声:大原さやか
- 詳しくは、ヤスの項目の「ベアトリーチェ」へ。
- 雛ベアトリーチェ
- 魔術師となったバトラにより再構築されたベアトリーチェ。バトラを純粋に慕っているが、健気に尽くそうとすればするほど本来のベアトのイメージから離れていくため、冷たくあしらわれてしまう。魔法は一切使えない。ロジックエラーにより、窮地の陥ったバトラを救うため奮戦する。
- 姉ベアトリーチェ
- かつて森の魔女として怖れられていた存在。魔法力はあるが肉の器を持たず、戦人との関係性が薄い。雛ベアトの姉を名乗り、二人が一つになったとき、本来のベアトリーチェに近い存在になるという。クレルと同じ容姿をもつ。
[編集] 魔女・魔術師
- ワルギリア
- 声:井上喜久子
- ベアトリーチェの生家の顧問魔術師だった女性。先代の無限の魔女。ベアトリーチェは彼女から無限の魔法を教わり、その座を後継した。また「ベアトリーチェ」の名前はもともとはワルギリアのものであり、無限の魔女の座とともに現在のベアトリーチェに譲り渡したものである。ベアトリーチェは彼女のことを「お師匠様」と呼ぶ。「ワルギリア」という名前はepisode3で戦人と邂逅した際、名前がないと不便だからと便宜上名乗ったものであり、episode6ではプブリウス・ワルギリア・マロという名を名乗っている。その名前は「ベアトリーチェの元へ導くもの」を意味しているとされる
- 外見は優雅な洋風の貴婦人を思わせ、丁寧な口調で話す。思慮深く穏やかな性格だが、episode4の予期しない状況ではパニックに陥りやすい一面も見せている。
- ワルギリアが「無限の魔女」の座についていた頃は、人々の幸せのために無限の魔法を使っていた。そのため、無限の魔法を残虐な殺人のために使っている現在のベアトリーチェに胸を痛めている。episode3にて熊沢を寄代に顕現。ベアトリーチェをこらしめるため魔法戦を繰り広げたが敗れ、「ゲーム盤の駒」としては死亡する。(このことをきっかけに、戦人は魔法幻想の意味を理解した)
- その後はメタ世界で戦人をフォローするが、episode4ではロノウェやガァプと共にベアトリーチェ(及び自身を召喚した金蔵)に協力して黄金郷へいたる儀式を遂行させていくなど、謎めいた存在である。
- episode5では生ける屍と化したベアトリーチェを黄金郷で見守る一方で、戦人に再びゲームの謎を解き明かすことを頼み、ベアトリーチェに代わって赤き真実を戦人に与える。戦人が魔術師として認められた後は、ロノウェ、ガァプらと共にヱリカと戦った。
- ネタバレ
- 正体は、ヤスが熊沢をモチーフにして作り出したヤスの人格。
- エヴァ・ベアトリーチェ
- 声:伊藤美紀
- 右代宮絵羽が心の奥底に住まわせていた「もう一人の私」が魔女として顕現した存在。episode3で絵羽が黄金を発見したことをきっかけに誕生した。黄金発見の報酬として、黄金と無限の魔女の称号と「ベアトリーチェ」の名を継承している。継承に関する後見人はラムダデルタ。エンジェ(魔女としての右代宮縁寿)からは「黒き魔女」とも呼ばれる。
- その外見は右代宮絵羽の少女時代の姿であり、性格はベアトリーチェ以上に残虐。襲名して間もなく無限の魔法を使いこなしたり、防弾結界を瞬時に形成するなど非常に魔法的に優れている。口癖は「ヘソでも噛んで死んじゃえばぁ?」。
- エンジェにとっては、六軒島事件の後の世界で自分を不幸にさせる原因となった「絵羽に取り付いた憎悪」の象徴として認識されている。絵羽と同じく憎悪にとらわれた霞の中にもエヴァの存在を見たこともあった。
- ネタバレ
- ヤスが絵羽をモチーフにして作り出したヤスの人格でもある。
- エンジェ(エンジェ・ベアトリーチェ)
- 声:佐藤利奈
- 詳しくは、「右代宮 縁寿」の項目へ。
- マリア
- 声:堀江由衣
- 詳しくは、「右代宮 真里亞」の項目へ。
- ゴールドスミス
- 声:麦人
