うとう峠

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うとう峠の一里塚

うとう峠(うとうとうげ)は、岐阜県各務原市に位置する標高140mの江戸時代中山道開設時に開かれた峠であり、太田宿 - 鵜沼宿間にある。

概要[編集]

現在のこの区間(加茂郡坂祝町勝山 - 各務原市鵜沼)の国道21号JR高山本線木曽川沿いを通過するが、この付近は木曽川で削られた断崖絶壁であり、江戸時代は交通の難所であった。そのため、うとう峠が開設された。「うとう」とは「疎う」(気味の悪い)に由来する。

道は未舗装でハイキングコースである。峠付近などの一部の区間は石畳で整備されているほか、一里塚が残っている。自動車での通行は不可能。この一帯は「日本ラインうぬまの森」として整備され、自然が保護されている。

途中には展望台や「中山道いこいの広場」などの公園が整備されている。

登り口は坂祝町側と鵜沼側がある。坂祝町側は国道21号の各務原市との境界付近にあり、一旦高山本線、国道21号の橋(水路)の下を通る。鵜沼側は住宅団地(緑苑団地)になっている。

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