いまにほ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

いまにほ』は、藤末さくらによる日本漫画作品。『Cookie』(集英社)にて2013年5月号から連載されている[1]。単行本は2014年6月現在既刊1巻[2]

あらすじ[編集]

高校受験を控える、中学3年生の虹歩(にほ)は、通学途中にバス停で見かける男子高校生のことが気になり、脳内片想いを楽しんでいた。

ある日、フリーカメラマンの父・悟が久しぶりに帰宅し、家族団欒を楽しむが、翌日、悟は急死してしまう。ほどなくして、父が浮気をしていたこと、その上、相手はクラスメイトと、その兄で、虹歩が憧れていた高校生の母親であることが判明する。悟との最期の別れをする虹歩の前に、幽霊となった悟が現れる。葬儀が終わっても悟は相変わらず虹歩の前に現れ、やがて「(虹歩が)いい女になったら成仏する」と宣言する。

登場人物[編集]

芦川 虹歩(あしかわ にほ)
中学3年生。イケメンは目で見て楽しみ、妄想で満足し、自ら声をかけたりしないタイプ。悟の幽霊が見える。
芦川 良子(あしかわ りょうこ)
虹歩の母親。料理上手で美人。
芦川 悟(あしかわ さとる)
虹歩の父親。フリーカメラマンで世界中を飛び回っており、ほとんど家にいなかった。急死し、幽霊となって虹歩の前に現れる。
佐々木 孝史(ささき たかし)
虹歩のクラスメイト。悟の浮気相手の息子。悟からキャッチボールやサッカーを教えてもらい、慕っていた。悟の姿は見えないが気配は感じている。
孝史の兄
高校生。虹歩の脳内彼氏。小さい頃から母子家庭で、家事は仕込まれている。悟の死後、母親は単身赴任が決まり、兄弟2人の生活となる。
井沢 友梨奈(いざわ ゆりな)
虹歩のクラスメイト。飼い猫が車に轢かれた時、孝史の兄に助けてもらって以来、彼のことが気になっており、彼と接点のある虹歩に近づく。

書誌情報[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]