- 詳しくは、「右代宮 金蔵」の項目へ。
- 古戸 ヱリカ(ふるど えりか)
- 詳しくは、「古戸 ヱリカ」の項目へ。
- バトラ
- 声:小野大輔
- 詳しくは、「右代宮 戦人」の項目へ。
[編集] 航海者
- ベルンカステル
- 声:田村ゆかり
- 千年を生きたカケラの魔女にして奇跡の魔女。起こりうる事象の可能性が“ゼロでない限り”必ず成就させる力を持つ。
- 無数の平行世界(本作では平行世界のことを「カケラ」とも呼んでいる)を渡り歩くことができる“航海者”と呼ばれる魔女で、ベアトリーチェと戦人の推理ゲームを観戦しに来ている。episode1の裏お茶会から登場し、ベアトリーチェの目を盗んで「あなた」に助言を与える。当初は戦人の協力者としてふるまうが、目的は「ベアトの心臓を抉り出すこと」であり、episodeが進むにつれ「知的強姦者」としての本性を現していく。
- 運命や可能性を視覚化できる世界に住まうといい、人間の運命を鑑賞し、時に干渉する。かつて“ニンゲン”だった頃、ラムダデルタの手による過酷な運命に囚われ弄ばれた経験を持つ。ラムダデルタ曰く、当時の主のミスも手伝って長い間過酷な運命を彷徨うことになり、その結果心が壊れて今の残酷な魔女になったらしい。その運命を強いた、当時のベルンカステルの主はフェザリーヌと思しき描写がある。ベアトリーチェを「ベアト」、ラムダデルタを「ラムダ」と愛称で呼ぶ。
- 外見は『ひぐらしのなく頃に』のメインキャラクター・古手梨花に酷似しており、アニメ版での声優も同じ。また、「千年を生きたカケラの魔女」についても、百年以上惨劇の世界(カケラの世界)をループし続けた梨花と類似しており、賽殺し編で梨花は自らを「ベルンカステルの魔女」と称している。
- 好きなものはワインと辛い物で、嫌いなものは退屈と学ばない者。強い魔力を持つがそれと引き換えに「心が割れて」しまったらしく、人間らしい温かい感情をほとんど失っている。自身を「世界で一番残酷な魔女」と表現しており、家族の帰還を願う縁寿を駒として利用したり、ベアトリーチェを「私たち(ベルンカステルとラムダデルタ)のお人形」と称し、特に人に不幸な結末を与えて歪む表情を嘲笑するなど、己の勝利や退屈を紛らわすためには手段を選ばない残酷な一面が出ることもある。
- episode5において自らの分身である古戸ヱリカを召喚し、「探偵」としてゲームに参加させる。しかし全ての真実に到達した戦人の前に二度も敗れ去ったため彼女を見捨て、自らepisode7においてゲームマスターを務める。
- ネタバレ
- 正体(寄り代)は八城幾子がペットとして飼っていた「ベルン」という名の黒猫だった描写がある(ただし、本当に寄り代なのかは定かではない)。だが、原作者の竜騎士07曰く、正体は「ひぐらしのなく頃に」で登場する古手梨花が賽殺し編で自らを「ベルンカステルの魔女」と語ったいわばもう1人の自分と決別し、梨花のベルンカステルの部分がカケラの海を彷徨う内に性格が最悪な部分だけが結晶されたベルンカステル(古手梨花)だというが、「この物語の真相を暴こうとする気持ち」の擬人化とも語っており、様々な解釈が自由な存在だという。(しかし、作中でベルンカステルの正体を明かされたことはなかった)。
- また、原作のTIPSの「ベルンカステル」の項目にて、「時に貴方であり、貴方の唯一の友人でもある」と記され、小冊子の『ベルンカステル卿の手紙』にフェザリーヌ宛と思われる内容に、「まだ親愛であると信じている貴方の友人ベルンカステルより」と書かれていることから、まだ「人間だった頃の記憶」は忘れていないようだ。
- ラムダデルタ
- 声:大浦冬華
- 千年を生きた絶対の魔女。1人を“絶対に”殺す力を持つ。ベルンカステルと同じく、無数の平行世界を旅することができる“航海者”。ベアトリーチェの後見人でもある。
