いすゞ・ファスター

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北米向けいすゞ・TF

ファスターは、いすゞ自動車1972年から生産・販売していたピックアップトラック1994年で日本国内での販売を終了している。

概要[編集]

初代(1972年-1980年)[編集]

シボレーLUV(初代ファスターのシボレー版)

初代モデルのファスターはベレットの姉妹車のピックアップトラック、ワスプの後継車で、フローリアンのボディー前半分が流用されていた。

また、この車が1971年から始まった、いすゞ・GM提携の最初のビジネスとなり、翌1972年からGMのシボレー部門にLUVのネーミングでOEM供給された。LUVとはLight Utility Vehicleの意味で、車の成り立ちそのものが車名となっている。

2代目(1980年-1988年、KB型)[編集]

いすゞ・パップ(2代目ファスターの海外版)

フローリアンの生産終了を目前にした1980年、新型に移行。4WD版が追加され、車名にロデオのサブネームが付けられた。このファスターロデオのシャーシを利用して、初代ロデオビッグホーンが生まれている。

アメリカでは「パップ」(P'up) の車名で販売された。なお、シボレーに供給されていたLUVはGM自身が開発したS-10にとって代えられた。一方、オーストラリアではこの世代からGM子会社のホールデンへ「ホールデン・ロデオ」としてOEM供給が開始されている。

当初は1.6LのG160型ガソリンエンジンと、1.8LのC180型ディーゼルエンジンではじまり、後にガソリンエンジンは廃止され、ディーゼルエンジンは、2.3LのC223型へと拡大された。

3代目(1988年-1994年、TF型)[編集]

北米向けいすゞ・TFスペースキャブ

1988年5月、ファスターは2WD専用モデルの車名となり、4WDモデルロデオとして独立した。海外向けには、非常に大きな窓を持つ、スペースキャブと呼ばれるエクステンドキャブがラインアップされていたが、国内はシングルキャブのみの設定であった。

海外向けのエンジンには、4気筒ディーゼルエンジンのほか、いすゞ製の4気筒と、北米専用のGM製のV6ガソリンエンジンが選べたが、日本国内では、ビッグホーンなどと共通の、4JB1型・2.8L・直4・直噴ディーゼルターボエンジンのみであった。しかし、燃費に優れ、なおかつ強力なエンジンを採用したことで、これまでの非力なイメージを払拭することに成功した。十分な吸気の攪拌ができない小径ボアの直噴式燃焼室の設計は非常に難しく、4JB1型は、トヨタ12H-T型エンジンと並び、当時国産最小クラスのボアの直噴ディーゼルエンジンであった。

荷台の違いにより、標準ボディのほかロングボディとフラットデッキ三方開きが用意されていた。

1992年10月、フェイスリフト

1994年10月、国内販売終了。

関連項目[編集]