うなじ

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舞妓のうなじ

うなじ(項・脰)とはの後ろ部分を指す。襟首(えりくび)・首筋・うなぜ、とも言う[1]。脰は偏に月、旁に豆の字。うなじの中央のくぼみを「盆の窪(ぼんのくぼ)」という[2]

概要[編集]

項(うな)の尻(しり)、頷く(うなずく)を語源とする説がある。

江戸時代和装における着物日本文化儒教の影響を受けたことで肌の露出を避け胸や尻を帯飾りで隠し、化粧をする部分はとうなじに限定されたことで、うなじや髪の生え際・首筋の美しさや長さで色気を強調し、後姿の美しさを競った。現代における着物の着方においては、ことさらに強調した着方をすると下品になるものとされ、うなじを強調することは少なくなっている。

香水を付ける際、一般的に拍動のある箇所が良いとされるが、うなじに付けることも薦められている。

英語圏ではうなじに相当する語として「nape」を用いるが、単に首筋を指し、ヒトに限らず用いる[3]

注釈[編集]

  1. ^ 三省堂例解新国語辞典「うなじ」の項
  2. ^ 三省堂例解新国語辞典「ぼんのくぼ」の項
  3. ^ 三省堂デイリーコンサイス和英辞典第4版「うなじ」の項