- episode2の裏お茶会から登場。「努力の結実」を象徴する存在であり、人間たちからも崇められているらしい。誰の努力を報うかは気まぐれだが、一度力を発揮すると圧倒的なパワーで全てを瞬時にねじ伏せることができる実力の持ち主。しかし猪突猛進する所が欠点で、そこをベルンカステルに付け込まれ単騎にて敗れたことがある。しかしベルンカステル当人は彼女を非常に苦手としており、「二度と戦うのはごめん」とのこと。「ラムダデルタの力はベアトリーチェと相性が良く、ベアトリーチェの“無限”を殺せる」とも語っている。彼女自身は比較的ベアトリーチェに協力的だが、ベルンカステル同様「あなた」に助言をする。ベアトリーチェを「ベアト」、ベルンカステルを「ベルン」と愛称で呼ぶ。
- 外見は『ひぐらし』の登場人物・鷹野三四の幼少期(田無美代子)を思わせる容姿で、アニメ版での声優も同じだが、内面的な部分に違いがある。名前はギリシア文字で34(ラムダ(λ)=30 / デルタ(δ)=4)を意味する。鷹野三四の名前も数字に直すと34になるが、関係性については不明。
- 真の目的は「推理ゲームの永遠の引き分け」であり、ゲームに干渉し戦人を手助けするベルンカステルを永遠に勝負を終わらせないことで自身の鳥篭に閉じ込めること。戦人が不利になれば戦人に、ベアトリーチェが不利になればベアトリーチェに手助けする。ベルンカステルに強く執着しており、目的の達成のために縁寿に協力を求めたりもする。
- ベアトリーチェの後見人であり、彼女が後見人を辞めればベアトリーチェは“ニンゲン”に戻ってしまうとのこと。
- 第5のゲームにおいてベアトリーチェに代わりゲームマスターを務め、終盤にはヱリカの要請に応じて幻想大法廷を開廷する。一度はベルンカステルとヱリカの勝利を認めるも、真実に到達した戦人を新しきゲームマスターとして認め、新しき無限の魔術師として再びゲームに参加することを認める。
- ネタバレ
- 原作者の竜騎士07曰く、正体は「この物語の勝負を永遠に引き分けさせて永遠に物語を楽しむ気持ち」の擬人化だと語るが、物語が完結しても、彼女の正体は明かされないままだった。
[編集] 観劇と戯曲と傍観の魔女
- フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ
- 声:根谷美智子
- 八城十八の魔女としての姿。同時に、八城十八が作り出す「偽書」の中に登場するキャラクターでもある。
- 千年を生き飽いた、尊厳なる観劇と戯曲と傍観の魔女。かつてはゲームマスターとして数多くの名勝負を作り出してきたらしいが、現在はその栄光は遠い過去のものとして忘れ去られている。
- 外見は八城十八と同じだが、頭部に馬蹄状の飾りのようなものをつけている。これは記憶補助具であり、これがないと自身の性格や個性が保てないほど老いている。
- 『うみねこのなく頃に』の物語を外側から観劇する「観測者」である。物語の展開に干渉はできないが、逆に物語から干渉されることもない。
- フェザリーヌは物語を観測する際、自分から全てを覗きこむのでなく、「巫女」に指定した人物に物語を観測させ、その巫女から物語を聞き取ることを好む。つまりフェザリーヌの巫女とは物語の朗読者である。巫女を通じた形でしか物語が観測されない以上、フェザリーヌの観測は制限されていることになるが、それがフェザリーヌを退屈という病に倒れることを防いでいる。episode6では、エンジェがこの巫女に抜擢されている。ベルンカステルは彼女の過去のゲームの巫女である。
- 角のように見える頭部や「フェザリーヌ」「アウグストゥス・アウローラ(ベルンカステル曰くアウアウローラ)」という名前から「羽入」を連想させる。しかし角のように見える物は角ではなく頭部を囲むように浮いている物質である。
- フェザリーヌに選ばれた物語の観測者(読者)のことを「巫女」と呼ぶ。episode6では縁寿(エンジェ)が巫女に選ばれた。
- ネタバレ
- 原作者の竜騎士07曰く、昔の頃に頭の角を何らかの理由により左の角を傷つけてしまい、それが「ひぐらしのなく頃に」に登場する羽入だったという。現在は角の傷は回復している模様で、今に至る(ただし、作中では正体については明かされないままだった)。
- また、容姿が酷似している八城幾子との関係性については、フェザリーヌ自身は幾子や十八の書く物語内での存在であり、物語内では頂点の存在だと言い、自身も物語を書いているのだという(八城十八・幾子等(現実世界)→フェザリーヌ等(物語世界)→ゲーム盤や創作物世界(物語世界の物語世界))。
[編集] 大悪魔
- ロノウェ
- 声:杉田智和
- ベアトリーチェの従者である大悪魔。ベアトリーチェの執事役で家具頭。キャラクターのモデルはソロモン72柱の27柱目の悪魔ロノウェ。
- モノクルを掛けた中年紳士の姿で現れる。ハウスキーピングに長けた有能な執事で、特に彼の焼いたクッキーは絶品であり、彼を従者にすることはそれだけで魔女たちの中ではステイタスとされる。性格はかなりの皮肉屋で、主人に対してもへつらうことなく慇懃無礼なジョークを飛ばす。「ぷっくっくっく」という含み笑いをよくする。主人以上の力を出さないため、本来の実力を知る者はいない。ベアトリーチェのことを「お嬢様」と呼ぶ。
- メタ世界の戦人とベアトリーチェの推理合戦では、ベアトリーチェのセコンドにつく。また、推理合戦のルールを戦人(プレイヤー)に説明したり勝負の判断をしたりするジャッジ的な役割も持つ。
- episode5以降では魔術師となった戦人の正式な従者として、ヱリカやベルンカステルと戦う。
- ネタバレ
- 正体は、ヤスが源次をモチーフにして作り出したヤスの人格。名前を与えたのは真里亞。
- ガァプ
- 声:甲斐田ゆき
- ベアトリーチェの友人である大悪魔。キャラクターのモデルはソロモン72柱の33柱目の悪魔ガープ。
- カーリーヘアのグラマラスな女性の姿をしている。魔界のファッションシーンに敏感な女性でブランドにも詳しい。episode4で初登場した時は左脇が切り裂かれた個性的な赤いドレスを纏っている。面食いで、口癖は「ただしイケメンに限る!」「キュンキュンしちゃう」。ワルギリアをからかうのが趣味。他人の名前を奇妙に略す癖があり、ベアトリーチェを「ビーチェ」、ワルギリアを「リーア」と他の人物が使わない独自の愛称で呼ぶ。
- 自分や他者を遠く離れた場所に転送する瞬間移動の魔力を持つため、ゲーム中においては「密室ミステリーにとってトドメを刺しかねない最終兵器」と言われている。
- episode5以降では魔術師となった戦人の正式な従者として、ヱリカやベルンカステルと戦う。
- ネタバレ
- 正体は、ヤスが最初に想像して作り出した魔女のイメージの姿でありヤスの人格の1人。きっかけは、ヤスの物忘れ癖が魔女の仕業と思い込んだヤスが魔女を探ろうとしたことから。最初はヤスがベアトリーチェの原型として設定していたが、後にベアトリーチェという設定はクレルの人格に引き継がれ、ガァプはベアトリーチェのトモダチの魔女で名前もガァプとして設定が変更された。名前を与えたのは真里亞。
- ゼパル
- 声:斎賀みつき
- 恋愛を司り、試練を課して試す大悪魔。キャラクターのモデルはソロモン72柱の16柱目の悪魔ゼパル。
- ウェーブのかかった青い長髪の少女の姿をしているが、明確な性別は不明。ただしフルフルとは性別が逆である。
- 恋愛こそ全てという価値観をもち、芝居がかった男言葉で恋愛論を語る。召喚時はフルフルとコンビで現れ、契約者に恋の如何なる場にも怯えぬ勇気を与える。これは「不死身の絶大な防御力」とも例えられている。
- 草食男子を好んで捕食する恋の狩猟者でもある。
- ネタバレ
- 正体は、ヤスが黄金のブローチに宿る妖精として作り出したヤスの人格の1人。
- フルフル
- 声:仙台エリ
- 恋愛を司り、試練を課して試す大悪魔。キャラクターのモデルはソロモン72柱の34柱目の悪魔フルフル。
- ウェーブのかかった赤い長髪の少女の姿をしているが、明確な性別は不明。ただしゼパルとは性別が逆である。
- 恋愛こそ全てという価値観をもち、芝居がかった女言葉で恋愛論を語る。召喚時はゼパルとコンビで現れ、契約者に恋の如何なる壁にも恐れぬ勇気を与える。これは「無限無尽蔵の攻撃力」とも例えられている。
- 草食男子に肉の味を教える恋の調教者でもある。
- ネタバレ
- 正体は、ヤスが黄金のブローチに宿る妖精として作り出したヤスの人格の1人。
[編集] 煉獄の七姉妹
煉獄の七姉妹(れんごくのななしまい・Seven sisters of purgatory)はベアトリーチェの上級家具である。強力な力を持ち自らの意思でも行動できるが、術者の命令には逆らえない。本来の姿である煉獄の七杭に姿を変えると、より一層の力が発揮される。それぞれ七つの大罪に該当する悪魔の名前と対応する性質を持つ。 ベアトリーチェに喚起された時には共通して残酷な性格であるが、エンジェに喚起された時は一転して明るく、何人かは子供らしさも見せる。また、前者は互いの弱みを握ってはそれを振りかざして一人を苛め抜くなどのやり取りが多いが、後者は口喧嘩は多いものの、仲の良い姉妹であることを強調する描写が多い。
- ネタバレ
- 正体は、ヤスが瑠音、恋音、玲音、礼音、眞音、鐘音、明日音たち七人の使用人をモチーフにして作り出したヤスの人格たち。事件での寄り代はヤスが所持していたと思われる七つの杭。
- ルシファー
- 声:斉藤佑圭
- 七姉妹の長女で「傲慢」を司る。キャラクターのモデルはキリスト教の悪魔ルシファー。実は七姉妹の中では最弱でそれがコンプレックスとして彼女を蝕んでいる。妹たちに対して傲慢に振る舞うことでかろうじて長姉としてのプライドを保っている。本当は屈服に悦を感じている。
- レヴィアタン
- 声:米澤円
- 七姉妹の次女で「嫉妬」を司る。キャラクターのモデルはキリスト教の悪魔レヴィアタン。残忍な性格で他者をいたぶるのが好きだが、本当は泣き虫という側面もある。行動が遅く、何でも他の姉妹より一歩遅れてしまう。自分が嫉妬し続けた時間だけ自身の移動速度を速めることができ、その速さは音速を超える。
- サタン
- 声:日笠陽子
- 七姉妹の三女で「憤怒」を司る。キャラクターのモデルはキリスト教の悪魔サタン。姉妹たちのまとめ役で、騒がしい姉妹たちを厳しく叱るため全員から恐れられている。逆に彼女を叱る者が姉妹には皆無なため、寂しさを感じている部分もある。
- ベルフェゴール
- 声:吉田聖子
- 七姉妹の四女で「怠惰」を司る。キャラクターのモデルはキリスト教の悪魔ベルフェゴール。他者にかいがいしく尽くす少女だが、その目的は主人を自分に依存させて怠惰な豚にすることである。逆に自分に対して親切にされることには慣れていない。古風な言い回しを好み、魔の眷属としては律儀な性格。
- マモン
- 声:新名彩乃
- 七姉妹の五女で「強欲」を司る。キャラクターのモデルはキリスト教の悪魔マモン。何でも欲しがる少女で、独り占めを好む。気に入った相手からの寵愛を独り占めにするために、相手に尽くす努力を惜しまない側面もある。
- 六軒島事件の後の世界では縁寿にとっての一番の友達となり、魔女エンジェにとっての眷属的な存在となる。
- ベルゼブブ
- 声:山岡ゆり
- 七姉妹の六女で「暴食」を司る。キャラクターのモデルはキリスト教の悪魔ベルゼブブ。美食家にして大食家。姉妹の中では和ませ役である。戦人とクロワッサンの奪い合いをするなどの場面も見られる。
- アスモデウス
- 声:豊崎愛生
- 七姉妹の七女で「色欲」を司る。キャラクターのモデルはキリスト教の悪魔アスモデウス。姉妹たちから一番可愛がられているが、その反面、一人前の大人になりたいとあせっている側面がある。その一つの手段として恋人を作ろうとしているが、相手に高望みをしすぎており上手くいっていない。
[編集] シエスタ姉妹近衛兵
シエスタ姉妹とは、ベアトリーチェの友である“竜王ペンドラゴン”が所有している兵団のことである。盟約によりベアトリーチェに貸し出されることもあるが、彼女らの召喚には相当の魔力が必要で、ベアトリーチェでも滅多なことでは召喚できない。姉妹兵たちは軍楽隊風の制服を着込んだ少女の姿をしており、頭部にウサギの耳を付けている。
シエスタ姉妹兵は「黄金の弓」と呼ばれる光弾で敵対する目標を攻撃する。この光弾は複雑な軌跡を描くことで目標を追尾することができ、あらゆる隙間に入り込むことができる。黄金の弓が一度放たれると、目標となった者はどれだけ遠くへ逃げてもどこへ隠れても射殺されてしまう。なお、姉妹兵たちは数人で小隊を組み、連携した攻撃で敵を確実に葬る戦術を好む。
episode5以降では古き盟約により天界の存在であるアイゼルネ・ユングフラウ、ひいてはベルンカステルらに協力し、幻想の存在でありながらニンゲン側の存在として戦う。しかし前述の通り元は幻想の存在であるため、ベルンカステルらが勝利した暁には処刑される運命にある。
- ネタバレ
- 正体は、ヤスが真里亞のおもちゃの「森の音楽隊」をモチーフにして作り出したヤスの人格たち。名前を与えたのは真里亞。事件での寄り代は殺人に使用されていた銃。
- シエスタ45(ヨンジューゴ)
- 声:水野マリコ
- シエスタ姉妹兵の索敵担当。黄金の弓射出時における目標までの距離や方向を正確に計算することができる。性格は気弱で、謝るのが口癖。沈黙が苦手で、誰かに命令されていないと落ち着かない性質。
- シエスタ410(ヨンイチマル)
- 声:喜多村英梨
- シエスタ姉妹兵の射撃管制担当。45から送られてきたデータを元に、実際に黄金の弓を射出する。ひょうひょうとした性格で、笑い声は「にひ」、語尾は「にぇ」。常に誰かに構っていてもらいたい寂しがりやな面もある。戦人の力を認めており、しばしば敵でありながら彼を応援するような態度が見られる。
- シエスタ00(ダブルオー)
- 声:廣田詩夢
- シエスタ姉妹兵の小隊長。隻眼らしく右目に眼帯をつけている。前衛や偵察に優れており、高い制圧力を誇る。しかしその強力すぎる力は戦場でも非人道的だと嫌われる。
- シエスタ556(ゴーゴーロク)
- シエスタ姉妹兵の分隊火力支援担当。敵を攻撃するよりも味方を守ることにその力が発揮された。過去の黒い魔女との戦いですでに戦死している。おっとりとした性格でトランペットが得意だったらしい。
その他に、episode5では「17」と「38」が名前だけ登場した。
[編集] アイゼルネ・ユングフラウ
アイゼルネ・ユングフラウは、天界大法院直属の内赦執行機関のうち第七管区を担当する組織である。7名の異端審問官と多数の補佐官が在籍し、異端審問、処刑執行、もしくは名誉回復を主な任務としている。輝かしい実績が多く、全ての執行機関の中でも第八管区のSSVDと共にかなりの知名度を誇っている。
異端審問官らは皆、赤鍵(せきけん)や青鍵(せいけん)という武装の装備を許されており、いずれも物理的な破壊による攻撃ではなく標的自体の存在否定を目的とした“概念武装”と呼ばれる特殊な武器である。ただし青鍵が非常に扱いやすい審問官たちの主武装なのに対して赤鍵は非常武装であり、使用には天界大法院による厳重な審査のみならず、元老院議員のラムダデルタによる使用・能力の制限も課されている。これらの概念武装は作中においては異端審問の戒律「ノックス十戒」に則る形で使用され、十戒に反する異端の存在を禁じさせる。
ネタバレ
正体は、ミステリーのルールの一つの「ノックスの十戒」をモチーフにした概念的存在であり、寄り代はない。
- ドラノール・A・ノックス
- 声:沢城みゆき
- アイゼルネ・ユングフラウ主席異端審問官。階級は一等大司教であり、通り名は「十の楔のドラノール」または「死刑宣告のドラノール」。
- 小柄で、聖職者を模した服装を着用し、薄紫色の髪に黄色の目を持つ少女。語尾はカタカナで表され、基本的に敬語を口にする。感情的な言動が少なく、任務中ではルールに則った性格であるが、任務以外の時にはより寛容な一面も見せている。また、ワルギリアの旧友らしく、かつて天界の学問について物議を醸したことがあるという。ヱリカから命令を受けていない際には対戦相手である戦人とも密かに親交を交わした(ただしあくまで任務には忠実であり、その際は容赦しないことを告げている)。
- 扱いやすい青鍵だけでなく赤鍵をも主武装としており、彼女の派遣は天界大法院にて厳重な審査が行われるため、彼女の派遣そのものが死刑宣告と同義であるとされている。かつて、伝統的な異端審問官であった父親を規則違反により自らの手で尋問・処刑したことがあるといい、それ以来の彼女の成長は停止したままとなっている(うみねこの登場人物ではないが、実在のノックス(ロナルド・ノックス)も自身が立てた十戒を意図的に破っていると指摘されることがある)。
- 名前の由来はノックスの十戒の提唱者ロナルド・ノックスから(Ronald→Dlanorと、名前は逆読みになっている)。
- ガートルード
- 声:伊藤静
- アイゼルネ・ユングフラウ上級補佐官。階級は一等司祭。
- ドラノール同様聖職者を模した服装を着用しており、黄色のロングヘアに赤色の目を持つ少女。「 - 謹啓」「奉る」「 - 給え」「 - なりや」などの口調を用いる。任務中は冷静沈着・完全無欠・無表情無感動であるが、本来は慈悲深い性格で、多くの後輩から慕われている。事実、任務の失敗でヱリカから執拗な制裁を受けているコーネリアを庇って自分がその制裁を受けたことがある。
- 主な任務はドラノールの補佐であり、結界を張り退路を絶つことである。審問官試験に既に合格済みであるため他の管区の正式な異端審問官として着任を依頼されたが、これを拒否した。
- コーネリア
- 声:朝樹りさ
- アイゼルネ・ユングフラウ補佐官。階級は三等司祭。
- ドラノールやガートルード同様聖職者を模した服装を着用しており、黄色のリボンで結った茶色のおかっぱに赤色の目を持つ少女。更に、ガートルードと同じ特徴的な口調を用いている。正義感が強くガートルードを慕っており、彼女を真似て無表情無感動を装っているが、本来は熱血的な性格である。机上演習では優秀な成績を持ち、ガートルードはこの仕事の適性を確かめるべく、わざと彼女をepisode5で勤務させ始める。
[編集] SSVD
SSVDは、天界大法院直属の内赦執行機関のうち第八管区を担当する組織である。執行機関の中でも歴史が古く、厳格であり原理主義的なことで知られており、時代に即していないとする批判もあれば、法の精神の原点を未だに保っているという賞賛の声もある。
SSVDでは、共に輝かしい実績を奮うアイゼルネ・ユングフラウよりも更に厳しい戒律である「ヴァン・ダインの二十則」を用いている。またSSVDの歴代主席異端審問官は、ライトの名を継承するという伝統がある。
- ウィラード・H・ライト
- 声:高橋広樹
- SSVD主席異端審問官。階級は一等大司教であり、通り名は「二十の楔のライト」または「魔術師狩りのライト」。愛称は「ウィル」。口癖は「頭痛にならァ」であり、「~ない」と言う時は語尾を「ねェ」とする。ダイアナという猫を飼っている。名前だけはepisode5から、実際にはepisode7から新しく登場した人物。
- 人間の心が関わらない事件など存在しない、すなわち「ホワイダニット」を重視するという持論があり、それに則って異端審問を行う。そのため「ハウダニット」や「フーダニット」を軸に職務をこなす他の審問官からは煙たがられている。本人曰くお涙頂戴のミステリーばかりに飽きたため数日後に辞職する予定であり、辞表は既に提出、受理されている。「ホワイダニット」、すなわち「人間の心」を理解しようとしないやつは探偵ではなくただの知的強姦者でしかない、とも言い放っている。
- だがまだ若い頃には、異端審問官のエースとして、冷酷無慈悲に仕事をこなすことで恐れられていた。そして、その仕事ぶりにいつしか変化が起こり、かつてのように輝かしく活躍することはなくなった。現在は気紛れかつ無気力な仕事ぶりで、些細なことにこだわり誰からも理解されずにいる。
- epispde7にてベルンカステルにより、事件の真相を暴いてベアトの心臓を抉り出すことを、強要に近い形で依頼される。そして事件の鍵を握る理御とともに、関係者への聞き取り調査を行ってゆく。この際、理御がパートナーとしてワトスン役に選ばれている。
- 前頭部に赤色の髪が混じった茶髪に黄色い目を持っており、白いシャツの外に青い外套を着用している。また、粗っぽい性格で口が悪く、誰に対してもタメ口で接する。そのため礼儀を弁えなかったり相手の心情を汲み取らずに軽々しい発言をすることもしばしばで、その度に理御に尻を抓られている。
- 一方では人情を大切にする性格でもあり、南條の義理堅さを褒め、理御に対しても最後まで友として接していた。
[編集] 人ならざる者
- さくたろう
- 声:茅原実里
- 原初の魔女マリアが作り出した眷属で、マリアの一番の友達だった少年。楼座が真里亞の誕生日に贈った手作りのライオンのぬいぐるみが依り代になって誕生した。年齢は真里亞と同じくらいで、性格は天真爛漫で真里亞が本来持っている明るさを受け継いでいる。口癖は「うりゅ~」。優しい性格で、楼座との親子関係のきしみで真里亞が落ち込んでいる時のなぐさめ役であった。
- 名前の由来は作中世界で放映されているアニメ「カードマスターさくら」の主人公の名前「さくら」から。ライオンなので男の子の名前にしようと「たろう」をつけて「さくたろう」となったが、マリアは「さくたろ」と呼んでいる。
- 1986年の親族会議より以前に、真里亞の挙動に対して激昂した楼座が真里亞の目の前でライオンのぬいぐるみを引き裂きさくたろうの存在を拒否したため、六軒島事件の時点ではさくたろうは消滅したとされている。しかし六軒島事件より未来の世界ではエンジェが日記を通じてさくたろうと出会うなど、その存在には謎が多い。
- ベアトリーチェによると、マリアが0から生み出した非常に稀有な存在であるらしい。
- ネタバレ
- 友達のできなかった真里亞がライオンのぬいぐるみに対して設定したイマジナリーフレンド。「楼座が真里亞のために作ったこの世でただ一つの」ぬいぐるみが引き裂かれたため、真里亞の中では完全にさくたろうが消滅してしまったことになってしまう。特別な品を依り代にしているので、ベアトリーチェにも蘇らせることはできない。ただし縁寿は、六軒島の真相を探っている際「何か(明言されていないが、さくたろうと同じぬいぐるみ=量産品という事実だと思われる)」をみたことにより、反魂することができた。
- 山羊の従者
- 人間の男性の体に黒山羊の頭がついた獣頭人身の怪物たち。ベアトリーチェの家具(従者)たちである。召喚は簡単らしく一度に複数体が呼び出されることが多い。頭は悪いが命令には忠実。比較的頭の良い山羊もいる。肉体能力は高く、かなりのパワーとスピードを持つ。使用人のように働くことも出来る。各人に個性は薄く、台詞を発することもない。妹や婚約者がいるものもいるらしい。
- ネタバレ
- 正体は、メッセージボトルおよび偽書を元にネットで考察を続ける、あるいは屈服したプレイヤーの群れ(episode8のみ)。事件での寄り代はヤスの作り上げた幻想キャラクター。
- ゲーム盤のルールに則った推理をしていない、もしくはまるで見当違いの推理をしているため、全員退けられる。
- クレル・ヴォーブ・ベルナルドゥス
- 詳しくは、ヤスの項目の「クレル・ヴォーブ・ベルナルドゥス」へ
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